【シンプルを極めるレシピ】春に作りたい「新・豚の生姜焼き」
こんにちは。料理家の松山たけしです。
豚肉の生姜焼きに「旬」があるとしたら、
今なのでは! と思っています。
生姜焼きに使う野菜といえば、
玉ねぎ、生姜、付け合わせのキャベツ。
どれも役割があり、欠かせない存在ですが、
新玉ねぎ、新生姜、春キャベツといった
新物を使うとより特別な味わいになります。
とろける新玉。
甘く、柔らかい春キャベツ。
スッキリとした新生姜。
豚肉だけでなく、どこをとっても美味しい一皿。
今、作らないわけにはいきません!
今回は、美味しい豚肉の生姜焼きの作り方と
今の季節ならではの味わいを
楽しめるレシピのご紹介です。
▼使用した器
HASAMI PORCELAIN プレート(クリア/25.5cm)
豚の生姜焼きを美味しく作るための極意は、ずばり...
生姜焼きというと、薄切りの豚肉を
チャチャっと煮絡めればできてしまうんですが、
ちゃんと作ると、ご馳走になります。
まず豚肉の選び方から。スーパーに行って、
生姜焼き用の豚ロースを買えばいいのですが
できればなるべく厚みのあるものを選んでください。
生姜焼き用と言っても、それぞれの理想があり、
スーパーや肉屋によって、厚みはバラバラですが、
僕は3mmくらいの分厚めのものを推奨しています。
普通に焼いてしまうと、硬くなってしまうことが
ありますが、生姜と酒に漬けておくと、
酵素の力で柔らかくなるんです。
これが僕の思う、生姜焼きの醍醐味。
すごく柔らかくなり、
厚みもあるのでとってもジューシー。
肉に片栗粉を薄くまぶしてから焼くと、
タレが絡みやすくなり、少しとろみがついて
より美味しくなります。
仕上げにはにバターとお酢を入れ、
コクをプラスし、さらに味を引き締める。
そして、新物の使い方。
新玉ねぎは、1cmくらいの厚みに
繊維を断つようにカットすると、
トロッとした感じが味わえます。
新生姜の半分はすりおろして豚肉に漬け込み、
半分は千切りにして最後に入れます。
そうすることで、食感を残し、味の変化が楽しめます。
といった感じで、いつもよりも
少しこだわって作ってみてください。
生姜焼きが、さらに好きになると思います。
材料(2人分)
- 豚ロース(生姜焼き用3mm厚) 100g
- 酒 適量
- 新生姜 ひとかけ
※合わせ調味料※ - 酒 大さじ2
- 薄口醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- 酢 小さじ1
- バター 小さじ1
- 新玉ねぎ 1/2個
- 春キャベツ 適量
作り方
1. 新生姜の半分はすりおろし、半分は千切りに。
豚肉の筋に切り込みをいれ、おろした生姜と
酒で10分ほどくらい漬け込みます。
2. 合わせ調味料を合わせておきます。
新玉ねぎは、繊維を断つように1cm幅にカット。
キャベツは、なるべく薄く千切りに。
調味料は
「醤油、酒、みりんが
1:1:1に、砂糖を少し」
と、覚えておいてください。
3. ①の水気を軽く切って、
片栗粉を薄くまぶします。
4. フライパンにサラダ油を少し入れ、
強火で豚肉の片面にしっかりと両面焼き目をつけ
肉を取り出します。
5. 同じフライパンに玉ねぎを加え、軽く炒めたら、
合わせ調味料を入れる。
少し煮詰めたら、豚肉を戻して、煮絡めます。
6. 器に千切りキャベツを敷き、
豚肉、玉ねぎを盛り付けます。
残ったタレに、千切りした新生姜、
バター、お酢をいれ少し煮立たせたら、
肉にかけて、完成です。
新玉ねぎ、新生姜、春キャベツをたっぷり使った
その名も「新・豚の生姜焼き」。
この時期ならではの特別な味わいに仕上がりますので、
ぜひ作ってみてくださいね。
なお、今回使用した器は、以下からご覧いただけます。
HASAMI PORCELAIN プレート(クリア/25.5cm)