貫入とよばれる、釉薬が縮れてできた独特な表情が特徴の「錆かいらぎ」シリーズ。ゆるやかな曲線が、食卓にやさしく馴染む「まる皿」です。
https://www.receno.com/plate2/kairagi-rp.php【シンプルを極めるレシピ】皮付き里芋の唐揚げ
こんにちは。料理家の松山たけしです。
これ、僕のとっておきなんですけど、
教えちゃいますね。
皮を付けたまま揚げる里芋の唐揚げ。
僕が好きなのは、まず煮物にしてから
片栗粉をつけて揚げる作り方。
そうすることで、出汁や醤油がしっかり染み込んで
口いっぱいに旨みが広がります。
外はカリッと、中はトロッとした食感で
病みつき必至の一品です。
▼使用した器
実は里芋は「皮付き」が美味しいんです。
「里芋の唐揚げ」自体は、そんなに
むずかしくも、珍しくもありませんが
ふつうに作るよりも圧倒的に
美味しく仕上げるためのポイントが一つ。
それは皮付きで揚げることです。
兎にも角にも、野菜の皮(特に根菜類)は
全部むかなきゃ...!
と、思っている方も多いですが
実は、大抵のものは皮付きでも食べられます。
そして、皮を剥かない方がメリットも多いんです。
まず、野菜の皮や、皮付近には
栄養価や、旨味が詰まっています。
さらに、皮がある方が、食感の違いや
風味の違いも感じられ、味にメリハリが生まれます。
口当たりが悪くならなければ、
なるべく皮付きで使うことをおすすめしたい。
レンコンも、長芋も、里芋も、皮付きで。
とはいえ、さすがに里芋の皮ってかなり厚くない?
と思うかもしれませんが、大丈夫です。
煮物にすることはおすすめできませんが、
タワシでよく洗ってから「揚げ物」にすると、
表面がカリカリに。
いつもは感じることのなかった新しい食感と
風味を体験することができます。
最初は少し勇気がいるかもしれませんが、
ぜひ挑戦してみてください。
材料(2〜3人分、調理時間1時間)
- 里芋約300g
- 片栗粉 適量
- すだち 適量
▼煮汁
- 一番だし 300cc
- 酒 30cc
- みりん 30cc
- 塩 ひとつまみ
- きび砂糖 大さじ1
- 薄口醤油 45cc
- 生姜 3切れほど
作り方
1. 里芋はタワシでよく洗います。
2. 一口大にカットします。
3. 鍋に煮汁と生姜をスライスして加え、
里芋を入れて40分ほど弱火で煮ます。
4. 串を刺してスッと通るまで火が通ったら、
火を止め一晩ほど味を染み込ませます。
5. ③の水気を切って片栗粉をまぶしておき、
180°Cの油で2分ほど、カリッとするまで揚げます。
6. 仕上げにすだちのスライスを添えて、完成です。
今回は、皮付きの里芋を、一度煮物にして
味を染み込ませてから、カリッと揚げてみました。
皮付きで食べれば、手間が省けるし、
廃棄が少なくなる。美味しくて栄養価も高い。
なんだか皮を剥く理由がなくなってきませんか?
ぜひ一度、チャレンジしてみてください。
なお、今回ご紹介した器は以下よりご覧いただけます。
貫入とよばれる、釉薬が縮れてできた独特な表情が特徴の「錆かいらぎ」シリーズ。ゆるやかな曲線が、食卓にやさしく馴染む「まる皿」です。
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