Web Magazine

更新日 2025年06月03日(火)

夏のラグってどうなの?
涼しく過ごせるラグ選びとケア方法を解説!

こんにちは。商品部の大原です。

気づけば、いつの間にか春が過ぎ
肌にじんわりと汗を感じる季節がやってきました。

summer_rug1.jpg

夏といえば、花火大会にフェス、
海、キャンプなど外でのレジャーが定番ですが

年々厳しさを増す暑さの中で
「できれば涼しい室内でゆっくり過ごしたい...」と
感じている人も、実は多いのではないでしょうか。

summer_rug2.jpg

そんな"おうち派"の夏を快適にするために、
意外と重要なのが「ラグ」の存在。

「暑いんじゃない...?」と
思う方もいるかもしれませんが、
実は夏こそラグをうまく取り入れることで、
室内の快適さがぐんと変わります。

今回は、夏にラグを敷くメリットや
素材の選び方を詳しくご紹介。

さらに、清潔に保つための
お手入れ方法もあわせてお届けします◎

夏にラグマットを敷くメリット・デメリット

summer_rug3.JPG

実は夏こそラグを敷くことで
快適に過ごせる工夫がたくさんあります。

夏にラグを敷くメリットとデメリットを
ひとつずつ、紐解いていきます。

① 夏にラグマットを敷くメリット

summer_rug37.jpg

夏にラグマットを敷くメリットはこちらの3つ。

  1. 足元の冷えやべたつきを防げる
  2. エアコン効率が上がる
  3. 空間を涼やかに見せることができる

1. 足元の冷えやべたつきを防げる

summer_rug4.jpg

冷房の効いた部屋で過ごす時間が増える夏。

帰宅直後やお風呂上りは、冷房の涼しさに
「最高~」と至福の声が溢れます。

ただ、気がついたら体の芯から冷え切っていて
慌てて温度を調整したり、運転を停止したりするのは
夏あるあるのひとつではないでしょうか。

「冷え」は直接冷房の風を受ける
配置による要因もありますが、
空気の温かいほど上に、冷たいほど下にたまる
という性質が要因のことも。

人は足元から冷えを感じやすいため、
ラグを一枚敷いておくことで、
床からの「冷え」を遮ることができます。

summer_rug36.jpg

また反対に、帰宅後すぐは素足で歩くと
靴や靴下にこもっていた熱が放出され、
汗や皮脂がフローリングにつき、
湿気と混ざってべたつきを感じます。

ラグを敷いていれば、足裏がペタペタと
床にくっつく不快感がなくなります◎

2.エアコン効率が上がる

summer_rug5.jpg

フローリングなどの床材は、
熱を吸収しやすく放熱もしやすいため、
エアコンを使ってもすぐに熱が床に伝わり、
冷房効率が落ちがちです。

特にマンションなどの場合は、
上下左右を囲まれているため
「冬は過ごしやすい」と言われているように
熱が逃げにくく、冷気も入りにくい構造なのです。

そのため、ラグを敷き熱伝導を遅らせることで
冷気が床に奪われるのを防ぐことができ、
部屋全体の温度を安定させやすくなります◎

エアコン効率の向上(=電気代の節約)しながら、
快適度も上がるのは、うれしいポイントです。

3.空間を涼やかに見せることができる

summer_rug6.jpg

ラグは部屋の大部分を占めるアイテム。

そのため、敷くだけで印象ががらりと変わるので
手軽なお部屋の衣替えとしても優秀です。

summer_rug7.jpg 床色が暗くても、夏素材を取り入れるとさらっと軽やかに◎

ラグと聞くとつい毛足の長いものや
もこもことしたものを想像してしまいますが、

夏らしい天然素材や涼しげなトーンのものを選べば、
視覚的にも爽やかな印象をもたらすことができます。

冬に使っていたアイテムは片付けてみたものの、
「なんだか春夏の爽やかさに欠ける...」
という方は、ラグの素材を見直す
一気にお部屋ののっぺり感が解消されます。

② 夏にラグマットを敷くデメリット

summer_rug37.JPG

一方で、デメリットはこちらの3つ。

  1. 湿気やカビが気になる
  2. 大きくてお手入れや模様替えが面倒
  3. 素材の季節感が合わないと暑苦しい印象になる

夏にラグマットを敷く際に気になるのが、
やはり「暑さ」や「お手入れ」問題ですよね。

ただ、これらの悩みは素材選びと
日常のひと工夫でぐっと軽減できます◎

1. 湿気やカビが気になる

summer_rug28.jpg

日本は、四方を海で囲まれているため
湿った空気が流れ込みやすい環境です。

梅雨の影響も相まり、夏場は特に高温多湿となり
通気性の悪い素材乾きにくい素材は、
湿気がたまってしまい
カビやダニの繁殖リスクが高まります。

そのため、通気性のいい夏用素材に替えるのが
お手入れ面でも快適さアップのポイントです。

2.大きくてお手入れや模様替えが面倒

summer_rug34.jpg

夏場は汗ばんだ素足で過ごすこともあり
汗や臭いによる汚れは気になるところ。

ただ、ラグは大きさもあるため
頻繁なお掃除はなかなか面倒ですよね。

summer_rug35.jpg

夏素材のラグは薄手のものが多く、
掃除や陰干しなどで移動させる際も
扱いやすいものがほとんど。

ものによっては、折りたたむことができ
夏のはじまりも終わりも
ささっと衣替えできるのも嬉しいポイントです。

重さがあるものについては、
拭き掃除ケアスプレーなどを活用して
頻繁に動かさなくても大丈夫なメンテナンスも。

お手入れ、模様替えそれぞれの面でも
負担少なく楽しむことができます。

薄手のラグマットの「底付き感」や「ズレ」が気になる場合は、
サポートラグのご使用がおすすめです◎

3.素材の季節感が合わないと暑苦しい印象になる

summer_rug8.jpg

もこもことした素材や毛足の長いラグは、
視覚的にも密度を感じやすく
冷房が効いていても何となく暑苦しい印象に。

そのため、ファッションと同様に
季節にあった素材や色を選ぶようにしましょう。

素材や色味により抜け感が出て、
どこかこなれた雰囲気を作ることができます。

夏に最適なラグマットの選び方とは?

summer_rug41.jpg

暑い季節にラグを敷くときに注目したいのは、
ずばり素材選びです。

選ぶ素材によって、涼しさや通気性、
お手入れのしやすさが大きく変わります。

ここでは、夏にぴったりの代表的な素材をご紹介します。

① ジュート

summer_rug39.jpg

ジュートは、天然素材である麻の一種で
シャリ感のあるざっくりとした風合いが特徴です。

耐久性があり、コーヒーや穀物などの
運搬袋にも使用される素材です。

ジュートは、通気性が高いため
熱がこもりにくいのも魅力のひとつ。

清涼感を感じやすい素材で
素足で歩いてもべたつかず、
湿気が多い季節にぴったりです◎

② コットン

summer_rug40.jpg

コットンは、日本では、綿(めん)とも呼ばれ
柔らかく肌触りがよい天然素材。

吸水性・通気性に優れており、
その肌あたりのよさから台拭きや
医療用ガーゼなどの素材としても採用されています。

天然素材のなかでも手入れがしやすく、
洗濯可能な製品も多いため、
清潔に保ちやすいのが魅力。

お肌にも優しく、小さなお子さまや
ペットがいる家庭でも安心して使えます。

③ 化学繊維

summer_rug38.JPG

化学繊維といえば、ポリプロピレンや
ポリエステルなどが代表的。

人工的に作られた合成素材で、
高い耐久性と通気性、
そして速乾性に優れています。

洗濯機で丸洗いできる商品もあり、
汗などが気になる夏でも安心の素材です。

夏でもラグマットを清潔に保つコツとは?

summer_rug27.jpg

湿気が多く汗ばむ夏は、
カビや臭いの心配がありますよね。

快適で清潔な状態を保つには、
ちょっとした工夫が効果的です◎

  • 湿気をため込まない
  • こまめにゴミや汚れをとる
  • ケアスプレーで汚れを未然に防ぐ

① 湿気をため込まないようにする

summer_rug31.jpg

まずカビやダニ対策として大切なのは、
湿気をため込まないことです。

定期的にラグをめくって床とラグの間を乾燥させたり、
週に一度は風通しの良い場所で陰干しをしましょう。

ただ、ラグは大きさがあり
なかなか頻繁にお手入れしにくいのも事実。

手軽でおすすめな方法は、
除湿機やエアコンの除湿機能、
サーキュレーターを活用することです。

空気の流れを意識して窓で換気をしながら、
湿度管理を行いましょう◎

② こまめにゴミや汚れをとる

summer_rug24.jpg

また、カビや湿気以外には
臭いについても気になるところ。

食べこぼしのゴミや汗、皮脂汚れが
むわっとした臭いの原因となります。

そのため、ラグの素材に合わせた方法で
こまめにゴミや汚れを取り除きましょう。

洗えるラグなら定期的な洗濯が理想的ですが、
素材によっては叶わない場合も。

洗濯が難しいラグでもできるのは、
「拭き掃除」と「重曹」でのお手入れです。

summer_rug22.jpg

掃除機や粘着クリーナーで大まかなゴミをとった後、
固くしぼった布巾で毛並みを整えるように拭くことで
汗や皮脂を除去することができます。

summer_rug23.jpg

また、臭いのお手入れには重曹でのメンテナンスを。

重曹には、臭いの原因となる
酸化した皮脂やたんぱく質汚れをゆるやかに分解し、
浮かせて取り除きやすくする性質があります。

ラグ全体に重曹をふりかけ、2~3時間放置し、
掃除機で重曹を吸い取ることで
脱臭効果が期待できます◎

ラグの素材によっては、繊細で掃除機や水気が一切NGのものも。
製品タグを確認したうえでメンテナンスをご判断くださいませ。

③ ケアスプレーで汚れを未然に防ぐ

summer_rug25.jpg

汚れ対策には、防汚・撥水効果のある
ケアスプレーを吹きかけることで
汗や皮脂汚れの付着を未然に防ぐことができます。

スプレーの効果により、
汚れが付きにくく取りやすい状態になるので
日々のお手入れが楽になります◎

summer_rug29.jpg

また、ファブリックアロマミストで
香りのケアをするのもおすすめです。

汗や皮脂の臭いだけでなく、
梅雨特有の湿気の臭い
アロマミストで一気に心地良いすっきりとした
空気に切り替えられます。

夏にぴったりのラグマット3選

summer_rug32.jpg

最後に、リセノで取り扱っている
おすすめの夏用ラグマットをご紹介します。

ジュートラグマット BOONTON

summer_rug15.jpg

素足にふれたときにさらりと心地よく、
お部屋の雰囲気を涼しげに整えてくれる
「ジュートラグマット BOONTON」。

summer_rug16.jpg

BOONTONは、AタイプもBタイプも
主張しすぎないシンプルな佇まいなので
お部屋にもすっと馴染みます。

天然素材ならではの風合いで家具を変えずとも、
足元からお部屋全体の印象を軽やかに。

はじめての夏ラグとしても、
気負わず取り入れられる一枚となっています。

ラグマット AHAM RUG

summer_rug18.jpg

ヴィンテージ感が目を惹く「AHAM」は、
古布から感じる経年や、人の手作業による
ラフな風合いが魅力です。

summer_rug19.jpg

一見、上級者向けのデザインに見えますが
優しいベージュが大部分を占め、ステッチ箇所も
落ち着いたアースカラーで構成されているので
意外なほどにお部屋に馴染み、一気に垢抜けた印象に。

素材で清涼感を出しながらも、
いい意味で夏過ぎないカラーリングのため
落ち着いた印象がお好きな方におすすめです◎

ジュートラグマット サークル

summer_rug20.jpg

ざっくり涼しげなジュート素材で、
一気にお部屋を夏仕様に変えてくれる
「ジュートラグマット サークル」。

動きのある織り方と素材の自然な色ムラは、
シンプルなお部屋に複雑性を与え
空間に馴染みながらも目を惹くポイントに。

summer_rug21.jpg

直径120cmとサイズ感も汎用性が高く、
リビングはもちろんのこと
なかなか模様替え機会の少ない
寝室や書斎などに取り入れると
一気に表情豊かな空間になります。

ラグの素材とケアにこだわって、
心地よい夏支度をはじめましょう。

summer_rug30.JPG

それでは、今回のおさらいです。

▼ 夏にラグマットを敷くメリット

  1. 足元の冷えやべたつきを防げる
  2. エアコン効率が上がる
  3. 空間を涼やかに見せることができる

▼ 夏にラグマットを敷くデメリット

  1. 湿気やカビが気になる
  2. 大きくてお手入れや模様替えが面倒
  3. 素材の季節感が合わないと暑苦しい印象になる

▼ 夏でもラグマットを清潔に保つコツ

  • 湿気をため込まない
  • こまめにゴミや汚れをとる
  • ケアスプレーで汚れを未然に防ぐ

季節に合った素材のラグを選ぶことで、
使い心地と見心地が一気に整います。

メンテナンスも忘れずに、
より心地よい夏をお過ごしくださいね。

Styling Furniture

ラグマット AHAM RUG

¥ 28,600


ジュートラグマット BOONTON

¥16,800~ ¥ 15,960 ~


ラグマット Raat

¥ 38,720 ~


フロアマット LUCE

¥ 3,800


国産 洗えるタイルカーペット サイザループ(50×50cm)

¥1,280 ¥ 1,242


ウールラグマット Linora

¥ 25,800 ~


フロアマット AHAM

¥ 3,520


ルームスプレー KUSU HANDMADE ファブリックアロマミスト

¥ 1,595 ~


ユニタス テキスタイルプロテクターWプラス 400ml

¥ 4,480


ジュートラグマット サークル

¥ 19,800




View More
みんなの保存数:1

サマーセール

リビング家具特集

ダイニング特集

夏の爽やかアイテム特集

Sunny in my life

YouTube公式アカウント
センスのいらないインテリア
ナチュラルヴィンテージを知る
インテリアを学ぶ
インテリアを楽しむ
リセノのこと
特集
人気の連載

「ラグマットの基本」の最新記事 4件

2025年6月03日(火)
ラグマットの基本

夏のラグってどうなの?涼しく過ごせるラグ選びとケア方法を解説!

暑さも湿気も味方に!夏ラグでつくる心地よい空間をご紹介します。

商品部 大原 1
2025年6月11日(水)
ラグマットの基本

タイルカーペットの敷き方を写真付きで解説! きれいに敷くコツや必要枚数の調べ方とは?

タイルカーペットを実際のお部屋に敷き詰めながら、きれいに敷くための方法をご紹介します。

リセノ品質管理部
2025年5月09日(金)
ラグマットの基本

カーペットの種類を解説! 「敷き詰め」と「タイル」の違いとは?

お部屋の印象を大きく変えるカーペット。「敷き詰め」と「タイル」の選び方やメリットを解説します。

お客様係 森田
2025年4月23日(水)
ラグマットの基本

6畳の部屋のラグの選び方! おすすめのサイズを部屋別に解説

6畳の「リビング」「ダイニング」「ワンルーム」に様々なサイズのラグを敷いて、暮らしに合ったぴったりサイズを検証します。

編集部 増田

「ラグマットの基本」の人気記事 4件

2019年10月01日(火)
ラグマットの基本

こたつにピッタリのラグを選ぶ、3つのポイントをご紹介します。

「素材」「サイズ」「カラー」に着目して、こたつで心地よく過ごせるラグを選びましょう!

お客様係 山崎 365
2017年10月27日(金)
インテリアを学ぶ

寝室にもラグを取り入れよう。ベッド周りのラグの敷き方をご紹介します。

「寝室にラグってどう敷けばいい?」ベッド周りのラグの敷き方をご紹介します。

元京都店 舌 243
2017年3月14日(火)
ラグマットの基本

シーンに合わせて選ぶ!ラグマットのサイズの選び方をご紹介します。

ワンルームとLDKの間取りに合う、おすすめのサイズをご紹介。使いやすいサイズを選ぶポイントも解説します!

お客様係 山崎 232
2019年5月07日(火)
ラグマットの基本

夏用ラグおすすめ10選!メリットや実際のレビューもご紹介

夏にラグマットは必要? おすすめはどんなラグ? など、夏のラグに関する疑問にお答えします。

お客様係 山崎 140

インテリアを学ぶ、楽しむ、好きになる。
『Re:CENO Mag』