
早起きした冬の朝。目を覚ますと、窓の外がオレンジ色に光っていて...。またひとつ、今のお部屋が好きになりました。
https://www.receno.com/pen/essay/u45/2022-12-20.php公開日 2025年06月30日(月)
更新日 2025年06月30日(月)
みなさん、こんにちは。
カメラマンの岡です。
ずいぶんと間が空いてしまいましたが
また少しずつ、日々のことを
綴っていこうと思います。
以前のエッセイを読んでくださっていた方も、
はじめましての方も。
これからまた、暮らしの小さなできごとを
共有できるとうれしいです。
よろしければ、これまでのエッセイも
覗いてみてください。
早起きした冬の朝。目を覚ますと、窓の外がオレンジ色に光っていて...。またひとつ、今のお部屋が好きになりました。
https://www.receno.com/pen/essay/u45/2022-12-20.php一通のメールが届き、煮込みハンバーグを作ることに。夕焼けがきれいだった、金曜日の帰り道を思い出します。
https://www.receno.com/pen/essay/u45/2022-03-24.php新しいお家、暮らしの変化。ふたりで囲む食卓は、まだ少し「ちぐはぐ」です。
https://www.receno.com/pen/essay/u45/2023-05-30.php
暑い日と雨の日を行ったりきたりしながら、
季節は少しずつ夏に近づいていますね。
ここ最近の我が家は、キッチンから
梅の香りが漂っていました。
去年、発酵して失敗してしまった梅シロップ。
今年はリベンジも込めて、たっぷり2瓶。
ゆっくり溶けていく氷砂糖を毎日くるくる
混ぜながら、完成を心待ちにしています。
(どうか発酵しませんように...)
ヨーグルトや、かき氷のシロップとしても楽しめますが
私は、もっぱら「梅ソーダ」でいただく派。
遊びにきてくれた友人にも飲んでもらいたいし、
母にお裾分けもしたいので、全部自分たちで
飲みきってしまわないように気をつけねば...。
このシロップが完成するころには、きっと
梅雨も明けて「暑い...炭酸が飲みたい!」と
毎日言っているころでしょう。
雨の日が続いたときは、お家にこもって
編み物をしていることが多いです。
きっかけは、デジタルデトックスをしたいなと
寝る前のスマホを、編みものに変えたこと。
ぐんぐん熱中し、気づけば始めて丸1年。
社内の編みもの好き仲間と、
こそこそ作品を見せては褒め合うのが
最近の楽しみのひとつです。
食卓では、冷たい麺の頻度が多くなってきました。
うどんか素麺をピリ辛にアレンジして器に盛り、
とろ〜っと温泉卵をのせれば、もう完璧。
付け合わせは、ちぎったレタスと
とうもろこしや餃子をつけることが多いです。
「たぶんこの夏もこんな感じの料理が
多くなると思いますが、よろしくお願いします。」
「最高です。ありがとうございます。」
そんな冗談まじりの会話を交わしながら
おいしいね、おいしいね、と食べる。
ふたり暮らし、穏やかに、平和に。
自分たちのペースで歩んでいます。
お仕事は、カメラマンと動画制作をしていて
春から働き方が、すこし変わりました。
5年ほどメインで携わっていた商品撮影を卒業して
撮影スタジオを飛び出し、今は東京から福岡まで
いろんな街を1人で巡っています。
今の相棒は、このカメラ用キャリーバッグ
撮影場所は、自宅かスタッフのお家がほとんどで
実際に暮らしているところを訪れて、
写真や動画を撮らせてもらいます。
この日は、青山店の人見さん宅で撮影
降りたことのない駅に降りて、知らない街を歩くと
その人が毎日暮らしている風景がそこにあって。
ご家族とお話したり、時にはスタッフのお子様と
遊んだり(遊んでもらったり?)することも。
「ここで暮らしてるんだなぁ」と思うと、
いつも会っているスタッフなのに
新しい一面が見えた気がして、
不思議な気持ちになります。
撮影のあとは、おすすめのお店を
教えてもらって、一緒にランチへ。
仲の良いスタッフはもちろん、
部署や拠点が離れているスタッフと
ゆっくりお話しできるのが密かな楽しみで、
この時間が私にとっての「ご褒美」になっています。
知らなかった一面を知って驚くこともあるし
同じところを見つけると、うれしい。
暮らしている場所だと、いつもより
プライベートのお話に華が咲くので、
なんだか前よりも距離が近づいた気がして。
それもまた、うれしいのです。
そして、素敵なお家を訪ねたあとは、自分の
インテリア欲も上がるまでがセットです。
帰りの電車や、お家に帰ってから、
もっとこうしたいああしたいと想像を膨らませ
夜な夜なインテリアのサイトを巡ったり。
もちろんお仕事なので大変なこともあるけれど
ひとつひとつの出来事が繋がって暮らしが循環し、
ゆっくり形が変わっていくことに
今は身をまかせて、楽しんでいます。
これからまたこんなふうに、暮らしのあれこれを
ゆっくり綴っていきたいと思います。
変わらず、写真を撮ることと、季節のできごと、
器と料理とお花、そして「暮らし」がすきです。
何気ない日々の尊さを忘れず、
日常の中の小さな幸せを、両手で
すくい上げられるような人でありたいです。
どうぞこれからも、よろしくお願いします。
【にちにちこれ、好日】4年間のありがとうと、これからもよろしくと。
4年間、書かせていただいたエッセイも今回が最終回。「ありがとう」という言葉と共に「これからもよろしく」をお伝えしたいです。