ドロップチェアとは?
歴史と特徴、おすすめの使い方をご紹介します。
こんにちは。
カスタマーサポートの山崎です。
今回は、アルネ・ヤコブセンの代表作のひとつ
「ドロップチェア」について、お話します。
Re:CENO のラインナップの中では
silta キャビネットシリーズ など、
北欧デザインがルーツのアイテムと相性がよい
ドロップチェア。
我が家でも、およそ5年ほど
ドロップチェアを愛用しています。
今回は、そんな名作チェアの歴史と
愛用して分かった「おすすめ使用シーン」について
お伝えしていきます。
現状、当店でドロップチェアのお取り扱いは
ございませんが、チェアを検討されている方
興味を持っている方のお役に立てば、嬉しいです。
さっそく、見ていきましょう!
ドロップチェアとは?
アルネ・ヤコブセン(1902年 - 1971年)
まずは、ドロップチェアの歴史について
簡単にご紹介します。
デンマーク建築、デザインの巨匠
アルネ・ヤコブセン。
その最高傑作と言われる
「SASロイヤルホテル」の一部として、
ドロップチェアが誕生しました。
ドロップチェア(プラスチックシェル)
当時は、ホテルの客室でお化粧をする
「ドレッサー用チェア」として製造されたため
一般には流通せず。
ヤコブセンのアイコン的な「作品」として
長年、注目されていたアイテムでした。
その後、発表から50年以上の時を経て
2014年に FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)社
より復刻されています。
今でも、スワンチェアや、エッグチェア
アントチェア、セブンチェアと並び
ヤコブセンの代表作として、愛され続けるチェアです。
ドロップチェアの特徴は?
そんな、長い歴史のあるドロップチェア。
特徴は、大きく分けて2つあります。
1)独特なフォルム
まずは、何と言っても、愛らしい
しずく型のフォルムが 1番の特徴です。
このしずく型は、ヤコブセンが
「ヒトの体の形・ライン」から発想を得て
デザインしたのだとか。
チェアとしては、なかなか個性的な形です。
丸みを帯びたフォルムは
お部屋にポン、と置くだけで
オブジェのように、独特の存在感を放ちます。
2)包まれるような座り心地
デザインが特徴的なチェアですが
実は、座り心地も独特。
「抱擁の感覚」にインスピレーションを得たと
言われている通り、背中~太ももが
すっぽりと包まれるような座り心地です。
このすっぽり感は、チェアの外側だけでなく
内側にも、カーブがかかっていることで
得られるものなんだろうな、と。
素材はプラスチックのため
硬いのですが、なぜか包まれている...という
不思議な安心感があります。
ドロップチェアのおすすめの使い方は?
続いて、ドロップチェアを愛用して分かった
おすすめの使用シーンについて。
2つほど、ご紹介させてください。
1)ダイニングチェアとして
まずは、オーソドックスに「お食事用」の
チェアとするのが、私のおすすめです。
我が家のリビングからは
ダイニングスペースが良く見えるのですが
ドロップチェアが目に入るたび、
「きれいだな~」と癒やされます。
ダイニングが目立つ位置にある場合には
迷わず、ドロップチェアをおすすめしたいです!
愛犬のまめ(3歳)が一緒にくつろぐことも
留意点として、布張りのチェアと比べると
(包まれる感覚ではありますが)硬さがあります。
そのため、長時間 座る場合には
お尻や、太ももの裏側が痛くなることも...。
個人的には、長く座る必要がある
リモートワークや勉強より、1時間程度の
食事や読書に、向いているチェアだと感じます。
ちなみに、我が家で使用しているのは
・座面高46cm
・プラスチックシェルのタイプです。
身長152cmの私の場合、足が浮くため
1時間以上座ると、腰やおしりがジワジワ痛くなります。(リモートワークのときは、足元に踏み台を置いたり
背中にクッションを挟んだり工夫しました ◎)現在は、座面高43cmのタイプや
専用の座クッションなどオプションがあるようです。小柄な方は特に、そちらを選択肢に入れてもいいかもしれません^^
ダイニング以外でご使用の場合には
取扱店などで、座り心地を試していただくと
安心して、チェアを迎えられると思います。
2)玄関・リビングのアクセントとして
(こちらは別のチェアですが)こんな風に、
玄関やリビングの「ちょっとした腰掛けスペース」に
ドロップチェアを選ぶのも、素敵な使い方です。
先にご紹介の通り、
ドロップチェアの独特なフォルムは
存在感があり、アクセントとしてお部屋が華やぎます。
私も、この使い方にあこがれて
何度かレイアウトを試しましたが
我が家の間取りに、いまいちフィットせず...(涙)
将来、リビングが広いお家に住んだら
ひと休みスペースとして、
ドロップチェア + 可愛いライトを合わせたいな~と。
妄想しつつ、そんな日がくるように
お仕事を頑張らねば!と思っています。
リビングや、玄関スペースにゆとりがある際は
ぜひチャレンジいただきたい使い方です。
「ドロップチェア」のある暮らし、いかがでしょうか?
ドロップチェアについて、いかがでしたか?
それでは、最後におさらいです。
ドロップチェアは、
- アルネ・ヤコブセンによってデザインされた、ホテルの客室用チェア
特徴は、
- しずく型のフォルム
- 包まれるような座り心地
私のおすすめの使い方は、
- ダイニングチェアとして使う
- 玄関、リビングのアクセントとして使う
でした。
愛嬌たっぷりのドロップチェアは
ヤコブセン自身も、お気に入りの作品
だったと言われています。
実際に使うと、可愛らしい佇まいに癒やされ
長く愛される理由を体感できました。
座り心地、使用シーンについて
少しでも参考になりましたら、何よりです。
また、ドロップチェアとのコーディネートに
おすすめなアイテムを、以下にご紹介しています。
こちらも、ぜひ覗いてみてください^^