【にちにちこれ、好日】
春をたのしむ私の必需品
みなさんこんにちは。
長らく続いた苦手な寒さを耐え、
ようやく暖かい陽射しを感じつつあるこの頃。
一年の始まり。
暦よりも年度区切りの方が、よっぽど新しい
気持ちになるのは娘たちがいるからでしょうか。
ともあれ街の木々の蕾が膨らむとともに、
春への並々ならぬ期待も膨らんでいます。
そんな期待の1つが、花。
桜はもちろんのことですが、
花屋ではすでに出回っているチューリップも、
地植えでは今からが見頃を迎えます。
特にわたしのおすすめは、
3月に花を咲かせる辛夷(こぶし)。
大ぶりで肉厚な花が見応えばっちり。
花を見るとつい鼻を近づけて香りを
確認してしまうのですが、
辛夷は梅や金木犀とはまた違う、甘い香りがします。
実は、花の香りも見た目と引けを
取らずで千差万別です。
今までに嗅いだことのない、
果物やフレグランスの香りを体現している
種類に出会えた時は魅力もひとしお。
そんな香りで楽しむ花活(鼻活?)も、
この季節の楽しみのひとつです。
花が活きる季節。
外で楽しむだけではもったいないと、
自宅にもお花を取り入れました。
フラワーベースも陶器からガラスへ。
春や夏はガラスと切り花で、
鮮やかなディスプレイにするのも楽しみの一つ。
そんなときに活躍するガラスのオブジェたちも、
この時期はいっそう輝きます。
マーブルのニュアンスが面白くて、
蚤の市で購入したフラワーベース。
単体で置いても存在が際立つ、
今いちばんのお気に入りです。
そして、その横には
北欧の巨匠エリックホグランの作品。
お馴染みの顔拓(?)に、
異星人のようなボディがなんとも
ユーモラスなデキャンタです。
studioprepaのうつわ。
食器とオブジェの両刀遣いで楽しんでいます。
重ねた時の輪郭と色のグラデーション
の美しさに眼福です。
大小で購入した甲斐がありました。
こういったガラスアイテムは花と並んで、
この時期の必需品となっています。
さてみなさん、
そんなガラスの美しさはどこにあると思いますか。
不規則ながら、たゆみなく流線を描き、
あぶくのような気泡をつくる。
制作過程で熱され加工されゆくガラスを見ると
その振る舞いはまるで液体のようです。
わたしはそんな液体のような動きから
作り出される曲線美こそ、
ガラスの至高ではないかと思っています。
そんなガラスと花がもちあわせる
柔和で有機的なフォルム。
この二つの組み合わせは、
どんなインテリアオブジェにも負けません。
どんなガラスに、どんなお花に、
どんな組み合わせに出会えるのか。
これからの季節のお楽しみには欠かせない。
そんな私の必需品たちでした。