ダイニングチェアの最適な高さは?
基礎知識に沿って解説します。
こんにちは。デザイナーチームの木下です。
家族との食事や、仕事に勉強など、
過ごす時間が長いダイニング。
その中でもダイニングチェアは、
居心地の良さを決める大事な家具です。
あまり深く考えずに購入してしまうと、
なんだか肩がこってしまう...
足元が窮屈で居心地が悪い...
なんて、ストレスを抱えてしまうことも。
そこで今回は、
ダイニングチェアの最適な高さや
選ぶ際の注意点について、
解説していきます。
ダイニングチェアの高さが合っていないとどうなる?
ダイニングチェア選びにおいて、
「高さ」はとても重要なポイント。
高さが合っていないと、
座るたびに違和感やストレスを感じる原因に。
では、具体的にどのようなことが起きるのか、
「ダイニングチェアが低すぎる場合」
「ダイニングチェアが高すぎる場合」
に分けて、見ていきましょう。
① ダイニングチェアが低すぎる場合
ダイニングチェアが低すぎると、
「テーブルが高すぎる」という状態になり、
食事中は腕を上げたままの状態が続いて、
疲労感を覚えるようになります。
また、口元とテーブルの距離が近すぎて、
食べづらいと感じることも。
② ダイニングチェアが高すぎる場合
チェアが高すぎると、
「テーブルが低すぎる」という状態になり、
足元が窮屈になってしまいます。
また、口元とテーブルの距離が離れ、
不便さを感じたり、
前屈みになり食事をすることで
姿勢が悪くなってしまいます。
このような状況を避けるため、
適切な高さのダイニングチェアを選び、
食事や勉強の時間を快適に過ごしましょう。
ダイニングチェアの最適な高さとは?
ダイニングチェアの最適な高さを知るには、
確認いただきたいポイントが2つあります。
- テーブルの天板からチェアの座面までの「差尺」
- おおよその身長別の「差尺」
さて、「差尺」という言葉が登場しましたが、
耳慣れない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「差尺」についての解説や、
合わない高さのチェアを買ってしまった場合の
対処法などもご紹介していきますね。
① ダイニングチェアの最適な高さは、「差尺」で決まる。
ダイニングチェアの最適な高さは、
テーブルの天板から、
チェアの座面までの高さで決まります。
この差のことを「差尺」といいます。
おすすめの差尺は、「26cm〜30cm」。
その中でも、Re:CENOでは「26cm」を
おすすめしています。
適切な高さの範囲内でありながら、
テーブルがやや低く圧迫感を抱くことがないため、
リラックスしたダイニング空間を
作ることができるからです。
② おおよその身長別の差尺
自分に合った差尺は、
計算式から求めることもできます。
一般的な計算方法は、
差尺(cm)=(身長×0.55)÷3-2(または-3)
この計算方法で求めた
身長別の差尺をご紹介していきます。
身長 | 差尺 |
155cm | 26.4cm |
160cm | 27.3cm |
165cm | 28.3cm |
170cm | 29.2cm |
175cm | 30.1cm |
ただし、あくまでも目安なので、
座り心地の良いチェアは、
実際に店頭で座り比べることをおすすめします。
③ もし、合わない高さのチェアを買ってしまったら?
すでにチェアを購入していたり、
買ってはみたものの、やっぱり合わなかった...
なんて時もありますよね。
そんな時は、以下のような方法がおすすめです。
- チェアを好みの高さに変える「脚部カット」
- チェアの座面にシートクッションを置いて調整する
チェアを好みの高さに変える「脚部カット」
インテリアショップによって対応可否が分かれますが、
理想の高さに脚をカットすることで、
快適なダイニングの時間を過ごすことができます。
Re:CENOでは、
「CH24 Y chair」「J39」「PP68」の商品が
脚部カットに対応しております。
チェアの座面にシートクッションを置いて調整する
高さを簡単に上げるには、
「シートクッション」を置く方法がございます。
クッション分の高さを上乗せでき、
座り心地も調整することができます。
もし、すでにRe:CENO productのチェアを
ご購入された方がいらっしゃいましたら、
「folk seat cushion」 がおすすめです。
高さ「2.6cm」をプラスしながら、
ふっくらと柔らかな座り心地も
味わうことができます。
ダイニングチェアの選び方と注意点
ダイニングチェアを選ぶ際には、
高さだけでなく、
ダイニングテーブル選びや
ダイニングチェアのアームの有無も、
大事なチェックポイントになります。
詳しく解説したマガジンもあわせて
ご紹介していきますね。
① ダイニングテーブル選びも重要
差尺は、テーブルからチェアまでの
高さによって決まるため、
ダイニングテーブル選びも重要です。
注目するポイントは、次の3つ。
- ダイニングテーブルのサイズ
- ダイニングテーブル周辺の生活動線
- ダイニングテーブルの高さ
詳しくは、
下記のマガジンにてご紹介しておりますので、
ぜひご参考にしてください。
ダイニングテーブルの適切なサイズとは?基礎知識に沿って解説します。
② アームチェアとアームレスチェアで、使い心地が違う。
また、ダイニングチェアのアームの有無でも、
使い心地が違います。
リラックスしたい方や、
長時間座る方には、
アームチェアがおすすめ。
生活動線の広さを優先したい方や、
柔軟性を求める方は、
アームレスチェアがおすすめです。
自分の過ごし方に合わせたチェアを選んで、
暮らしを豊かにしましょう。
アームチェアとアームレスチェアについては、
下記のマガジンにてご紹介しておりますので、
ぜひご参考にしてください。
アームチェアとは? アームレスチェアとの違いや使い心地を解説
最適な高さのダイニングチェアを選んで、
居心地の良い空間を作りましょう。
それでは、今回のおさらいです。
▼ダイニングチェアの最適な高さとは?
- 最適な高さは「26-30cm」
- 一般的な身長別の計算方法は、差尺(cm)=(身長×0.55)÷3-2(または-3)
- もし高さが合わないチェアを買った時は、「脚部カット」や「シートクッション」で調整する。
▼ダイニングチェア選びの注意点
- ダイニングテーブル選びも重要
- アームチェアとアームレスチェアで、使い心地が違う。
ダイニングチェア選びは、
日々の暮らしやすさに大きく関わります。
今回ご紹介したポイントを参考に、
適切な高さのダイニングチェアを取り入ましょう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。