ネジが「なめた」ときは慌てないで。「なめさせない」ためにドライバーを正しく使いましょう。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2022-02-01.phpこたつの出番はいつから?
おすすめの時期とメンテナンス方法をご紹介
みなさんこんにちは。商品部の大原です。
うだるような暑さもようやく和らぎ、
朝晩には少しずつ秋の気配を感じるこの頃。
こたつやラグなど、
冬支度をはじめる時期になりました。
今回は、こたつを出すおすすめの時期と
本格的な使用の前に知っておきたい
メンテナンス方法をご紹介します。
こたつの出番はいつから?
こたつの使用開始日は、
かつての炉開きの習慣にならって
亥の月(旧暦の10月)が良いとされており、
その日は「こたつ開き」と呼ばれます。
中国での言い伝えで「亥(いのしし)」には、
火を避ける水の気があるとされていることから
こたつをはじめとした暖房器具を使用する
春先までの数カ月間の安全祈願の風習として
炉開き(こたつ開き)が始まりました。
現在では、新暦の11月が
「こたつ開き」と言われています◎
炉開きとは、寒い季節を目前にし、炉(囲炉裏)に火を熾す最初の日のこと。
地域別でみる「こたつ開き」の時期は?
亥の月の話では、11月頃とご紹介しましたが
お住まいの地域によって寒さを感じる
タイミングはそれぞれ。
油断していると一気に冬になってしまうため、
天気予報の気温をひとつの基準に
こたつの準備をはじめましょう。
肌寒く感じる気温は?
一般的に人が肌寒さを感じる気温は15℃~22℃、
寒いと感じるのが8℃~14℃といわれています。
そのため、日の昇らない朝晩を加味し
最低気温が20℃くらいの時期には
使用できる状態にしておくのが良いでしょう。
地域別でみる「こたつ」の出番は?
次は、先述の気温を参考に
地域別にこたつを出す目安の時期をご紹介します。
【北海道~東北地方】
北海道や東北地方では9月下旬~10月上旬には、
こたつを出すのがおすすめです。
もともと、寒さの厳しい地域であるため
ペアガラスやヒーターなどで
防寒対策をしている家庭がほとんどですが、
久々にこたつを出したら
「作動しなかった...」なんてことも。
10月上旬には、平均気温が10℃~15℃前後と
朝晩の冷え込みを感じやすくなるため
早めにメンテナンスをしておくといいでしょう。
【関東地方】
関東地方は、10月下旬~11月上旬がおすすめ。
近年では、暖冬の影響もあり
10月に入っても暑さ感じる日がちらほらあります。
ただ、11月に近づくと一気に気温が下がるため
油断はせず、前もって作動確認をしておきましょう。
【関西地方】
関西地方は、11月上旬~11月中旬には
こたつを出しましょう。
比較的、気温が下がるのが遅く
日中は過ごしやすい日も多い地域です。
ただ、その分寒暖差を感じやすいため
朝晩快適に過ごせるように
早めに準備しておくと安心です◎
【九州地方】
九州地方は、11月下旬~12月までに
準備を済ませておくのがよいでしょう。
2つの暖流が流れているため、
日本のなかでは温暖な地域ですが
昨今の冬は、本州との気温差も極僅かに。
本格的に寒くなる年明けまでに、
余裕をもったこたつ開きをおすすめします。
こたつのメンテナンス方法
こたつは家電製品であるため、寿命のあるアイテム。
使用開始前に、作動確認を行い
どこか不具合がないかの確認が大切です。
具体的には、次の2つのポイントを押さえましょう。
- ねじの確認
- ヒーターの掃除
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
① ねじの確認
まずは、説明書に記載の方法に従って、
指定の工具で組み立てます。
ここで意識したいのが、ねじの締め具合です。
ねじの締つけがゆるいと、天板がぐらつきやすく
こたつ上にのっているものが倒れる危険性があります。
その一方で、締めつけが強すぎると
部材割れにつながる恐れも。
強く締めすぎないために、
緩み止めのスプリングワッシャーに注目しながら
組み立てするようにしましょう。
また、一般的なロータイプのこたつの場合
寝返りなどで体勢を変えるときに
こたつの天板や脚部に接触することがありますが
これもねじ緩みの原因に。
安全に使用するためにも組み立て後も小まめに
ねじの締め直しを習慣化するのがおすすめです◎
② ヒーターの掃除
「スイッチを入れても、なかなか温まらなくなった」
「なんだか変な音がする」
これらは肌寒くなりはじめた今の季節に
よくお客様からいただくご相談の一部です。
主な要因は、大きく分けて2つ。
(1)埃やゴミの付着
ひとつは、ヒーターにゴミが付着していたり、
格子のなかに埃が入り込んだことで
安全装置が作動し、温まらないというものです。
この場合、掃除機やエアダスターなどを用いて
細かい埃を取り除くことで改善することがあるため
「故障かな?」と思った際は、
まずは、一度お試しください。
(2)ヒーター本体の不具合
2つ目は、ヒーター本体の故障です。
冒頭のとおり、こたつは家電製品であるため
使用年月に関わらず故障が付きものです。
ただ、コンセントコードもヒーターも
部分的に取り外しができるため、
こたつ自体の買い替えの必要がないことがほとんど。
それぞれの対処法や交換方法は、
下記のマガジンをご参考ください。
こたつが動かなくなった場合、コンセントコードの交換で解決できるかもしれません。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u41/2023-08-24.phpヒーターが熱くならないときの対処方法や、ヒーターの取外し方をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/maintenance/u6/2022-09-26.phpおすすめのこたつ3選
ここからは、冬に限定せず
1年を通してお使いいただける
リセノおすすめの商品を3つご紹介します。
こたつテーブル FAM
「普通のテーブルかと思った」とのお声をいただく、
インテリアに馴染む「こたつテーブルFAM」。
昔ながらのこたつテーブルのデザインは、
かなり太めのがっしりとした脚が多いですが、
FAMは今のお部屋にも馴染むよう
「テーパード脚」という下に向かうにつれて細くなる
スタイリッシュな意匠を施しています。
また、天板は「船底天板」という仕上げにしており
こたつならではの2枚天板にも野暮ったさを感じません。
サイズもローテーブルからダイニングテーブルと
ライフスタイルやシーンに合わせて
複数の展開があるのも嬉しいポイントです。
こたつテーブル Regalo
シンプルでスタイリッシュな
デザインが魅力の「Regalo(レガロ)」。
お部屋のメインアイテムとして
通年使い続けられる、
汎用性の高いこたつテーブルです。
こちらもFAMと同様に、
天板をより薄く見せることができる「船底天板」と
曲木製法を施した曲線の美しい脚部が
すっきり軽やかな印象をもたらしてくれます◎
昇降式ダイニングこたつ Force2
「昇降式ダイニングこたつ Force2」は、
天板の高さが変えられるダイニングテーブル。
お食事にティータイム、勉強などと
シーンに合わせて高さ調整が可能なため
どんな暮らしにもフィットします。
ナチュラルな印象でお部屋に溶け込み、
メカニック感が少ないのも嬉しく
日常の「かゆいところ」に手が届く万能なこたつです。
こたつの準備をして、気持ちよく秋冬を迎えましょう。
それでは、今回のおさらいです。
▼「こたつ開き」の準備のポイント
- 人が肌寒さを感じる気温は15℃~22℃
- 住んでいる地域の最低気温が20℃前後の日を選ぶ。
- 事前メンテナンスで、動作確認をする。
暮らしにこたつを取り入れて、
じんわり芯から温まる
快適な秋冬を迎えましょう。
それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました。