【にちにちこれ、好日】晩秋を、漂うように暮らす。
みなさんこんにちは。
長い夏からの急激な冬を思わせる冷え込みに
「あれ、秋ってあった?」と思わずには
いられなかった今年の気温の変化。
とはいえ「山粧う」という言葉があるように、
山々の変化も楽しめる時期になりましたね。
娘は相変わらず採集好きで、
道すがら小さい秋を見つけて楽しんでいます。
落ち葉のカーペットを踏みしだく感覚や、
夕暮れの賑やかな秋からすに反応する
子どもたちを見て、郷愁を感じずには
いられない季節。
そうして寒くなってくるうち、
家から出るのがいよいよ億劫になります。
なぜかというと、からだが常に眠りを欲している......
これはもうバイオリズムなのかも??
熊とか虫もそうだし...と1人腹落ちしてます。
ともかく室内で過ごす時間が増えるので、
あらためて家の整えをしないといけないな〜、
ということで、今回は晩秋のある
1日の記録を綴ってみました。
朝の家事を終えて、まずは衣替え。
厳冬に備えたアウターや
厚めのニットもここで登場です。
冬服は夏服に比べてかさばるので、
見立てが甘いと収納に入らない。
パズルのように引き出しにはめ込んでいく作業に
毎シーズン頭を燃やしています。
その後京都ではおなじみ、平安蚤の市へ。
掘り出し物を見つけるなら朝一番がいいのでしょうが、
なんせ寒いとそれどころではなくなるので、
日が高くて暖かい午後からお邪魔しました。
蚤の市は、パリ発祥のいわゆる古物市です。
その名前の所以は、
「蚤が湧くような古いものが集まる場」や、
「人から人へ蚤のように渡っていく場」と、
諸説あるそうです。言い得て妙ですね。
しかしこの蚤の市というワードを知った時、
表現で"蚤"を使うってなんと激しいユーモア...
と珍妙な気持ちになったのを覚えてます。
陽が傾いてきたので、帰路につきます。
最近は鍋を出す機会が一気に増えました。
鍋のポテンシャルって高いです。
出汁と具材を変えてしまえば、
どこまでも違う料理として賄える。
そしてなによりあったまる。
寒い時期の確かな信頼相手、それが鍋です。
食事でお腹を温めたあとの一日の締めは
子どもたちと冬の本丸イベント、
クリスマスに向けての飾り付けです。
少しイベントとしては早いように思いますが、
早め早めに準備した方がイベント気分を長く
楽しめる......。
上の子に「サンタさんに何お願いする?」と聞くと、
「お化粧セットとお絵描きセットと
お人形と絵本とおかしと...」
とまさかのノンストップ要望。
思わず「多いわ!」とツッコミつつ、
娘の楽しそうな表情に気持ちが寛ぎました。
これから訪れる年の瀬の慌ただしさ。
痛いほど身体を冷やす冬に四苦八苦しながら、
新年度に向けての新しい生活の準備。
虫や動物のように冬籠りしたいけど、
人間はそういうわけにはいきません。
だからこそ、今日はなにしようか?
と、日柄をみながら漂うように暮らす。
今みたいな季節の変わり目の過ごし方も
やぶさかではない我が家でした。