「HOLIDAY HOME」に行って来ました。
明けましておめでとうございます。
Re:CENO P&S のスズキです。
あっという間に、年末年始のお休みも過ぎて、
みなさん、もうお仕事モードの毎日ですね。
スズキも気持ちをシャキっと切り替えて、
店頭でお待ちしております。
さて今回は、年末年始のお休みを利用して、
CASA BRUTUSの
『本当に泊まりたいホテル・世界の100ベストホテル』
でも紹介され、前々から気になっていた
【HOLIDAY HOME】に行ってきました。
その様子をご紹介したいと思います。
目的地は、丹後半島の西の付け根にある久美浜。
海と山に囲まれた、自然溢れる場所です。
京都駅から、JR 特急で豊岡へ。
そして、二両編成のローカル列車
『北近畿タンゴ鉄道』で、向かいます。
【北近畿タンゴ鉄道とは】
北近畿タンゴ鉄道とは、丹後の大自然の景観の中をゆっくりと楽しみながら 旅ができる列車。
天橋立に代表される松をテーマにした特別指定席、あかまつ・あおまつの列車には、水戸岡鋭治さんの デザインするユニークな空間が施され、あらゆるデザイン賞を受賞しています。
京都から電車に揺られる事、約3時間。
外の景色を楽しんだり、おしゃべりしたり、
おやつを食べたり(笑)していたら、
あっという間に久美浜駅に到着。
この日は、1月2日。
京都では、ものすごく雪の降った日です。
山も、海も雪景色。
京都ではなかなか雪が積もらないので、
日本昔話の絵本の絵の中にあるような屋根の上の
こんもりした雪が、なんだか嬉しくなりました。
とっても風情がありますよね。
そして、ここから車で送迎してもらい、
いよいよ HOLIDAY HOME に到着!
なんだか、さっそくステキな気配。
HOLIDAY HOME
HOLIDAY HOME は、
京都の丹後半島の西の付け根、久美浜にある
こだわりのインテリアと、自然に囲まれた小さな
ホテルです。
コンセプトは、
・人が暮らすべき場所
・人が帰ってくる場所
・心が落ち着く場所
・勇気を取り戻す場所
という事。
ホテルというよりHOME でありたい。という思い
が、名前からも伝わってきます。
インテリア業界の中でも話題の場所で、
セレクトされる家具や、雑貨にいたるまで
オーナーのこだわりを感じます。
スタッフの方も、普通のカッチリとしたホテルマン
という感じではなく、ゆったりとして親しみやすい
雰囲気です。
また、BShop 系列のホテルでもあるので、
同じ敷地内にショップも併設され、スタッフの
皆さんも、とってもおしゃれで親切です。
こだわりのインテリア
まずは、レストランと併設したホテルロビーに。
チェックインカウンターのすぐ横には暖炉があり、
家具もシンプルながら、落ち着ける空間。
とても小さなロビーですが、ジッと火を見ながら
留まって居たくなります。
館内に使われている照明は、イギリスの
『BEST LITE』というメーカーのもの。
シンプルでスマートなデザインが、家具と建物に
スッと馴染んでいます。
現在は、日本の規格に合わず、販売していないそう
ですが、ぜひ、日本仕様に変更して販売してほしい
です!
そして、今回私の泊まったお部屋は、
スタンダードタイプのお部屋。
各お部屋が、コテージになっていてプライベートが
しっかり守られています。
お部屋は、高い天井に天窓がついていて、開放感が
あります。
床は栗木の無垢材の床暖房で、すべすべして温かく
とても気持ち良い空間です。
窓からの景色も自然が広がって、
とっても癒されます。
チェアは、アンティークの椅子をリペアして作られ、
同じチェア二脚でも、細部が異なる所がまたステキ
なポイント。
ずいぶん昔に購入した家具との事で、ホテルの方も
詳しい事が わからないとの事でしたが、ソファに
『MOBLER』の刻印があるとの事。
調べてみると、デンマークの家具工房で、
ハンスウェグナーの家具などを取り扱う高品質な
デザイン家具メーカーなんだとか。
アームの丸みは、確かに北欧らしさを感じます。
座り心地もとっても良かったです。
このチェア欲しいよ!
また、ベッドはオーストリアの家具メーカー
『Team Seven』のもの。
金具を一切使わず、天然素材のみにこだわった
ベッド。
マットレスも羊毛を使っているとの事で、確かに
薄い布団一枚でも十分な温かさで、この夜は、
ぐっすりと、あっという間に寝てしまいました。
また、お部屋に飾られている絵は、
雑誌の【BRUTUS】の表紙や挿絵などでも
有名なフランスの画家。
『ジャン・フィリップ・デローム』の作品です。
POPな作品をあえて飾る所に、
現代のトレンドの先端を行くセンスを感じました。
古いホテルに飾られているような重厚な
絵画ではありませんが、それがまた
HOLIDAY HOMEらしさを表していると
思いました。
また、部屋にあるアメニティは、オーストラリアの
Aesop(イソップ)で揃えられています。
自然な香りと、おしゃれなパッケージがとっても
人気で、使った後は、持ち帰る事ができるように
箱に入っています。
それでは、次にレストランに向かいます。
レストランは、両面ガラス張りの空間です。
そこに、『BEST LITE』の照明と、Re:CENO でも
取り扱っているメーカー『artek』のドムスチェア
が、ズラーっと並んでいます。
それがまた、とってもかっこいいのです。
石づくりの床と、木の天井の空間にとっても合って
いますよね。
色んなものが羨ましくって、カフェを開いたら
こんな雰囲気が いいな~なんて、色々と想像して
しまいました。
おいしい料理
今晩は、こちらでお食事です。
MENU
・カニとカブのフラン
・セコガニとカニのフリット、カブのサラダ
・和牛ステーキと梨・くるみ・チーズのサラダ
・ズッパ・ディ・ペッシェ
・ごぼうのパンナコッタ
最初の方のお料理が、食べるのに夢中で、
一部写真が無いのです。
すみません!笑
でも、どれもほんとに、工夫されていて、
おいしい!
メインは、久美浜ならではの、海の幸が沢山の
『ズッパ・ディ・ペッシェ』をいただきました。
魚介のトマト煮込みです。
食べた残りのソースは、パスタでいただきます。
すごいボリュームでしたが、おいしくペロリと
食べちゃいました。
この日は、お腹いっぱいで満足して、すぐに
ぐっすり寝ちゃいました。
そして、翌日。
お正月ならでは、朝ごはんは
おせち料理でした。
ミシュラン一つ星の『ろあん』さんの
お正月限定のおせち。
あと、白みそのお雑煮と、きなこ餅も食べて、
朝からお腹がポンポンでしたが、とっても美味しく
いただきました。
そして、朝食を食べたら、HOLIDAY HOMEとも
お別れの時間です。
まとめ
今回の旅は、インテリアと景色、食事を楽しむ事を
メインとしていました。
HOLIDAY HOME では、
スタッフのみなさんが本当に家のように、温かく
迎えてくださいました。
落ち着ける環境と、大自然の中、大雪の演出も
加わって、部屋からあまり出られなかったのですが
そのおかげで 部屋の空間づくりの大切さや、
こだわって選んだインテリアの良さをじっくり
味わえたと思います。
また、インテリア好きの人なら必ず気になる一つ一つの素材。
家具だけでなく、建物、床など、統一して選ばれて
いるわけでは無いのですが、ヴィンテージもの、
無垢材、アルミなど、組み合わせのコーディネート
が抜群で、家を今から建てられる方にも
是非見ていただきたいです。
家具だけでなく、お花や植物のコーディネートや
お庭に至るまでのこだわりは、生活を楽しむこと
そのものだと思います。
HOLIDAY HOMEには、生活を楽しむヒントが
たくさん隠れています。
また、今回の記事を書くため、色々とスタッフの
方々に何度も質問させていただき、帰ってからも
メールでご対応いただいたり、丁寧に対応して
くださった事にも、とても感謝です。
また、必ず帰ってきたい場所です。
皆様も、ぜひお休みが取れたらいかがでしょうか。
HOLIDAY HOME
http://holidayhome.co.jp/