あったかコトコト
冬の濃厚クラムチャウダーを食卓に。
みなさま、こんにちは。
Re:CENO KYOTOのはおりです。
最近一段と寒さが増してきて、
冬の訪れを感じますが、
みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。
京都では、紅葉シーズン真っ只中で、
少しずつ観光客も増え、
街にも賑わいを感じられます。
季節の移り変わりは綺麗ですが、
体調面では、急な寒さに少し心配になりますよね。
ということで、これからの時期に備えて、
体温まる簡単レシピをご紹介いたします。
あったか濃厚クラムチャウダーの作り方
『 材料のご紹介 』(3~4人分)
- じゃがいも 1個
- たまねぎ 1/2個
- にんじん 1本
- しめじ 1/2束
- サケ(骨抜き) 100g
- アサリ 80g
- バター 10g
- ローリエ 2枚
- 固形コンソメ 2個
- 牛乳 300cc
- 生クリーム 100cc
- 塩、胡椒 適量
- パセリ お好みで
今回は寒い冬を乗り越えるため、
具沢山のスープをご紹介いたします。
意外と簡単、アサリの砂抜き方法
まずは調理に入る前に、食材の下ごしらえです。
アサリの砂抜きと聞くと、
水に塩を入れて、何時間と暗い所に置いておく...、
というイメージがあるのではないでしょうか?
一品作るのにかなり時間がかかってしまいますが、
実はたった15~20分程度で砂抜きができる方法がございます。
用意するものは、
- アサリ
- 50℃のお湯
- バケット
こちらを用いて、砂抜きをします。
バケットや平らなお皿に、アサリを敷き詰め、
50℃のお湯を、アサリの割れ目より
少し上にかぶるくらいまで注ぎ入れます。
あとは待つだけで、アサリが次々に砂を吹き出しますので、
その間に、他の食材の調理に取り掛かっていきましょう。
それでは、作っていきましょう。
1.まず、それぞれ野菜の皮をむき、
8等分にじゃがいもを切った後、
アク抜きのため、10分程度水に浸します。
にんじんは、じゃがいもの約半分サイズに乱切りし、
たまねぎは約1cm、サケは約3cm幅にカットしていきます。
※サケの皮が苦手な方は、カットする前に
皮をはがしておくことをオススメします。
しめじは束になっている部分をカットし、
手でほぐしていきます。
POINT
じゃがいもは煮崩れしやすいので大きめに、
にんじんは火が通りにくいので小さめに切ると、
バランスよく火が通ります◎
2.お鍋にバターを入れ、
しめじ以外の1で切った具材たちを、
軽く炒めていきます。
1~2分程度炒めてから、最後にしめじを入れます。
POINT
しめじは加熱時間が長くなると、独特の苦みが出てきます。
具材全体を軽く炒めてから、しめじを入れることで、
苦みを抑えることができます◎
3.続いて、具材が浸るまで水を入れ、
ローリエ、固形コンソメを入れて、
全体に火が通るまで、約10分ほど煮ていきます。
4.具材を煮ている間は、
砂抜きをしておいたアサリの出番です。
アサリの殻の汚れを落とすために、
水に浸しながら、殻と殻をこすり合わせるようにして、
汚れを落としていきます。
5.具材全体に火が通り、煮立ったら、
先程のアサリと、牛乳、生クリーム、塩、胡椒を入れ、
アサリの口が開くまで煮込んでいきます。
POINT
乳製品を煮込むと、
モクモクと泡が噴き出てきますので、鍋から離れず、
様子を見ながら煮込むことをオススメします。
6.お皿にスープを注ぎ込んで、
仕上げにパセリをかけると...
『あったか濃厚クラムチャウダー』の完成です!
アレンジをしてお好みの召し上がり方を。
魚介の香りと野菜の甘味、
クリームのまろやかさがクセになるあったか料理。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、
パンに浸み込ませて食べたり、
パスタにかけてスープパスタなんかにも。
ご飯とチーズを入れて混ぜれば、
リゾットにも早変わりしますね。
今回は、スープ自体にとろみを出すため、
生クリームを入れましたが、全て牛乳で作り、
サラッとしたスープにすることもできます◎
また、通常のクラムチャウダーには、
アサリだけですが、今回はサケも使用しています。
雪国のスウェーデンやフィンランドでは、
サケとクリームを組み合わせた料理が多くあり、
温かく、包み込まれるような優しい味わい。
まだ、旅行に行くのは難しい状況ですが、
お家で少しでも海外気分を味わえれば、と思い、
サケをプラスしてみました。
いつかは、本場で食べたいですね。
食べ方や作り方をアレンジしてみて、
お好みの召し上がり方を探すのも
クッキングの楽しみ方の一つです。
ぜひ、お試しください。
実際に召し上がっていただきました。
今回は閉店後のお仕事終わりに、
お夜食として、召し上がっていただきました。
「具沢山で歯ごたえがあっておいしい!
スープの優しい味と塩味が効いてるのが良いです」
「クリームがパスタの麵に絡んでおいしいです~」
「パンとも相性いいし、色々アレンジできるのがいいよね」
あったかいご飯を囲んで、
みなさんの自炊事情や食卓での過ごし方など、
会話も弾み、気づけば皆さん完食しておりました。
きれいに空になったお皿を見ると、
作った甲斐があったと嬉しくなりますね。
最後にレシピのおさらい
それでは、簡単にレシピのおさらいです。
- 15~20分ほど、50℃のお湯にアサリを入れて砂抜き
- 食材をそれぞれの大きさにカット
- バターを入れたお鍋で、具材を1~2分軽く炒める
- 水、ローリエ、コンソメの素を足して10分ほど煮込む
- アサリの殻を洗う
- アサリ、乳製品、塩、胡椒を入れて再度煮込む
- 容器に入れて、完成◎
これから、どんどん寒い時期になっていきますが、
温かい食卓を囲んで、楽しいお時間を
お過ごしくださいませ。
ご一読、ありがとうございました。