
同じようで異なるアイテムの、ベッドパッドと敷きパッドの違いをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/beds/u30/2018-05-18.php公開日 2024年05月29日(水)
更新日 2025年05月26日(月)
こんにちは。
Re:CENO 青山店の近藤です。
年々暑さが増していく日本の夏。
5~6月の時点で30度を超える日も当たり前になり、
早めの暑さ対策が求められています。
そこで今回は、夏におすすめのインテリアグッズ
「敷きパッド」について、選び方と
おすすめ商品をご紹介いたします。
敷きパッドとは、ベッドシーツの上に直接敷く、
肌に触れるサポート寝具。
主に寝心地を調節し、快眠を得るために使います。
よくご質問をいただく、
「ベッドパッド」と「敷きパッド」の違いは、
シーツの内側に敷くものがベッドパッドで、
シーツの上に直接敷くものが敷きパッドです。
それぞれの違いをより詳しく知りたい方は、
こちらの記事をご参照くださいませ。
同じようで異なるアイテムの、ベッドパッドと敷きパッドの違いをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/beds/u30/2018-05-18.phpそれでは敷きパッドは、なぜ必要なのでしょうか。
寝汗からマットレスを守るという点では、
ベッドパッドと同じ役割を果たしますが、
使用目的が少し異なります。
敷きパッドは「快眠を得るため」のものです。
夏の夜、じめじめした暑苦しい空気感に、
眠りが浅く、疲れが取れないなど、
睡眠にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
健康な大人で、「一晩にコップ約1杯分の汗をかく」
と言われています。
とくに、寝苦しい夏場なら尚更。
冷房をつけてお休みになる方も、
毎晩一晩中つけていると電気代が心配ですよね。
そこで活躍するのが、敷きパッド。
快眠には、「蒸れない」こと、
「湿気のコントロール」が重要です。
睡眠中にかいたコップ約1杯分の汗は、
寝具に吸収され、水蒸気に変わります。
放湿しなければ、布団の中の湿度は高まり、
べたつきを感じ、暑苦しさの原因になります。
また、ウレタンやコイルなどの化学素材で構成された
マットレスは、湿気を取り除くことが難しく、
放って置くと、マットレスの寿命を早めてしまいます。
快眠環境だけでなくマットレスを長持ちさせるためにも、
敷きパッドを敷いて湿気をコントロールしましょう。
湿度10%アップで、気温2度上昇と同じ不快感!
湿度が高い環境では、気温が高いだけの状態よりも
体に負荷がかかります。
感覚としては、同じ気温でも湿度が10%上がると、
温度が2度上がったのと同じように感じると言われるほど。
「日本の夏は暑い」とよく言われますが、
これは湿度が高いためです。
同じ温度でも、湿度が低くカラッとしていると
それほど暑いと感じません。
夏用敷パッドの選び方ポイントは、
素材の通気性や吸湿性、冷感効果などの機能を比較して
自分に合ったものを選びましょう。
「接触冷感」とは、肌に触れたときに
冷たく感じる効果のこと。
熱は高いところから低いところに
移動する性質があり、体が触れたものに
体温が移ると「冷たい」と感じます。
たとえば、夏場に日陰の鉄やコンクリートに触れた際、
冷たいと感じることも接触冷感にあたります。
近年では、気温の上昇や節電意識の高まりから、
様々な接触冷感グッズが身近なものになってきました。
主な原料は、ナイロンやレーヨンなどの化学繊維で、
汗を吸収して発散する性能もあります。
接触冷感素材の冷たさは「Q-MAX」という値で示され、
0.25W/c㎡以上でひんやりと感じ、
0.4以上W/c㎡であれば、確かな冷たさを感じられます。
通気性・吸湿性に優れ、
1年を通して使いやすい「コットン素材」。
繊維が、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維と
比べると、柔らかく、先端が丸くなっているため、
肌にやさしい素材です。
「自分では感じない程度の刺激なら...」
とお考えの方もいらっしゃると思いますが、
薄着になる夏の時期や、赤ちゃんや敏感肌の方には、
コットン素材がおすすめです。
実は、「人類史上最古の繊維」と言われるほど、
長い歴史をもつリネン。
原料の亜麻(フラックス)は、
一年草で連作をしないため、収穫量が限られ、
年々、貴重な素材になりつつあります。
コットンと比較すると、
4倍の吸湿性、2倍の耐久性を持つ、優れた天然素材。
繊維は、マカロニのように中が空洞になっており、
空洞部に含まれる空気が、余分な熱を逃がすことで
夏は涼しく、冬は中の空気が熱を保持するため、
温かく感じられます。
その涼しげな見た目から、
夏の素材と思われている方も多いかもしれませんが、
実は一年を通して使用することができます。
ここからはリセノで取り扱いのある
夏におすすめの敷きパッドを3つご紹介します。
超冷感でリバーシブル仕様の敷きパッド
「reve(レベ)」。
接触冷感素材の冷たさを表すQ-MAX値は、
0.25W/c㎡以上でひんやりと感じると言われている中、
reveは0.53W/c㎡。
素材別の冷たさを比較すると、
コットンだと0.3W/c㎡、
リネンでも0.35~0.4W/c㎡、
ポリエチレンで0.45W/c㎡~。
これらの数値を見ても、
reveの冷たさがお分かりいただけるかと思います。
夏のご利用が多い冷感敷きパッドですが、
reveはリバーシブル仕様で、
片面はパイル生地になっています。
そのため、気温や季節に応じて、
使い分けていただけます。
ふんわりと柔らかい肌触りで、
秋冬にも活躍してくれる
1枚あると便利なアイテムです。
夏の寝苦しい夜を快適にしてくれる、強冷感の敷きパッド「reve(レベ)」。生地そのものが冷たいので、洗濯しても効果が変わらない優れものです。
https://www.receno.com/bedpad/reve.php寝苦しさからの解放を目指して取り入れた敷きパッド「reve」。実際に使ってみてどれほどの効果だったのか、お話しいたします。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u38/2023-05-31.php「marumoco(マルモコ)」は、
表裏、さらに中綿にまでオーガニックコットンを
使った、ふっくらふんわりとした仕上がりが魅力。
快眠には「蒸れにくい」ことが重要と前述しましたが、
marumocoは、コットンの高い吸水性・通気性の
おかげで、汗をかいてもすぐに吸収してくれます。
そのため、寝汗をかいても蒸れにくく快適です。
さらに素材だけではなく、
その「製法」にもこだわりが。
大きな釜の中で、綿布を引っ張りも伸ばしもせず、
そのままの状態で4日間の時間をかけ、
じっくり綺麗にする「和晒し製法」で作られます。
「和晒し製法」は、薬品を使わず、
繊維の一本一本、奥まで処理ができるため、
様々な不純物を取り除くことができ、
繊維にストレスがかからないのが特徴。
そのため、素材本来の風合いを引き立て、より一層、
ふんわりとした肌にやさしい仕上がりになります。
オーガニックコットンと和晒し製法で作られた
marumocoの安全性は、検査機関の厳しい基準を
クリアしています。
ホルムアルデヒド試験を実施し、
基準値の0.05を大幅に下回る
「0.00~0.01」という結果。
赤ちゃんが口に入れてしまっても大丈夫なくらい、
安心安全な敷きパッドです。
小さいお子さんや敏感肌の方には、
とくにおすすめです。
蒸れにくく、肌に心地よく馴染む柔らかな肌触りの「コットン敷きパッド marumoco(マルモコ)」。中綿にまでオーガニックコットンを贅沢に使い、ふっくらふんわりとした仕上がりに。
https://www.receno.com/bedpad/coco-marupad.php老舗寝具メーカーが手掛けるファブリックブランド「cocomani(ココマニ)」の寝具を使ってみました。
https://www.receno.com/pen/myfavorite/u57/2024-05-10.php天然素材の「コットン70% × リネン30%」の
ミックス生地を使用した
「リネンミックス one-wash」。
コットンの持つ「やわらかさと保温性」と、
リネンの持つ「シャリっとした通気性と吸湿速乾性」
を兼ね備えたハイブリッドの敷きパッドです。
2つの天然素材の良さをミックスすることで、
夏はさらっと涼しく使えるのはもちろん、
冬はふんわりあたたかく。
自然由来の機能性で、通年快適に使いやすい
お得で便利な敷きパッドです。
こちらは洗濯ネットに入れて、
そのままご家庭の洗濯機で丸洗いいただけます。
汗をたくさんかく夏場は特に、
手軽に洗えて衛生的に使えるとうれしいですよね。
また、リネンに含まれる成分「ペクチン」には、
汚れが染みにくく、落ちやすくするだけでなく、
抗菌性を持つとも言われています。
毎日使う寝具ではうれしい、
安心して清潔にお使いいただける素材です。
天然素材で1年中快適に過ごせる敷きパッド「リネンミックス one-wash(ワンウォッシュ)」。コットンの柔らかさとリネンの上品さを活かした、表情豊かな風合いが魅力です。
https://www.receno.com/bedpad/linenmix-bp.phpそれでは、今回のおさらいです。
▼敷きパッドとは?
▼夏用敷きパッドが必要な理由は?
▼夏用敷パッドの選び方は?
夏用敷きパッドは、
今お使いの寝具にプラス1するだけで、
寝苦しさや、電気代を抑えることができます。
夏用敷きパッド選びの際は、
ぜひ、ご参考くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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