京都府　Y様 邸

コーディネート概要

築年数を重ねたお住まいも、インテリアを工夫することで、イメージをがらっと変えることが可能です。

レトロなミントグリーンカラーのタイルが印象的なダイニングキッチンは、メインアイテムをナチュラルカラーに変更し、明るく軽快なイメージに。

和室は、ご愛用のフロアソファーに合わせて、モノトーンアイテムを中心とした、シックなイメージにまとめました。

レイアウト

どちらのお部屋も、基本的には家具のレイアウトは変更しておりません。

アイテムを変更したり、新しいアイテムを追加することで、イメージの一新を図りました。

明るい気分でお食事を楽しむ、ダイニングキッチン

『昭和感のあるタイル壁』が気になられているとのことでしたが、レトロな印象の柄タイルと、ミントグリーンのタイルは、空間において大きな面積を締めており、インパクトがあります。

明るくポップな色遣いのタイルを活かしつつ、ダークブラウンとホワイトがベースカラーになっているインテリアアイテムを、明るいナチュラルカラーに変更して、開放的なイメージの空間に一新いたしました。

ポイントは以下の3つです。

①　木のあたたかみを感じることができる、ナチュラルカラーの木製アイテムの導入
②　圧迫感をなくす工夫をこらしたデザイン
③　ミントグリーンと相性の良い、グレーカラーの導入

1つ目のポイントは、『木のあたたかみを感じることができる、ナチュラルカラーの木製アイテムの導入』です。

今回、ダイニングキッチンのメインの家具を、ホワイト×ダークブラウンから、ナチュラルカラーのアイテムに変更しています。

キッチンは、タイルやステンレス、家電といった、硬質で冷たい印象を受けるアイテムや素材が多い場所ですが、有機的であたたかみを感じる木素材アイテムを導入することで、やわらかな印象の空間へと変化させました。

【 ダイニング5点セット Henry 】は、明るいカラーと、すっきりとした木目が印象的な「アッシュ材」を使用したダイニングセットです。
チェアー座面には、ざっくりとした織りのファブリックを組み合わせています。

キッチン収納も、ダイニングセットと同じく、明るいナチュラルカラーを用いた木素材の【 R.U.S おすすめセット #4 】を合わせています。

天然木やファブリックを使用した家具は、視覚的にもあたたかみを感じていただけますが、手触りもソフトな質感で、やわらかな印象を受けます。
お食事時も、明るくあたたかな空気感を感じていただけますので、リラックスしてお過ごしいただけます。

2つ目のポイントは、『圧迫感をなくす工夫をこらしたデザイン』です。

こちらのダイニングセットは、すっきりと見せるための工夫を随所に凝らしたアイテムです。

チェアーについては、全体の高さが65cmと低めの設計になっていますので、テーブル天板下にすっぽりと収めていただくことが可能です。
高さを抑えた設計のため、空間の見晴らしが良くなります。

テーブルも、脚が少し内側に入った「ハ」の字型になっており、細身なデザインも相まって、大変すっきりとした印象です。

チェアーはアーム部分を天板に引っ掛けることができるため、清潔さを保ちたいダイニングキッチンにおいては、便利で嬉しい機能です。

キッチン収納に導入した【 R.U.S シリーズ 】は、背板や側板のない、オープンタイプのシェルフです。
高さのある家具は、どうしても圧迫感が出てしまいますが、明るい色遣いと開放感のあるデザインで、なるべく存在感を感じさせない工夫を施しています。

3つ目のポイントは、『ミントグリーンと相性の良い、グレーカラーの導入』です。

ミントグリーンのタイルは存在感のあるカラーですが、パステル調のカラーとナチュラルカラーの組み合わせで、ややかわいらしい印象になっています。

ポップな印象になりすぎないように、ミントグリーンとも相性の良い、グレーカラーを組み合わせることで、少し落ち着いた印象をもたらすようにいたしました。

グレーカラーは、彩りのないカラーのため冷たい印象も受けますが、ファブリックに取り入れることで、立体的で有機的な素材感を感じていただけます。

グレーカラーを取り入れたのは、ダイニングチェアーの座面部分と、【 キッチンマット LUCE 】です。

キッチンマットは近くで見ると、何色かカラーがミックスされていることがわかります。
無地では味気なく感じますが、ミックスカラーの糸がちょっとしたアクセントに。
ふわっとしたやわらかな質感で、お料理中の足元をやさしく包み込んでくれます。

カーテンも、現在のネイビーから、さわやかなライトグレーに変更いただくと、大変軽やかな印象になります。

【 リネン＆コットンカーテン Spring 】は、天然素材を用いており、適度に光を通すナチュラルな素材感です。
大きな窓面に吊るカーテンは、お部屋の印象を大きく左右するアイテムとなっていますので、明るめのカラーを取り入れていただくと、空間もさわやかな印象になります。

植物のグリーンが似合う、明るくクリーンな印象の空間をイメージしてコーディネートしておりますので、ぜひご参考ください。

「和室っぽさ」をなくした、落ち着いた雰囲気のリビング空間

和室に設けたリビング空間は、現在はブラックカラーの家具で揃えていらっしゃるので、まとまりを感じますが、暗いトーンと、角張った形状のアイテムが多いせいか、ややかちっとした印象を受けます。

テーブルやTVボードを、ブラックからブラウンに変更することで、ナチュラルな印象を加え、ラグマットやクッションをプラスすることで、堅苦しさを感じる「和室っぽさ」を和らげています。

さらに、風合いを感じていただけるような照明を加えていただくと、インテリア性の高い空間に仕上がります。

現在お使いのTVボードは、TVの横幅と同じくらいのサイズ感ですが、TVボードのサイズは、TVよりも一回り大きい横幅のものをお選びいただき、三角形になるようにしていただくと、見た目のバランスが美しくなります。

▼ 暮らしにあったTVボードの選び方

【 TVボード LINE 幅150cmタイプ 】であれば、TVの両脇にスペースができますので、天板上にもグリーンやフォトフレームなどで彩りを添えていただけます。

足の高さも3種類バリエーションがございますが、最も低い【 4cm脚タイプ 】であれば、脚のない台輪仕上げとなりますため、畳に跡も付きにくく、床座の場合でも画面が見やすくなります。

オーク材の力強い木目が印象的な【 こたつテーブル FAM 長方形 幅120cmタイプ 】は、冬場はこたつとして、シーズンオフはローテーブルとして、ご使用いただけます。

せっかくフロアソファーをご使用されているので、冬場は遊びに来られたお子様たちが、ぬくぬくとテーブルを囲みながらワイワイお過ごしいただく場になればと思います。

今回、「和室っぽさ」をなくすためにおすすめしたいアイテムは、ラグマットとクッションです。

【 ラグマット BIANCA DIA 四角形タイプ 】は、最も大きな「200cm×250cm」サイズを敷き、畳の見える面積を最小限にしています。

和室は、畳の床だけでなく、壁や天井もアイボリーよりもやや色味があることが多いため、ラグマットに明るいアイボリーカラーを取り入れて、空間に開放感を持たせています。

畳とは違った、長い毛足と厚みのある質感で、立体感のある空間に仕上ります。

クッションも、手軽に空間にアクセントを加えることができるアイテムです。
1つよりも2つ、2つよりも3つと、異なる種類やカラーのものを複数個とりいれて取り入れていただくと、動きや表情が出てまいります。

▼ 【動画】快適もおしゃれも手軽に叶えるインテリアアイテム【あったら、いいもの。クッション編】

ブラックのソファーと、アイボリーのラグマット、2つのアイテムを繋ぐようなカラーを並べていただくと、空間が和らぐとともに、グラデーションカラーにもなって素敵です。

お部屋のインテリア性をさらに高めるアイテムとして、照明にもこだわると、雰囲気もぐっと高まります。

【 OIL PARCH PENDANT 35 】は、シェードに特殊なしわ加工を施しており、レザーのような独特な素材感のペンダントライトです。

【 フロアライト HEMPLEN 】は、直径40cmの大きなシェードが印象的なフロアライトです。
シェードの上下からこぼれる光が、優しく空間を包み込みます。

どちらもシンプルなフォルムで、和室にもすっと溶け込みながら、静かに存在感を放ちます。

【 R.U.S ユニットシェルフ 】を活用した、押入れ収納のご提案

最後に、押入れ収納に関してのご案内です。

あいにく、当店では押入れ収納アイテムのご用意が少ないのですが、【 R.U.S ユニットシェルフ 】を活用した収納をご紹介いたします。

【 R.U.S ユニットシェルフ 】は、「暮らしに、はまる。」 をコンセプトにした、パーツを自由に組み合わせができる商品です。

ダイニングキッチンに導入したような、キッチン収納にもお使いいただけますし、TVボードやシューズラック、ベッドサイドテーブルなど、さまざまなアイテムとしてご利用いただけます。

組み合わせ次第では、押し入れ収納としてもご活用いただけます。

棚板は5cmピッチでの高さ調節が可能となりますので、収納したいもののサイズに合わせて微調整いただけます。

ワードローブのバーなど、パーツ販売も行っておりますため、バスケットなどもうまく組み合わせながら、お好みの形にカスタマイズして、ぜひご利用ください。

収納については、下記ページでも詳しくご案内しておりますので、併せてご参照くださいませ。

▼ 収納棚はオープンタイプが使いやすい？メリットと購入前に知っておきたいことを紹介します。

▼ ワイヤーバスケットに何入れる？コツを押さえて、見せる収納上手になろう。

担当：プロサポート　中島