
撥水・撥油効果を備え、汚れやひび割れを予防できる「ユニタス レザーケアキットトリプルフリー 100ml」。ソファーやチェアはもちろん、その他のレザーアイテムにもご使用いただけます。
https://www.receno.com/care/uni-lk.php公開日 2025年11月10日(月)
こんにちは。品質管理チームの澤登です。
皆さんは、レザー素材の
家具やインテリアをお持ちでしょうか。
レザーの家具や雑貨は、美しい「高級感」や、
経年による「味わいの変化」が魅力です。
ただ一方で、「お手入れが難しそう...」と
感じている方も多いのではないでしょうか。
確かにレザーは、水や汚れに敏感な素材です。
ですが、毎日のちょっとしたケアで、
長く美しい状態を楽しむことができます。
そこで今回は、
レザーアイテムの普段のお手入れから、
汚れやシミの対処法まで、
ご自宅でできる簡単なケア方法をご紹介します。
「経年変化を楽しむ」というと、
お手入れをしなくてもよさそうな気もしますが、
レザーのお手入れはなぜ必要なのでしょうか?
まず前提として、
レザーの魅力や種類について少しお話しします。
レザーには多くの魅力がありますが、
その中でも大きな特徴となっているのが
「経年変化」です。
「革がなじむ」という表現を聞いたことが
あるかもしれませんが、
これは「経年変化」によるものです。
新品のときは光沢があり、
パリッとした質感だったレザーも、
使い込んでいくと風合いが増していきます。
その風合いは、油や水分がなじんだり、
使用によって揉まれたりすることで生まれます。
一言にレザーといっても、
使う皮の種類や鞣し(なめし)方、
仕上げの方法などで、多様な特徴があります。
実は皮は層に分かれており、
どの層を切り取るかで特徴が大きく異なります。
たとえば、こちらのレザールームシューズは
「床革」という層を使用しており、
起毛したような独特の質感を持っています。
漢字の違いにも表れているように、
「皮」をやわらかく加工することで「革」になります。
その加工を「鞣し(なめし)加工」と言います。
一般的に、素材そのままの状態を皮、
鞣し加工をして商品材として使える状態を
革と呼びます。
レザーの仕上げとは、
木製家具などでいう「塗装」のことです。
たとえば、リセノのfolkソファーのレザーは、
「セミアニリン仕上げ」という仕上げを施しています。
レザーの自然な風合いを保ちつつ、
高い耐久性も兼ね備えた仕上げ方法です。
以上のように、革の種類や加工方法、仕上げにより、
レザーの特徴は変わります。
複雑なお手入れがほとんどいらないものから、
日々のメンテナンスによる手間暇をかけて
経年変化を楽しむものまで、
ぜひ好みに合わせてレザーをお選びください。
メンテナンス方法は、レザーの鞣し方や仕上げなどにより異なります。
購入前に、どのようなメンテナンスが最適か確認しましょう。
レザーの特徴について理解いただきましたら、
次に「どのようなお手入れが必要なのか?」を
具体的に解説していきます。
日常のちょっとしたゴミや汚れのお手入れは、
基本的には乾拭きで大丈夫です。
まず、家具の隙間に入ったほこりなどを、
掃除機でやさしく吸い取ります。
その後、全体についた油分や水分を払い落す
イメージで、乾拭きをしていきます。

リセノのソファーに採用されているレザーは、
「セミアニリン」という仕上げをしています。
革本来の風合いを活かしつつ、
表面を保護する仕上げなので、
お手入れ簡単なのがうれしいポイントです。
どれだけ気を付けて使っていても、
気になる汚れがついてしまうこともあると思います。
乾拭きでは取りづらい汚れが付いた場合は、
水拭きで拭き取りましょう。

水を浸した布巾を硬く絞り、全体を拭き取ります。
注意点として、
必ず最後に乾拭きすることも忘れずに。
水分が残っていると、かえってレザーの劣化に
つながることもあるので要注意です。
水拭きでは取りきれない汚れの場合は、
中性洗剤を少し混ぜていただくと、さらに落としやすくなります。
ここまで実践いただいたうえで、
「どうしても取れない汚れがあって...」
「もう少しお手入れを簡単にできない...?」
という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、レザー用のケアキットがおすすめです。
普段のお手入れを行っていても、
どうしても取りきれない汚れがついてしまうもの。
そんな時に、しっかり汚れを落としたり、
汚れから保護したりできるアイテムをご紹介します。
それがユニタス レザーケアキットです。
使い方はとても簡単です。
まずは、普段のお手入れと同様に、
家具の隙間や表面のほこりを取り除きます。
次に、付属のスポンジにクリーナーを染み込ませたら、
クシュクシュと泡立てます。
しっかりと泡立ったら、クルクルと円を描くように、
レザーの表面を洗っていきます。
洗い終わったら乾いた布で泡をふき取り、
表面が乾いたらお掃除完了です。
うっかりコーヒーをこぼしてしまってシミになる、
なんてことは避けたいところ。
そういったうっかりの汚れを少しでも減らすために、
こちらのプロテクターの使用がおすすめです。
こちらも、使い方はシンプル。
クリーム状のプロテクターを付属のウエスにとり、
レザー表面に均一になるように塗っていきます。
軽くやさしく塗り広げて、完全に乾いたら完成です。
このように、プロテクターの塗布後は
水滴が弾かれるので、うっかりこぼしてしまっても、
すぐに拭き取ればシミにならず安心です。

撥水・撥油効果を備え、汚れやひび割れを予防できる「ユニタス レザーケアキットトリプルフリー 100ml」。ソファーやチェアはもちろん、その他のレザーアイテムにもご使用いただけます。
https://www.receno.com/care/uni-lk.phpレザーケアキットの使い方は、
こちらの動画でもご紹介していますので、
あわせてご覧ください。
いかがだったでしょうか。
それでは、今回のポイントとなるお手入れ方法を
おさらいしていきましょう。
▼普段のお手入れ方法
▼レザーケアキットの使い方
せっかく取り入れたレザーアイテム。
できれば長く使っていきたいですよね。
一見大変そうなお手入れも、
毎日こまめに気を使ってあげれば、
それほど大変にはなりません。
また、レザーを使い込んでいくうちに、
手をかけて育てる楽しみや、
愛着も湧いてくると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Re:CENO productから、初めての雑貨プロダクト「レザーティッシュケース」をリリースします。
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