ダイニングとリビングの違いとは?
DK・LDKの間取りレイアウト例もご紹介
こんにちは。店舗チームの岩田です。
今回のマガジンでは、
「ダイニングとリビングの違い」
についてお話しします。
10月も終わりを迎え、来年度のお引越しに向けて
物件を探し始めた方もいらっしゃるのではないで
しょうか。
店頭でも、春先のお引越しに向けて、
家具を検討されるご相談が増えてきました。
物件を決めるのに役立つ間取りの表記や
違いについて、解説していきます。
リビングとダイニングの違い
まず初めに、間取り図の表記を解説します。
物件を探していると、目にする
LDKやDKという間取りの表記。
ご存じの方も多いと思いますが、
- 「L」はリビング
- 「D」はダイニング
- 「K」はキッチン
を指します。
① L (リビング)とは?
L (リビング)とは、「リビングルーム」の略語で、
日本語に訳すると=居間を意味します。
主に、ゆったり掛けられるソファーや
テレビを配置して、おうち時間をリラックスして
過ごすための空間です。
ファミリー世帯であれば、
家族で過ごす団らんの場として。
一人暮らし世帯であれば、
友達が来たときにおもてなししたり、
ゲームや映画鑑賞をして過ごしたり。
多くの方が、長い時間を過ごす場所として、
こだわりを持ってインテリアを楽しむスペース
でもあります。
② D (ダイニング)とは?
D (ダイニング)とは、「ダイニングルーム」の
略語で、日本語に訳すると=食事室を意味します。
現代では独立したダイニングルームを持つ家は
少なく、キッチンやリビングに隣接する空間や、
コーナーをダイニングと呼ぶケースがほとんどです。
最近ではリモートワークをしたり、子どもが
勉強をするスペースとして使うケースも一般的に
なりました。
つまり、
・リビング=「 リラックスして過ごせる場所」
・ダイニング =「 食事・勉強など用事ができる場所」
という違いがあります。
DKとLDKの違い
続いては、DK、LDK の違いに
ついてです。
なんとなく「LDKは広くて、DKだとちょっと狭い」
といった曖昧なイメージで捉えている方も多いのでは
ないでしょうか。
私自身、インテリアを勉強するまでは、
ソファーを置くスペースを取りにくいのがDKかな?
といった、やんわりとした認識でした。
どちらの間取りを選ぶかで、住み心地が変わるので、
詳しくお話していきます。
① DKとLDKの違いは「広さ」
DKとLDKの違いは、ずばり広さです。
DKとは、「ダイニングキッチン(dining kitchen)」
の略で、料理するスペースに加えて、食事をする
スペースがある空間のこと。
LDKとは、「リビングダイニングキッチン(living dining
kitchen)」の略で、キッチンスペースと食事をする
スペースに加え、居間がある空間のことを意味します。
DKおよびLDKの最低必要な広さの基準は、
不動産公正取引協議会連合会という団体が
定めています。
居室数 (寝室数) | DK | LDK |
1部屋 | 4.5畳 | 8畳 |
2部屋以上 | 6畳 | 10畳 |
例えば、1DKの物件で、DK部分の畳数が
4.5畳だった場合。
キッチンでおおよそ2畳ほどのスペースがすると、
ダイニングとして使用できるスペースは2.5畳ほど。
欲しかったダイニングテーブルが置けなかった...
なんてことも起こり得ます。
快適な生活のイメージと、間取りがマッチしているか、
しっかりと確認しましょう◎
② DKが向いている人
まず、DKはこんな方におすすめです。
- 広い空間を求めていない
- 家具やモノが少ない
- 食事スペースとくつろぎスペースを分けたい
狭い=デメリットのイメージが大きいですが、
側に必要なものを置いておけるので、移動が減り、
短い生活動線で生活が完結できます。
家賃も割安になることが多いので、
- ほんとうに必要なものにお金を使うことができる
- 少しの模様替えで、印象をガラッと変えられる
というメリットもあります。
詳しくは、ぜひこちらの記事をご覧ください◎
狭くてよかった!「 小さなお部屋 」だから叶えられる3つのメリット
また、居室にリビングの機能をもたせれば、キッチンと
くつろぎスペースを仕切ることができるので、
料理中のにおいが気になる方にもおすすめです。
寝室が6畳程度、DKも6畳程度ある場合は、
1人~2人暮らしまで、十分暮らせます。
③ LDKが向いている人
3人以上で暮らすのであれば、一般的にLDKの広さが
必要です。
さらに、こんな方に向いています。
- 食事スペースとくつろぎスペースを同じ空間にしたい
- 家族みんなでくつろぐスペースが欲しい
- インテリアにこだわりたい
食事スペースとくつろぎスペースを一緒にすることで、
お子様がいる場合は、料理中や後片付けの際も
目を離さずに作業ができます。
また、置きたい家具が多かったり、
模様替えを楽しみたい方には、LDKがおすすめです。
広い空間を使って、いろいろな配置を試しながら、
インテリアを楽しむ機会が増えると思います。
狭いお部屋のレイアウト例と快適に過ごす3つのポイント
最後に、狭いお部屋のレイアウト例と快適に過ごす
3つのポイントをご紹介します。
中心地の賃貸物件や狭小住宅でよくあるのは、
上の図のような10畳ほどのLDKやDKです。
キッチンがおおよそ2畳ほどのスペースとして、
生活動線を確保すると、実際に家具を配置できる
スペースは、4.5畳ほどになります。
「狭いけど快適に過ごしたい!」とお悩みの方へ、
レイアウト例と3つのポイントをお話します。
① ソファーダイニングを取り入れる。
1つ目は、ソファーダイニングを取り入れることです。
「ダイニング = 食事・勉強など用事ができる場所」
「リビング = リラックスして過ごせる場所」
の両方の要件を満たしながら、
「窮屈に感じないように、豊かな暮らしを実現する」
この相反する条件の「不」を解消してくれるのが、
ダイニングソファーです。
リビングとダイニングのそれぞれの機能を、
ひとつの家具にまかなってもらうことによって、
小さなLDKにも広さを感じられます。
ソファーとダイニングを配置する場合と比較して、
家具の数は減り、家具自体は大きくなるので、
ゆったりと過ごせる空間がつくれます。
② 家具の高さと奥行きを抑える。
2つ目は、家具の奥行きと高さを抑えることです。
背の高い家具は、デザイン性のあるものが多く、
目を引くアクセントになります。
一方で、リビングダイニングが狭い場合には
デザインが想像以上に目立ってしまい
残念ながら、圧迫感につながることも。
広さの観点からは、できる限り
高さが低く、奥行きの小さい家具を配置すると、
空間がスッキリして見えます。
モノが多い場合には、奥行きを抑えた
収納家具を配置して、雑多なものを隠すことで、
お部屋をすっきりと見せられます。
「Siltaサイドボード」は、
北欧アンティークの意匠をしながら、コンパクトな
奥行き設計が、日本の住宅にフィットします。
一般的なキャビネットは、奥行き40㎝以上のものが
多いですが、Siltaシリーズは奥行き33㎝の設計です。
ダイニングからTVを見る場合、
「TVボード+収納+ディスプレイスペース」と、
1台で3役を担う有能っぷり。
1人暮らしのワンルームから、ファミリー世帯まで
幅広くおすすめしたい収納家具です。
③ 視線をお部屋の奥に誘導する。
3つ目は、視線をお部屋の奥に誘導することです。
お部屋に入ったとき、ひとは無意識に、
入り口から一番遠い場所に視線を向けます。
アートポスターや観葉植物といった、お部屋の
ポイントとなるアイテムを配置して視線を誘導する
ことで、手前にある家具の存在感が軽減されます。
ぜひおすすめしたいのは、収納家具の上に
目を惹くアイテムを飾るレイアウト。
大きなアイテムを増やさずに、
インテリアとしての複雑性が
高まり、ぐっと素敵に見えます。
「狭いリビングダイニング」のレイアウトについては、
以下のマガジンでも詳しく解説していますので
ぜひ参考にしてみてください。
10畳以下の狭いリビングダイニングのレイアウト実例と配置のコツ
6畳以下の狭いダイニングキッチンのレイアウトのコツとは?
狭いリビングの悩みを解決! レイアウト実例をご紹介します。
ダイニングとリビングの違いを知って、快適に過ごそう。
人によって、間取りを選ぶ基準はさまざま。
私は現在、10.5畳の1Kに住んでいますが、
引っ越し当初は、少し狭い1DKや1LDKも
検討していました。
いろいろな配置で模様替えを楽しみたかったことと、
「掃除が楽そう」という理由で1Kに決めましたが、
とても快適に過ごしています。
広ければいい!というわけではなく、それぞれの
生活に合った間取りを選ぶことが大切です。
間取りに合った空間づくりでお悩みの際は、
京都・東京・福岡の店舗スタッフ、または
オンラインのプロサポートまでご相談くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。