【シンプルを極めるレシピ】夏野菜のガスパチョ
こんにちは。料理家の松山たけしです。
そろそろ夏。
気温が高くなってくると、
食欲の種類も変わってきて...
「フレッシュで冷たくてみずみずしくて、
なんだか栄養がありそう!」
というものが食べたくなってきます。
そんな時に作りたくなるのが、ガスパチョ。
ガスパチョとは、スペインやポルトガルで作られる
トマトをベースにした冷たいスープのこと。
一度ハマると「旨みが効いた中華が食べたい」
という欲求とは、またちょっと異なる
身体が欲しがる自然な中毒性を秘めた一品です。
僕はガスパチョが大好きなんですが、少しクセがあり
好き嫌いが別れる食べ物でもあります。
そこで今回は、ほんとうに美味しいガスパチョの
「作り方」と「心構え」をご紹介したいと思います。
▼使用した器
ボウル Sghr ディンプルⅡ(Sサイズ)
美味しいガスパチョを作るための3つのポイント
ガスパチョの作り方は、すごく簡単で
トマト、パプリカ、キュウリ、玉ねぎを
全てミキサーにかけるだけ。
基本的には火を入れず、
生野菜をミキサーにかけただけなので
「スープ」という概念で食べると、
少し抵抗がある方もいるかもしれません。
また、玉ねぎの生の感じが残るものや
しっかり冷えて無いものを食べると、
苦手意識が生まれてしまうことも。
そこで、美味しいガスパチョを作るための
ポイントを3つ解説していきます。
① 野菜の皮は、剥く
まず、野菜の皮は剥きましょう。
トマトは湯むき。
キュウリ、パプリカもピーラーで皮を剥く。
ほんの一手間ですが、これで口当たりが良くなり
キュウリの青臭さが和らぎます。
また、玉ねぎは赤たまねぎを使うこと。
赤玉の方が辛味が優しくて、馴染みがよく、
玉ねぎが主張しすぎることもありません。
② 野菜は、マリネしておく
そして、もう一つ大事なのが、
野菜をマリネしておくこと。
ミキサーにかける前に、野菜を一口大にカットして
「レモン、塩、オリーブオイル」でマリネします。
そうすると、生の野菜のトゲトゲした辛味や
苦味の角がとれ、まろやかな味わいになります。
ミキサーにかける前の一仕事。これが大事です。
③ 暑い日に、キンキンに冷やして食べる
最後に、心構えです。
暑い日に、キンキンに冷やして食べる。
これが最も大切。
器も、清涼感のあるものを使いましょう。
今回使用したのは、波打つような手触りが楽しい
Sghr(スガハラ)の「ディンプルⅡボウル」。
ゆらゆらと、光によって表情が変わる
夏らしいガラスボウル。
ガスパチョはよく冷やして。
器もしっかりと冷やして。
キーンっと身体に響く
食欲も活力も湧く夏のスープの完成です。
材料(3〜4人分)
- トマト 2個(約380g)
- 玉ねぎ 40g
- キュウリ 40g
- 赤パプリカ 40g
- ニンニクすりおろし 2g
- オリーブオイル 40g
- 塩 4g
- レモン汁 1カット分
作り方
1. トマトは、湯むき。
キュウリは皮を剥いてスプーンでタネをとり、
パプリカは、ピーラーで皮を剥きます。
このひと手間で、口当たりが滑らかになります。
2. 野菜は全て一口大にカット。
全ての材料を合わせて、1時間ほどマリネします。
できれば「一晩」が理想です。
3. ミキサーにかけます。
4. 冷蔵庫で、スープと器をしっかりと冷やします。
味がはっきりしない場合は、
「塩とレモン」で調節してください。
レモンをしっかりと効かせた方が、
美味しく感じます。
5. お好みのハーブ、オリーブオイルを
トッピングして、完成!
今回は、暑い夏におすすめの冷たいスープ
「ガスパチョ」の作り方をご紹介しました。
スープも器もキンキンに冷やして、
さっぱりといただきたいメニューです。
なお、今回ご紹介した器は
以下からご覧いただけます。
ボウル Sghr ディンプルⅡ(Sサイズ)