ソファーの寿命は何年?
買い替え時期と長持ちする1台を選ぶコツ
こんにちは。
カスタマーサポートの山崎です。
今回のマガジンのテーマは、
寿命が長いソファーの選び方です。
ソファーは大きなお買い物のため、
「何年もちますか?」
「できれば10年以上使いたくて...」
とのお声をいただく機会が多いです。
カスタマーサポート目線より
「寿命が長いソファー」を紐解くと
大きくは、3つの要素が浮かびます。
- 耐久性の高さ
- デザインのシンプルさ
- きれいな状態の保ちやすさ
今回は、私がお客様と接する中で感じた
長く付き合えるソファーを選ぶコツを
詳しくご紹介いたします。
ソファーの平均寿命は何年?
本題に入る前に、ソファーの
平均寿命について知っておきましょう。
素材や使い方によりますが、平均的に
ソファーは5~8年で寿命を迎えると言われます。
日々、数十キロの重さを受け止める家具につき
生地の摩耗や、破れ、中材のへたりが
徐々に出てくる...ということですね。
安価なソファーの場合、
3~4年で寿命となることもありますし
ソファーの素材や、使い方によっては
10年、20年と長持ちすることもあります。
一般的には、10年以上使えるソファーは
寿命が長く「良いソファー」だと言われています。
ソファーは、いつ買い替えるべき?
ソファーは、大型の家具でもあるので、
買い替えるとなるとタイミングが気になるところ。
いつ買い替えるべきか、基準をお伝えしていきます。
ソファー生地の劣化
ソファー生地は、毎日体に触れるため
劣化や消耗は早くなります。
生地が磨耗して破れたり、
しつこい汚れがついてしまったり、
日焼けで生地が劣化してしまったり、
見栄えにも影響が出てしまいます。
ソファー躯体の破損
バネが破損してしまったり、
脚が折れてしまったり、
座ると軋んでしまったり、
劣化が進み、破損してしまっているケースも。
使い続けると、思わぬ事故やケガにつながるので、
破損が見られた場合は、すぐに買い替えましょう。
ソファーの捨て方って?7つの処分方法と手順を解説します。
クッション材のへたり
毎日座るものなので、
そのうちクッションはへたってしまいます。
中のウレタンや羽毛が少しずつ押しつぶされることで、
中心部分が凹んでしまうのがへたりです。
最初のうちは、へたっていても気にならないですが、
座り心地が悪くなったり、ヘタリが戻らなくなると
買い替え時です。
寿命が長いソファーの特徴は? 3つのポイント
平均寿命が分かったところで、
長く使える = 10年以上使えるソファーの
3つの要素をみていきましょう。
① 耐久性の高さや復元力が高い「素材」を選ぶ
耐久性が高い =「壊れにくい」ことは
長く使う上で、必須の要素だと思います。
お客様に、ソファーをご検討いただいた
きっかけを伺うと
「今のフレームに、ヒビが入って」
「座面のウレタンが凹んで、座り心地が良くないんです」
など、壊れそうで...との状況を
お話いただけることがあります。
寿命が長いソファーの場合
例えば、フレームの材料は無垢材で
オークアッシュなど
硬い木材が使われていたり、
クッションの中材は、モールドウレタンや
フェザー・シリコンフィルなど、
復元力が高い素材が使われていたりします。
このように、丈夫な素材や
復元力が高い素材を使ったソファーは
耐久性が高く、自ずと長持ちします。
フェザーソファーとは、どんなソファー? メリット・デメリットを解説します。
ソファーの素材の違いは?生地の特性とメリット・デメリット
まずは「素材」をひとつの観点として、
ご検討いただくと安心です。
ちなみに、リセノのオリジナルソファーにも
上記の素材を使用しており、試験にて
10年以上の耐久性を確認しています。
合わせて、ご参考いただければ嬉しいです。
オリジナルソファー(AGRA・culum)について、試験機関「BOKEN」による耐久試験を実施しました。
「体重95kgの人が座る」想定にて、10万回負荷をかけて、異常がないか確認する試験です。
1日20回ソファーに座る場合、10万回は「約14年」に相当します。
② 「シンプル」なデザインで、飽きないものを。
家具の中でも、特にサイズが大きいソファーは
色・形がシンプルなことも、
長いお付き合いに必要な要素です。
例えば、インテリアの好みが変わったとき
「買い換えたいな~」と思っても、
ソファーはサイズも価格も大きくて
処分するにも、腰が重いですよね...。
シンプルなソファーを選ぶと、
様々なテイストに調和するため
買い替えを最小限に、長く使えます。
ちなみにリセノでも、ソファーはシンプルに
クッションやラグで季節感・トレンド感を
プラスする方法をおすすめしています。
【動画】センスのいらないインテリア|ソファーは、長く使えるものを選びましょう。
余談ですが、個人的にはシンプルかつ
細部の意匠にこだわったソファーを選ぶと、
「わ!ここも美しい」
「ここがこうなっているから、心地いいのか」
など、長く使う中で、幾度も発見があり
楽しいな~と感じます。
特に木製フレームのソファーは、
角の仕上げ、脚先の形などに着目いただくと
面白く、飽きずに愛用できるかもしれません。
③ 洗えるor買い替えができる「カバーリングタイプ」
どんなにお気に入りのソファーでも
取れない汚れや、生地の破れ、摩耗でボロボロ...
という状態になると、寿命を感じますよね。
ソファーは、きれいな状態をキープしやすいことも
長く使うための大事な要素です。
こちらはカバーリングタイプの
ソファーを選ぶことで、解決できます。
お洗濯ができる良さもありますし
仮に落ちない汚れがついても、
カバーだけ買い替えると、
本体はそのまま使えるのもポイントです。
お客様からも、汚れの落とし方について
お問い合わせをいただくことがあり
その際、カバーリングタイプのソファーだと
まだ見込みがある...!と少しホッとします。
また、経年にて生地が摩耗した場合や
わんちゃん・ねこちゃんが粗相をしてしまった!
とのお問い合わせでも、同様です。
長く使う想定のソファーは、
きれいな状態を保ちやすいか?の観点からも
チェックいただければ何よりです。
ソファーのメンテナンス方法は?長持ちさせるお手入れのコツを解説
寿命が長いソファーを選ぶことをおすすめします。
ソファーセット Cタイプ culum unit sofa/BR
それでは、最後に内容をおさらいです。
寿命が長いソファーの要素は、
- 丈夫な素材で、耐久性が高い
- デザインがシンプルで、インテリアの変化に対応できる
- カバーリング仕様で、きれいな状態を保ちやすい
でした。
ちなみに、これらの要素を満たすソファーは
材料費の兼ね合いもあり、
価格帯は、やや上がると思います。
ただ、長い目で見ると
安価なソファーを何度も買い替えるより
金額的・時間的に少コストです。
お家で過ごす時間の長さを考えると
私は、価値のある投資だと感じます◎
10年単位で愛用いただくソファーをご検討の際は
ぜひ、今回の要素に着目いただけたら幸いです。
ソファーの選び方については、
以下の記事でも詳しく解説しています。
ソファーの選び方をプロが解説! 失敗しないためのポイントとは?
ソファー全6種類の特徴と選び方を、まとめて解説します。