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更新日 2025年02月18日(火)

【シンプルを極めるレシピ】骨付き鶏もも肉のボリートミスト

こんにちは。料理家の松山たけしです。

クリスマスが近づくと、うれしいことがあります。
それは骨付きの鶏もも肉が売っていること。

普段はなかなか見かけないんですが、
この時期はどこのスーパーでも置いてありますね。

「クリスマスのローストチキン用に」
ってことなんだと思いますが、これがうれしい。

1.jpg

そこで今回は、骨付きの鶏もも肉を使って
ボリートミストを作りましょう。

ボリートミストは
「イタリアの肉おでん」とも呼ばれますが
煮込みというより、茹で肉に近い料理。

クリスマスには、
ローストチキンもいいですが
今年はボリートミストを作ってみませんか?

▼使用した器

骨付き肉は、なぜ格別に美味しいのか?

2.jpg

骨付き肉は、何をするにも美味しいんです。

その理由は、大きく分けて2つ。

  1. 骨の付近に旨みが多い
  2. 骨があることで、火の入り方が優しくなる

特に煮込み料理のときは、
鶏肉に火が入りすぎて
パサパサになることがありますが
骨付きなら、その心配が少なくなります。

3.jpg

以前、せいろで作る蒸し鶏をご紹介しました。

こちらでは、鶏肉をくるっと巻いて皮目を外側にし、
身に直接火が当たることを避けることで、
しっとりと仕上げましたが、
骨付きの鶏もも肉は、最初からその状態です。

何もしなくてもしっとりと仕上がるのです。

4.jpg

ちなみに、スーパーでは
骨付き肉でも火が入りやすいように、
中の骨が見えるように開いてあるものもありますね。

ですが、できれば、
そのままぶつ切りしたものを選んだ方が、
より美味しく仕上がります。

5.jpg

作り方は、お肉を塊でゆっくり煮るだけ。

僕は牛肉と鶏肉を一緒に煮るのが好きで、
シンプルなんですが、奥行きのある味になり、
かなり美味しいです。

多少火を入れ過ぎても、骨付きだと
ジューシーでホロホロに仕上がります。

材料

6.jpg

  • 牛スネ肉 150g ×2(肩肉でも可)
  • 骨付き鶏もも肉 1本
  • 塩 肉に対して1.5%
  • 玉ねぎ 1個
  • 人参 1/2本
  • ミニトマト 4個
  • ニンニク 4片
  • ローリエ 3枚
  • 水 500cc
  • お好みのショートパスタ 適量
  • イタリアンパセリ 適量
  • レモン 適量

作り方

1.  牛スネ肉と鶏もも肉にそれぞれ1.5%の塩をふり、
  よくすり込んだら、一晩置きます。

7.jpg

2. 玉ねぎ、人参は適当な大きさにカット。
  ニンニク、ローリエ、牛スネ肉、トマト、
  水をすべて鍋に入れ、火にかけます。

  一度沸騰したら、アクを取り、弱火で2時間半ほど
  牛スネ肉が柔らかくなるまで煮ましょう。

8.jpg

3.牛スネ肉を取り出し、スープをザルで濾します。

9.jpg

4.スープと牛スネ肉を鍋に戻し、鶏もも肉を入れて
  さらに弱火で30分ほど煮ます。

10.jpg

味を見て、スープが薄いようだったら、肉を取り出して煮詰めましょう。

6. 刻んだイタリアンパセリとレモンをトッピング。
  レモンをかけていただきましょう。

11.jpg

今回は、イタリアの茹で料理
「ボリートミスト」を作りました。

盛り付けの際に、
お好みでショートパスタを添えたり、
一緒にレンズ豆やグリーンピースを煮ると、
しっかりとしたメイン料理になります。

お鍋であたため直すだけなので、
ローストチキンよりも、提供するときの
タイミングの融通がききます。

クリスマスのパーティメニューとして
ぜひチャレンジしてみてください。

  


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