【シンプルを極めるレシピ】簡単なのに華やか! 牛もも肉のタリアータ
こんにちは。料理家の松山たけしです。
シンプルで簡単、でも完成度の高い
おもてなし料理を作りたい...!
そんな時におすすめなのが、タリアータ。
タリアータとは何かというと、
レアに焼いた牛肉を薄く切った
イタリア発祥の料理です。
日本で言うところの「牛のたたき」ですね。
表面だけ焼いて、中はレア。
ローストビーフよりも生っぽいイメージです。
上には、パルメザンチーズがかかっていて、
ルッコラや、バルサミコ酢などと一緒に食べる。
家で作ろうと思ったことはないかもしれませんが、
このタリアータ、僕はかなり重宝しています。
そこで今回は、タリアータの作り方をご紹介します。
▼使用した器
プレート Ancient Pottery オーバル
手軽なおもてなしの一皿「タリアータ」
肉を焼くとき、一番難しいのは火入れです。
ステーキの場合は、まず肉を常温に戻して、
焼いた後、余熱で火を入れて、休ませる...
といった工程が必要になりますが、
正直どの状態が最適かよくわかりません。
ローストビーフは、なんだかんだ時間がかかります。
そんな中、タリアータは塩をして、
表面にガーっと焼き目をつけたら完成です。
細かい温度設定や時間管理はたいして必要ありません。
レアでいいというのは、かなりラクです。
「生焼けでも大丈夫?」と思われる方も
いるかもしれませんが、鶏肉や豚肉と違い、
牛肉にはお腹を壊すような菌は存在していません。
ただ、肉の表面には菌が付着することがあるので、
表面さえ焼けば、大丈夫ということです。
「じゃあ、全部生焼きにすればいいじゃん」
と思うかもしれませんが、そうでもなくて。
ある程度脂が乗った牛肉は、
火が入っていた方がとろけます。
、
なので、タリアータに使うのは赤身。
赤身といえば、「ヒレ肉」や「シャトーブリアン」が
美味しいですが、高くて、気軽には買えません。
だから、もも肉。
スーパーで売っているステーキ肉の中でも
安い部位だと思います。
普通に焼くと、パサパサになってしまいますが
タリアータだったら、表面を焼くだけだから大丈夫。
食感的にはちょっと硬いんですが、
薄く切るから問題ありません。
脂が少ないと、旨みが足りないことがありますが、
パルメザンチーズをかければ、解決です。
すごくシンプルな料理ですが、
完成度の高い一皿となっています。
ローストビーフよりもはるかに簡単で、
おもてなし料理としても最適なので、
ぜひチャレンジしてみてください。
材料
- 牛もも肉 100g
- 塩 ひとつまみ(肉に対して1.5%が目安)
- パルメザンチーズ 適量
- ニンニク ひとかけ
- クレソン お好みで
- 巨峰 お好みで
作り方
1. 肉に塩をして、ニンニクスライスをのせて
15分ほど置いておきます。
その後、水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
2. 熱したフライパンに少し油を引いて、
表面を30秒くらいずつ全面焼きます。
3. まな板にのせて3分ほど休ませた後、
なるべく薄くスライスします。
4. 器に盛り付けたら、パルメザンチーズ、
黒胡椒、オリーブオイルを回しかけます。
お好みでクレソン、巨峰を添えて、完成です!
今回は、手軽に挑戦できるタリアータの
レシピをご紹介しました。
ステーキやローストビーフよりも簡単で、
おもてなし料理にぴったりの一皿。
今回は巨峰を添えましたが、
季節のフルーツなどを添えてもいいですね。
ぜひ好みにアレンジしていただければと思います。
なお、今回使用した器は以下よりご覧いただけます。
プレート Ancient Pottery オーバル