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【シンプルを極めるレシピ】
簡単なのに華やか! 牛もも肉のタリアータ

こんにちは。料理家の松山たけしです。

シンプルで簡単、でも完成度の高い
おもてなし料理を作りたい...!
そんな時におすすめなのが、タリアータ

タリアータとは何かというと、
レアに焼いた牛肉を薄く切った
イタリア発祥の料理です。

日本で言うところの「牛のたたき」ですね。

DSCF2610.jpg

表面だけ焼いて、中はレア。
ローストビーフよりも生っぽいイメージです。

上には、パルメザンチーズがかかっていて、
ルッコラや、バルサミコ酢などと一緒に食べる。

家で作ろうと思ったことはないかもしれませんが、
このタリアータ、僕はかなり重宝しています。

そこで今回は、タリアータの作り方をご紹介します。

▼使用した器
プレート Ancient Pottery オーバル

手軽なおもてなしの一皿「タリアータ」

DSCF2614.jpg

肉を焼くとき、一番難しいのは火入れです。

ステーキの場合は、まず肉を常温に戻して、
焼いた後、余熱で火を入れて、休ませる...

といった工程が必要になりますが、
正直どの状態が最適かよくわかりません。

ローストビーフは、なんだかんだ時間がかかります。

そんな中、タリアータは塩をして、
表面にガーっと焼き目をつけたら完成です。

DSCF2602.jpg

細かい温度設定や時間管理はたいして必要ありません。
レアでいいというのは、かなりラクです。

「生焼けでも大丈夫?」と思われる方も
いるかもしれませんが、鶏肉や豚肉と違い、
牛肉にはお腹を壊すような菌は存在していません。

ただ、肉の表面には菌が付着することがあるので、
表面さえ焼けば、大丈夫ということです。

「じゃあ、全部生焼きにすればいいじゃん」
と思うかもしれませんが、そうでもなくて。

ある程度脂が乗った牛肉は、
火が入っていた方がとろけます。

DSCF2598.jpg

なので、タリアータに使うのは赤身

赤身といえば、「ヒレ肉」や「シャトーブリアン」が
美味しいですが、高くて、気軽には買えません。

だから、もも肉

スーパーで売っているステーキ肉の中でも
安い部位だと思います。

DSCF2605.jpg

普通に焼くと、パサパサになってしまいますが
タリアータだったら、表面を焼くだけだから大丈夫。

食感的にはちょっと硬いんですが、
薄く切るから問題ありません。

DSCF2612_2.jpg

脂が少ないと、旨みが足りないことがありますが、
パルメザンチーズをかければ、解決です。

すごくシンプルな料理ですが、
完成度の高い一皿となっています。

ローストビーフよりもはるかに簡単で、
おもてなし料理としても最適なので、
ぜひチャレンジしてみてください。

材料

DSCF2590.jpg

  • 牛もも肉 100g
  • 塩 ひとつまみ(肉に対して1.5%が目安)
  • パルメザンチーズ 適量
  • ニンニク ひとかけ
  • クレソン お好みで
  • 巨峰 お好みで

作り方

1. 肉に塩をして、ニンニクスライスをのせて
  15分ほど置いておきます。
  その後、水気をキッチンペーパーで拭き取ります。

DSCF2596.jpg

2. 熱したフライパンに少し油を引いて、
  表面を30秒くらいずつ全面焼きます。

DSCF2599.jpg

3. まな板にのせて3分ほど休ませた後、
  なるべく薄くスライスします。

DSCF2604-2.jpg

4. 器に盛り付けたら、パルメザンチーズ、
  黒胡椒、オリーブオイルを回しかけます。
  お好みでクレソン、巨峰を添えて、完成です!

DSCF2606.jpg

今回は、手軽に挑戦できるタリアータの
レシピをご紹介しました。

ステーキやローストビーフよりも簡単で、
おもてなし料理にぴったりの一皿。

今回は巨峰を添えましたが、
季節のフルーツなどを添えてもいいですね。

ぜひ好みにアレンジしていただければと思います。

なお、今回使用した器は以下よりご覧いただけます。

プレート Ancient Pottery オーバル

14-b.jpg


Styling Goods

プレート Ancient Pottery

¥ 2,090 ~



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