
イタリアの肉料理「ポリートミスト」。クリスマスにもおすすめです。
https://www.receno.com/pen/eat/u68/2024-12-10.php公開日 2025年09月30日(火)
こんにちは。料理家の松山たけしです。
今回は、牛すじを使ったレシピをご紹介します。
お店では口にすることも多い牛すじ料理ですが、
家で扱うとなると「どう下ごしらえすればいいの?」
と戸惑う方も多いかもしれません。
でも実は、とてもシンプル。
2回煮こぼしてから、あとは静かに煮るだけ。
それだけで、澄んだ出汁が取れて、
とろとろ柔らかな牛すじに仕上がります。
今日は、その牛すじを使って
豆とのシンプル煮込みを作っていきます。
牛すじは、牛肉の中でも比較的安価でありながら、
濃厚な旨みが出る部位です。
丁寧に下ごしらえすれば臭みもなく、家庭でも気軽に
「牛のスープストック」を仕込む感覚で扱えます。
大根と合わせれば「牛すじ大根」、
おでんに入れれば味に奥行きが出て
「牛すじおでん」に。
大きな野菜と煮ればポトフに、
もちろんカレーにもぴったりです。
牛すじをコトコト煮ている間に
「今日は何に仕上げようかな」と考えるのも、
楽しみのひとつですね。
今回は、ざく切りの玉ねぎと豆を加えた
シンプルな煮込みにします。
豆は旨みをよく吸い込み、牛すじと合わせることで
とろっとした口当たりに変化。
仕上げにパルメザンチーズやハーブを散らせば、
クラシックなイタリアンのような雰囲気も楽しめます。
味付けは塩だけ。シンプルながらも、
牛すじの出汁と豆の旨みが合わさって、
奥行きのある仕上がりになります。
1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、牛すじを入れて
一煮立ちさせます。
湯を捨てて軽く洗い、
もう一度同じ作業を繰り返します(二度の煮こぼし)。
2. 牛すじを鍋に戻し、水を加えて火にかけます。
弱火で1時間半ほど静かに煮ます。
3. 牛すじが柔らかくなったら一度取り出し、
食べやすい大きさに切って鍋に戻します。
白ワイン・ローリエ・玉ねぎ・豆を加え、
さらに30分ほど煮込みます。
煮詰まってきたら水を足し、全体がとろっとするように調整します。
4. 器に盛り、刻んだハーブや
パルメザンチーズを散らし、黒胡椒と
オリーブオイルをかければ完成です。
牛すじを一度仕込んでおけば、
いろんな料理に応用できます。
まずはシンプルに「牛すじと豆の煮込み」で、
その奥深い味わいをぜひ楽しんでみてください。
イタリアの肉料理「ポリートミスト」。クリスマスにもおすすめです。
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