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ウッドフレームチェア「Pair」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話しします。

こんにちは。
プロダクトデザイナーの加納です。

木フレームのダイニングチェア「Pair(ペア)」
をリリースします。

こちらは、ステンレスダイニングチェア「Pair」
のシリーズアイテム。

シリーズの大きなテーマは、
あと少し、理想に近づかない...
を解消することです。

たとえば...

  • 明るい雰囲気にしたいけど、木だけだと重たく見える
  • すっきりとした脚が好きだけど、木の温かみのある雰囲気は残したい

そんなお悩みを解消したいという思いから
企画をスタートしました。

さらに幅広いお悩みに応えられるシリーズとして
広げていきたいという思いがあり、今回
ウッドフレームチェアを新たに追加します。

pair_wch_mag1.jpg

今回は、この新作チェアについて、
企画経緯とコンセプト設計を紐解いてきます。

心地よさはそのままに、
素材のぬくもりを感じるデザインへ。

pair_wch_mag2.jpg

ダイニングテーブルを決めたら、次に
「合わせるチェアをどうするか?」
を考える必要があります。

たとえば、約6畳のダイニングに、
チェアを4脚並べたとしましょう。

pair_wch_mag3.jpg

上の画像は、
ステンレス脚の「Pair」を4脚並べた様子。
脚の細いラインが空間に抜け感をつくり、
ダイニング全体が軽やかに見えます。

一方で、もう少しあたたかみのある雰囲気にしたい
という方もいらっしゃいます。

pair_wch_mag4.jpg

こちらは、ウッドフレームの「Pair」を4脚並べたもの。
木の質感が光をやわらかく受けとめ、
空間にやさしい陰影と落ち着きをもたらします。

pair_wch_mag5.jpg

構造や座り心地といった機能面はそのままに、
素材が変わることで、空間に与える印象も変化します。

無機質な印象から、有機的でやさしい空気感へ。
素材がもたらす「心地よさの違い」を、
感じていただける仕上がりです。

pair_wch_mag6.jpg

このように、今回のウッドフレームモデルは、
ステンレスの凛とした印象を受け継ぎながらも、
より温かく、やわらかな雰囲気へと進化しました。

  • すっきりした見た目で、お部屋を広く見せたい
  • 同時に「ぬくもり」も感じたい

という方に、ぜひ取り入れてほしい一脚です。

「ナチュラルインテリア」なお部屋づくりに
ぴったりのチェアです。

pair_wch_mag7.jpg

ステンレスフレームは「ナチュラルモダン」に
よく合いますが、ウッドフレームの「Pair」は
「ナチュラルインテリア」と好相性。

こちらのインテリアテイストマップを使って、
分かりやすくお話をさせて頂くと
ステンレスとウッドフレームはこのように位置します。

pairdc-blog22.jpg

ここでは、今回のウッドフレームチェアにぴったりの
「ナチュラルインテリア」テイストを
詳しくご説明していきます。

20250403192920_3.jpeg

「ナチュラルインテリア」とは
「あたたかい・リラックス・ナチュラル」と
「明るい、さわやか、シンプル」を
掛け合わせたテイストのことを指します。

さわやかさを持ちながら、あたたかみ・リラックス
を感じさせるスタイリングが特徴です。

pair_wch_mag10.jpg

ウッドフレームは、さわやかな印象であり、
木のぬくもりを感じられる雰囲気も好き
という方におすすめしたいチェアです。

なお、好みのインテリアテイストの
見つけ方については、ぜひ以下のマガジンも
参考にしていただければと思います。

心地よさを感じるハーフアームチェア。
窮屈さを感じず、ふっと立ち上がれる安心感

pair_wch_mag11.jpg

美しいお部屋には、
良い顔をしたチェアが必ずあります。

だからこそ、チェアを選ぶ際には
見心地がとても大事な要素です。

ただ、見心地だけでは、いいチェアとは言えません。

こちらのチェアは、見心地と同じくらい
使い心地にもこだわっています。


pair_wch_mag12_skip.jpg

アーム部分には、ハーフアームを採用し
自然と肘がかけられるように設計しました。

肘のあるチェアは長く座っていても
体勢を崩せるところがいいポイントです。

立ち上がる際にも、肘の部分を支点にして
立ち上がることが可能なので、
足腰の弱い方でも立ち上がりやすい仕様です。

また、ハーフアームにしたことで
テーブルからの出入りもしやすく、
圧迫感が出ないようなサイズ設計になっています。

からだに自然と馴染む。
コンパクトで心地よいサイズ設計

★6-1_幅50cm以下」の設計(アイボリー)_加納さんマガジン専用_木フレームpairチェアマージ_1T9A9334.jpg

発売当初から体にフィットすると好評のPair。
ウッドフレームも、ステンレスと同じ設計にしました。

一般的に、アームチェアは「幅55cm前後」のものが
多く、アームがないチェアと比べて幅の広い設計に
なっています。

それは、人の体がおさまるように肘掛けを
外側に出しているからです。

ただこの場合、幅が広いので、2 脚並べた際には
テーブルにおさまりきらないこともあります。

Pairは、座り心地の良さと、コンパクトなサイズ感、
その両方を叶えるために「幅50cm以下」に設計。

肘は置けるけど、
体がすっぽりとおさまるサイズ感です。

pair_wch_mag14.jpg

チェアは、人間工学的に
適した角度が設定しました。

ダイニングチェアの場合、90〜110度くらいです。

ただ実際は、90度というのは直角なので、
座り心地が良いとは到底いえません。

pair_wch_mag15.jpg

となると、一般的には90〜110度が
推奨されているものの
「実際には、どのくらいの角度が適しているのか?」
という疑問が浮かびます。

それは「多くの椅子に座る」、「作って試してみる」
という経験を通してこそ測れる数値です。

チェアを数多く設計してきた私は
理想的な角度に辿り着きました。
それが103度前後です。

このくらいの角度が、自然と背もたれにもたれたとき
最もちょうどいいんです。

是非、店頭で座り心地を
試してみていただければと思います。

毎日の掃除が楽になるように。
テーブルに掛けられる仕様です。

pair_wch_mag16.jpg

Re:CENO productのハーフアームチェア
「folk round arm」も同様ですが、今回のチェアも
テーブルに引っ掛けられる仕様です。

今の時代、共働きのご家庭は非常に多く、
毎日掃除の時間を取れない...ということも
あるかと思います。

こちらのチェアは、テーブルに引っ掛けると
床から「10cm」空くので、
ロボット掃除機も通ることができます。

★17-2_ルンバ使用にも便利(アイボリー)_木フレームpairチェアマージ_1T9A0414.jpg

ですので、朝の忙しい時間にチェアを
テーブルに引っ掛けておいて、
ルンバをセットしてお仕事に出かけすれば
帰ってくる頃には綺麗になっています。

今の時代、時短は非常に嬉しいポイントだと思います。

「エンタシス」と呼ばれる意匠。
こだわりの丸みが生みだす柔らかな印象

★6-3_エンタシスの意匠(アイボリー)_木フレームpairチェアマージ_IMG_16582.jpg

脚部には、北欧の名作チェアにも用いられてきた
「エンタシス」の意匠を取り入れました。

一本の木を削り出し、両端を細く、中央に向かって
わずかに丸みを帯びさせる技法です。

ほんの少しのカーブが、無機質な印象をやわらげ、
木の生命感を感じさせる美しいラインを描きます。

直線ではなく「わずかなふくらみ」を残すことで、
手仕事の温かみを宿した佇まいに仕上げました。

ペットと安心して暮らせる
「オリジナル生地」を使用しています。

pair_wch_mag19.jpg

犬や猫と暮らすお客様から、
「ペット対応の生地が欲しい」
とのお声をよくいただきます。

今回、そのご要望に応えた生地を
オリジナルで開発しました。

実は、「ペット対応生地」という言葉に、
明確な定義はありません。

一般的には、専門機関による「スナッグ試験」に
合格したものが、そう呼ばれています。

TB-25-002836-㈱Flavor様-より写真.jpg

スナッグ試験では、「メース」と呼ばれる
トゲのついたボールで生地を100回こすり、

  • 糸がどれくらい飛び出しやすいか
  • ひきつれが起こりやすいか

といった基準で評価されます。

その結果、一定の基準をクリアしたものだけが
「ペット対応」として認められているのです。

ただ、私たちリセノでは、お客様に
より安心してお使いいただけるよう、
一般的な「100回」の試験基準を大きく上回る
「2000回」の試験を実施しました。

その結果、5段階中「4.5」という
高い評価を獲得しています。

この生地は、試作を何度も繰り返しながら
調整を重ねて、ようやく完成した
「リセノのペット対応生地」です。

pair_wch_mag21.jpg

カラーは、4色。

どの生地も、リセノが完全オリジナルで
開発したものです。

とくにストライプの生地は、パターンのデザインから
スタートし、糸の組織まで細かく指定して、
特別に織り上げていただきました。

市販の生地ではなく、リセノだけの特注品です。
だからこそ、生地そのものも
自信を持っておすすめできます。

pair_wch_mag22.jpg

機能面では、犬や猫の爪が引っかかりにくく、
織り糸がほつれにくい構造になっています。

生地は糸をしっかりと織り上げて布にしているため、
引っかきや摩擦にも強く、優れた耐久性があります。

そのため、小さなお子様が
うっかりひっかいてしまっても安心。

ペットと暮らす方にも、お子様がいるご家庭にも、
長く快適にお使いいただける生地です。

pair_wch_mag23.jpg

「アイボリー」。真っ白に近いような色合いは、
なんともすっきりとした印象を与えます。

どんなお部屋にも自然と馴染むのがうれしいポイント。

  • お部屋に軽やかさが欲しい
  • さわやかな家具で揃えたい

そんな方におすすめのカラーです。

pair_wch_mag24.jpg

ストライプ生地は、凹凸をつけることで、
立体感のある表情に仕上がるよう、
特別に織っていただいています。

単なる平坦なストライプではなく、
生地自体の奥行きや表情を感じられる一枚です。

ぜひ、店頭でも質感をご覧いただきたいと思います。

pair_wch_mag25.jpg

「マスタード」は、やわらかな黄色味を含んだカラー。
空間にあたたかな印象をもたらします。

ナチュラルな木の家具とも相性がよく、
お部屋が明るく軽やかな印象に。

ダイニングで過ごすひとときを、
より豊かなものにしてくれるでしょう。

pair_wch_mag26.jpg

そして「グリーン」。

落ち着いた深みのある色合いで、ナチュラルな空間
にも自然と馴染むカラーです。

木の温もりにほどよい彩りを添えながら、お部屋の
アクセントとしても活躍します。

植物を飾るような感覚で、
空間に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。

美しい木目で、徐々に味わいが増す。
「オーク無垢材」で長く愛用いただけます。

pair_wch_mag27.jpg

古くから家具用の素材として
親しまれてきた「オーク材」。

経年変化で飴色に変わった風合いを、
ヴィンテージショップなどで
ご覧になったことがある方も多いかと思います。

オーク材の魅力は、なんといってもその美しい木目と、
ぬくもりのある手触り。

使い込むほどに味わいが深まり、
年月とともに表情が豊かになっていきます。

やがて、ヴィンテージショップに並ぶような
飴色の家具へと育てていく...。

そんな経年変化を楽しめるのも、
オーク材ならではの魅力です。

ご家庭でお洗濯できる「カバーリング仕様」。
清潔な状態を保ち、長くお使いいただけます。

★12-1_取り外しできるカバー(アイボリー)_加納さんマガジン専用_木フレームpairチェアマージ_1T9A9318.jpg

長く清潔に使い続けていただけるように、
座面カバーは取り外して洗うことができます。

こちらのチェアは、座面裏側の4つのネジを外して
頂くとカバーを外せるように設計しています。

この仕様は、リセノならではの
こだわりのポイントです。

さらに、カバーはお家で洗えるので、
汚れたらゴシゴシ拭かず、ササッと洗濯機へ。
その際、洗濯ネットに入れていただければと思います。

BOKEN での耐久試験も
クリアしています。

★13-1_BOKEN試験資料※トリミングで三脚消してください_加納さんマガジン専用_木フレームpairチェアマージ_IMG_16765.jpg

専門機関による強度試験も実施しました。

この試験では、
「体重約95kgの人が、5万回ほど座る」ことを想定し、
強度に問題がないかどうかを評価します。

1日あたり20回座ると仮定すると、
およそ7年分に相当する使用頻度です。

その試験の結果、背もたれ・ひじ部・座面の
すべてにおいて、基準をしっかりとクリアしています。

ただし、実際のご使用環境や条件によって
耐久性は変わるため、この試験結果が必ずしも
7年間の使用を保証するものではありません。

こだわりを詰め込んだウッドフレームチェア「Pair」。
12月24日(水)に発売します。

pair_wch_mag30.jpg

新たに加わるウッドフレームチェア「Pair」は、
日本の住まいにフィットするサイズ感と
長く快適に使い続けられる設計。

使うほどに愛着が深まるダイニングチェアです。

ぜひ、お近くの店舗で実物をご覧いただき、
その軽やかさや座り心地を体感してみてください。

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