使い込むほど柔らかい。
通年使えるコットンブランケットの魅力とは?
みなさんこんにちは。商品部の大原です。
暖かかったり、寒かったり。
「今日は何を着ようかな」と
毎朝、天気予報に惑わされながら
クローゼットとにらめっこの日々です。
ご自宅やオフィスなど、
少し肌寒いかも...と日々の体温調整に
悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そのようなとき、1枚あると
便利なのがブランケットですが、
コットンやリネン、ウールといった
様々な種類があります。
今回は、なかでも通年使えて万能な
コットンブランケットの魅力
についてご紹介します。
コットンブランケットとは?
比較的、日常のなかで
耳にすることの多い素材であるコットン。
日本では、綿(めん)とも呼ばれています。
表記(呼称)が異なるだけで、
コットン・綿(めん)・COTTON
いずれも同じものを指しており、
身近なものでいうと、
台拭きや医療用ガーゼなどの
素材として採用されています。
その肌あたりの良さから、
小さなお子さまから大人まで誰でも使える素材として、
認識されている方も多いのではないでしょうか。
コットンの種類については、
下記のマガジンで詳しく解説しておりますので
よろしければ併せてご参考ください。
「オーガニックコットン」と「コットン」の違いとは?
コットンブランケットのメリットとは?
コットンブランケットのメリットは、
大きく分けて、次の3つが挙げられます。
1.柔らかい肌触り
2.優れた保温性と吸湿性
3.耐久性の高さ
コットンの特徴と併せて、
それぞれ解説していきます。
メリット① 柔らかい肌触り
冒頭でも述べたようにコットンは、
医療用ガーゼやキッズ用品などに
よく採用される素材です。
そもそもコットンの材料である綿(ワタ)は、
種子を守る役割を持っているので
繊維自体が柔らかく、チクチク・ゴワゴワなどという
突っかかりを感じにくい優しい触り心地。
微細な繊維でふっくらと肌あたりが優しく、
顔や肌に直接触れても問題ないのが
嬉しいポイントです。
メリット② 優れた保温性と吸湿性
また、保温性と吸湿性にも優れています。
その理由は、繊維の空洞構造にあります。
繊維の中がストローのように空洞になっているので
その空間に、熱や水分が出入りすることで
適温に調整してくれます。
例えば、夏などのジメっと暑い季節は
コットンの内側と外側で生じた温度差により、
空洞内に含まれている水分を外へと
放出する性質が働きます。
その際に、熱もあわせて蒸発するため(=気化熱)
温度が下がり、さらっとした質感に。
一方で、空洞構造により
熱伝導率性が高くないことから
寒い季節では体温を過度に逃さず、
温かさをキープしてくれます。
化学繊維のような速暖・速冷性はありませんが、
季節問わず1枚で、その時々に応じた
体温調整が叶うのは、なかなか頼りになります。
メリット③ 耐久性の高さ
そして、耐久性が高く
自宅で洗濯することが可能です。
コットンは、水に濡れると
乾いているときと比較して約15%近く
強度が増す性質があります。
また、繊維自体が綱紐のように
撚られた構造であるため引きの力にも強く丈夫です。
毎日のご使用はもちろんのこと、
お子さまやペットと一緒に使用されたり
ご自宅以外の場所に置いていたり。
日々の汚れは、気になるところかと思います。
手軽にじゃぶじゃぶと洗うことができ、
肌に触れるアイテムを常に清潔に使えるのは
暮らしのなかで心強いポイントではないでしょうか。
洗濯可能な素材といえど、織り方や作りなどによって洗濯条件は様々です。
正しい洗濯方法については、商品の洗濯表示をご確認ください。
コットンブランケットのデメリット
デメリットというほどではないですが、
事前にご確認いただきたいことと
お手入れの際の注意点ご紹介します。
デメリット① 毛羽立ちやすい
コットンに限らず、布製品で起こり得る現象ですが
素材特性上、摩擦が原因で
毛羽立ちが生じることがあります。
ただ、数回の洗濯で症状は
落ち着くことがほとんど。
普通の洗濯物とももちろん
じゃぶじゃぶと洗っていただけるのですが、
洗濯コース(手洗いコースなど)と
たっぷりのお水での洗濯を
意識していただくと摩擦の発生を
抑えることができます◎
洗濯や着用の摩擦により生地に
毛羽立ちや毛玉が発生する現象をピリングといいます。
デメリット② 縮みやすい
コットンは、吸水と乾燥のなかで
縮みが発生しやすい素材です。
これは、たっぷりと水を含み膨張した繊維が、
もとの状態に戻ろうと収縮の作用が働くことで
乾燥した際に縮みが発生します。
そのため、ホテルのファブリックのような
ピシッとしたスタイルをお好みの方は
少しお好みと遠いかもしれません。
縮みの予防策としては、
洗濯後はすぐに干すことと
日陰干しをすること。
使い込めば込むほどくたっと柔らかくなり、
肌なじみがよくなるという性質もあります。
ぜひ、天然素材ならではの風合いとして
表情の変化をお楽しみいただけますと幸いです。
デメリット③ 防寒アイテムとしては物足りない
言わずもがな、ではありますが
温かさでいうとウールやキャメルなどが
保温効果に優れています。
そのため、冬などを越すための
防寒アイテムとしてブランケットをお探しの方は、
物足りなさを感じる可能性も。
ただ、防寒性に優れたアイテムは
毛糸での作りや厚みのあるその見た目から
『季節のもの』感があり、
秋口などから出すには、
少しお部屋の印象が重くなることも。
その点、コットンブランケットは
チェアに掛けたり、カゴにいれたり...
と通年出しっぱなしにしていても
お部屋の邪魔になりにくい
素材感やデザインであるところも
意外と侮れないポイントです。
季節ではなく日常で起こり得る
気温や体調の変化の味方として、
手元にあると安心です◎
おすすめのコットンブランケット3選
ここからは、リセノでおすすめの
コットンブランケットを3種類ご紹介します。
肌にやさしいオーガニックコットン「キルティングマット Dot ibul(ドットイブル)」
「イブル」とは、韓国では昔から
どの家庭でも使われているキルティング布団のこと。
伝統的なアイテムにも関わらず、
細かなドット柄やくすみカラーは
上品な可愛らしさがあり、
空間にやさしく馴染んでくれます。
サイズ展開も豊富なので、
オフィス用やお昼寝用などと
用途に併せて理想のサイズを
選んでいただければ嬉しいです。
イブルマットとは? コットン100%で赤ちゃんにも安心の万能お布団
【わたしの愛用品】30代子育て世帯が選んだソファーパッドで、リビングが快適になった理由
ふんわり、とろけるような「torotoro 8重ガーゼケット」
薄いガーゼを8枚重ねることで、
ふんわりとボリューミーに仕上げられた
torotoro 8重ガーゼケット。
程よい保温力と通気性の高さで、
じっとりと汗ばむ季節から、
肌寒い室内まで、1枚で快適に過ごせます。
コットンやガーゼと聞くと、
機能性で優れた印象が先行してしまいがちですが、
インテリアコーディネーター監修の
シンプルで洗練されたデザインが魅力のtorotoro。
そして、商品名からもわかるとおり
とにかく肌触りがいいので肌寒い季節は、
チクチク感の軽減と
保温性のアップも兼ねて、
ウールのブランケットとの重ね使いもおすすめです。
絶妙なアースカラーの「コットンブランケット elvang Thyme」
上質な繊維を、丁寧に織り上げることで知られる
デンマークのラグジュアリーブランド
elvang(エルヴァン)のコットンブランケット。
「暮らし」を大切する北欧ならではの
上品かつシンプルなデザインは、
しなやかな美しさがあります。
また、Thymeは「ダブルフェイス」仕様で
ブランケットの両面ともが表生地になっており、
インテリアの印象を変化させるアクセントになります。
同素材のクッションや、さり気ないチェック柄がポイントのリネンミックスシリーズの展開も◎
春先から秋口のちょっと冷える朝晩まで、
長い期間使えるブランケットだからこそ、
良いもの・こだわりのもの・飽きのこないものを
選びたい方におすすめです。
コットンブランケットを取り入れて、
季節を問わず快適に暮らしましょう。
それでは、今回のおさらいです。
▼コットンブランケットのメリット
- メリット① 柔らかい肌触り
- メリット② 優れた保温性と吸湿性
- メリット③ 耐久性の高さ
▼コットンブランケットのデメリット
- デメリット① 毛羽立ちやすい
- デメリット② 縮みやすい
- デメリット③ 防寒アイテムとしては物足りない
リセノでは、コットンブランケットを
さまざま取り揃えています。
実際に触り心地を確かめたいという方は、
ぜひ最寄りのリアルショップに
足をお運びいただけますと幸いです。
それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました。