Re:CENO流 関西探訪記
~「珈琲の物語を感じられる焙煎所」編~
こんにちは。エノモトです。
「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」
いきなりですが、これは私たちRe:CENOのブランドコンセプト。
それも「製品にまつわるストーリー」を紐解き、
インテリアの楽しさを伝えていくことを目指しています。
そして、今回ご紹介するお店は
「珈琲のストーリーを、たくさんの人に伝えていく」
ことを信条にされているお店。
それは、珈琲の味だけを伝えるのではなく、
生産地の農家さんのことから始まり、飲み手に渡るまで
のストーリーを知って欲しいということ。
そうすることで、より珈琲の
良さ、楽しさを知り興味を持って欲しいと
考えていらっしゃいます。
業種は違えど、同じ想いを持っている今回のお店。
紹介しないはずがないじゃないですか。
よく雑誌などのメディアでも取り沙汰されて
いるので、名前を聞くと知っているという方も多い
のではと思いますが......。
他の雑誌でよく語られている事をここで
お話ししてもあまり面白くないので、
今回もお店の内側に、想いにスポットを
当ててお話しいたしますね。
それでは関西探訪記第9弾。
ぜひともご覧ください!
関西探訪記 9店舗目「珈琲焙煎所 旅の音」
場所は、京都市左京区の住宅街にある元美術学校を
リノベーションした「THE SITE」という複合施設内。
施設内には他にヴィンテージ雑貨のお店や、
マルシェを意識した食料品店などが入っており、
休日のちょっとしたお出かけに最適です。
街中からは少し外れていますが、散歩がてら足をのばすには
ちょうど良いところ、といった印象です。
店内は、美術学校の名残があるレトロな雰囲気。
扉や床に飛び散ったペンキはあえてそのまま残し、
建物のストーリーも感じられるようになっています。
また、そこで使われている家具もヴィンテージものが
多く、物語を、歴史を大事にするオーナーの人柄も
感じられるようでした。
そんな「珈琲焙煎所 旅の音」は
「株式会社タビノネ」が運営するお店であり、
はじまりは代表キタべさんの自宅ガレージでの
珈琲豆の焙煎から。
今では関西で4店舗運営されており、
立派な企業として珈琲のストーリーを広めています。
大量生産されたものではなく、小規模生産者が丁寧に
育てた個性溢れるスペシャリティーコーヒーを厳選して
お届け。
珈琲を届けるだけではなく、ストーリーと一緒にお届け
しているこちらのお店は果たしてどういった想いを持って
いるのでしょうか。
珈琲が綴るストーリーを知る。
珈琲のストーリー、とは私も連呼しましたが、
そもそも我々、消費者側からすると第一に大事なのは
おいしいかどうか。
まず一番前に出てきているそこをクリアしないと、
それ以上興味は湧かないですよね。
先に結論を言いますと、抜群に「美味」でした。
今回飲ませていただいた珈琲はミャンマーの
小規模生産者のものでしたが、
あんずのような甘酸っぱさの中にもまた甘みがあり、
嫌な苦味は全くありませんでした。
有名どころではない国、地域でもこんな美味しい珈琲豆
があるんだと感動させられ、また珈琲豆に、
生産地にも興味が沸いたように思います。
私が飲んだ珈琲は......
今回の取材で飲んだのは「ミャンマー ドープシュエ」。
あまりの美味しさにその場で珈琲豆を購入しました。
一般的には糖度20度のコーヒーチェリーが多いですが、
こちらは糖度30度とかなり甘さを実感できます!
珈琲ストーリー 〜繋ぎ手 お店と、働く人たち〜
さて珈琲のストーリーを伝える最前線、お店というのは
何よりも大切なところ。
そこでまずご紹介したいのが今回お話しさせていただいた
ストアマネージャー兼焙煎士のタカイさん。
より良い一杯のために、生産地からの味作りにも携わり、
生産者さんの顔はもちろん、想いも伝えられるように
焙煎から店舗作りから考えられております。
色んな珈琲に触れ合って、珈琲の0から10まで
見ているタカノさんだからこそ出せる味があるように
感じました。
そんなタカイさんにとっての珈琲とは。
それは「人とのつながり役」であるとのこと。
珈琲があるからその場が和む。気軽に話せる。
人との関係がつながっていく。
「珈琲豆の生産地から消費者までをつなぐ自分たちも、
珈琲によってつながりを生み出されているというのは
おもしろいですね。」
と語ってくださいました。
珈琲ストーリー 〜つくり手 農家の方々は〜
そして、珈琲の味はほぼここで決まる。
と言われている生産地について。
「珈琲焙煎所 旅の音」は
ミャンマーやベトナム、タイなどの
小規模生産者から直接買い付けています。
熱意があって風味も豊か、ただ光が当てられていない
農家はまだまだ多くある。
そういった農家に直接足を運んで良い関係を生み出し、
より丁寧に育てられた珈琲豆を厳選しているのです。
ブラジルなど有名産地では大型農園も多く、
大量生産が主流です。
それが悪いわけではなく、味の安定はするのかなと思ったり。
ただ、個性的な珈琲豆や農家の革新的な取り組みなど、
バリエーションが生まれやすいのはマイクロロットで
作られる小規模農園じゃないのかなとも思います。
だからこそ農家の方の顔も見えやすく、想いも伝わりやすい。
「珈琲焙煎所 旅の音」の活動に
つながっているのだと感じました。
コーヒーの全てを体感しよう。
珈琲のことを知りたい。
でも、まず何から知れば良いのか......
なんて考えられている方はまず
「珈琲焙煎所 旅の音」へ。
こちらでは、生産地の農家さんのことから始まり、
珈琲豆の精選のこと、焙煎のこと、風味のことなど
珈琲に関するすべてのこと、「コーヒー体験」を
味わうことができます。
そして、より珈琲に興味を持たれた方は、
今度はタビノネが開くコーヒースクールへぜひ
参加してください。
珈琲の楽しみ方を知り、新しい視点をもつことが
できる。
ますますコーヒー世界にのめり込むこと間違いなし
ですよ。
旅の音の想い
「旅の音」という名前には、多くの想いが込められて
います。
珈琲豆が生産地でどのように生まれたのか。
その農家の魅力やそこで働く人たちの熱意やすばらしさ。
遠くの国で生まれた珈琲豆と一緒にその「想い」が
旅して日本に届く。
それを届けたいというのが一つ。
そして私たちのような利用者がちょっと街中から
外れた場所にプチ旅をするように来てほしい。
旅をするようにワクワクと店舗を利用して欲しい
との「想い」もあるそうです。
まだまだ新しい企業であるので、
今後どうやってこの「想い」を伝えていくのか、
非常に興味がわいてきます。
個人的に、とても活動を応援したくなる。
そして、純粋にまた利用したくなる。
そう思えるお店でした。
珈琲に興味がある方は必ず行ってくださいね。
それでは、また。
お店の基本情報
店名 | 珈琲焙煎所 旅の音 |
住所 | 京都府京都市左京区田中東春菜町30-3 thesite A |
電話番号 | 075-703-0770 |
営業時間 | 12:00-18:00(定休日 月曜日) |
URL | https://webshop.tabinone.net/?tid=2&mode=f2&_ga=2.146514802.750194474.1633163975-893611204.1633163975 |