ホクホクと香ばしいブロッコリーのロースト。シンプルですが、表情のある器に乗せると、立派な一品に。
https://www.receno.com/pen/eat/u68/2024-02-06.php【シンプルを極めるレシピ】
カリフラワーのスパイスロースト
こんにちは。料理家の松山たけしです。
カリフラワーと、ブロッコリー。
見た目は似ていますが、味は全然違います。
以前、ブロッコリーのオーブン焼きをご紹介しました。
今回は、カリフラワーのオーブン焼き(ロースト)を
作っていきましょう。
カリフラワーも、ブロッコリーと同じく
オーブンで焼くと、かなり化けます。
出汁のような強い旨味を感じるようになるんです。
それでは、作っていきましょう。
▼使用した器
窯業の盛んな、長崎県波佐見町から生まれたプレート「HASAMI PORCELAIN(ハサミポーセリン)」のプレート。凛とした存在感と機能性を兼ね備えた、美しいテーブルウェアです。
https://www.receno.com/plate2/hp-plate.phpポイントは「切り方」にあります。
切り方一つ、変えるだけでも
かなり印象が変わるのが、料理の面白いところ。
シンプルを突き詰めていくと、
いろんな発見があります。
今回は、カリフラワーをかなり大きめ(半分)に
カットしてローストします。
大きくカットすると、中は蒸し焼き状態になって
みずみずしくジューシーな仕上がりに。
表面は香ばしくカリッしていて、
食感や風味の変化が感じられます。
単に茹でたり、小さくカットしてソテーしたものとは
全く違う美味しさを感じることができます。
本当はカットせずに、丸ごとローストしたいんですが
それだと火入れに1時間以上かかるのと、
中まで火が通っているかどうかの
見極めが難しいので、今回は半分にカットで。
そしてカリフラワーは、スパイスとの相性も抜群。
ブロッコリーの「緑」の部分にある
青みや香りがないので、スパイスの香りを
ダイレクトに感じやすいんです。
インドでも、カリフラワーを使った料理は
たくさんあるので、スパイスとの相性は間違いなし。
今回は、カリフラワーをスパイスとオイルで
マリネしてから、オーブンで焼き上げます。
焼き上がったら、そのままテーブルに置いて
ステーキのように切り分けて食べましょう。
見た目にもインパクトがありますし、
パーティーメニューとしてもぴったりです。
ボリューム感のある見た目ですが、
これがいくらでも食べられる美味しさ。
ぺろっと平らげてしまうこと、間違いなしです。
材料
- カリフラワー 1株(400g)
▼マリネ液
- レモン汁 小さじ1
- オリーブオイル 大さじ4
- 塩 4g(カリフラワーに対して1%)
- ニンニクすりおろし 1片分
▼トッピング
- パルメザンチーズ 適量
- イタリアンパセリ 適量
- オリーブオイル 適量
- アーモンド 適量
作り方
1. オーブンは、220℃に予熱しておきます。
カリフラワーは半分にカット。
葉っぱの部分はそのままで大丈夫です。
2. 大きめのボールに、マリネ液をよく混ぜ合わせ
カリフラワーを入れ、よく絡ませます。
カリフラワーの房の間に、染み込ませるイメージで絡ませましょう。
3. 天板にオーブンシートを敷いて
カリフラワーを並べます。
残ったマリネ液もカリフラワーにかけて、
30分間ローストしましょう。
火入れのポイントは、しっかりと焼くこと。ちょっと焼きすぎたかな?と感じるくらいでOKです。ブロッコリーと違って葉がフサフサしていないので、綺麗に焼き目がつきます。
5. 竹串を刺して、全く引っかかりがなく、
スッと通ったらオーブンから出します。
カリフラワーの大きさによって、火入れ時間が変わってきます。表面が焦げそうな場合は、ホイルをかぶせ、中までしっかり火を通しましょう。
6. 器にドンと盛り付けたら、パルメザンチーズや
オリーブオイルオイル、パセリ、
スライスしたアーモンドを散らして、完成です。
今回は、カリフラワーを半分にカットして
ローストする方法をお伝えしました。
火入れに慣れてきたら、丸ごとローストすると
もっと美味しく仕上がります。
その際は、生っぽいと辛味が出てしまうので
中までしっかり火が通っていることだけ
しっかり注意して、挑戦してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。