mano cafe yøre/本所
こんにちは。
Re:CENO TOKYO エガミです。
サラリとした半袖シャツから、フワフワの長袖シャツへと
衣替えを済ませて、すっかり秋模様の毎日。
皆さんは、秋と言えば、何を思い浮かべますか?
私にとって秋は、なんだか急に草花たちが
「待ってました!」とばかりに、
あちらこちらで、ぷんぷんと香り始める季節。
例えば、秋の始まりを感じさせてくれる金木犀とか。
小学生の頃から今も変わらず、秋の一番好きな香りです。
風が、あちらこちらで吹くからでしょうか。
大好きな金木犀の香りと一緒に、
なんだか切ないような、ちょっぴりかったるいような
そんなものまで感じたりします。
「寂しいけれど、それも嫌じゃない。」
みたいな、ちょっぴり面倒くさい感じ。
センチメンタルな秋です。
そんな季節は、ぼーっと、ゆったりとした
時間を過ごしたくなります。
今日は、そんなホッと一息つけるような、
気持ちのガス抜きにぴったりのカフェをご紹介します。
東京版かもめ食堂?!『mano cafe yøre』
今回ご紹介するのは、墨田区・本所にあるカフェ。
『mano cafe yøre』(マノカフェ ヨー)さんです。
実は、一ヶ月程前のこと。
とある愛読雑誌を読んでいると、
カフェマニアの方が全国のおすすめカフェを
紹介されているコーナーに、
「映画『かもめ食堂』の東京版みたいな感じ。」
と、紹介されている一軒のカフェがありました。
写真の掲載は一切なく、
2~3行の紹介文のみでしたが、とっても気になって、
休日に友人を誘い、伺ってみることに。
それがこちら、『mano cafe yøre』さんです。
女性3人で営むカフェと北欧雑貨店は、食事も人もあったかい。
大江戸線の蔵前駅で下車して、
隅田川沿いの橋を渡り、歩くこと5分。
到着しました。
カフェの目の前には、どーんと
スカイツリーが見えます。
昭和の雰囲気を残す下町の風景に、
すっと馴染んでいますね。
入り口の大きな窓から店内を覗いてみると、
オープンして間もない中、
すでに女性お二人が、カフェを楽しんでいました。
お揃いの制服を着ていたので、
お仕事のお昼休憩のようです。
外に立て掛けてあるメニューを
じーっと見つめる友人。
「何にしようかな?これもこれも、これも食べたい!」
私は、個人的にメニューの字体が好きだなぁと、
それだけで、入店前からワクワク。
入店すると、店員さんがとても穏やかな笑顔で
「お好きなお席へどうぞ。」と案内してくれました。
壁に飾られている四枚の絵画は、
すべて繋がって一枚の絵になるそう。
ほほぉ。
メニューを開き、悩むこと10分。
お店の前で散々悩んだのに、
どれも美味しそうなものばかりで、
席についてからも、なかなか決まりません。
すると、店員さんが、
ひとつひとつのメニューの具材の特徴や味を
丁寧に教えてくれました。
店員さんに教えてもらい初めて知った食材の
ルバーブが入ったパウンドケーキと
肌寒くなってきたので、HOTのカフェラテを注文。
待っている間、店内を見渡していると
カウンターに、きっちりと5つ並べられた牛乳瓶を発見。
「富より健康!松田牛乳?!」
キャッチコピーと、
万歳をしている、ちょっぴり太った男の子の
イラストに、心を持っていかれました。
銭湯や温泉ではないこの場所で、あなたに出逢えるとは。
そうしているうちに、注文したものが到着。
ルバーブのパウンドケーキ。
そして、HOTのカフェラテ。
パウンドケーキは、想像以上にしっとりしていて、
程よく甘酸っぱく、絶品。
カフェラテは、HOTですが、透明ガラスのカップで登場。
かわいらしいハートの形のカフェラテアート。
とてもミルクを感じる濃厚な味わいでした。
食事とおしゃべりを楽しんだ後は、
カフェと併設している、セレクト雑貨店「yøre」へ。
「yøre」とは、デンマーク語で「昔の」という意味。
昔の人が大切に扱ってきたモノ、
今からこの先へ向かって永く愛用してもらいたいモノを
セレクトして、提案しているとのこと。
Re:CENO TOKYOでもお取扱いしている
fog linen workのファブリックや、
KINTOのコーヒーグッズも発見。
リネン製品は、風合いや、
ジャブジャブ洗える使い勝手の良さがあったりと、
私も、個人的に大好きで愛用しています。
続いて、気になった商品がこちら。
"温泉を超えた入浴剤"という
キャッチコピーの入浴剤「CLAYD」。
アメリカ西部の砂漠の地下から採れた
厳選された高品質なクレイ(粘土)を
パウダー状にしたもの。
深い地中で化学変化してできた
完全にナチュラルでピュアなもので、
クレイを用いたセラピーは古代から自然療法として
世界各地で行われてきたそうです。
これからの肌寒い季節に、活躍してくれそう。
時間を忘れて、ほっと一息。いいえ、一息どころじゃありません。
お昼頃に訪れてから、気付けば、早3時間。
周りを見渡すと、平日にも関わらず、
たくさんの常連さんがいました。
店員さんとの会話を楽しまれる人、
カウンター席でパソコンに向かいお仕事をしている人、
親子三世代で小さな女子会が開催されていたり、
海外のお客さんまで。
気付けば、たくさんの人達で溢れていました。
地域の人々に愛される温かな空気感は、
決して、仲間内だけで盛り上げているものではなく、
私のような初めて訪れた人に対しても
お裾分けしてくれるような感覚がありました。
おかげで、とっても居心地がよくて、
予定よりも長居してしまったのでした。
「映画『かもめ食堂』の東京版みたいな感じ。」
とは、こういう事だったのですね。
お家に帰ってからも、頭から離れない
食べそびれてしまった秋パフェを食べに、
また、訪れようと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
また次回、お会いしましょう。
お店の基本情報
店名 | mano cafe yøre |
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住所 | 〒130-0004 東京都墨田区本所 1-20-5 |
電話番号 | 03-6658-5863 |
営業時間 | 11:00-18:00( L.O 17:00) |
URL | http://manocafe-yore.com/ |