【ほんとうの、美味しいって?】
揚げ物こそ手軽なパーティメニュー。稚鮎のフリット
パーティーメニューを構成する上で
「フリット」は欠かせません。
理由は2つ。
1つは、食べたいから。
食べたいですよね?
2、3品冷菜を食べた後で揚げ物があると、
変化もあって食欲がより加速します。
2つ目は、手軽だから。
揚げ物って聞くと、=手間がかかる、たいへん。
と、変換してしまいますが、
よくよく考えてみるとこれほど簡単で、
美味しく仕上がる調理法はあまり無いとも言えます。
基本的に粉をつけて、油に入れたら完成。
調理時間は10分ほど。
食材によってはカットする必要もありません。
大変だと思うのは、たまにしか揚げ物を
しないからかな? と思っています。
蓋付きの小さい揚げ鍋を買って、
常にキッチンの横に置いておけば
毎回片付ける必要もないので、
料理法の一部としても揚げ物を活用できます。
そんな、「揚げ物こそ時短料理」というのを
提唱したところで、本題です。
では、作ってみましょう。
今回は、万能なフリット衣を紹介します。
「フリット衣を作ってください」と言われると、
結構いろんな作り方があって、案外困ります。
フワッと仕上げる為に、卵を使ったりする
レシピもあるんだけど、家でちょっと
揚げる分には、卵1個は多いんですよ。
手軽で美味しいフリットを作るときの
一つの正解がこの衣。
作り方は、
「小麦粉と片栗粉の割合が3:1で、
粉と同量ビールと塩ちょっと。」
です。
目分量でも結構。
片栗粉でカリッと、小麦粉でフワッと。
ビールの炭酸でサクッと。
ビールの麦の部分で風味とコクが増す。
すごく簡単なのに、美味しい揚げ物に
必要な要素が全て揃っています。
この衣さえ覚えてしまったら、あとは何でも。
魚介系か野菜が合いますね。
よく選ぶのが、稚鮎、アナゴ、イカ、
メゴチ、ワカサギ。お好みの野菜。
旬の揚げやすそうな魚を選べばOK。
あと、おもてなしの料理には、
少し驚きを忍ばせたいところです。
僕がよく使うのが、たっぷりのミントを散らすこと。
レモンも添えると、ミントの清涼感も相まって、
さっぱりと軽やかに、少し特別感も生まれますよ。
材料(4人分、調理時間10分)
- 稚鮎 150g
- ミント 適量
- レモン 適量
- 黒胡椒 適量
- Ⓐ小麦粉 60g
- Ⓐ片栗粉 20g
- Ⓐ塩 ひとつまみ
- Ⓐビール 80cc
作り方
1.フリット衣に使うⒶの材料を、全て混ぜ合わせる。
2.稚鮎は軽く塩を振り、
小麦粉(分量外)をまぶしておく。
3.①で混ぜ合わせたフリット粉の材料に、
②の稚鮎を入れて、しっかりと絡ませる。
180℃の油で3分ほど、カリッとするまで揚げる。
4.器に盛り付け、刻んだミント、
黒胡椒を散らし、レモンを添える。
ミントとレモンで、
爽やかな香りをまとった稚鮎のフリット。
冷えたビールも、ついつい進んじゃいます。
冷菜のあとの、3・4品目にぜひ
揚げたてのおもてなしをしてみてくださいね。
それでは、また。