【シンプルを極めるレシピ】
旨みを凝縮! ブロッコリーのオーブン焼き
こんにちは。料理家の松山たけしです。
普段は、飲食店の料理監修や、食のイベントの実施、
SNS・雑誌・Podcastでのレシピ提案など、
さまざな角度から食にまつわる活動をしています。
今回ご紹介するのは、ホクホクと香ばしい
「ブロッコリーのロースト」の作り方です。
▼使用した器
プレート Ancient Pottery オーバル
ブロッコリーのベストな調理法は、オーブンで焼くこと
好き嫌いのポイントは、人によってさまざまですが
食材の切り方や火の入れ方を変えると、
あまり得意ではなかったものでも、
「美味しく感じた」ということがよくあります。
ブロッコリーといえば、
「とりあえず、茹でる」という人が多いと思いますが
僕は、茹でたあとのブロッコリーが
水っぽくなって、味がぼやけるのがどうも苦手で。
ブロッコリーは、茹でるよりも
ローストして食べるのが一番美味しいと思っています。
ローストとは、直火もしくはオーブンで
中に水分を残しながら、
じっくりと焼き上げることです。
そうすることで、素材の旨みを
閉じ込めることができます。
ホクホクで香ばしくて、
少しコリっとした食感もあり、味が濃い。
茎の表面は硬いので、ピーラーで剥き、
花の部分と茎がつながるように長く切ります。
これで見た目も良い感じに。
究極的にシンプルですが、余計な味付けをしなくても
いくらでも食べられる美味しさ。
ローストしただけですが、立派な一皿になります。
シンプルなロースト野菜を引き立てる器選び
シンプルなロースト野菜は、色むらや素材感のある
ざらついた質感のお皿がよく合います。
基本的には、つるんとしたお皿には
色鮮やかなフレッシュな感じの料理が似合うし、
ざらっとしたお皿には、焼き目や色の
グラデーションがあるような料理が似合う。
器の表情に合わせて、料理のトーンも合わせてみると
自慢したくなるような素敵な一皿が出来上がります。
今回、盛り付けたのは、
プレート Ancient Pottery (オーバル)。
アンティークのようなブラスカラーが特徴的で
ローストしたブロッコリーを乗せただけでも、
お店のようなかっこいい一皿に仕上がります。
材料(2人分)
- ブロッコリー 1株
- 塩 2つまみ
- オリーブオイル 大さじ3
- ニンニク 1片
- パルメザンチーズ 適量
- ブラックペッパー 適量
作り方
1. 茎の皮は、包丁かピーラーで剥きます。
なるべく大きく、茎と花の部分が
つながるようにカットしましょう。
2. 2つまみほどの塩を、全体に振ります。
細かい話になりますが、ブロッコリーの総量の
0.7%の塩を振ると、完璧な塩気になります。
3. フライパンにオリーブオイルを入れます。
そこに、潰したにんにくを入れ、弱火にかける。
ゆっくりと火を入れて、ニンニクが
きつね色になってきたら、一度取り出します。
4. ブロッコリーを入れて、
表面に焼き色がつくまで焼きます。
オイルの量は少し多めで、ブロッコリーが
乾いた感じにならないようにしましょう。
足りなかったら、適宜オイルを足します。
4. 200℃のオーブンに入れて、10分焼きます。
5. 器に盛り付け、パルメザンチーズと
ブラックペッパーを振ったら、完成。
究極的にシンプルですが、ブロッコリー本来の旨みが
ぎゅっと凝縮されたロースト。
シンプルな料理ほど、ちょっとしたひと手間に
こだわることで、おいしさが変わります。
あとは、素材感のあるお皿に乗せるだけで、
立派な一品の完成です。
ぜひ試してみてくださいね。