
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「アクセントアイテム」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-11-01.php
ミックスインテリアという言葉を聞いたことが
ありますでしょうか?
ミックスインテリアとは、
複数のインテリアテイストを組み合わせたスタイリング
のことを言います。
インテリアスタイングには、代表的なものに
などがありますね。
これらは、テイストに応じて家具やインテリアの素材
やデザインなどを揃えていき、お部屋の印象を「統一」
していきます。
一方、「ミックスインテリア」では、いくつかのイン
テリアテイストのイメージを組み合わせ、もしくは一
部を取り入れながら、お部屋づくりをしていきます。
例えば、上の画像。
ビフォーとアフターでは、印象がかなり違いますね。
before = 北欧ヴィンテージテイストで統一した王道スタイリング
After = 北欧に、キリムをミックスしたミックススタイリング
といったスタイリング変化の例です。
つまり、アフターでは「キリム」という北欧スタイル
としては王道ではないアイテムを「ミックス」として
足しています。
ファッションで例えるならば
など、
王道スタイリングをベースに、外しの要素を足す
ことで、自分なりの個性を演出し、上級者のような
スタイリングを目指すテクニックのこと。
洋服も、インテリアも同じように、王道に対して、
ミックスの「遊び心」を入れることで、自分なりの個
性を発揮できるというスタイリングです。
ミックスインテリアの基本は、お部屋全体を「50:50」
で構成するのではなく「90:10」くらいの割合で、一部
のアイテムを「差し込んで」ミックスするイメージです。
モダン×民族のミックス
ミックスインテリアは、お部屋に住む人の個性が出や
すいので、お部屋を訪れた人が「わぁ!」と驚くよう
な個性を発揮しやすい上級者のお部屋づくりです。
ミックスインテリアというスタイリングのアプローチ
方法を知っておくことで、よりお部屋づくりの幅が広
がって、ますます楽しくなることでしょう。
「ミックスインテリア」というスタイリング手法は、
個性が際立ち、目を惹くこともあって、世間的には
「トレンド」と言われる流行になることが多くあります。
「ふつうとちょっと違う」というのが、人を惹きつける
んですね。
最近のトレンドを例として、ミックスインテリアとの
関係性を見ていきましょう。
近年とても人気のある「ジャパンディスタイル」は、
北欧のスタイリングに、日本の要素をミックスする
というインテリアスタイルです。
上の画像のように、モダンな北欧スタイリングの空間
に、あえて日本の文化である提灯(ちょうちん)を合
わせています。
「ジャパンディスタイル」とは、和風(Japanese)と
北欧風(Scandinavian)を融合させたインテリアスタ
イルのことを指す造語です。
日本の禅に代表される侘び寂びの文化と、北欧のヒュッ
ゲ(Hygge)に代表される居心地の良さを掛け合わせた
インテリアスタイルなのです。
北欧のシンプルで上質なインテリアでベースを作り、
そこにあえて外しの「和紙の灯り」を入れることで、
コントラストを生み出し、単調でありきたりにならな
い様に、独自性を足しているわけです。
ジャパンディスタイルも、実は「ミックスインテリア」
を上手に活用した例なわけです。
こちらも人気のある「韓国インテリア」スタイルですが、
ジャパンディスタイルと同じく、コントラストをうまく
活用しています。
シンプル(無機質) × 自然素材(有機質)
のコントラストを使っています。
画像を見ていただければ分かるとおり、白や淡い色を
基調としたお部屋に、天然素材のファブリックを合わ
せています。
シンプルな白や淡い色は、独自の色をもたない無機質で
さっぱりとした印象を与えます。
これらのカラーだけだと、統一感は出るものの面白みが
なく、のっぺりとした印象になりがちです。
そこに天然素材のファブリックや、凹凸や織り柄など
の有機質の味わいのあるアイテムを掛け合わせること
で、平坦な印象にアクセントを加えています。
韓国インテリアも、紐解けば「無機質×有機質」という
ミックス要素を上手に取り入れたインテリアテイストで
あることが分かります。
ちなみに、リセノが提唱するナチュラルヴィンテージ
も、実はミックスインテリアの概念を利用しています。
シンプルな内装と、落ち着いたトーンの家具 × ヴィンテージ感のあるアクセントアイテム
というコンセプトで、シンプルだけでは物足りなくな
りがちな空間に、アクセントとなるアイテムでうまく
深みを与えています。
「ナチュラルヴィンテージ」は、リセノが考案してい
るインテリアスタイルなので、トレンドということで
はありませんが、実は「ミックスインテリア」をうま
く応用したスタイルでもあります。
日本の住宅は、ついつい「シンプルで整然としていて
きれいに片付いているけれど、なんだか味気ない」と
いうお部屋がとても多いです。
ミックスインテリアの手法を知っておくことで、誰で
も上級者のような「掛け合わせの美しい」スタイリン
グを楽しむことができます。
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ここでは、最近人気のあるインテリアテイストを例に
ミックスインテリアの事例をご紹介しました。
3つのトレンド感のあるインテリアテイスト+1を
例としてご紹介しましたが、これらは代表例です。
雑誌やSNSなどで紹介されているお部屋を見てみると、
実は、さまざまな「ミックスインテリア」の手法をう
まく演出しているお部屋ばかりです。
すでに読みつくした雑誌のインテリア特集も、ぜひと
も「ミックスインテリアの視点」から改めて見てみま
しょう。
きっと面白い発見があることでしょう。
コントラストとは、
コントラスト = 対照、対比
という心理学のひとつであり、2つ以上の要素を比較し
た際に、その差異が、実際以上に大きく感じられる心
理現象のことを指します。
例えば、このような問題を用意しました。
Q1. 左右の2つの図形を比べて、中央にある●が大きいのはどちらでしょう?
Q2. 左右の2つの図形の中で、色違いの●が目立つのはどちらでしょう?
・
・
・
答えは、
Q1.は、左右の図形にある中央の●の大きさは、同じ。
Q2.は、右のグリーンの●が目立つ です。
つまりは、この図形の問題からも分かる様に、対比と
なるものが近くにあることで、差異がより明確に感じ
られるという心理効果です。
この「コントラストの心理効果」を、インテリアでも
使うことが、ミックスインテリアの基本です。
例えば、上の画像のように
ナチュラル色で、あたたかみのある印象の内装
×
アースカラーで、あたたかみのある印象の家具
とすると「対比」が小さいので、コントラストは低く、
統一感のある、あたたかなお部屋の印象になります。
これは「統一感のある王道スタイリング」でしたね。
もちろん、これはこれで素敵です。
一方、この画像の様に、お部屋の床を
フローリング を カーペット に変える
に変えて、内装をすこし「無機質、クール」な印象に
変化させてみます。
そうすると、
無彩色のカーペットで、クールな印象の内装
×
ナチュラルカラーで、あたたかみのある印象の家具
という「クール ←→ あたたかみ」という対比のあ
るお部屋になります。
「木の家具の温かさ」と「グレーカーペットの冷たさ」
は、正反対に位置するものですから、コントラストを
生み出し、お互いを引き立てあいます。
このような外しの要素を入れることによって、あたた
かみ重視のお部屋から、高級ホテルのような「上質な
雰囲気」の印象を強めることができます。
これが代表的な「コントラスト」の効果です。
さて、インテリアに「コントラスト」をつけることで、
深みのある「ミックスインテリア」のお部屋が作れる
ことが分かってきましたね。
この章では、実践する際にコントラストとして使いや
すい、いくつかの対比をご紹介していきましょう。
1つ目は「新・旧のコントラスト」を取り入れるアイデアです。
現代の家具やインテリアと、ヴィンテージ家具やイン
テリアをミックスしてみます。
ヴィンテージ家具が入ることで「新旧の対比」を生み
出し、インテリアに深みを与えるミックスインテリア
の代表的な手法です。
現代家具 × ヴィンテージサイドボード
例えば、サイドボードに北欧ヴィンテージを選べば、
存在感のあるフォーカルポイントとして、味わいを
中心に置くことができます。
すべてをヴィンテージ家具で揃えることもできますが、
それではどこかありきたりです。
ラグマットやキッズチェア、アートや花瓶、時計など
は現行品を選ぶことで、価格も抑えながら、年代物だけ
に頼り切らない上手なミックスインテリアを作ることが
できます。
現代家具 × ヴィンテージキリム
こちらの例では、現代の家具でスタイリングを施した
ダイニングに、ヴィンテージのキリムをミックスして
います。
現行品だけでは、シンプルで特徴の少ないダイニング
になりがちなところを、ヴィンテージのキリムを差し
込むことにより、「現代×年代」のコントラストをう
まく生み出しています。
現行品のソファー×ヴィンテージのテーブルライト
現行品のダイニング×ヴィンテージのビューローや小物
現行チェア×ヴィンテージチェアをミックスする
ヴィンテージ小物を混ぜると、新品の家具も味わい深くなる
青山店も、現行品の家具にヴィンテージ小物を合わせてスタリング
続いては「シンプルと複雑のコントラスト」を取り入れ
るアイデアをご紹介しましょう。
シンプルでクセの少ない状態のベーススタイリングに
自然素材などで味わいを加える「複雑性の対比」を与
えるアイデアです。
リセノが提唱している「ナチュラルヴィンテージ」で
いうところの「アクセントアイテム」を加える王道ア
プローチですね。
ジャパンディは、北欧に「和の奥深さ」を取り入れた手法
先ほどの例でご紹介した「ジャパンディスタイル」や
「韓国インテリア」も、実はこの「シンプル×複雑」
のコントラストを活かしたスタイリングです。
北欧のシンプルでさわやかなスタイリングに、日本の
提灯という「侘び寂び」を感じさせる複雑性の要素を
もつアイテムをミックスしています。
シンプルをベースに、複雑性をアクセントに加えるこ
とで、良いコントラストが生み出され、個性のある独
特な世界観を生み出しているのです。
シンプルなデスクに、違和感のあるアフリカンオブジェをあえて合わせる
テーブル上のディスプレイなどにも、コントラストを
使って、シンプルと複雑性の掛け合わせは可能です。
シンプルなオーク材のテーブルに対し、アフリカンな
デザインの「民族的なオブジェ」を配することで、少
しの違和感を与えます。
また、一緒に動物のオブジェを置いたり、石ころを置い
たりすることで、複雑性を与えていきます。
さらに、アフリカンなオブジェに対して、北欧のチェア
が描かれた書籍を合わせることで、文化的なコントラス
トも与えているところが、上級者の掛け合わせと言える
でしょう。
至ってシンプルな家具に、複雑性のあるファブリック類で装飾
直線的でシンプルなキャビネットに、複雑性のあるオブジェやアートを装飾
シンプルなダイニングテーブル上に、複雑性のある名作ペンダントライトを装飾
シンプルな家具に、複雑なデザインのヴィンテージチェアを合わせる
シンプルなソファーやラグに、複雑性のあるアートやライトを装飾
続いては「組成の対比」を取り入れるアイデアです。
お部屋の構成物は、白い壁・キッチン・ダクト・冷蔵
庫など「人工物」がとても多いので、必然的に無機質
であり、冷たい印象を与えます。
人工物が多いお部屋だと、ぬくもりを感じづらく、
リラックス感が低い状態と言えます。
コントロールできない植物の造形が、整いすぎた部屋の調和を崩してくれます。
ですから、その対比としてつるで出来たかごや、植物、
織り感のあるファブリックなどの自然素材をいれるこ
とで「組成の対比」を与えます。
例えば、シンプルになりがちなダイニングシーンに
観葉植物を入れるのは、コントラストによる対比を
生み出す役割もあります。
観葉植物は、人工物ではない自然の造形物ですので、
効率的に設計された人工物に対して、コントロールで
きない複雑性を与えてくれます。
北欧テイストのお部屋に、インドジュートのラグを合わせて
こちらのLDKは、ナチュラルな雰囲気を感じさせる
上質なスタイリングです。
上質できれいめなスタイリングなので、ストレートに
スタイリングするのであれば、リビングに敷くラグマ
ットは、毛足のやわらかな上質なものをセレクトする
でしょう。
ところが、この写真では、あえて「ジュート(麻)」
という自然素材のラグマットをセレクトしています。
自然素材を選ぶことによって、隙の無い北欧テイストの
スタイリングに、柔らかな空気感を与えることができます。
「自然×人工」の対比は、自然素材を上手にスタイリン
グに取り込むことがポイントとなります。
お部屋は四角いため、大きいサイズのシンボルツリーを取り入れる方法が、いちばん分かりやすく印象が変わる
お部屋の角付近には、曲線が美しい木製のチェアや、編んだブランケットを置くと柔らかい印象に
天然素材のかごや植物、ラグ×無機質でマットなテーブルランプの対比は、お互いを惹きたて合う
無機質でシンプルな内装に、丸いデザインの家具を選ぶことも「自然」の要素を取り入れるひとつの方法
メタリックなミラーの近くには、陶器のオブジェや木製のかごを配置してバランスを整える
最後にご紹介するのは、温かい×冷たいのコントラスト
です。
このコントラストは「ウールブランケット」のように
物理的な「温かさ」というよりは、そのアイテムやお
部屋から受けるイメージとして捉えると、理解いただ
きやすいと思います。
たとえば、配色のセオリーでも取り上げた
のインテリアで主に使われる2つのカラーがありますが、
これらも「温かさ」という観点で紐解けます。
アースカラーは「暖色」と呼ばれる色が多く、その名の
とおり「温かさ」を感じます。
一方、無彩色は、アースカラーと比べて、「クール」な
印象を受けるでしょう。
このように「温かい×冷たい」というコントラストは、
色の掛け合わせでも表現されているのです。
ですから、ログハウスのようにアースカラーがベース
カラーになっているお部屋は、温かみを感じ、
床をグレーのカーペットなどで無彩色にしたお部屋は、
クールな印象を受けるというわけです。
モダンなカーペットに、ナチュラルな家具をスタイリング
「ホテルのように上質でありながら、
心地よいリラックス感は感じたい。」
そんなお部屋づくりに憧れる方も多いでしょう。
そんな時には、床にはカーペットなどを敷き詰めて、
フローリングのあたたかみを打ち消し、グレー色など
の冷たい印象を与えることで、木製家具とのコントラ
ストを生み出すことができます。
モダンなテイストが好みの方は、床サイズに合わせてカットできるグレーのカーペットを敷く方法がおすすめ
小物に無彩色のブラックを繰り返し取り入れると、分かりやすくモダンな印象に
暖色でまとめた温かみのある空間に、ポイントで無彩色の黒を取り入れると、空間が引き締まる
ベージュやモスグリーンなどのアースカラーを繰り返し取り入れ、黒は一切置かないことで、ほっこりとしたインテリアになる
電球色の照明は、より温かみが増す
さて、さまざまなコントラストの掛け合わせをご紹介
してきました。
最後に、上級者のお部屋で見られるような、複雑な掛
け合わせについても触れておきましょう。
このお部屋を見ていただければ分かりますが、実際の
上級者の部屋は「1:1のコントラスト」だけではなく
「いつくものコントラスト」が、複雑に掛け合わされ
ています。
このようなイメージです。
「1:1のコントラストの関係」について、しっかりと
理解しながらも、より複雑なコントラストもあるとい
うことを理解しておくと良いでしょう。
ミックスインテリアについて、よくいただくご質問として、
「ミックスインテリアは、王道よりもおすすめなの?」
「せっかく北欧テイストでお部屋を統一してきたのに、おしゃれじゃない?」
というものがあります。
これは、まったくそんなことはありません。
さきほどもお伝えしたとおり
「王道インテリアと、ミックスインテリア どちらも素敵です。」
とお答えしています。
ミックスインテリアは「個性的で(上級者のような)
複雑性のあるお部屋づくり」の際に役立つテクニック
であり、「統一感を重視する」お部屋づくりとは、反
対の位置にあります。
ですから、無理にミックスインテリアを目指す必要
はありません。
あくまで「ミックスインテリアという手法」があり、
インテリアスタイリングのひとつとして、理解してお
くということが大事だと言えます。
ミックスインテリアに興味が出てきたけれど、どこか
ら手を付けて、どう進めていけば良いか分からないと
いう方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、ミックスインテリアを目指す際のステップ
をご紹介していきましょう。
「ミックスインテリア」は、統一スタイリングと比べ
て、違う要素を掛け合わせるため、アイテム選びの難
易度がすこし高くなります。
インテリア初心者の方は、インテリア選びの知識や経
験がまだまだ少ない状態ですので、その状態でミック
スインテリアを目指すと、途中で混乱してしまうこと
がよくあります。
リセノで働くスタッフも、リセノで働き出してから、
お部屋づくりを本格的にスタートする人も少なくあり
ませんが、まずは統一スタイリングからはじめること
を勧めています。
そして、統一スタイリングをベースに、お部屋づくり
を自分なりに楽しんでいく中で、徐々に知識と経験が
溜まっていきます。
その過程の中で、次のステップとして自分なりの
「ミックス」に踏み出すメンバーが多い印象です。
ですから、インテリア初心者がお部屋づくりを行う際
には、まずは「統一スタイリング」をベースとして、
お部屋づくりをしていくのがおすすめです。
まずは、ひとつのスタイルに統一したお部屋づくりを
しながら、徐々に全体を自分なりに作っていき、ある
程度満足してきた時点で、自分なりの個性を出したく
なったら、ミックスインテリアに挑戦すると成功しや
すいと思います。
北欧テイスト × 自然素材のジュートラグ
統一スタイリングで、すこしずつ自分なりのお部屋づ
くりが完成してきて、もっと個性を出したり、印象を
変えたりしたくなるタイミングは、必ずきます。
ファッションと同じく、上手になっていくほどに、
新しい洋服にチャレンジしたり、組み合わせが上手に
なっていくのと同じイメージです。
自分なりに満足のいくお部屋づくりが出来てきたら、
続いて「ミックスインテリア」にチャレンジしていき
ましょう。
ナチュラルなソファー × 民族柄のクッションカバー
ミックスインテリアのスタートとして、最初にチャレ
ンジしやすいのは、ラグマット、クッション、ブラン
ケットなどの「ファブリック(布)」アイテムたちです。
ファブリックは、ある程度の大きさがあるため、お部屋
の印象を変えやすく、また、比較的安価で取り入れられ
るため、失敗しても変更が効きやすいのも特徴です。
この記事の事例でも登場している様に、例えば、ラグ
マットを変えることで、お部屋の印象は大きく変わり
ます。
このようなところからスタートすると、お部屋が大き
く変わる楽しさも感じやすく、ミックスインテリアに
対して、スムーズに入っていけるでしょう。
「さらに少しずつ、無難に行きたい。」
という方は、無理に大きなラグなどでコントラストを
表現するのではなく、照明だけ、雑貨だけなど、すこ
しのミックス要素を入れるところからはじめると良い
でしょう。
すこしのコントラストでも、組み合わせの妙によって
上級者感を感じるお部屋になります。
ファブリックなどから、徐々にミックスインテリアを
スタート出来たら、もうだいじょうぶ。
「統一スタイリング」という「インテリアスタイリン
グの基本」が出来て、さらに自分なりのミックスの成
功イメージも、あなたの中に出来てきていることでしょう。
あとは、自分なりにミックスのバランスを考えながら、
試行錯誤することがポイント。
この頃には、試行錯誤する過程さえも楽しく、まさに
「インテリアを趣味の様に楽しんでいる」ことでしょう。
これこそが、私たちリセノが日本に広げていきたい
インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。
というミッションでもあります。
さて、「ミックスインテリアで上級者スタイリングに
チャレンジ」というセオリー いかがでしたでしょうか。
人気の「ジャパンディスタイル」や、リセノが提唱する
「ナチュラルヴィンテージ」なども、ミックスインテリ
アの概念を理解すると、とても分かりやすく捉えること
ができ、誰でも再現できることが分かりますね。
あらためてまとめますと、
です。
一見すると、上級者のような深みのあるスタイリング
は、センスのかたまりのような印象を受けるでしょう。
しかしながら、実は、ミックスインテリアの手法をき
ちんと理解すれば、誰でも実践できます。
この記事では、ミックスインテリアの作り方として、
コントラストの代表例を挙げましたが、そのほかにも
などなど、対比関係になっている要素はたくさんあり、
それらはお互いに引き立て合う関係を持ちます。
自分なりにコントラストを取り入れながら、インテリア
を楽しんでいただければと思います。
ちなみに、もっとも身近な「ミックスインテリア」の
取り入れ方として、リセノでは「アクセントアイテム」
の手法をおすすめしています。
センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「アクセントアイテム」のセオリーをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/pointstyling/u4/2024-11-01.phpミックスインテリアの実践には、こちらの記事がとても
役立ちますので、合わせてお読みいただければと思います。
リセノの各店舗には、リセノの提唱する「センスのい
らないインテリア」のセオリーについて研修を受け、
社内試験に合格したスタッフが在籍しています。
記事だけでは分かりづらいところや、具体的なセオリ
ーの使用方法などについては、ぜひ店舗にてスタッフ
にご質問いただければと思います。
※おかげさまで土日祝についてはたくさんのご来店を
いただく関係上、ゆっくりとご案内が難しい場合が
ございます。
平日などは比較的ゆっくりとご案内できますので、
宜しければご検討くださいませ。
各店舗の空き状況のご確認や来店のご予約は
以下よりお気軽にお問い合わせくださいませ。
「ふつうのお家を、美しく」というテーマのもと、お部屋を美しくスタイリングするためのセオリーを提唱し、オリジナルの家具や雑貨を展開するインテリアブランドです。
https://www.receno.com/shop/店舗で働くインテリアプロスタッフの経歴や、住んでいるお部屋をご紹介しています。インテリアの知識だけでなく、リセノ家具の体感としてのご案内もいたします。
https://www.receno.com/shop/staff/センスのいらないインテリア【スタイリング編】|「ミックスインテリア」で上級者スタイリングにチャレンジ
コントラストの心理効果で、インテリアに深みを与えるセオリーについて紐解いていきます。
センスのいらないインテリア【スタイリング編】|「アクセントアイテム」で趣きをプラスする
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