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ワンちゃんネコちゃんもごきげんに。
大切なペットと心地よく暮らすための2つのヒント

こんにちは。
日々、プロサポートを通して
お部屋づくりのお手伝いをしている、かさしまです。

今回は、「ペットとの暮らし」についてのお話です。

ここ2年程、
「犬・猫を飼おうと思うのですが、
 何に気をつけたらいいですか?」と、
ご相談をいただく機会が増えました。

20220328182127.jpg@su_a_sa_ 様のご家族 クルン君

ペットと暮らすお部屋は、ペットと飼い主さん、
それぞれの「心地よさ」を考えて、
レイアウトやアイテム選びを行うことが大切です。

このマガジンでは、ペットと飼い主さんが、
共に「心地よい」と感じる、
お部屋づくりのヒントをお伝えいたします。

それでは、早速、見ていきましょう。

1. ペットが安らげる、居場所をつくってあげよう。

人に、ゆっくりと休むための「寝室」があるように、
ペットにも、「ここで休めば安心」と思える
居場所が必要です。

ケージやベッド、キャットタワーなど、
ワンちゃん・ネコちゃんのための居場所は、
ドッグスペースキャットスペース
と称し、それぞれ、意識すべきことが異なります。

空気清浄機を置かずに
ペットスペースをつくる場合は、
どこから給気され、
どこから排気しているのか。
にも意識を向けましょう。

特に、キッチン~リビングが
1室で設計されている間取りでは、
リビングの窓付近から給気して、
キッチンのレンジフードから排気されます。

安易に、窓辺につくると、ペットの匂いが、
リビング・ダイニングに広がってしまいます。

まずは、お部屋の換気ルートの確認をお忘れなく。

ドッグスペースをつくるポイント

20220328181455.jpg@moe_56_jrt 様のご家族 もえちゃん

人の気配を感じられる場所を選びましょう。
犬は、元々、群れをなして生きていた動物で、
昔から人間と生活を共にしてきたため、
仲間や人の気配が感じられる場所に安心感を持ちます。

そのため、すぐに家族と触れあえる、
リビング周りが最も適しています。

飼い主さんにとっても、
ワンちゃんの様子をすぐに確認できたり、
すやすや眠っている姿を見て癒やされたりと、
メリットがあります。

窓際は避けましょう。
一見、良さそうに思えますが、
番犬や狩猟犬として飼われていた歴史がある犬は、
人や動物が視界に入ると、緊張し落ち着きません。

また、警戒心が働くことで、
ムダ吠えの原因につながります。

ワンちゃんのためにも、窓側は避けてあげましょう。

20220401164231.jpg

こちらのクリクリおめめのワンちゃんは、
カスタマーサポート山崎さんのご家族、まめちゃん。

山崎さんのお宅では、お互いの存在が常に感じられる、
リビングの一角にドッグスペースを
設けていらっしゃるとのこと。

いつも、お気に入りのソファーの上で
くつろいでいるそうです。

キャットスペースをつくるポイント

20220328181819.png@kurayoshi_n 様のご家族 内蔵助(くらのすけ)さん

上下左右に行き来できるようにしましょう。
警戒心が強い猫にとって、
危険をいち早く察知できる高い場所は、
一番安心できます。

ただし、上下運動だけでは飽きてしまうので、
左右に行き来できるルートをつくり、
行き止まりができないような工夫が必要です。

飼い主さんにとっても、ネコちゃんが、
活発に、生き生きと過ごす姿が見られるのは、
嬉しいことではないでしょうか。

窓際につくりましょう。
猫の最大のストレスは、
「退屈」であるとも言われています。

窓から、人や鳥が行き来する姿を見ることで、
「お?なんだ?」と興味を引き、退屈防止になります。

また、日向ぼっこが好きな猫は、
日当たりの良い窓際を好みます。

2. 人にもペットにも快適なファブリックを選ぼう。

ペットと暮らされている、多くの方のお悩みが、
ラグマットやソファーカバーなど、
ファブリック選びに関するものです。

ここでは、よくご対応する、
Q&Aをご紹介いたします。

Q:意識すべき機能はありますか?
A:ペットとの暮らしには、汚れはつきものです。

いざという時に、水洗いができる、
ウォッシャブルタイプを選びましょう。

「何かあっても、洗えるから大丈夫」と思えると、
飼い主さんの気持ちも楽になります。

洗えない生地でも、
メンテナンスキットを使用すれば、
汚れを防ぐことができます。ご安心ください。

【東京店】プロ直伝のファブリックメンテナンスを知ろう!~勉強会レポート~

Q:どんな色を選べばいいですか?
A:こまめに抜け毛のお掃除ができるなら、
どのような色でも選べますが、
むずかしい場合もありますよね。

そんな時は、ペットと同系色を選びましょう。

抜け毛が目立ちにくくなるため、
「あぁ、また掃除しないと...!」と迫るストレスが、
軽減されます。

Q:ラグマットは、どんな素材を選べばいいですか?
A:ラグマットの造りは、大きく分けて、
毛先が切りっぱなしの、カットパイルと、
輪っか状に織られた、ループパイルがあります。

20220328194905.png

ループパイルの場合、爪が引っかかりやすく、
ワンちゃんネコちゃんにとって、
ストレスになります。

そのため、ラグマットは、爪が引っかかりにくい、
カットパイルを選びましょう。

20220328183019.jpg東京店スタッフ 久保田さんのご家族 レオ君

なお、ペットと快適に過ごすための
ソファー選びについての回答は、
下記のマガジンにてお伝えしています。

ぜひ、ご覧ください。

ペットのいる方必見! ペットと快適に過ごすための『ソファ選びのポイント』を3つご紹介します。

家族みんながごきげんに過ごせる、お部屋づくりを。

今回は、大切な家族であるペットと一緒に、
心地よく暮らすためのヒントをお伝えいたしました。

それでは、内容のおさらいです。

  • ペットが安らげる、
    居場所をつくってあげよう。

  • 人にもペットにもやさしい、
    ファブリックを選ぼう。

ワンちゃんネコちゃん、飼い主さん、
みんながごきげんに過ごすことができるよう、
ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、また、
画像のご提供をいただきましたみなさま、
ありがとうございました。

20220328181533.jpg@moedkdf 様のご家族 大吉くんと、大福ちゃん

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木製ベッド folk/NA

¥ 79,800 ~




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