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【シンプルを極めるレシピ】春に作りたい「新・豚の生姜焼き」

こんにちは。料理家の松山たけしです。

豚肉の生姜焼きに「旬」があるとしたら、
今なのでは! と思っています。

生姜焼きに使う野菜といえば、
玉ねぎ、生姜、付け合わせのキャベツ。

どれも役割があり、欠かせない存在ですが、
新玉ねぎ、新生姜、春キャベツといった
新物を使うとより特別な味わいになります。

DSCF2205.jpg

とろける新玉。
甘く、柔らかい春キャベツ。
スッキリとした新生姜。

豚肉だけでなく、どこをとっても美味しい一皿。
今、作らないわけにはいきません!

今回は、美味しい豚肉の生姜焼きの作り方と
今の季節ならではの味わいを
楽しめるレシピのご紹介です。

▼使用した器
HASAMI PORCELAIN プレート(クリア/25.5cm)

豚の生姜焼きを美味しく作るための極意は、ずばり...

DSCF2205_2.jpg

生姜焼きというと、薄切りの豚肉を
チャチャっと煮絡めればできてしまうんですが、
ちゃんと作ると、ご馳走になります。

まず豚肉の選び方から。スーパーに行って、
生姜焼き用の豚ロースを買えばいいのですが
できればなるべく厚みのあるものを選んでください。

生姜焼き用と言っても、それぞれの理想があり、
スーパーや肉屋によって、厚みはバラバラですが、
僕は3mmくらいの分厚めのものを推奨しています。

DSCF2191.jpg

普通に焼いてしまうと、硬くなってしまうことが
ありますが、生姜と酒に漬けておくと、
酵素の力で柔らかくなるんです。

これが僕の思う、生姜焼きの醍醐味。

すごく柔らかくなり、
厚みもあるのでとってもジューシー。

肉に片栗粉を薄くまぶしてから焼くと、
タレが絡みやすくなり、少しとろみがついて
より美味しくなります。

DSCF2194.jpg

仕上げにはにバターとお酢を入れ、
コクをプラスし、さらに味を引き締める。

そして、新物の使い方。

新玉ねぎは、1cmくらいの厚みに
繊維を断つようにカットすると、
トロッとした感じが味わえます。

DSCF2201_3.jpg

新生姜の半分はすりおろして豚肉に漬け込み、
半分は千切りにして最後に入れます。
そうすることで、食感を残し、味の変化が楽しめます。

といった感じで、いつもよりも
少しこだわって作ってみてください。

生姜焼きが、さらに好きになると思います。

材料(2人分)

DSCF2178.jpg

  • 豚ロース(生姜焼き用3mm厚) 100g
  • 酒 適量
  • 新生姜 ひとかけ

    ※合わせ調味料※
  • 酒 大さじ2
  • 薄口醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 砂糖 小さじ1
  • 酢 小さじ1
  • バター 小さじ1

  • 新玉ねぎ 1/2個
  • 春キャベツ 適量

作り方

1. 新生姜の半分はすりおろし、半分は千切りに。
  豚肉の筋に切り込みをいれ、おろした生姜と
  酒で10分ほどくらい漬け込みます。

DSCF2182.jpg

DSCF2185.jpg

2. 合わせ調味料を合わせておきます。
  新玉ねぎは、繊維を断つように1cm幅にカット。
  キャベツは、なるべく薄く千切りに。

DSCF2180.jpg

調味料は
「醤油、酒、みりんが
 1:1:1に、砂糖を少し」
と、覚えておいてください。

3. ①の水気を軽く切って、
  片栗粉を薄くまぶします。

DSCF2189.jpg

4. フライパンにサラダ油を少し入れ、
  強火で豚肉の片面にしっかりと両面焼き目をつけ
  肉を取り出します。

DSCF2192.jpg

5. 同じフライパンに玉ねぎを加え、軽く炒めたら、
  合わせ調味料を入れる。
  少し煮詰めたら、豚肉を戻して、煮絡めます。

6. 器に千切りキャベツを敷き、
  豚肉、玉ねぎを盛り付けます。

  残ったタレに、千切りした新生姜、
  バター、お酢をいれ少し煮立たせたら、
  肉にかけて、完成です。

DSCF2198.jpg

DSCF2201.jpg

新玉ねぎ、新生姜、春キャベツをたっぷり使った
その名も「新・豚の生姜焼き」。

この時期ならではの特別な味わいに仕上がりますので、
ぜひ作ってみてくださいね。

なお、今回使用した器は、以下からご覧いただけます。

HASAMI PORCELAIN プレート(クリア/25.5cm)

10-b_1.jpg


Styling Goods

HASAMI PORCELAIN プレート クリア/ブラック

¥ 880 ~



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