【おかえりカラー】ぽっかり空いた空間に、アクセントアイテムを取り入れよう。
娘を保育園に送り、
リビングの片付けをする。
今年の夏もジメジメと暑くて、
少し外に出るだけで、
汗だくになってしまう。
「早く夏が終わらないかなー」
と、思いながら、椅子に腰掛けて
一息つくのが僕の休日の始まりです。
ふと目に止まったこの空間。
植物の隣のテーブルの上が、
なんだか物足りない。
「今まで何か置いてたかな?」
なんて考えていると、
他にもぽっかりとした場所を発見。
中途半端な高さに飾られたアートと
ファブリックをかけた展示台の間にできた
なんともいえないぽっかり感。
仕事や育児で忙しない日々が続き、
いつの間にかインテリアを楽しむことを
忘れていた気がします。
こんな一息ついた時に、
癒やしになるのが、インテリアなのに。
そんな時は、民藝の本でも読んで、
心を落ち着かせよう。
使い心地や使っている姿を想像して、
作り手の気持ちを1つ1つに込めて作るもの。
それが、僕の中での民藝の解釈です。
日本のものに限らず、
海外の民藝品も同じで、
限られた材料の中で、暮らしの美しさを
追求した作りに、魅力を感じます。
そうだ。
そんな素朴ながらも美しいアイテムを
ぽっかり空いた場所に取り入れてみよう。
後日、店舗でいくつかのアイテムを
購入してみました。
ここには、オブジェ「Ethnica」を。
大きさも色味も味わいも、
今の暮らしにぴったりなアイテムで、
穏やかな気持ちになります。
ぽてんとした形が、ずっと見ていたくなる。
余談ですが、「Ethnica」のフォルムが
うちの娘に似ている気がして、
ぽちゃっとした姿に愛着が湧きます。
上部はボウル型になっていて、
何か入れようかなとも思いましたが、
ここは何も入れずに、美しさを楽しもうと思います。
こちらの展示台の左には、
オブジェ「Tiga」を置いてみました。
少し大きめで、存在感もあり、
滑らかな手触りが特徴のオブジェです。
実は、以前からTivoliの側面の
角張った形が気になっていて、
その隣に丸いものを置きたかったのですが、
なかなかお気に入りのものが見つからず。
「Tiga」を置いたら、Tivoliの角の鋭い印象が
柔らかくなって、見るたびほっこりしています。
展示台の右側には、サイズ違いで
フラワーベース「Raffy」をディスプレイしました。
同じアイテムを、高さ違いで置くと
まとまりがでやすく、また異素材の低いアイテムを
手前に置くと、ぐっと奥行きがでます。
みなさんと同じように、
リセノで覚えたセオリーを使って、
僕もお家の癒やし空間を作っています。
見心地が良い場所ができて、
また、好きなお家になれたような、
そんな気がしました。
保育園から帰ってきた娘が
新しいオブジェを指さし、大声で一言。
「なに、これーーー!?」
どちらもぽちゃぽちゃしたフォルムで、
つい触りたくなってしまいますね。