
梅雨と並んでカビが生えやすいのが、意外と冬!定期的にお手入れをして、清潔かつ快適なベッドで過ごしましょう。
https://www.receno.com/pen/care/u4/2022-01-06.php公開日 2025年05月22日(木)
更新日 2025年05月27日(火)
こんにちは、カメラマンの辻口です。
みなさんは「寝具選び」はこだわっていますか?
寝具の選び方は奥深いもので「分厚い」
「薄い」というだけでなく、「蒸れにくさ」
「洗いやすさ」など、実は見るべき
ポイントがたくさんあります。
僕も睡眠にはこだわりがあり、寝具の素材を
変えたときに「こんなに変わるのか!」と驚いてから
寝具をしっかり選ぶようになりました。
特に、季節の変わり目は「気温と寝具のミスマッチ」
で「寝汗が不快」「蒸れる」「でも空調は体に悪い」と、
睡眠の問題もより繊細になってきます。
体質や季節にあった寝具を選ぶと、睡眠の質も
グッと良くなりますので、今回は寝具の選び方や
おすすめのアイテムについてしっかり解説いたします。
睡眠でいちばん不快に感じるのは
「寝汗」ではないでしょうか?
寝汗が不快なほど出るということは、
寝具があっていないことの分かりやすい
サインでもあります。
寝汗対策になり、快適な眠りを叶える
寝具選びのポイントは、
の3つです。
寝具選びで気をつけたいポイントの
1つ目は「通気性」です。
「温度」だけでなく「湿度」が大切なことは、
蒸し暑い日本の夏を過ごされる方には
もうお馴染みの知識かと思います。
それは、寝具においても例外ではありません。
寝具内の湿度を快適に保つためには、通気性に
注目して、寝具に使われている「素材」を
選ぶことが大事です。
代表的な素材の特徴を確認していきます。
まず寝具の素材で注目したいのは「天然素材」。
その中でも、夏の寝具として定番なのが
リネン素材です。
麻から作られたリネンは、さらりとした手触りで、
肌にまとわりつかず、爽やかな質感。
繊維の中空構造によって空気をたくさん保持するので、
吸放湿性や保温性に優れ、夏だけでなく冬でも暖かく
お使いいただける、万能な寝具素材です。
同じく、寝具の定番である天然素材の「コットン」。
リネンと比べると、手触りは柔らくなめらか。
こちらも、吸放湿性や保温性に優れています。
「平織り」や「ガーゼ織り」など様々な製法があり、
厚みや肌触りにたくさんのバリエーションがあるので、
自分に合ったものを選びやすい素材です。
「動物性繊維」は、ウールやキャメルといった、
動物の獣毛を使った素材。
寒暖差の厳しい環境で過ごす動物たちの毛は、
保温性や調湿性が非常に高く、秋冬を暖かく
過ごすための「毛布」によく使われています。
冷え性などで、冬の睡眠で寒さを強く感じられる方は
動物性繊維の寝具を取り入れていただくと、暖かく
快適に眠ることができます。
化学繊維で作られたものは、天然素材のものに
比べて吸放湿性が弱いことが多く、少し蒸れやすい
デメリットがあります。
ただ、化学繊維は価格がリーズナブルなことが多く、
アレルギー対策や洗濯のしやすさ、冷感機能といった
自然素材にはない、化学繊維ならではの機能性を
備えているものがたくさんあります。
寝具の一部に化学繊維のものを取り入れ、自然素材の
ものとあわせて使うことで、より自分の好みの
睡眠環境を作ることができます。
寝具選びのポイント2つ目は
「清潔さを保つ機能性」です。
基本的に、自覚がなくても人は一夜に
コップ一杯ほどの汗をかいていると、
いわれています。
寝具は定期的に洗濯しないと肌触りも悪く
なりますし、衛生的にも気分的にも良くないです。
ですので、寝具はできるだけ
洗濯できるものを選ぶのが良いです。
洗濯ができない場合でも、洗濯ができる
寝具カバーをかける、という方法もありますので、
あわせて検討したいポイントです。
寝具カバーを掛ける際は、取り外しが簡単か
どうかも確認しておきましょう。
例え洗濯が可能でも、付け外しが面倒だと
お手入れの頻度が自然と少なくなってしまうものです。
冬場や、物干しスペースの日当たりが悪い場合は、
1日で寝具が乾かないこともあります。
そうしたお住いの方は、リネン素材や化学繊維など
乾きの早い素材選びを意識していただくと良いです。
寝具選びも大事ですが、その土台となっている
ベッドや布団にも注意が必要です。
最初にもお話しした通り、快適な睡眠環境に
大事なのは「通気性」。
やってはいけない「土台づくりの2つのNG」を
確認しましょう。
一番危ないのは、布団やマットレスを
床へ直に敷いてしまうことです。
寝具から湿気が逃げにくくなるだけでなく、
布団やマットレスと床の間に湿気がたまり、
ひどい場合は寝具や床がカビてしまうことも。
理想的なのはスノコのついたベッドを
使用することですが、ベッドが置けない場合は
布団やマットレスの間にスノコを入れて、
空気の通り道を作るよう気をつけましょう。
また、ベッドを使っている場合でも、布団や
マットレスは定期的に風通りの良いところで
乾燥させるのが良いです。
詳しくは、こちらの動画でも解説していますので、
ぜひご覧くださいね。
梅雨と並んでカビが生えやすいのが、意外と冬!定期的にお手入れをして、清潔かつ快適なベッドで過ごしましょう。
https://www.receno.com/pen/care/u4/2022-01-06.php床へ直に敷かないのと同じ理由で、
ベッドや布団は壁から10cmほど
離すのがおすすめです。
壁と離れていることで、空気の通り道が
左右で繋がり、より湿気が
籠りにくくなります。
さて、ここからは寝汗を抑えるのに効果のある
寝具のカテゴリと、それぞれの
おすすめアイテムをご紹介します。
寝具の中でも優先的に見直したいのは、
の3つです。
寝汗対策でまず注目したいのは
「寝具カバー」です。
寝具カバーは、主に「枕」「掛布団」
「マットレス / 敷布団」に掛けるカバー。
洗濯できないことの多い枕や羽毛布団、
マットレスを汚れから守り、洗濯できるものを選べば
寝具の清潔を保ちやすくなります。
また、素材や肌触りの種類が豊富で、自分の
体質にあったものを、季節にあわせてこまめに
変えられるので、はじめに見直したい寝具です。
寝具カバーでおすすめなアイテムの1つ目は
「fog linen work」の寝具カバーです。
リトアニアの上質なリネンを100%使用した
贅沢な寝具カバーで、風合いの美しさも
感じられます。
さらさらとシャリ感のある肌触りで、最初はパリッと
していますが、使い込んでいくうちに柔らかく変化。
リネンは乾きが早く、洗濯も可能なので、頻繁に
お手入れしても苦になりにくいんです。
軽やかさの強い寝具カバーなので、夏の寝汗に
悩まされている方に特に向いています。
リトアニアの上質なリネンを使用した、寝具カバーセット「fog linen work(フォグリネンワーク)」。お部屋に取り入れやすいシンプルなデザインで、使うほどに柔らかく、馴染んでいきます。
https://www.receno.com/bcset/fg-linens.php寝具カバーでおすすめなアイテムの2つ目は
「リネンミックス one-wash」です。
やわらかい肌触りと保温性に優れた「コットン」と
シャリ感があって通気性に優れた「リネン」の
良いところをかけ合わせた寝具カバー。
「寝汗対策はしたいけれど、柔らかい
質感の寝具を使いたい」という方に
ぴったりです。
洗濯可能で、簡易なボタン式なので、着脱が
簡単なのも嬉しいポイント。
リネン100%のものに比べて価格も抑えられており、
一年中活躍してくれる寝具カバーなので、カバー選びに
迷われている方におすすめなアイテムです。
天然素材で1年中快適に過ごせる寝具カバーセット「リネンミックス one-wash(ワンウォッシュ)」。コットンの柔らかさとリネンの上品さを活かした、表情豊かな風合いが魅力です。
https://www.receno.com/bcset/linenmixs.php次に寝汗対策でおすすめしたいのが
「敷きパッド」です。
敷きパッドは、マットレスの上に被せる寝具。
寝具カバーだけでは防ぎ切れないマットレスへの
寝汗の染み込みを防いだり、寝具カバーよりも
更に着脱が簡単なので、より寝床を清潔に
保つことができます。
また、寝具カバーには無い機能を備えたものが多く、
今よりも寝心地を改善したい、という方に
試していただきたい寝具です。
肌に触れる表地が、天然素材のコットン100%で
作られた「敷きパッド さらコット」。
さらコットは夏の睡眠を徹底的に考えたアイテムで、
天然素材にしては珍しく「冷感機能」を
備えた敷きパッドです。
化学繊維の冷感敷きパッドに比べて、
冷え感を抑えた自然な冷たさや、コットンの
やわらかな質感が特徴。
自然素材にはこだわりがあるけれど、夏の睡眠を
もっと快適なものにしたい、と考えている方にも
無理なく取り入れていただけます。
それだけでなく、裏地はメッシュになっているので、
コットンが持つ吸放湿性とあいまって、
しっかりと湿気を逃がしてくれます。
夏の寝苦しさから解放してくれる、「敷きパッド さらコット」。天然のコットンがこもった熱を逃がし、快適な睡眠を叶えてくれます。
https://www.receno.com/bedpad/scotto-bp.phpふつうの冷感機能で満足できないという方には、
「強冷感機能」を備えた化学繊維素材の
「reve(レヴェ)」がおすすめです。
その名の通り、触れるとしっかりとした冷たさを
感じるのが特徴で、暑がりな方には
とても嬉しい機能が備わった敷きパッドです。
冷感を示す「Q-MAX」という値は、
自然素材の約2倍。化学繊維だからこそ
叶えられる特徴を持っています。
薬剤のコーティングによって冷感機能を持たせている
敷きパッドもありますが、reveは繊維そのものが
冷たく感じるので、洗濯をしても効果が落ちません。
空調が苦手だったり、電気代を少しでも
節約したい方に試していただきたいアイテムです。
夏の寝苦しい夜を快適にしてくれる、強冷感の敷きパッド「reve(レベ)」。生地そのものが冷たいので、洗濯しても効果が変わらない優れものです。
https://www.receno.com/bedpad/reve.phpreveとは反対に、寒さがこたえる冬場に使いたい
動物繊維のウールを使った「メリノウール敷き毛布」。
長くて肌触りの良い毛足と、ウールの高い
遮熱性と保温性で、底冷えするような寒い夜でも、
ぽかぽかと暖かく眠れます。
暖かいと寝汗の量も増えてしまいますが、
ウールは調質性にも優れた素材。汗を吸って
発散してくれるので、さらりとした寝心地が
長く続きます。
メリノウール毛布の最大の特徴は洗えること。
天然の動物性繊維は洗えないものが大半ですが、
メリノウール敷き毛布は、ご自宅の洗濯機で
洗っていただくことが可能です。
少し価格のするアイテムですが、すべての機能性に
優れた、冬の睡眠を快適にしてくれるアイテムです。
上質で暖かな「洗える メリノウール 敷き毛布 LOOM&SPOOL SERENE(ルーム&スプール セリーン)」。羊毛の中でも特に高級な「メリノウール」を、丁寧に編み上げています。
https://www.receno.com/bedpad/serenebmf.php暑さが強くなってくる真夏には、例え夏用のものでも
「掛布団」を使っていると、分厚く感じられる方も
多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、薄手でさらりと
掛けられるブランケットやガーゼケット。
羽毛の布団だと洗えないことも多いので、
衛生的な面でも、夏には肌掛けを薄手のものを
別に用意しておくのがおすすめです。
ウォッシュドリネン100%で作られた
ブランケットの「USVA(ウスヴァ)」。
寝具カバーでも優秀なリネン素材ですが、
薄手のブランケットでも、さわやかな手触りや
乾きやすい特性が相性ぴったり。
また、使い始めはパリッとしたリネンですが、
USVAは洗いをかけたウォッシュドリネンで、
最初から柔らかな質感が特徴です。
暑い夏には、空調は抑えめにして、さらりと
USVAを羽織ると気持ちよく眠ることができます。
USVAは、フィンランドの老舗ブランド
「LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)」が
手掛けており、品質やデザインも高い水準。
最初の一枚は間違いのないものを、という方に
ぜひお選びいただきたいアイテムです。
リネンの自然な色合いに、ストライプのアクセントが美しく映える「USVA(ウスヴァ)」。ベッド、ソファー、ダイニングまで、マルチに使えるブランケットです。
https://www.receno.com/blanket/usva-b.phpオーガニックコットンを贅沢に使った
「cocomani 8重ガーゼケット torotoro(トロトロ)」。
「ガーゼ」は、荒く・緩く織られた生地のことで、
通気性や肌あたりの優しさを
高めることができる製法です。
そのガーゼを8重に重ねることで、通気性や
肌あたりを保ったまま、保温性やボリューム感を
持たせたのがtorotoro。
素材と織り方を工夫することで、夏に嬉しい機能性を
すべて高めながら、とろけるような肌触りを実現した
こだわりの1枚です。
肌触りの柔らかいものや、薄すぎず、初夏から
秋口まで使えるような保温性のものをお探しの方に
ぴったりのガーゼケットです。
ふんわり、とろけるような柔らかさの「8重ガーゼケット torotoro(トロトロ)」。たっぷりと空気を含んでやさしく織り上げた、コットン 100%のガーゼケットです。
https://www.receno.com/blanket/coco-8gauze.phpいかがだったでしょうか。
寝汗対策になる寝具の選び方をまとめますと、
の3つがポイントです。
また、寝汗対策として取り入れた寝具は、
の3つです。
ちなみに、リセノではアイテムを実際に愛用している
スタッフが、リアルなレビューをお届け
していますので、よければそちらも御覧ください。
夏本番に備えて、もっちり肉厚な日本製ガーゼケットをお迎えしました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u71/2024-06-14.php老舗寝具メーカーが手掛けるファブリックブランド「cocomani(ココマニ)」の寝具を使ってみました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u57/2024-05-10.phpベッドの寝心地に悩まれている方へ。敷きパッドを取り入れるメリットと、愛用中の敷きパッドについてご紹介します。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u33/2024-04-04.php眠りのかたちは人それぞれですので、自分の体質や
季節にあったものをしっかり選び、快適な睡眠で
健やかに暮らせると良いですね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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