神奈川県　O様 邸

コーディネート概要

テーマカラーを変更することで、お部屋の印象をさわやかに。
レイアウトも大きく変更することで、これまでとはまた違った景色となりますので、新鮮な気持ちでお過ごしいただけます。

住み慣れたお部屋も、インテリアを工夫し、手を加えることで、がらっとイメージを変えることができる。
そんなテーマでコーディネートいたしました。

レイアウト

お部屋の奥に就寝スペース、手前にリビングスペースを設け、大幅にレイアウトを変更いたしました。

お部屋の手前に背の高いもの、奥に行くにつれて背の低いものを置くことで、目線が邪魔されずに奥まで見通すことができます。
こうすることで、遠近法の手法と同じ原理で、お部屋を広く見せることが可能です。

また、人は空間に入った時に、無意識に一番遠い場所に目を向けると言われていますので、お部屋の奥側の見通しを良くすることで、開放感を感じていただけます。

現在のレイアウトで、ベッドの存在が圧迫感を感じるとのことでしたので、ぜひ一度、こちらのレイアウトをお試しください。

ただ、ご心配されている通り、掃き出し窓にベッドを沿わせると、カーテンの開閉はややしづらさを感じるかと存じます。

なるべく窓面にも手が届きやすいように、ロータイプのベッドをコーディネートいたしました。
また、ベッドと窓の間は、隙間を空けていただくと、カーテンの開閉がしやすくなります。

【 ヘッド付きフロアベッド PIATTO 】は、床からマットレスを置く位置までの高さが17cmと低く設計されたベッドです。

例えば、18cmのマットレスを使用すると、床からの高さは35cmに。

少し低めのソファーくらいの高さになるので、ベッドに座りながら本を読んだり、飲み物を飲んだりするにもちょうどいいサイズです。

今回、お部屋のスペース的にソファーを置くことが難しかったので、ご来客の場合は、ベッドをちょっとしたソファー代わりにご使用いただくことも可能です。

床板にも隙間が設けられているので、通気性が良く、ベッド下に溜まりやすい湿気を逃がしてくれます。

ベッド下は13cmと、比較的お掃除もしやすい高さです。
さらに、脚があることで抜け感が生まれるので、お部屋を軽やかな雰囲気に仕上げてくれるというメリットもあります。

レイアウトとカラーを変えて、「ナチュラルヴィンテージ」な空間にチェンジ

同じ物件に長らくお住まいとのことで、愛着もありながら、どこかマンネリ感を感じていらっしゃるということですが、間取りや内装を変えることは難しくとも、インテリアを工夫することで、お部屋の印象を変えることは可能です。

今回は、レイアウトの変更と、お部屋のテーマカラーの変更、2軸で変更を行うことで、「ナチュラルヴィンテージテイスト」という新しい風を吹かせるご提案です。

主要な家具のカラーは、ご愛用いただいております【 KeLT リビングテーブル 】にを合わせて、「ミッドブラウン×ブラック」を基調とした、ヴィンテージライクな印象にまとめています。

床よりも濃いカラーとなりますが、木の質感を感じていただけるアイテムを揃えていますので、落ち着きがありながらも、自然素材のあたたかみを感じていただけます。

家具は落ち着いた印象でまとめつつ、ラグマット、カーテン、寝具カバーなどのファブリック類は、アイボリーやベージュなど、淡いカラーを組み合わせることで、お部屋の印象も暗くならず、ナチュラルな印象にまとまります。

TVボードとお洋服を収納するシェルフは、【 R.U.S ユニットシェルフ 】のシリーズで揃えて、横並びに設置しています。

シリーズやカラーを揃えることで、お部屋全体の統一感を出しながら、お悩みの一つである収納力もカバーすることが可能です。

TVボードに選びましたのは、【 R.U.S 基本セット 高さ54cm×幅92cm（ガラスキャビネット） 】です。
※画像の左側の商品となります。

横幅92cmと、コンパクトなサイズながら、棚板付きのキャビネットにはAV機器以外にもアイテムをたっぷり収納いただけます。

細身のアイアン脚は、艶消し仕様となっており、脚部先端には真鍮製のアジャスターが取り付けられています。
細かな仕様ですが、お部屋をより落ち着いた、上品な印象に格上げしてくれるパーツです。

ワードローブ用には【 R.U.S おすすめセット #24 】がおすすめです。

上部がハンガータイプ、下部にドロワーと、2種類の収納をご用意しておりますので、ハンガーにはお気に入りのお洋服を掛けていただき、細々としたものはドロワーに仕舞っていただくことができます。
フレームにS字フック等を引っ掛ければ、サイドにもカバンやストールを掛けていただくこともできます。

見せる収納と隠す収納をうまく組み合わせた、ディスプレイもお楽しみいただけるようなワードローブ収納です。

なるべく収納スペースを確保できるよう、電子ピアノの脇にも【 R.U.S 基本セット 薄型 高さ91cm×幅47cm 】を設置しています。
洗面スペースへの行き来を考慮して、こちらは奥行き23cmとスリムなサイズとなっています。

【 KeLT リビングテーブル 】ともリンクした意匠デザインのため、親和性の高いコーディネートが叶います。

※画像は棚板3枚のタイプとなります。ご提案商品は棚板2枚タイプとなります。

続いて、ファブリックアイテムをご紹介いたします。

テーブル下には【 ラグマット BIANCA DIA 円形タイプ　直径 135cm 】を合わせました。

幾何学模様の民族テイストを感じさせる、ひし形模様のラグマットです。

柄入りではありますが、アイボリーベースのモノトーンカラーなので、程よくお部屋のアクセントとして存在感を放ちます。

パイル長さは約3.5cmと長めとなっているので、床生活でも底付き感はなく、快適にお過ごしいただける座り心地です。
リモートワークをされているとのことなので、長時間の床座りでも、お尻がいたくなりにくいアイテムを選びました。
しっかりと目が詰まっているので、耐久性の面でもおすすめです。

カーテンにおすすめいたしますのは【 リネンカーテン Mar　アイボリー 】です。

リネン100％の生地は、適度に光を通す透け感のある素材感です。
天然素材を使用したカーテンは、化学繊維では感じにくい、ざっくりとしたあたたみのある質感を感じていただけます。

現在、濃い色のカーテンをご使用のことかと存じますが、明るい色のカーテンには、照明の光が反射してお部屋全体に回り、空間も広く感じられる効果があります。

さらに、ベッドスプレッドにも、【 ウールブランケット linoo Altum 】のような、明るくやわらかなカラーのブランケットを1枚掛けていただくと、よりナチュラルな印象が深まります。

▼ ウールブランケットの魅力とお手入れ方法をご紹介。いつでもそばに、優しい温もりを。

照明については、今回天井照明に【 ペンダントライト DOT 】を1つ、間接照明に【 フロアライト Delicia 】を1つと、タイプの異なる照明を導入しています。

光の強い天井照明を1つだけ取り付けるよりも、こちらの画像のように、光源の位置が異なる柔らかい光を複数取り入れていただいた方が、よりリラックスできる空間を作ることが可能です。

複数の照明で高低差を付けることで、光の織りなすグラデーションが生まれますので、ぜひ昼夜で異なるお部屋の雰囲気をお楽しみください。

▼ 居心地のいいお家は「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。

リビングスペースを広めに確保した場合のレイアウトプラン

先にご案内したプランとは別に、ご来客の際のくつろぎ時間を重視したプランもご紹介いたします。

お仕事仲間やパートナーといった、ご来客の機会が多い場合は、複数人でテーブルを囲める、ゆとりのあるリビング空間が理想です。

ラグマットのサイズを円形135cmから、長方形135cm×190cmと、サイズアップをすることで、テーブルをぐるっと囲んでおくつろぎいただけます。

TVボードには、【 R.U.S 基本セット 薄型 高さ54cm×幅92cm（ウッドキャビネット） 】を、ベッドに沿わせてレイアウトしています。

先にご提案のプランよりも20cm奥行きの薄い薄型タイプを選び、リビングスペースをより広くお使いいただけるようにいたしました。

こちらのレイアウトの場合、シェルフが簡易的な間仕切りとなり、ベッドとリビングの間の目隠しにもなります。
ベッドというプライベート空間を一部隠すことで、空間にメリハリを付けることもできます。

リビング空間を広く取ることができるメリットがある一方、先にご案内したプランにあった、洋服を収納するシェルフがなくなってしまうことで、収納力がダウンしてしまうデメリットがございます。

デメリットを補うため、電子ピアノ脇のシェルフを、奥行き・高さをランクアップさせた【 R.U.S 基本セット 高さ165cm×幅47cm（シェルフボード44）】に変更しております。

リビングスペースのゆとりを優先させたい、そんな場合はこちらのプランをご検討ください。

「ナチュラル×ホワイト」の場合は、お部屋がよりさわやかな印象に

今回ご提案のプランは、【 KeLT リビングテーブル 】に合わせて、家具のカラーを「ミッドブラウン×ブラック」で統一しておりましたが、「ナチュラル×ホワイト」に変更すると、イメージは大きく変わります。

落ち着いたヴィンテージテイストの雰囲気から、清潔感のあるさわやかな雰囲気にガラッと変わります。

お部屋の印象を一気に明るいものにしたい、「きれいめナチュラルヴィンテージ」にしたい、そんな場合はこちらのカラーもご検討くださいませ。

担当：プロサポート　中島