画鋲の穴埋めを簡単3分!
自宅にあるものでできる補修方法をご紹介
こんにちは。
品質管理チームのわたなべです。
今回は、「画鋲の穴埋め」を誰でも簡単にできる
補修方法をご紹介します。
押しピンや釘、ネジなどを外したときに残る小さい穴
を補修する方法と、これからネジなどの穴をあける前
に、やっておくと良いことをお伝えします。
意外と気になる、壁にできた画鋲の穴
アートやミラーなど、壁になにかを飾るとき、
フックや押しピンを、使うことが多いですよね。
賃貸のお部屋でも、画鋲程度のサイズの穴はあけても
よいといわれていますが、やはり穴の跡は気になるも
のかと思います。
何度も飾る場所を変えたり、付け直しをした後に残る
無数の穴は、なおのこと気になるものです。
小さい穴しかあかないと書かれているフックだから、
大丈夫だと思っていても、重たいものをかけたり、外
すときに手間取ると、穴が大きくなることもあります。
そんな気になる小さな穴を、簡単に補修する方法を、
これからご紹介していきます。
自宅ですぐにできる「画鋲の穴埋め」方法とは?
壁の穴の補修方法は何通りもあり、ホームセンターや
ネットショップで探してみると、専用の補修用品が、
たくさん売られています。
そんないろんな補修方法の中で、小さな穴に最適で、
お手軽さや、扱いやすさを考慮した2つの方法を、
ご紹介します。
補修方法① ティッシュで簡易に穴埋め
ティッシュとティッシュ作った「こより」
まずは、もっともお手軽にできる、ティッシュを
使った補修方法をご紹介します。
凹凸のある壁紙で、壁とティッシュの色合いが近い場
合には、この方法で穴をほぼわからなくすることが、
できます。
まずは、穴の大きさに合わせ、ティッシュをねじって
まとめた「こより」を差し込み、穴を詰めます。
細いこよりを作るには、2枚組になっているティッシュ
を、1枚に剥がしたものを使うとよいでしょう。
こより自体の長さは、2cm~3cm程度にしておきます。
こよりを壁から数ミリだけ出しておいた状態でとめて、
一滴程度の水滴で、ティッシュを濡らします。
壁からはみ出す量が多い場合は、ティッシュをちぎっ
てサイズを調整しましょう。
壁から出ている濡らしたこよりを、凹凸にあわせて、
爪で押さえて、形を整えます。
壁紙の柄にあわせて、縦横斜めと爪で押しつぶし、癖
を馴染ませていきます。
上手に爪で押さえることができれば、ティッシュが壁
と馴染んで、穴があったことがわからないほど、目立
たなくなります。
こよりのサイズや差し込む長さは、穴のサイズによっ
て変わってきます。
大きさが合わなくても、こよりを抜いて、きれいにで
きるまで何度か試してみましょう。
補修方法② ボンドコークできちんと補修
代表的な「ボンドコーク」の「ジョイントコーク・A」とウェットティッシュ
次に、内装工事のプロもおこなう補修方法を、
ご紹介します。
「ボンドコーク」と呼ばれる壁の補修・充填剤を使い
ます。
ボンドコークは色の種類が豊富なので、壁の色に
あわせたものを選ぶことができます。
プロが使うといっても、どこのホームセンターでも、
手に入り、扱い方はとても簡単です。
壁にあいた穴の周りの汚れを落としたあとに、
穴にボンドコークを注入します。
穴の奥まで流し込む必要はなく、穴に少量注入して、
表面に少しはみ出すぐらいで十分です。
はみ出したボンドコークを、ウェットティッシュなど
で拭き取ります。
穴の中まで強く拭き取ると、埋めたところが凹んだ
感じの仕上がりになるので、拭き取り方の力加減に
ご注意ください。
アルコールが含まれているウェットティッシュは、
壁紙や、壁の塗料を傷めてしまうので、アルコールの
入っていないものを使いましょう。
ウェットティッシュでなくても、いらない布切れを
濡らしたものなどでも代用できます。
ボンドコークが乾いたら、補修完了です。
水気がなくなったり、時間が経つと、ボンドコークが
やせてしまいますが、小さい穴であれば、あまり目立
つことはないでしょう。
壁紙に穴をあけない補修方法とは?
ピンやねじをさす前にしておけば、何もなかったよう
に、きれいに補修できる方法があります。
小さいピンではなく、穴の大きさが数ミリになってし
まうネジを使うときに、おすすめの方法です。
一般的に使われることの多い、厚みのあるビニール
クロス(壁紙)でのみ可能な方法です。
塗装仕上げの壁や、破れやすい高価な壁紙では使えな
いので、ご注意ください。
まずは、穴をあける箇所より大きめに、壁にカッター
で切り込みを入れます。
切り込みは1㎜程度の深さに抑えて、壁紙だけを切る
ようにします。
画像のような金物を固定するために、ネジを使う場合
は、その金物よりも一回り大きく、切り込みを入れま
す。
切り込みは、四角形で下の1辺だけ残すようにして、
3辺に切り込みを入れます。
切り込みを入れた角の端の壁紙を、カッターの先端を
使って、持ち上げてめくります。
角が持ち上がったら、端をつまんで、切り込みを入れ
た箇所まで、全体を慎重に剥がします。
壁紙が剥がせたら、剥がした箇所に、ネジなどを締め
込み、目的通りに使っていきましょう。
石こうボードの壁に、直接ネジを締めこんでも、ネジはきかずに抜けてしまいます。
合板の壁や、石こうボードの後ろにある下地にネジをきかせましょう。
下地がない場合は、市販のボードアンカーなどが必要です。
使い終わったあとは、ネジを抜き、金物を外すと、
数ミリ程度大きさの穴が、残ります。
この穴を隠すために、先にめくっておいた壁紙を、
上手に張り直していきます。
ネジを抜いた穴の周りが、周りの面よりも出っ張って
いると、仕上がりがデコボコになってしまうので、出
ているところは、奥に押し込んでおくとよいでしょう。
壁紙を貼るための接着剤は、先ほどご紹介したボンド
コークを使います。
ボンドコークで穴を埋めつつ、壁紙を貼っていきます。
塗りすぎると、あとの掃除が大変ですが、ちゃんと
貼れることが大事なので、まんべんなくうっすらと
塗りましょう。
ボンドコークを塗り終えたら、あとは壁紙を張り直す
だけです。
一辺が残っているので、場所もズレることなく上手に
貼れるかと思います。
浮いて膨れている箇所がないように、押さえつけるよ
うに貼りましょう。
はみ出したボンドコークは、ウェットティッシュや、
濡れた布で拭き取りましょう。
ここまですれば貼り直した壁紙が、穴をきれいに隠し、
切った跡もボンドコークがすき間を埋めてくれるので、
どこを切ったのかわからないほど状態になります。
この方法を、はじめて試すときには勇気が必要ですが、
一度やってみれば、簡単な作業だとおわかりいただけ
るかと思います。
壁の穴の補修をして、壁のコーディネートを楽しもう。
壁の穴の補修方法はいかがでしたか。
補修方法を知っていれば、心配が減り、もっと壁にい
ろんなものを積極的に飾って、インテリアを楽しめる
かと思います。
過去のマガジンで、賃貸のお部屋でも安心して使うこ
とができる壁掛けフックをご紹介していますので、あ
わせてご参照いただければ幸いです。
賃貸にもおすすめの壁掛けフックを、ご紹介します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。