【シンプルを極めるレシピ】ジューシーなロゼ色のヒレカツ
こんにちは。料理家の松山たけしです。
洋食屋さんでいただく贅沢なヒレカツ定食。
たまには、お家で楽しむのもいいものです。
ヒレカツというと、家庭で作る場合には
「一口カツ」にする場合が多いですが、
さらに特別感が味わえるのが、ロゼ色のヒレカツ。
淡いロゼ色で、決して火が入ってないわけではない。
大きめにカットされたあのヒレカツ。
脂身はないのに、肉汁が染み出していて、
しっとりと柔らかくて...。
これをお店で食べると、そこそこな
高級定食になってしまうわけですが、
豚ヒレ自体はそこまで高いものでもないので、
お家で作れたら「幸せのコスパ」が非常に高いです。
今回はジューシーなロゼ色のヒレカツを
お家で作る方法をご紹介します!
揚げ物こそ、一番の時短料理
ヒレカツをお家で作るとなると
「揚げ物は面倒...」と思うかもしれません。
実際には、塩を振って、衣をつけて、揚げるだけ。
調理時間は最短5分の料理です。
たまにしか揚げ物をしないから、
油の処理なのが大変なんです。
小さめの蓋付き揚げ鍋を買って、
使わない時はそのまま置いておく。
そして、ちょこちょこ揚げ物をするのが
本当の時短料理だ! というのが僕の持論です。
お気に入りのプレートに、フライを乗せて
キャベツの千切りを添えたら、それだけで
文句のつけようがないメイン料理の完成です。
今回使用する器は、
HASAMI PORCELAINのプレート
(クリア/25.5cmタイプ)。
シンプルなデザインですが、表情や質感の変化があり、
磁器の器にはない温かみを感じます。
釉薬が施されているので、揚げ物をのせても
油染みの心配が少ないのもうれしいポイント。
メインの揚げ物に、野菜とソースを添えるだけで
存在感のある一皿に仕上がります。
「ロゼ色のヒレカツ」の作り方
「ロゼ色」のヒレカツを作るためには
多少のテクニックが必要ですが
いくつかのポイントを抑えれば、
すぐコツが掴めてくると思います。
- 肉は、常温に戻しておく
- 2口くらいのサイズにカットして揚げる
- 「3度揚げ」する
肉が冷たいと、均等に火が入りません。
また、大きすぎる塊で揚げてカットするのも、
火入れのコントロールが難しい。
2口くらいのサイズで揚げると、
揚げ具合がコントロールしやすいです。
- 160℃くらいで、1分揚げたら、
取り出して1分休ませる - もう一度、1分揚げて、1分休ませる
- 最後に、少し温度を上げて、
キツネ色になるまで揚げる
という3度揚げをすると、うまくいきます。
予熱でゆっくり火を入れてから、最後に高温の油で
カリッとさせる、というやり方ですね。
あとはお肉を指で押してみて、
ふにゃふにゃしていなければ高確率で
ロゼ色のヒレカツが完成しているはずです。
材料(2人分)
- 豚ヒレブロック 1本(500gほど)
- 塩 肉の量の1%
- 砂糖 ひとつまみ
- 薄力粉 適量
- 卵 1個
- パン粉 適量
豚ヒレブロックは、ブランド豚のような
ちょっといいものを使うと、
やっぱり分かりやすく美味しく仕上がります。
レシピ
1. 塊のまま、豚ヒレに塩と砂糖をふり、
常温で1時間ほど置いておく。
(砂糖を加えることで、しっとりと仕上がります)
その後、水気をペーパーで拭き取り
80gずつくらいにカットする。
2. 薄力粉、卵、パン粉の順で衣をつける。
3. 揚げ油160℃くらいで、1分揚げる。
バットにうつして、1分ほど休ませたら
さらに1分揚げて、もう一度取り出し1分休ませる。
最後に、油の温度を200℃くらいまで上げて、
こんがりと色づくまで30秒ほど揚げる。
※油の状態としては、160℃が「しゅわしゅわー」
200℃が「ジャー」という感じです。
4. 揚がったカツは半分にカットし
千切りキャベツや、レモン、トマトなどと
一緒に盛り付けましょう。
美しいロゼ色に仕上げるためには
少しテクニックは必要ですが、
上手くできたら、テンションが上がります。
ジューシーで、特別感のあるヒレカツ定食。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
なお、今回のレシピで使用した器は
以下のリンクからご購入いただけます。
HASAMI PORCELAIN プレート クリア