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ソファー「Lys(リス)」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話します。

こんにちは。ヤマモトです。

オリジナル家具シリーズ「Re:CENO product」から
約2年ぶりに、新作ソファをリリースします。

リセノのソファといえば、NOANA、folk、AGRAなど
「フェザーをたっぷり含んだ柔らかなソファー」が代名
詞ですが、今回の新作ソファーは「薄く、細く、軽やか」
をテーマとしたスマートな意匠のソファーです。

本日のマガジンでは、この新作ソファーの企画経緯と
コンセプト設計について、丁寧に紐解いていきます。

「薄く、細く、軽やか、でもゆったり。」
お部屋を広く感じるローソファー

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新作ソファーは「薄く、細く、軽やか。」をテーマに、
同時に「ゆったり感」も兼ね備える様に設計をしました。

コンパクトなリビングから、書斎やワンルームに至るまで

「大きなソファーを置くスペースはないけれど、
 それでも、ゆったりとくつろぎたい。」

という希望をお持ちの方に向けて、圧迫感を抑えながら
も、広々とくつろげることを実現しています。

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小さなスペースに「コンパクト」と「ゆったり」を
両立させるには、設計で意識すべきポイントがあります。

それは、

  • 幅や奥行きは、十分に広く設計する
  • 高さを抑えて、目線に入りづらくする
  • さらにフォルムを、薄く、細くする

というのがポイント。

小さなお部屋を広く見せるためには、

「大きな家具は、目線の高さよりぐっと低くする」

ことで、目線の通りが良くなって、お部屋を広く感じさ
せる効果があるのです。

display9.jpg 全体が低いことで、目線の通りが良い7畳ワンルーム

ワンルームの小さなお部屋であっても、この写真の様に
全体のフォルムが「薄く、細く、軽やか。」であること
で、圧迫感を抑えることができます。

このお部屋は、7畳ワンルームの一部分を写した写真で
すが、ベッドもソファーも写っているのに、お部屋が
広く見えますね。

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「幅150cm/180cm×奥行き78cm」というゆとりのあ
るソファーなので、くつろぎ感のあるサイズです。

高さを抑えることで、ワンルームや小さめのリビングで
も、こんなにも広々とした印象を与えることができます。

「アイランド型」レイアウトにぴったり。
LDKも快適に、広く見せます。

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また、LDKにソファーを置く場合にも、このソファー
の特徴的な意匠デザインが、とても役立ちます。

それは「アイランド型」と呼ばれる、LDKを遮る様に
ソファーを置きたい場合です。

ソファーのレイアウトには、主に

  • 壁付け型レイアウト
  • アイランド型レイアウト

の2つがあります。

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「アイランド型」のレイアウトのメリットは、ダイニ
ングからもテレビが見やすいのが特徴です。

「テレビ - ソファー - ダイニング」が一直線に並ぶの
で、それぞれの場所にいながら、テレビをみんなで見る
ことができます。

ソファー配置比較.jpg(上)アイランド型配置/(下)壁付け型配置

ただ、アイランド型のレイアウトのデメリットは、お部
屋を遮ってしまうため、どうしてもLDKを狭く感じやす
くなるのが、難点です。

小さなLDKの場合には、壁付け型のレイアウトと比べる
と、かなり狭くなった印象を受けてしまいます。

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その点、この新作ソファー「Lys(リス)」は、背もた
れの高さが63.5cmと低く、一般的なソファーと比べて、
目線を遮らないため、アイランド型にレイアウトしても
お部屋を狭く感じさせません。

「LDKにアイランド型にソファーをレイアウトしたい。」

という方に、ぜひともおすすめしたいソファーでも
あるのです。

lys72.jpg 3人掛け + 2人掛け

また、広さに余裕のあるLDKの場合は、2台のソファー
を組み合わせて、カウチソファーやL字型ソファーとし
てお使いいただくのも、おすすめです。

通常のカウチソファーなどよりも、ずいぶんとすっきり
とした印象を与えて、さらにお部屋が広く見えます。

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このソファーは、

「小さなお部屋に、すっきり置きたい」
「アイランド型レイアウトにしたい」
「広いお部屋を、さらにすっきりさせたい」

こんな方たちにおすすめのソファーです。

小さく見えて、驚くほどの「リラックス感」
体勢を崩して座ったり、寝ころんだり。

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さて、ここまでは特に「薄く、細く、軽やか」という
特徴についてご紹介してきました。

お部屋を広く感じるイメージは、沸きましたね。

もうひとつの特徴である「それでいて、ゆったり。」
という点についても紐解いていきましょう。

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このソファーのサイズは、それぞれ

1人掛け  = 幅 78cm × 奥行き 78cm
2人掛け  = 幅 150cm × 奥行き 78cm
3人掛け  = 幅 180cm × 奥行き 78cm
オットマン = 幅 60cm × 奥行き 60cm

という数値を見てもらってもらえればお分かりの通り、
かなりのゆったり、広々としたサイズ設計です。

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1人掛けは、コンパクトながら奥行きがしっかりとあり、
とてもリラックスできる贅沢なサイズ感です。

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2人掛けは、お互いのパーソナルスペースを確保しなが
ら、かなりゆったりと座れますし、

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3人掛けなら、さらにゆったりと座ることができます。

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また、背もたれを薄く設計しているので、クッションを
置いた状態でも、座面の奥行きがクッションを置いた状
態で55cm(クッションをよけると75cm)もあり、とに
かくゆったりと座れます。

脚までのっけて、ゆったりと体勢を崩して、だらだらと
過ごすのも許容してくれるのです。

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また、横になって、そのまま寝落ちしてできるくらい
に奥行きがあります。

ついついお昼寝が増えちゃうかもしれませんね。

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背もたれクッションを避ければ、奥行き75cmになり、
スモールセミシングルサイズほどのサイズ感で、来客
用の簡易ベッドとしても、十分に使える奥行きに。

1人暮らしの小さめのお部屋でも、友人のお泊まりとか
もできるようになるでしょう。

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もちろん組み合わせて使うことで、さらにゆったりと
した大型ソファーにすることもできます。

小さく見えて、驚くほどの「リラックス感」を与えて
くれる広々ソファーなのです。

見た目と、心地を「カスタマイズ」
パーツ選びで、自分だけのスタイルに。

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さて、そんな「薄く、細く、軽やか、でもゆったり。」
というコンセプトで設計したソファー「Lys(リス)」
ですが、さらに「見心地」と「使い心地」を向上させる
特徴を詰め込んでいます。

その特徴は、自分好みにスタイルを自由に変えられる
「カスタマイズ性」です。

  • 左右アームのセレクト
  • クッションのセレクト
  • テーブルスタイルのセレクト

というカスタマイズを、お好みに応じて可能です。

順番に見ていきましょう。

左右アームのセレクト

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カスタマイズの1つ目は「左右アームのセレクト」です。

アームには、ロータイプと、ハイタイプの2つの種類を
ご用意しています。

もっとも圧迫感のない「ロータイプアーム」

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ロータイプアームは、柔らかな曲線を描いたデザインです。

こちらのアームを付けることで、ひじ掛けがなくなり、
一般的に言う「アームレス」仕様になります。

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アームレスにすることで、より圧迫感が軽減されるとと
もに、出入りも自由になり、よりシームレスな使い方が
可能になります。

柔らかな曲線を描く「ロータイプアーム」は、1954年
にデンマークで発売された「GE258」という名作ソファ
からオマージュしています。

「GE258」のアームをベースに、柔らかな曲線を加える
ことで、より安全性を高めながら、優しい印象を与えら
れるようにリデザインしました。

こもり感を楽しめる「ハイタイプアーム」

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ハイタイプアームは、高さのあるアームです。

このアームを付けることで、ひじ掛けにもたれることが
できるようになります。

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もたれられることで「こもり感」のある仕様になり、
よりリラックスした使い方が可能になります。

アームは、左右ごとに選べます。

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アームは、左右ごとに選ぶことができます。

ロータイプとハイタイプを左右に振り分けることもでき
ますし、両方をロータイプ、ハイタイプで、統一するこ
ともできます。

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たとえば、ダイニング側をロータイプ、反対側をハイ
タイプにすることで、ダイニングからの出入りをしや
すくしておいて、反対側ではしっかりともたれられる
といったスタイルも実現できます。

後から、パーツだけを買い替えることも可能ですので、
その時のお部屋の間取りや、暮らしのスタイルに合わせ
てお選びいただければと思います。

クッションのセレクト

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カスタマイズの2つ目は「クッションのセレクト」です。

購入タイプに応じて

  • ストレートタイプ = ボルスタークッション×1点
  • 片アームタイプ  = サイドクッション×1点
  • 両アーテムタイプ = サイドクッション×2点

が標準で付いてきます。

が、お好みに合わせて、追加で購入いただくことも可能です。

いろいろ使える「ボルスタークッション」

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フレキシブルに使える「ボルスタークッション」は、
シンプルな長方形をしており、どこにでも移動できます。

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普段は、肘置きとして使ったり、

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お昼寝用の枕として使ったりできます。

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「ストレートタイプ」をご購入いただくと、ソファーと
同じ生地にて、標準で1つ付属しています。

lys42.jpg 左アームタイプに、ボルスタークッションを追加

アームタイプには、標準では付属してませんが、オプシ
ョンとして追加でご購入もいただけます。

この画像の様に「片アームタイプにボルスターを追加」
というような買い方もできますし、

lys03.jpg ストレートタイプに、ボルスタークッションを追加

「ストレートタイプに、ボルスタークッションを追加」
というような買い方もできます。

お好みに合わせて、追加オプションもご検討いただけ
ればと思います。

ハイタイプアーム用「サイドクッション」

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ハイタイプアーム用の「サイドクッション」は、
「左/右アームタイプ」と「両アームタイプ」には、
それぞれアームごとに標準付属にしています。

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アームを背もたれにすることで、角にこもるような感覚
で使えて、リラックス感が高まります。

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両アームタイプには、左右にサイドクッションが付いて
きますので、一般的なソファーと同じような見た目を
作ることもできます。

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また、背もたれの低さが気になるという方には、
おすすめの使い方があります。

大きめのクッションを組み合わせて使うことで、背中
までしっかりともたれることができます。

テーブルスタイルのセレクト

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3つ目のセレクトは「テーブルスタイル」のセレクトです。
(3人掛けソファー専用のカスタマイズ項目です。)

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この新作ソファーのコンセプトモデルとして設計した
「ソファー with テーブル」スタイルは、ソファー内に
テーブルを組み合わせられるのが特徴です。

3人掛けソファーに

  • 1人掛けソファーの座クッションを2セット
  • 1人掛けソファーの背クッションを2セット
  • 専用テーブル

を組み合わせます。

テーブルを端レイアウト

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テーブルを端に配置すると「2人掛け with テーブル」
となり、ゆったりとした1人時間を過ごせる様な特別
なソファーの完成です。

テーブルには、テーブルライトや本をディスプレイ感覚
で配置し、普通のソファーとは異なる上質な空気感を
まとわせることができます。

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実用面でも、コーヒーなどを置くカフェテーブルとして
の役割も果たしてくれます。

テーブルを中央レイアウト

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中央にテーブルをレイアウトすることで、2人のプライ
ベートスペースを作りだす「セパレートソファー」とし
て使うこともできます。

中央にお互いのドリンクを置いて、映画鑑賞などには
もってこいのスタイルです。

「見心地と、使い心地」を兼ね備えた姿は、いままでに
無かったソファーと言えるでしょう。

組み合わせて使うと、さらに快適に。
変化させられる「ユニット仕様」

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単体ソファーとして使っても、さまざまな自分好みの
カスタマイズが可能なので、とても快適なこのソファー。

さらに、組み合わせて使う「ユニットソファー」として
使用することで、その魅力は最大化します。

いくつか組み合わせイメージをご紹介します。

2台を合わせて「カウチソファー」

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組み合わせ方として、もっともご要望が多いのが、
カウチソファーです。

2人掛けソファー、3人掛けソファーを組み合わせるこ
とでカウチソファーとして使えるように、共通のモジュ
ールとして設計しています。

2人掛け+2人掛け

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カウチソファーとして、もっとも人気のサイズが、
2人掛けソファーを、2台組み合わせるスタイルです。

2台を組み合わせることで、全体が「228cm×150cm」
というサイズになります。

両方をローアームタイプにすることで、サイズ感はしっ
かりとあるけれど、圧迫感を感じさせないカウチソファ
ーを作ることができます。

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片側にだけハイタイプのアームを組み合わせれば、絶妙
な「こもり感」のあるカウチソファーにすることもできます。

2人掛け+3人掛け

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2人掛けと、3人掛けを組み合わせることも可能です。

3人掛けを長辺に持ってくれば、テレビの正面を広々と
した特性のカウチソファーを作ることもできます。

より幅広のカウチソファーをお探しの方には、ぴったり
の組み合わせです。

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2人掛けと3人掛けを逆に組むことで、L字型に近い
カウチソファーを作ることもできます。

さきほどの組み合わせは、テレビの正面に座れる人数が
多いカウチソファーでしたが、こちらは、みんなでわい
わいと過ごすのに最適なカウチソファーになってそう
ですね。

3人掛け+3人掛け

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3人掛けソファー同士を組み合わせて、大きなカウチ
ソファーを作ることもできます。

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ちなみに、セットでご購入の際には、ソファー同士がず
れないように専用の「連結シート」を付属しています。

元気なお子様のいらっしゃるようなご家庭でも、ずれの
ストレスなく、お使いいただけます。

プラスオットマン

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オットマンを置くことで、簡易的なカウチスタイルに
することも可能です。

1人掛けを合わせて「セパレート型」

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1人掛けソファーとテーブルを組み合わせて、パーソナ
ルスペースを大事にするレイアウトはどうでしょう。

間のテーブルに飲み物やおつまみを置いて、ゆったりと
映画を見るなど、大人の時間を過ごせることでしょう。

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2人掛けや、3人掛けソファーの様に、1つのソファーに
一緒に座るのも素敵ですが、1人掛けソファーを離して
レイアウトすることで、それぞれのパーソナル感が高ま
ります。

L字型レイアウト

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また、1人掛けソファーを組み込むことで「L字型」の
レイアウトを組むことも可能です。

広いリビングや、みんなでのおしゃべりを促すような
スペースを作ることもできます。

ずっと使い続けられる品質と、拡張性。
確かなこだわりをご紹介します。

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ここまでは、意匠設計のコンセプトを紐解いてきました。

設計段階でさまざまな工夫を入れ込むことで、自分の
生活に合ったソファーを、自分でカスタマイズできる
様になり、一生をかけて使い続けたくなるような生活
の相棒になるようにしています。

ここからは、製品としての品質や拡張性のこだわりを
ぜひ知っていただきたく、紐解いていこうと思います。

使うほどに味わいが深まる「オーク材」

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このソファーの「見心地」のポイントのひとつは、
「オーク無垢材」の美しさです。

オーク材は、木目が緻密で美しく、そのしっとりとし
た手触りは、長く使っていくほどに、深く深く、味わ
いを増していきます。

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長く使うほどに、愛着が増していくことでしょう。

また、品質として数十年にわたって使い続けられる耐久
性のある素材ですので、長くご愛用いただけると思います。

お子様にも安心の「面取り」仕上げ。
角をなるべく無くしています。

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オーク材の角(かど)は、すべて面取りと言われる
仕上げを施しており、角を丸くしています。

ほんのわずかな丸みですが、おこさまが勢いあまって
ぶつかった際に、角が立っていると、傷が深く切れて
しまう恐れがあります。

その点、丸みを持たせることで、少しでもケガが小さく
収まるようにしています。

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角を丸く面取りできるのは、無垢材だからの特性です。

これは、価格を抑えた「プリント仕上げ」や、「突板
仕上げ」では、角を丸くすることは仕様上できません。

無垢材の方が価格は高くなってしまいますが、耐久性の
高さとともに、安全の配慮を入れているので、価格だけ
の価値はあると考えています。

フルカバーリングで、ご家庭で洗濯も。

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本体カバーやクッションカバーは、長く清潔に使い続け
られる様に、まるまる取り外して洗うことができます。

洗濯については、部分洗いならばご自宅でも可能です
ので、ちょっとした汚れの場合は、お風呂場などで
軽くつまみ洗いしていただくのが良いです。

季節ごとにさっぱりきれいにしたい場合は、まるごと
ドライクリーニングで洗うことも可能です。

洗濯方法については、詳しくは、こちらのマガジンを
ご覧ください。

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また、カバーやクッションだけを「パーツ販売」として
別途、個別で購入いただく事ができます。

ひどい汚れや、長年の使用で擦れてきたりした時には、
部分的に新調していただける様にしています。

ファブリックやクッションは、オーク材と比べて耐用
年数は低いのですが、パーツ販売の仕様を入れている
ことで、ソファー自体を買い替えることなく、長年お
使いいただける様にしています。

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ちなみに、洗濯の手間もできるだけ省きたいという方
には「テキスタイルプロテクター」を一緒にご購入い
ただいて、使用前にお使いいただければ、水分や汚れ
からガードしてくれますので、おすすめです。

季節や好みの変化に合わせて、見た目と心地を変えられます。

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また「清潔に」という観点だけでなく、見た目を常に
新しくアップデートできるのも、特徴です。

例えば、春夏には「リネンカバー」で使っておいて、
秋冬には「コーデュロイ」という使い方もできます。

インテリアも洋服の様に「春夏気分」「秋冬気分」
といった感じで、季節に応じて楽しむのは、とても
素敵な発想かなと思っています。

ライフステージの変化に合わせて、拡張も。

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このソファーは、ライフステージに合わせて、拡張しな
がらお使いいただくことをイメージしています。

例えば、1人暮らしのワンルームでは、2人掛けソファー
を単体で使っていただく。

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その後、ライフステージの変化により、広いお家に引っ
越したり、家族が増えたりしたら、もう1台のソファー
を組み合わせて、カウチソファー仕様にしたり。

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ペットを家族として迎えることになったら、ペット対応
の「クリンプ生地」に変えてもらうことで、家族が快適
に暮らすことができます。

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そして、子供が巣立った後には、書斎などに移して、
また1人用のソファーとして再活躍する。

-----

通常のソファーは、どんなに耐久性の高いものであって
も、お部屋の広さによっては、新しいお家には持ってい
けないものもたくさんあります。

その点、このソファーは、買い足したり、くっつけたり、
離したり、と、ライフステージの変化に常に寄り添える
フレキシブルさを備えています。

長くご愛用いただけると嬉しいなと思います。

パーツごとの買い替えもOK

パーツごとの個別販売もしています。

アームの変更や、カバーの変更、クッションの買い足し
や買い替えまで、1点から対応しています。

BOKENでの耐久試験もクリアしています。

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このソファーの耐久性を実証するために、他のオリジナ
ルソファーと同様に、専門機関「BOKEN」での耐久試
験も実施しました。

この試験は「体重95kgの人が10万回座る」ことを想定
したもので、ご家庭での平均1日20回座ると想定して
14年間の使用の後に、どの程度のウレタンのへたりが
発生するかの試験です。

試験の結果、座面のたわみは発生せず、14年使った後
にも、問題なく使用できることが実証されました。

今回は、試験できる最長の14年の試験をしましたので、
確かな耐久性を確認できました。

フレームは、お好みに合わせて選べる
3つのカラーを作りました。

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さて、ここからはデザインのバリエーションについて
ご紹介していきましょう。

ヴィンテージレッドカラー

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「ヴィンテージレッドカラー」は、北欧アンティークを
お好きな方に向けて、リセノが独自に開発しているカラ
ーバリエーションです。

オークを赤みを帯びた色に調色塗装し、1950年代の
北欧アンティーク家具の様な趣きを与えています。

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落ち着きを感じながらも、重くなりすぎないのが特徴
で、上質な大人のスタイリングといった趣きに。

真鍮アイテムや、ヴィンテージアイテムとの相性も抜群
に良く、長く愛せる大人雰囲気のダイニングシーンは、
リセノの一推しスタイリングです。

ナチュラルカラー

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オークの木肌が美しい「ナチュラルカラー」の仕上げは、
ペーパーコードと最も相性の良い王道デザインです。

さわやかな印象を感じることができ、現代の北欧デザ
インともよく調和します。

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家族が集まるリビングを、爽やかな印象に彩るナチュラ
ルカラーは、日本の住宅スタイリングとも良く合うため
多くの方におすすめします。

ブラウンカラー

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「ブラウンカラー」は、重くなりすぎないように
「ミドルブラウン」という独自の調色を施しています。

ナチュラルよりも、もう少し「深み」や「こっくり感」
といった趣きを求める方にぴったりのカラーです。

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キッチンタイルや、建具などをブラウンカラーにされて
いるお家には、調和が取れたスタイリングをお楽しみ
いただけます。

また(リセノのお部屋がそうであるように)床がナチュ
ラルカラーのお部屋であっても、テーブルと合わせて
ブラウンを選ぶことで、お部屋に落着きや、深みをプラ
スできるため、良い具合にフィットします。

カバーは、5タイプ/7カラーからお選びいただけます。

カバーは、5タイプ/9カラーから自由にお選びいただけます。

フレームカラーと組み合わせて、お選びください。

北欧デザインにフィットする「グレーストライプ生地」

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センスの良い北欧ヴィンテージ家具屋さんで、ときどき
見かける「グレーストライプ生地」のチェアー。

北欧デザインのソファーが、さらに上質に見える北欧
家具好きにとって、憧れの組み合わせです。

北欧ヴィンーテージ家具のリペア時の生地張り直しに
使用されるグレーストライプ生地は、実はデンマーク
産のものが使われていることが多く、通常の生地の10
倍くらいするとても高価な生地だったりします。

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リセノでは、この生地をレコメンドしたく、海外工場と
協力して、自社オリジナルとして開発することに成功
しました。

ウール85%・ポリエステル15%の肌触りの良い生地で
上質な見心地と、柔らかな風合いの使い心地を兼ね備
えた自信作の生地です。

ざっくりとした風合いが美しい「リネン生地」

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フルカバーリングの生地は、リセノプロダクトでおな
じみの「リネン(麻)100%のファブリック」です。

原料から紡績まですべて北フランス:フランドル地方
にて行われた上質なリネン生地を採用しました。

厳しく選別された良質な麻を丁寧に紡いだ生地は、
強度があり、とてもしなやか。

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太番手のざっくりしたリネンらしい生地でありながら、
独特のタンブラー仕上げで、触り心地の良い素材に
仕上げられています。

長く使っていくうちに味が出ていきますので、長く
楽しんで使っていただけると思います。

また、ライトグレーは「無彩色」と呼ばれる色で、
どんな内装のお部屋にもフィットしますので、より
長く使い続けることができるでしょう。

こっくり感のある深い色合い「コーデュロイ生地」

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コーデュロイ生地は、手に触れた時のやわらかさを求
めて、綿100%の綿糸をゆっくりと丁寧に織り上げた
ものです。

製造工程でこだわったのは、太い畝(うね)幅。

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コーデュロイは、畝の太さで印象がガラリと変わりま
す。畝幅が太ければ、ゆったりとラフな印象に。
細い畝幅だとスッキリと引き締まった印象に。

「Re:CENO product」で使用しているコーデュロイは、
畝幅1cmの太畝を採用し、少し離れた場所から見ても
ざっくりとした温かみを感じるデザインを求めました。

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独特の深みと味わいがあり、ざっくりとワークな印象
とともに、上質さも感じさせる色合いに仕上げています。

コーデュロイ生地は、長い間使っていくと、いい感じ
にクタッとした雰囲気が増してきます。

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何回も触れているうちに畝の凹凸が平らになり、色合
いも少しずつ落ち着いて、周りの家具とも馴染みが
よくなってきます。

使い始めにも増して、やわらかさ、色合いが経年で
深みを出し、さらに懐かしさの感じられる風合いに。

時間を掛けることでしか生まれないその質感は、
きっとインテリアにも新しいものでは得られない
奥行きの感じられる空間にしてくれると思います。

ペットと暮らすご家庭でも安心「クリンプ生地」

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3つ目は、国産別注モケットの「クリンプ生地」。

製造しているのは、パイル織物の生産地として知られ、
日本一の生産高を誇る和歌山県高野口。パイル織物なら
ではの柔らかさや、独特の風合いを最大限に引き出すた
めに工夫が施されています。

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また、なめらかで柔らかな肌触りに加え、耐久性・耐
摩耗性に非常に優れているというのも大きな魅力。

とくにペットを飼っているご家庭では、わんちゃんが
ソファーを引っ搔いたり噛んでしまったり...なんて時も
頼れる存在です。

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カラーは、グレージュとオリーブの2色をご用意しました。

こちらは、素朴でどこか懐かしさを感じるオリーブカ
ラー。木製家具と相性がよく、組み合わせるとホッと
落ち着ける空間に。

もこもことした肌触り「ブークレ生地」

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2つ目の生地は「ブークレ生地」。

もこもこと凹凸のある表面は、手触りが非常によく、
ふと触れるたびに気持ちの良さを感じさせてくれます。

見た目にも、独特な凹凸が、光の当たり具合によって
表情を変化させ、シンプルな生地ながら、独特な風合
いを感じさせます。

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生地の組成はポリエステル100%ですので、洗濯に強く
型崩れをおこしづらいため、家庭用の洗濯機で丸洗い
できるのが嬉しいポイント。

日常生活での汚れや汗が気になる方や、小さなお子様が
いらっしゃるご家庭でも、カバーリングをすぐに取り外
して、洗濯機で丸洗いすることで、いつも清潔な状態を
保つことができます。

また、速乾性もあり、日焼けなどの劣化もおこりづらい
ため、長く愛用いただけると思います。

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無彩色のブラックは、どんな色にも合わせやすい
万能カラー。

空間を引き締めるアクセントとして活躍してくれるので
「カラーを取り入れるのには勇気がいる」という方にも
おすすめなんです。

ヴィンテージ感のあるコーディネートと合わせると、
しっとりと落ち着いた上質な雰囲気に。

しっとりとした手触りと見た目「セミアニリンレザー」

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folkシリーズのカバーとして、新たに追加したのが
「セミアニリン仕上げのレザー」です。

広い牧草地での放牧により、ストレスの少ない環境で
生育された牛革を使用。厚さ1.4~1.6mmの本革なので
耐久性も高く、使うほどに馴染んだ良い風合いに変わっ
いきます。

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セミアニリン仕上げは、革本来の風合いを損なわず、
それでいながら傷や汚れ、ダニが付きづらく、アレル
ギーが心配なご家庭でも、安心してお使いいただける
機能性を合わせもっています。

高級車のシートなどにも多く使われることからも、
その高級感や、耐久性の高さが実証されています。

また、手触りはとてもしなやかで、マットな質感も
大きな特徴。

見た目も高級感を感じさせるので、お部屋の中で大き
な存在感を感じるソファーに張ることで、インテリア
全体の「見心地」も格段に上げてくれます。

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また、「革のソファーは、座った時に冷たそう」という
お声をよく聴きますが、実はその逆。

本革のソファーは、体温に合わせて温かくなりますので
「使い心地」の面でも、実は、暮らしに寄り添ってくれます。

こだわりを詰め込んだ「Lys(リス)」
2024年10月14日より順次発売します。

lys26.jpg

というわけで、新作のソファーについて企画経緯と
コンセプト設計を書いてきました。

「薄く、細く、軽やか、でもゆったり。」

というコンセプトどおり、小さなお部屋でも広く見せる
設計の工夫を施しながら、実のところはとてもゆったり
と使えるソファーに仕上がりました。

また、モジュール設計を採用し、ユニットソファーと
して組み合わせられるため、1人暮らしから、将来の
引っ越しまで、長く使い続けられるのも特徴です。

「今の暮らしにフィットする。
 未来の暮らしにもフィットする。」

というのが設計思想であり、耐久性もばっちりです。

非常に上質な雰囲気が漂うソファーに仕上がりました
ので、久しぶりの新作ソファーながら、自信作です。

青山・吉祥寺・京都・福岡店の各店では、すでに展示し
ていますので、ぜひ店頭でも体感いただければと思います。

Styling Furniture

ソファー with テーブル Lys

¥ 173,000 ~




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2024年7月25日(木)
Re:CENO product

AGRAソファーのフレーム選びに迷ったら! スタッフ宅事例とともに、3カラーのイメージを比較します。

「ナチュラル」「ブラウン」「ヴィンテージレッド」それぞれの魅力を深掘りします。

編集部 武尾 12
2024年10月21日(月)
Re:CENO product

ソファー「Lys(リス)」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「薄く、細く、軽やか、でもゆったり。」な新作のオリジナルソファーをリリースします。

BM 山本 1
2024年9月06日(金)
Re:CENO product

「レザークロック」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Re:CENO productから、久しぶりの雑貨プロダクト「レザークロック」をリリースします。

BM 山本 1
2024年5月31日(金)
Re:CENO product

フロアライト「Oak&Pleats」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

ヴィンテージ照明開発から生まれた「プリーツ」デザインのフロアライト「Oak&Pleats」をリリースします。

BM 山本 1

「Re:CENO product」の人気記事 4件

2021年2月11日(木)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRAカウチ/1.5人掛け」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

AGRAシリーズに新たに仲間入りする「カウチソファ」「1.5人掛けソファ」について、利用シーンとともに紐解いていきます。

BM 山本 644
2019年8月06日(火)
Re:CENO product

「folk伸長式ダイニングテーブル」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

「伸長式」「楕円形」に仕上げたオリジナルダイニングテーブルについて、設計コンセプトを紐解いていきます。

BM 山本 543
2020年2月22日(土)
Re:CENO product

フェザーソファ「AGRA」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

Re:CENO productから2年半ぶりに登場する新作ソファの企画経緯とコンセプトをご紹介します。

BM 山本 373
2020年9月04日(金)
書斎の基本

ユニットシェルフ R.U.Sでつくる、「デスク」の魅力をご紹介します。

ユニットシェルフだからこそ、気軽に取り入れられる「デスク」としての魅力をご紹介します。

店舗MG 岩田 335

インテリアを学ぶ、楽しむ、好きになる。
『Re:CENO Mag』