鳥取県　U様邸

コーディネート概要

家具の量は大きく増やさずに、落ち着いたトーンのカラーや、アート・間接照明などのアクセントアイテムを取り入れて、カフェのようにゆったりとくつろいでいただけるリラックス空間に仕上げました。

リビングは、ナチュラルカラーやアイボリーなど、明るいカラーをベースに、深みのあるオリーブやブラックカラーをアクセントに加えた、ナチュラルヴィンテージスタイルでコーディネート。

ダイニングも、リビングとの一体感を重視して、落ち着いたトーンのラグマットやペンダントライトを新たに導入しました。

ベッドルームは、ダークブラウンカラーをベースに、少しクラシカルな落ち着きある空間を目指しました。

レイアウト

全体的に基本的なレイアウトは変更しておらず、ダイニングやベッドルームは、現在お使いの家具を継続してご使用いただくイメージでございます。

リビングルームはスペースに余裕がございましたので、ご希望いただいた2人掛けソファーに加えて、2ドアのキャビネット収納を設置しております。

もし、収納スペースは特にご不要でしたら、ソファースペースを贅沢に設けるレイアウトも可能でございます。

掃き出し窓に半分かかる形にはなりますが、お持ちのTVボードは幅120cmとコンパクトなので、バルコニーへも片方の窓から行き来いただけるかと存じます。

テレビの前方を広くお使いいただけるレイアウトですので、比較してご検討くださいませ。

さわやかさの中にアクセントを効かせた、ナチュラルヴィンテージなリビングルーム

リビングは、お持ちのTVボードとウッドのカラーは揃え、さわやかなナチュラルカラーをベースとしています。

そこへ、ヴィンテージテイストを加えるために、ブラックアイアンやオリーブカラーのコーデュロイなど、深みのある色やハードな素材をミックスいたしました。

さわやかさの中にも、ぴりっとアクセントを効かせた、ナチュラルヴィンテージスタイルのリビング空間です。

▼ 「ナチュラルヴィンテージ」スタイリングのメリットと、実践ポイントを紐解きます。

ソファーにご提案いたしますのは【 2人掛けソファー culum unit sofa／NA 】です。

※画像は、フレームが「ブラウン」でございます。

幅155cmとコンパクトなサイズですが、アームがないため、横幅いっぱいを座面として広くお使いいただけます。

「オリーブ：コーデュロイ生地」は、太めの畝（うね）が見た目にもインパクトがありますが、深みのあるオリーブカラーが上品な印象も与えます。

▼「culum unit sofa」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

内部には「モールドウレタン」という、耐久性に優れた素材を使用しております。

▼ モールドウレタンとは？　スラブウレタンとの違いやメリットを解説

畳のようなコシのある座り心地で、体が沈み込まずに、長時間座っていても疲れにくいソファーです。

座面の奥行きも72cmと広めなので、座面であぐらをかいたり、簡易的なベッドのようにもお使いいただけます。

リビングテーブルとしてご提案いたしますのは、大小2つのテーブルを組み合わせた【 ネストテーブル dareels TWO NEST 】です。

2つに分かれていることで移動がし易く、一人1台ずつ使用したり、別の場所へ移動させて使用したりと、フレキシブルに使えるところが魅力です。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜リビングテーブルは、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

チーク古材とブラックアイアンを組み合わせたデザインが、ヴィンテージのエッセンスを空間に加えます。

オリーブカラーのソファーに合わせるラグマットは、淡いトーンの【 ベルギー産 ウィルトン織り ラグマット BOHEM／135cm×190cm 】です。

伝統工法であるウィルトン織りのラグマットは、ぎゅっと密度が詰まった、へたりにくい耐久性の高さが特徴。

毛足は太く長く、ふわっとしたやわらかな踏み心地で、年間通して快適にご使用いただけます。

ベニワレンラグのような民族テイストのひし形模様が空間のアクセントになります。

お手入れ面で、毛足が短いほうがよろしければ、【 ウールラグマット Ville 】もおすすめの商品です。

こちらはループ状の織りになっていますので、毛足にゴミや髪の毛が絡まりにくく、掃除機が掛けやすいメリットがございます。

さまざまなサイズの四角形を組み合わせたデザインは、どこかスタイリッシュな印象です。

こちらのレイアウトの場合、ダイニング側スペースがぽっかりと空いてしまうので、お部屋の見どころの一つとして、【 2ドアサイドボード silta 】を導入しました。

こちらのレイアウトの場合、リビングで最も目に入りやすいのは、ソファーとその周辺です。

お部屋の見どころとなるポイントを「フォーカルポイント」と言いますが、フォーカルポイントを飾ることで、インテリア性を高めることが可能です。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜「フォーカルポイント」を学びましょう。

▼ 空間を豊かに仕上げるヒント。リビングに「フォーカルポイント」をつくりましょう。

北欧ヴィンテージ家具を思わせるやわらかなフォルムと、ホワイトオークの木目が美しい佇まい。

真鍮製の丸い取手がそこはかとない高級感も感じさせます。

▼ 「silta cabinet series」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

▼ 【お家で使ってみた。】リセノスタッフ3名が、新作「silta cabinet」をレビューします。

扉はフルオープンが可能なので、奥まで有効にご使用いただけます。

3cmピッチで高さ調節ができる可動棚が付いているので、さまざまなサイズのものを納めていただけます。

生活感のあるものや、目に眩しい鮮やかすぎるアイテムは、見えない場所に仕舞ってしまいましょう、

▼ 収納家具の選び方で抑えておきたいポイント、「扉付き収納」をお勧めする理由をご紹介します。

フォーカルポイントを彩るアイテムは、他にもございます。

ソファー背面はウッド壁を立てていらっしゃるので、壁面にアートを取り入れていただくと、空間によりメリハリが付きます。

今回は【 アートフレーム Oak round frame 50cm×70cm 】に【 アートポスター You 】を組み合わせました。

▼ 暮らしにあったアートの選び方

キャビネット上部にも、【 掛け時計 RIKI CLOCK 太字タイプ／Mサイズ 】を取り入れて、寂しくなりがちな壁面へ「ウッド×ブラック」をアクセントとして加えています。

リビングの照明は、天井照明にはシーリングタイプの【 シーリングライト SHIF 】と、ソファーサイドに間接照明として【 フロアライト Brass＆LinenMix 】を取り入れました。

▼【動画】レトロで素朴な雰囲気に。コロンと丸いシーリングライト

▼ 「BRASS FLOOR LIGHT」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

照明の光は、一方向だけよりも、光源の高さが異なる光を複数取り入れていただくと、光の陰影によってリラックスできる空間が生まれます。

「カフェのようなくつろぎ空間」の秘訣は、ライティングによる効果も大きいので、ぜひオレンジのあたたかな光を複数取り入れてみてください。

▼ 居心地のいいお家は「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。

▼ 【動画】やわらかな光で、居心地の良いお部屋に。｜あったら、いいもの。フロアライト編

ナチュラルヴィンテージスタイルの要素の一つとして、自然素材を用いる点がございます。

窓辺を演出するカーテンは、お部屋の中でも占める面積が大きく、意外とお部屋の印象を大きく左右します。

【 リネンカーテン Mar 】は、リネン100％素材のカーテンで、ざっくりとした織りがもたらす透け感や、やわらかな手触りが、お部屋をナチュラルな印象にしてくれます。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜カーテンは、シンプルな天然素材のものを選びましょう。

▼ 【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方｜ Vol.3 面積の大きいインテリアも、トーンを合わせましょう。

リビングの別パターンのコーディネートもご紹介いたします

リビングコーディネートを、もう一つご紹介いたします。

ソファー・ラグマット・リビングテーブルを変更した、先にご紹介のコーディネートよりも、ナチュラルな印象の強いコーディネートです。

先にご紹介の【 2人掛けソファー culum unit sofa／NA 】は、ソファー上でもしっかりと姿勢を保つことができる、硬めの座り心地でした。

こちらのプランでご紹介いたしますのは、程よいやわらかさと硬さを備えた【 2人掛けソファー NOANA／NA 】です。

硬さの異なるウレタン2種を、たっぷりのフェザーで包み込んだ、ふっくらとしたクッション。

包み込むような柔らかさと、芯のある安定感のある座り心地、両方を備えた心地よい時間を過ごすことができるソファーです。

▼ リセノの人気ソファ5種の特徴を比べてみました。

カバーのカラーは、ほっこりとしたあたたかみを感じる「オリーブ：クリンプ生地」を合わせました。

もし、背面が見える形でのレイアウトを選ばれる場合、特に【 NOANAソファー 】はおすすめです。

丸みを帯びた格子状の木製フレームは、後ろから見える姿もまた美しい佇まいです。

▼ 「木製フレーム×クッション」ソファー購入の決め手を3つご紹介します。

【 ベルギー産 ウィルトン織り ラグマット BOHEM 】と同じシリーズの【 ベルギー産 ウィルトン織り ラグマット CONTY／135cm×190cm 】。

こちらはベージュカラーが基調となっているので、床色ともトーンが近く、やわらかな印象にまとまります。

【 ネストテーブル RattanMix／NA 】は、ウッドの天板と、ラタンを編んだ天板、2種類の素材を用いたテーブルです。

丸みを帯びた脚や、円形のシルエットは、お部屋の緊張感を和らげる効果が期待できます。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜暮らしに「円形家具」を取り入れましょう。

アイテムやレイアウトが変わると、同じお部屋でも印象は大きく変わります。

ぜひ、見比べながらお気にリの組み合わせを探してみてください。

落ち着きのあるアースカラーで統一した、ダイニングルーム

ダイニングルームは、ダイニングセットやR.U.S ユニットシェルフはそのままご使用いただく想定ですが、カーテンとペンダントライトを変更し、新たにラグマットを導入しています。

現在よりも全体的にカラーのトーンを落ち着かせることで、リビングとも連動したイメージを持たせることができ、LDKとしてまとまりが生まれます。

カーテンは、リビングと同じ【 リネンカーテン Mar 】の「ベージュ」を合わせ、窓まわりにも統一感を持たせています。

ダイニングスペースに、ヴィンテージのエッセンスを加えるアイテムのひとつが【 ラグマット AHAM RUG 】です。

コットンの古布を使用したラフな素材感や、ゆらぎと手織り感のあるステッチ模様が、味わい深いこちらのラグマット。

色が多数使われていますが、ベージュを基調としたアースカラーで構成されているので、まとまりや落ち着きも感じさせます。

ダイニングにラグマットを導入する理由として、デザイン面以外にもメリットがございます。

床や家具の傷付きを防止したり、チェアーを引く音や足音の防音機能、冬場は足元のあたたかさアップなど、おすすめの理由がいくつもございます。

薄手で毛足もほとんどなく、お手入れもし易いため、汚れが気になるダイニングでも、取り入れやすいアイテムです。

▼ ダイニングにラグマットを敷く派？敷かない派？　おすすめする理由をご紹介します。

▼ 【わたしの愛用品】ダイニングにラグマットは敷かない派の私が、愛用しはじめた「AHAM」

ヴィンテージテイストを担うもう一つのアイテムが、【 ペンダントライト Oilparch 】です。

リセノのオリジナル照明第一号のこちらのライトは、発売当初から根強い人気を誇っています。

レザーのように見える特性紙に、独自調合のオイルを塗装したこだわりの逸品は、スタイリッシュな印象ながらも、お部屋をあたたかなに包み込んでくれます。

▼ 【動画】レザーのような特性紙を使った、オリジナル照明：vol.5｜【商品紹介／リセノTV】

リビングとダイニングで、高さの異なる照明を取り入れているので、夜間は照明の光の陰影で、リラックスしてお過ごしいただけます。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜リビングにはシーリングを。ダイニングにはペンダントを。

心地よい眠りに誘う、クラシカルな雰囲気のベッドルーム

ベッドルームは、お持ちのアイテムが他の部屋よりも濃いカラーで、壁紙もベージュと、全体的に落ち着いた印象を受けました。

ベージュやブラウン系のアイテムを追加して、おやすみの時間をより豊かにできるよう、シックな雰囲気でコーディネートいたしました。

ベッドルームにぜひおすすめしたいアイテムが【 ナイトテーブル RattanMix／RD 】です。

現在、スツールを簡易的にテーブルとしてご使用されていますが、ベッドにヘッドボードがない場合は特に、収納力のあるナイトテーブルがあると便利です。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜ベッド横には、ナイトテーブルを置きましょう。

スマホや本、スキンケア用品、飲み物など、ベッド周りに置いておきたいアイテムは、意外と多いものです。

幅 45cm × 奥行き 50cmとコンパクトなサイズですが、上・中・下段の3段に分かれた棚があるので、手の届く場所にさまざまなアイテムを収納していただけます。

▼ 【わたしの愛用品】4畳の寝室がすっきり整う「ナイトテーブル RattanMix」を迎えました。

ベッドルームは、他の部屋よりも背の低いアイテムが多くなることが多いので、リビングからの扉を開けた際、正面の目線高さ位置にアートを導入し、フォーカルポイントを作りました。

こちらのお部屋には、【 アートフレーム Oak round frame 50cm×70cm 】に【 アートポスター Figure 02 】を組み合わせています。

カラーは3色ございますが、ナイトテーブルと同じ、北欧ヴィンテージ家具を思わせる「ヴィンテージレッド」カラーが落ち着いた雰囲気となりおすすめです。

窓側のコーナー箇所には【 フロアライト GRASP 】をレイアウト。

コットンとリネンを織り交ぜた、自然素材から成るナチュラルな質感のシェードと、工芸品のようなウォールナット材を削り出した支柱部分が、お部屋のアクセントとなります。

アート同様、高さのあるアイテムを加えることで、見た目としても空間に躍動感が備わります。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜照明計画で、休まる寝室を作りましょう。

天井照明には、ホワイトカラーがクリーンな印象の【 ペンダントライト Layered 】を吊るしています。

その名の通り、コットンを薄く編んだシェードを二重に重ねたデザインです。

二重に重ねることで光がやわらかく拡散し、リラックスタイムを阻害することのないやさしい光を放ちます。

シェードの下部分にはカバーが付いているので、ベッドに寝転んだ時にも電球が見えないように工夫されているのも嬉しいポイント。

ベッドはベッドルームの中でも、占める面積が最も大きくなることがほとんどです。

ブランケットを掛けたり、クッションを置くことで、空間の印象をより素敵に変えることができます。

今回は、秋冬をイメージして、立体的なケーブル編みの【 ウールブランケット linoo Altum 】、クッションには【 インド手織り クッションカバー CAELA 】【 クッションカバー folk（45×45cm）オリーブ 】をコーディネートしています。

手軽に季節感を演出できるアイテムでもありますので、季節ごとに入れ替えていただくのもまた、おすすめです。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜寝室には、ブランケットを置きましょう。

▼ 【動画】センスのいらないインテリア｜枕元には、クッションを余分に置きましょう。

担当：プロサポート　中島