オーダーダイニングの
カスタムポイントと、選び方のコツをご紹介
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの近藤です。
みなさんは、普段お使いのテーブルに対して、
「もう少しテーブルが高ければ...」
「あと10cm幅が狭ければ...」
こんなお悩みを抱えていませんか。
サイズオーダー可能なダイニングテーブルなら、
自宅にあわせた、ぴったりサイズが叶います。
それでも実際は、
サイズ選びに対する不安、金額、納期などから、
躊躇される方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リセノオリジナル初のオーダー
ダイニングテーブル 「Oak」を例に、
カスタムポイントと、サイズ選びの基準を解説します。
オーダーダイニングテーブルとは?
まずは簡単に、オーダーメイド家具について、
ご紹介します。
ひとくちに、オーダーメイドと言っても、
「フルオーダー」と「セミオーダー」に分かれます。
この2つの大きな違いは、
パターンや型が用意されているか、いないか。
オーダーできること、金額、納期が
大きく異なるポイントのため、
事前に確認しましょう。
フルオーダー
フルオーダーとは、
サイズ、デザイン、素材選び、機能性など、
すべてをお客様の要望に沿って、
1から作り上げる完全オリジナル。
世界にひとつだけのものを作れる反面、
相応のお金と時間が掛かってしまいます。
納期に関しては、
図面作成まで、何度も慎重に
打ち合わせをする必要があるため、
納期が長くなる傾向にあります。
また、費用もデザインや素材など、
こだわるほど価格がアップしていくもの。
1から作るのであれば、
とことん、こだわりたいですが、
譲れない条件に優先順位をつけて
進めていくのがポイントです。
セミオーダー
セミオーダーは、
すでに形が決まったものに対して、
サイズや仕上げなど、用意された選択肢から
選んで作り上げます。
オーダー可能な範囲に制限がある分、
フルオーダーと比較して、
納期と費用を抑えることができます。
既製品では物足りない場合や、
低予算で自分好みのものをつくりたい場合に
おすすめです。
リセノでは、セミオーダータイプの
ダイニングテーブル「Oak」をご用意しております。
オーダーダイニングテーブル「Oak」で叶う 5つのカスタムポイント
ここからは、リセノオリジナル初のオーダー
ダイニングテーブル「Oak」を例に、
5つのカスタムポイントをご紹介していきます。
①カスタマイズ 1:「幅と、奥行き」 自宅にあわせたピッタリサイズに。
まずは、基本的なカスタムポイントの
「幅と、奥行き」について。
以下の範囲で、1cm単位での作成が可能なため、
ご自宅にぴったりフィットするものを
オーダーいただけます。
- 幅 : 最小 40cm ~ 最大 200cm
- 奥行き: 最小 60cm ~ 最大 100cm
もちろん、大きいサイズだけではありません。
例えば、既製品サイズでは、
なかなか見つからない奥行きの浅いテーブルは、
ご自宅のちょっとしたスペースを
有効活用するのに、ぴったり。
階段下のデッドスペースを活かして、
リビングで勉強するためのデスクとして活用すると、
お子さんの勉強を見守りながら、
作業ができるため、お父さんお母さんも安心です。
②カスタマイズ 2:「高さ」 体格やチェアにあわせて。
続いてのカスタムポイントは、「高さ」です。
- 高さ: 最低 30cm ~ 最高 74cm
こちらも「幅と、奥行き」と同様に、
1cm単位でオーダーいただけます。
テーブル高のお好みは、ご使用になる方の
「体格」「使用用途」「合わせるチェアの座面高」
によって変わるため、人それぞれ。
テーブルの高さがマッチしたときは、
使い心地がグンとよくなります。
実際に店頭では、
お客様に、高さ違いのダイニングテーブルを
何種類も座り比べていただきながら、
最適なテーブル高をご提案しています。
一般的に、ダイニングテーブルの高さは、
「68cm ~ 72cm」が多いですが、
海外製の名作チェアをはじめとする
座面の高いチェアにもあわせていただきやすいよう
上限を「74cm」に設定しています。
反対に、高さの下限は「30cm」に設定しているため、
リビングや和室のローテーブルとしても、
オーダーいただけます。
脚部だけ追加購入も可能なため、
1人暮らしのうちは、ローテーブルとして、
家族ができたら、ダイニングテーブルとして。
ライフステージの変化に寄り添い、
長くご愛用いただけます。
③カスタマイズ 3:「天板の厚み」 細かい意匠までこだわりたい方に。
3つ目のカスタムポイントは、「天板の厚み」です。
天板の厚みは、2種類からお選びいただけます。
- 2.8cmタイプ
- 4cmタイプ
わずか1.2cmの差ですが、
天板の風格は大きく異なります。
2.8cmタイプは、すっきりとした標準的な厚み。
これでも十分な厚みのため、
耐久性や、持続性は十分に担保していますので、
特にこだわりの強く無い方は、
こちらをお選びいただければと思います。
そして、4cmタイプは、こだわり派の方に、
おすすめしたいオーク無垢材の高級感と
力強さ存分に感じられる重厚な厚み。
既製品のダイニングテーブルでは、
決して見られない「4cmの厚み」は、
オーダーメイドならでは。
塗装には、このあとにご紹介する
「オイル塗装」を選んでいただけると、
より一層、年月とともに重厚感を増し、
自分だけの逸品に仕上がることと思います。
④カスタマイズ 4:「仕上げ塗装」 「ウレタン」と「オイル」の2種類から選べます。
4つ目のカスタムポイントは、「仕上げ塗装」です。
仕上げ塗装も2種類からお選びいただけます。
- ウレタン塗装(メンテナンスフリータイプ)
- オイル塗装(経年変化タイプ)
ウレタン塗装とは、木の表面をウレタン樹脂で
コーティングすることで、塗膜をつくる塗装方法です。
最大のメリットは、メンテナンスフリー。
水や汚れに強く、
定期的にオイルを塗布する必要もありません。
軽い汚れや飲みこぼしは、
サッとその場で拭きとれるため、
子育て中のご家庭や、忙しい日々を送っている方も
ストレスフリーで、快適にお使いいただけます。
デメリットとしては、塗膜が厚い分、
「テカテカ」としたツヤが強く、
自然の風合いが損なわれます。
その点、リセノのウレタン塗装は、
「導管開き」という特別な仕上げによって、
ウレタン塗装でありながらも、
ツヤを抑えたマットな仕上げを施しています。
そのため、メンテナンスフリーでありながら、
木材の自然な風合いも感じられます。
オイル塗装とは、表面をコーディングせずに、
木の中にオイルを染みこませる塗装方法。
オイルによって、
しっとりと浮かび上がった木目は美しく、
塗膜がない分、木材の触り心地をそのままに
感じることができます。
その反面、水や汚れに強くなく、
オイル成分は揮発し抜けてくるため、
半年に1度程、ご自身でオイルを
塗布していただく必要があります。
手間暇はかかりますが、
経年変化をもっとも感じることができ、時間とともに、
非常に味わい深い表情に変わっていくのが、
オイル仕上げの最大の特徴です。
⑤カスタマイズ 5:「カラー」 お部屋にあわせられる2色展開
最後のカスタムポイントは、カラーです。
カラーは、2色からお選びいただけます。
- ナチュラル
- ブラウン
ナチュラルカラーは、
オークの色味をそのまま活かした人気の高い色味。
ウレタン塗装は、経年変化が少ないため、
そのままの色味を長く保つことができますし、
オイル塗装ならば、オイルを塗布していただくことで、
すこしずつ色が濃く変化していきます。
ブラウンカラーは、顔料塗装を施した、
濃すぎない色味で、独特の深みを感じさせます。
こちらもウレタン塗装の場合は、
時間が経っても大きく色が変わることはありませんが、
オイル塗装は、木そのものが濃くなることで、
色味は多少深めに変化していきます。
ダイニングテーブルをオーダーする前のチェックポイント
ここからは実際に、オーダーするにあたって、
サイズなど、各項目を決めるためのポイントを
ご紹介します。
①「幅と、奥行き」の決め方:テーブルの人数から考える。
ダイニングテーブルのサイズを決めるにあたって、
まず考えることは、「テーブルを使う人数」
ではないでしょうか。
ダイニングテーブルの必要サイズは、
- 「人数 × 1人分に必要な食事スペース」
で求めることができます。
1人分に必要な食事スペースは最小で、
幅 60cm × 奥行 40cm。
例えば、4人家族の場合、
「幅120cm×奥行80cm」
が、ダイニングテーブルの最小サイズです。
スペースに余裕があり、
もっとゆったり過ごしたいという場合は、
幅 70cm × 奥行 50cmで計算してみましょう。
隣同士の方との距離が広くなり、
肘掛けつきチェアを並べても、
ゆったりと過ごすことができます。
天板の広さにも余裕があるため、
中央に鍋を置いたり、花を飾ったりすることができ、
食事の楽しみ方も広がります。
【動画】センスのいらないインテリア|人数に合わせた「ダイニングテーブルの大きさ」を知りましょう。
②「幅と、奥行き」の決め方:基本動作と生活導線から考える。
続いて、ダイニングまわりの基本動作と生活動線から、
テーブルサイズを考えます。
ダイニングは、毎日食事をするために
使用する空間であり、家族が集まる場所。
1日の中でも、行き来する回数が、
多いのではないでしょうか。
たとえ、ダイニングテーブルが置けたとしても、
周囲が狭くて、移動を妨げてしまうと、
家事や生活がしにくくなってしまいますよね。
ダイニングまわりに必要なスペースを理解することも、
生活を快適にするためには、とても重要です。
ダイニングでの基本動作は、
「チェアを引く」「座る」「食事を運ぶ」の3つ。
- チェアを引くとき : 後方に約60cm
- チェアに座ったとき: 後方に約50cm
- 食事を運ぶとき : 最低でも約60cm
これらを考慮すると、ご自宅に何cmまでの、
ダイニングテーブルを置けるか計算できます。
- ダイニングテーブルのサイズ=
「自宅のダイニングスペース幅」-
「両側からチェアを引く120cm + 食事を運ぶ60cm」
例えば、ご自宅のダイニングスペースが
幅300cmだった場合、
「ダイニングスペース幅300cm」-
「両側からチェアを引く120cm + 食事を運ぶ60cm」
=120cm。
つまり、奥行き120cmまでの
ダイニングテーブルが置ける計算です。
しかし実際は、ダイニングまわりのスペースを
そこまで確保できないという方も、多いと思います。
東京店にご来店いただく、
都心部にお住まいの方からは、
よくお悩みの声をいただきます。
そんなときは、
セットで使うチェアを、テーブルの下に収納できる
背の低いものを選んでいただくのが、おすすめです。
背の高いラウンドチェアと比べると、
チェアをテーブルの下に潜りこませることで、
動線をふさぐ心配がありません。
【動画】センスのいらないインテリア|ダイニングまわりに必要なスペースを知りましょう。
③「高さ」の決め方:チェアの座面高から考える。
ダイニングテーブルの高さ選びのポイントは、
差尺です。
差尺とは、「テーブルの天板高」と「チェアの座面高」
の垂直距離のこと。
リセノでは、「差尺26~30cm」
の範囲内になる組み合わせを、おすすめしています。
- 「テーブルの高さ」=
「チェアの座面高」+「差尺26~30cm」
つまり、組み合わせるチェアの座面高を基準に考えると
テーブルの高さも、自ずと決まります。
適正な差尺で組み合わせることで、
食事や作業がしやすくなり、
居心地のよいダイニングになります。
【動画】センスのいらないインテリア|ダイニングテーブルとチェアの適正な差尺を知りましょう。
④「塗装」の決め方:「お手入れのしやすさ」か「育てる楽しみ」
ダイニングテーブルのサイズが決まったら、
続いて、仕上げ塗装を選びましょう。
塗装選びのポイントは、
「お手入れのしやすさ」か「育てる楽しみ」です。
ウレタン塗装は、
メンテナンスフリーで、水や汚れにも強いため、
子育て中のご家庭や、忙しい日々を送っている方へ。
オイル塗装は、
半年に1度程、オイルを塗布していただきながら、
自分だけの逸品に仕上げていく時間を
お楽しみいただける方におすすめです。
【動画】「オイル塗装」「ウレタン塗装」「ラッカー塗装」の違いとは?
⑤「カラー」の決め方:トーンの合った家具で揃える。
そして、「カラー」選びのポイントについて。
ここはみなさん、
悩まれる方が多いのではないでしょうか。
家具の色選びについては、
店頭でも、毎日のようにご質問をいただきます。
リセノでは、トーンの合った家具で揃える
ことをおすすめしています。
その理由は、家具単体が、どんなに素敵であっても、
トーンや色合わせを考えずにお部屋に取り入れると、
既存の家具と合わず、浮いてしまう可能性が高いため。
もし1から、家具を買い揃えるなら、
木製家具は、できる限り近い
「色味」で揃えるのが理想です。
ブラウンカラーは、
お部屋を落ち着きのあるヴィンテージ風
にしてくれます。
では、手持ちの家具に合わせるときは、
どのように選んだらいいでしょうか。
元から持っている家具に、買い足しをする場合、
全く同じ色味で揃えることは、案外難しいものです。
それは、製造元や木材の種類が異なる
という理由だけでなく、
木目の表情や、塗装の個体差によっても、
見え方が左右されるため。
そんなときは、色味ではなく、
「トーン」を統一させることを意識しましょう。
具体的には、明るさが大きく異ならなければ、
空間の雰囲気は、大きく乱れることはありません。
【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方| Vol.2 トーンを合わせた家具を揃えましょう。
⑥「オーダー時期」の決め方:4~6ヶ月前を目安に。
最後に、オーダーする時期について。
ダイニングテーブルOakは、
受注生産のため、お届けまでには、
約4ヶ月~約6ヶ月いただいています。
新築注文住宅を建てられる方の場合、
1/100図面が固まったタイミングを目安に、
ご検討いただくのが、おすすめです。
カスタムオーダーができる本製品ですが、
すぐに欲しいという方向けに、
「即納モデル」もご用意しています。
数十台ほどを工場へオーダーし、
まとめて製作しているため、
オーダー品よりも、割安でお求めいただけます。
<選べる項目>
・サイズは、幅150×80cm/180×90cmの2タイプから選択
・仕上げは、オイルとウレタンの2タイプから選択
<選べない項目>
・高さは、72cmのみ
・カラーは、ナチュラルのみ
・天板は、2.8cmタイプのみ
オーダーで、自宅にぴったりなダイニングテーブルを空間を作りましょう。
それでは、今回のおさらいです。
▼ダイニングテーブル OAKで
選択いただける内容は、以下の通りです。
<サイズ>
幅 :最小 40cm ~ 最大 200cm
奥行き :最小 80cm ~ 最大 100cm
高さ :最低 30cm ~ 最高 74cm
天板の厚み:2.8cmタイプ、4cmタイプ
<その他の仕様>
塗装方法 :ウレタン塗装(メンテナンスフリータイプ)、オイル塗装(経年変化タイプ)
カラー :ナチュラル、ブラウン
また、こちらの記事では、実際に愛用中のスタッフが
その魅力をご紹介しています。
スタッフ辻口邸
【わたしの愛用品】5畳の空間に、オーダーテーブルがしっくりとハマった3つの理由
スタッフ中原邸
【お家で使ってみた。】リセノスタッフ2名が、オーダーできるダイニングテーブル「OAK」をレビュー
東京店展示
さらに、東京、京都、福岡の3店舗では、
既成品「150cm×80cm オイル塗装」を展示中。
(2023年12月20日現在の情報です。)
ご来店が難しい方は、
お家にいながら、オンラインで相談できる
カスタマーサポートもご利用いただけます。
リアルショップの相談窓口
オンラインの無料相談窓
オーダーに関するお悩みなど、
お気軽にご相談くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。