最新のインテリアトレンド情報満載!
シンガポールの家具見本市「IFFS」に行って来ました。
こんにちは。ヤマモトです。
先日、シンガポールで開催された家具見本市である
IFFS(=Internatinal Furniture Fair Singapole)に
行って来ました。
この見本市は、欧米企業がアジア商圏にアピール
するための展示会で、欧米の最新インテリアが
アジアで見られることで有名な展示会です。
というわけで、本日のマガジンは、展示会場内の
たくさんの写真とともに、僕が感じたインテリア
の最新トレンド(になるかも?)情報をお届けいたします。
会場の広さは、日本の展示会くらい?
でも、各ブースの内装がとってもすごい!
会場は、シンガポール市内から車で30分ほどのホール。
HALLが1~6まで分かれていて、結構な広さ。
1日では到底回りきれない大きさで開催されています。
全4日間の開催で、この間に世界各国のインテリア
バイヤーたちが、多く参加し、仕入れたい製品を
探したり、交渉したりしています。
会場内の様子は、日本とほぼ一緒。
とても広い会場が、各ブースごとに仕切られ、
各ブランドが、そのブース内にそれぞれ実際の店舗
の様にしっかりと内装を仕上げ、製品を展示しています。
各ブースの内装の仕上げ方が、日本よりもかなり
ゴージャスです。
たった4日間の展示会ですが、実際の店舗と同じ
レベルで仕上げているので、めちゃくちゃお金も
かかってそう!
各メーカーの気合いの入り方を、ブースで感じられました。
会場で多く見られたインテリアテイストは?
次に来るトレンドを予想します!
さて、ここからはさまざまなブランドが出展して
いる中で、多く見られたインテリアテイストを
ご紹介しながら、時期のトレンドを予想していきます。
日本のインテリアトレンドは、必ず欧米で流行した
ものが遅れて入ってくるので、この展示会で多く
見られるテイストは、今後日本でもトレンドになる
可能性大です!
日本でも増えてきている"ヴィンテージ×クラフト"スタイル
今回の展示会で多く見られたのが、ヴィンテージ
っぽい古材や、木を組み合わせた手作業感を残した
"クラフト"スタイルのインテリアたち。
日本でも、さびたアイアンと、古い木材をあわせ、
ラフに仕上げた男らしいスタイルで、いまや
おなじみとなったスタイルです。
やはり現在のトレンドのアイテムを開発している
ブランドは多く、さまざまなクラフトスタイルが
各ブランドで見られました。
"寄木張り"がトレンドの予感!?
テイストというくくりではないですが、
各ブースで、"寄木張り"の天板デザインを取り入れ
た家具が、ちらほらと見られました。
寄木張り=様々な方向に木を組み合わせるデザインです。
日本では、ヘリンボーンや、パーケットなどが
床の張りデザインとしてよく使われていますが、
それをテーブルに応用したデザインです。
国内でも、pacific furnitureさんやcrash crushさん、
ELDさんなどが、パーケットのテーブルを発売して
おり、今後トレンドデザインとして、日本でも増え
ていくかもですね。
これが次のトレンドかも!
"北欧系リゾート"がとっても良い感じです。
そして、今回もっとも新鮮で、多く見られたのが、
北欧家具のように上質な色使いとデザインを基調と
しながらも、素材は雑材と呼ばれる「アバカ」
「ウォーターヒヤシンス」「アタ」などのアジアの
植物を使った軽やかな家具たち。
リゾート感がありながらも、旧来のブラウンを
基調としたプリミティブなアジアンテイストの家具
ではなく、とっても上品な印象です。
上質なテイストながらも、素材感で軽やかさを
表現しているこれらのインテリアテイストは、
いうなれば、"北欧系リゾート"とでも言えそうです。
日本でいえば、Re:CENO TOKYOから徒歩5分の
ところにあるSLOW HOUSEさんが近いテイスト
と思います。
「Woven」というこれらの家具をデザインしている
のデザイナーさんと、写真をパシャリ。
この方は、これらの家具をデザインしたオランダ人
デザイナーさん。
今回の出展で多く見られたのが、欧米のデザイナー
がデザインを担当し、生産はアジアに工場を持って
アジアで行うパターン。
洗練されたデザインを、出来る限り安価で提供する
ための工夫は、アパレルなどと同じ手法を使って
いると言えそうです。
根強い人気の"北欧"テイスト
ナチュラル色の木材と、ナチュラルの革素材を
あわせた彩度の低めの北欧テイストも、根強い人気です。
日本でも北欧ブームが少し前にありましたが、
どちらかというと、マリメッコに代表されるような
華やかな色使いのブランドが、北欧ブランドとして
認知されていたように思います。
今回多く見られた北欧テイストは、彩度を落とし、
全体的に落ち着いた印象。
ナチュラル色を筆頭に、グレーや色を抑えたブルー
など。また、イエローに関しても、マスタード色に
近い落ち着いた色合いが使用されていました。
欧米系の展示会らしい"ラグジュアリー"テイスト
日本でも人気の"HALO"をはじめとした
ラグジュアリーなデザインのブランドは、いかにも
欧米系の展示会といった印象です。
こちらでは、アジア担当のHALOの営業さんと、
パシャリ!
とっても気さくな女性で、夜ご飯もご一緒した際に
は、バイヤー・ナカムラが勉強中の英語で、楽しく
会話していました^^
いろいろなトレンドの可能性が垣間見れた展示会。
とっても良い勉強になりました!
というわけで、シンガポールの展示会:IFFSの
会場の様子をレポートしてきました。
日本の展示会では、今現在トレンドのアイテムを
開発して、展示しているブランドが多い印象ですが
シンガポールの展示会では、先のトレンドを予感
させるアイテムが多かったように思います。
今後、リセノでもトレンドの一歩先のアイテムも
取り入れながら、より良いコーディネートの提案が
出来るように頑張っていきます。