「シェフレラ(カポック)」の育て方は?
栽培環境や水やりの頻度を解説
こんにちは。
Re:CENO TOKYOの加藤です。
今回のマガジンでは、
観葉植物の「シェフレラ(カポック)」を
ご紹介します。
観葉植物の中でも、
育てやすく、枯らしにくいため
初心者の方にもおすすめの植物です。
シェフレラは成長が早いため、
お部屋のアクセントになるような
大きめの観葉植物を育てたい方にもぴったり。
それでは、シェフレラの特徴と育て方を
詳しくお伝えしていきます。
シェフレラ(カポック)の特徴
シェフレラとは、
正式な学名を「ヤドリフカノキ」と言い、
ウコギ科の一種です。
「カポック」とも呼ばれますが、
本来は、アオイ科セイバ属の別の植物。
姿が似ていたことから、混同されて流通したため、
わかりやすいように、今でも両方の名前を
記載されている場合があります。
シェフレラの葉は、
ツヤツヤとして厚みがあり、
手のひらを広げたように、
放射線に複数の葉が広がっています。
種類によっては、
葉に黃斑入りの品種などもあり、
低木から高木まで約600種。
ガーデニングや室内インテリア用として、
ホームセンターでも販売されています。
シェフレラ(カポック)の栽培環境
観葉植物の中でも育てやすく、
初めて植物を育てる方にとっての入門としても
最適なシェフレラ。
実際にご自宅で育てる場合の、
栽培環境についてご説明します。
シェフレラ(カポック)の日当たり・置き場所
シェフレラは、耐陰性が備わっており、
環境への適応力が強い植物のため、
窓があまりない室内や日陰でも育ちます。
しかし、日光が当たった方が健康に育つため、
定期的に日を当ててあげましょう。
熱帯が原産のため日光を好みますが、
直射日光を長く当ててしまうと、
葉焼けを起こしてしまいます。
そのため、直射日光が当たらない場所や、
半日陰に置いていただくのがおすすめ。
窓辺に置く場合は、遮光ネットの活用や
レースカーテン越しの光にすることで、
柔らかい日差しにすることができます。
シェフレラ(カポック)の適切な温度
シェフレラの最適な温度は、20~25℃以上。
温暖な環境を好みますが、
霜が降りない暖かい地域であれば、
通年、屋外での管理も可能です。
あまりに寒いと弱ってしまうため、
日中を通して5度を下回る場合は、
屋外から屋内へ移動させることが必要です。
また、エアコンの風が直接当たると、
葉が傷む可能性があるため避けましょう。
シェフレラ(カポック)の用土
土は、市販の観葉植物用の土で問題ありませんが、
水はけの悪い土では根腐れを起こしてしまう
可能性があります。
また、土が湿った状態が続くと、
コバエが発生してしまうことも。
そのため、なるべく水はけの良い土を
使うことをおすすめします。
ご自分でブレンドされる場合は、
観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1
の割合を目安に混ぜ合わせ、
生育環境により微調整してみてください。
シェフレラ(カポック)の育て方
シェフレラは、前述の通り、
日当たりや温度などをあまり気にせず
育てられる植物ですが、
元気に育てるためのポイントが2つあります。
- 土の表面が乾燥したら、たっぷりと水やりをする
- 霧吹きなどで葉水をする
それぞれ詳しく説明します。
育て方のポイント① 土の表面が乾燥したら、たっぷりと水やりをする
初めて観葉植物を育てる方の中には、
毎日水やりをしなければいけない!と思っている方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、お水を毎日与えると、
土の中の水分が過剰になり、根腐れの原因に。
土の表面が乾燥したタイミングで、
鉢の底から水が流れ出るまで
たっぷりと水やりをしましょう。
注意点として、受け皿に溜まった水は、
こまめに捨てることが必要です。
受け皿の水をそのままにしていると、
根腐れを起こしてしまったり、
虫が発生してしまうことも。
また、成長がゆっくりになる秋冬は、
土の表面が乾いてから2~3日後に
水やりをする程度で大丈夫です。
育て方のポイント② 霧吹きなどで葉水をする
葉水(はみず)とは、
霧吹きなどで植物の葉に
水を吹きかけることを言います。
植物は、根だけでなく、
葉や茎からも水分を吸収します。
シェフレラは乾燥にも比較的強い植物ですが、
エアコンの使用などにより乾燥が続くと、
葉が枯れてしまいます。
乾燥による枯れを防ぐため、
特に乾燥する冬場は、毎日葉水をしましょう。
葉に水滴が付くほど葉水を行うことで、
光合成を妨げるホコリを落とすことができ、
ハダニやアブラムシなどの
害虫予防にもなると言われています。
以下のマガジンより、詳細をご覧いただけます。
観葉植物の「葉水」とは? 正しいやり方とメリットについてご紹介
シェフレラ以外にも、おすすめの観葉植物4選
シェフレラ以外にも、
おすすめの育てやすい観葉植物があります。
ぜひ、以下のリンクより、
ご参考にしていただけますと幸いです。
- 観葉植物「モンステラ」「ヒメモンステラ」の育て方と魅力をお伝えします。
- 観葉植物「フィカス・ウンベラータ」とは?育て方と飾り方のアイデア
- 初心者向けの育てやすい観葉植物「フランスゴムの木」をご紹介します。
- 初心者向けの育てやすい観葉植物「フィカス・ベンガレンシス」をご紹介します。
シェフレラをお迎えして、暮らしに彩りを添えてみませんか?
以上、「シェフレラ(カポック)」を
ご紹介しました。
お部屋に植物があると、
空間に彩りがプラスされて
雰囲気がガラッと変わります。
特にシェフレラは、
観葉植物の中でも育てやすいため、
入門としても最適です。
植物の栽培に慣れていない方は、
まずは栽培の手間がかからないものから
始めてみては、いかがでしょうか。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。