【シンプルを極めるレシピ】グリンピースごはんの塩加減
こんにちは。料理家の松山たけしです。
グリンピースご飯、とうもろこしご飯、
栗ご飯、さつまいもご飯。
さらに言うと、百合根ご飯、
むかごご飯、そら豆ご飯。
炊き込みご飯は、季節の野菜を楽しむ為の
欠かせない料理の一つです。
味付けも、あれこれ調味料を入れるのではなく、
シンプルに塩で作るのが、
旬の野菜の魅力を一番感じやすい。
春の味覚、生の青豆を使った炊き込みご飯は、
特に何もしなくても、一緒に炊き込むだけで、
いい香り、いい味、が出てきます。
グリンピースごはんのコツは、塩加減にあります。
とても簡単なんですが、ポイントが一つだけ。
塩がしっかりと効いていないと、
豆の味が引き立ってこないんですよね。
この塩加減だけで、美味しさが全然変わってきます。
いつも大体で入れてしまう「塩」ですが、今回は
塩の分量をしっかりと守って炊いてみましょう。
塩だけで味をつけるのであれば
「1合に対して2g」
この分量です。
とりあえずこれだけは覚えといてください。
旨味を引き立てるために、昆布やお酒を
少し加えますが、塩が決まれば間違いない
豆ごはんの完成です。
では、作ってみましょう。
炊飯器で炊いてもいいですが、ちょっと気分を
盛り上げる為に土鍋で炊いてみましょう。
「1合に対して塩2g」
この作り方さえ覚えてしまえば、
その季節ならではの特別な味を楽しむ
キッカケが増えそうです。
材料 約3、4人分
- 白米 2合
- 水 360cc
- 生のグリーンピース(剥き) 100g
- 塩 4g
- 米油(サラダ油でも) 小さじ 1/2
- 昆布 一切れ
- 酒 大さじ 1/2
作り方
1.米を洗い、たっぷりの水で30分から1時間ほど、
米が白っぽくなるまで浸水させる。
2.土鍋に、ザルにあげて水気を切った米と、
他の材料を全て入れ、蓋をして強火にかける。
ちなみに、油を少し加えるとツヤのある
仕上がりになって、より美味しく見えます。
3.沸騰して、吹きこぼれてきたら弱火にして10分。
火を止めて、蓋をしたまま10分蒸らしたら、
昆布を取り出し、よく混ぜる。
塩加減、みなさん覚えていただきましたか?
「1合に対して塩2g」です。
きちんと塩を分量通り入れるだけで、
グリンピースの甘みが引き立ち、
美味しく仕上がります。
もちろん土鍋が無い方は、炊飯器でも美味しく
炊けるのでぜひ作ってみてください。
次回は「チキンソテーの考え方」を予定しています。
それでは、また。