【わたしの愛用品】1人時間をより優雅に。
日本の名作家具「Nychair X」がある贅沢な暮らし
こんにちは。
商品部の関です。
本日は、わたしの愛用品という事で、
ご存じの方も多いかと思いますが、
「Nychair X」についてお話いたします。
以前1人暮らしをしていた中で、
1人用のリラックスチェアを使用していましたが、
引っ越しを機に、買い替えを考えていました。
そこで、意を決して買い替えたのが、
今回の「Nychair X ロッキングチェア」です。
買い替えて感じたことなど、
リアルなレビューをお届けしたいと思います。
ぜひ最後までご覧いただき、
ご参考にしていただけますと幸いです。
「Nychair X ロッキングチェア」とは?
それではまず、Nychair X ロッキングチェアについて、
簡単にご紹介いたします。
Nychair Xシリーズは、1970年にデザイナーの
新居 猛(にい たけし)さんによって生み出されました。
新居さんは、徳島県の剣道具製造販売業を営むお店の三代目として誕生され、50歳でNychairシリーズを発表
時代や環境に左右されないデザイン性、
身体にフィットするよう考え抜かれた快適な座り心地、
折り畳んで持ち運びが可能という利便性を兼ねた、
知る人ぞ知る、日本の名作チェアです。
ブランドとしては、今まで紆余曲折ありながら、
50年経った今でも、ほとんど仕様は変わらず、
世界中で愛されているアイテムです。
そこには、新居さんが目指されていた、
「多くの人から愛される
カレーライスのような椅子づくり」
という姿勢を、感じることができます。
シリーズとしては、ロッキングチェア以外にも、
いくつかラインナップがあり、
リセノでも複数のラインナップを揃えております。
最近では、周年での記念モデルリリースや、直近でも、
人気ブランド「mina perhonen」とのコラボも話題で、
ファッション通にも人気が広まっています。
「Nychair X ロッキングチェア」に買い替える前の悩みごと
さて、そんな日本の名作チェア「Nychair X」ですが、
冒頭でも触れたように、買い替える前には、
一人掛けのリラックスチェアを愛用していました。
「BUENO」は、現在お取り扱いがございません。
「BUENO」というチェアで、1人暮らしをしていた
当時、リセノで購入しました。
こちらは、特徴的なネイティブ柄をあしらった、
厚手で頑丈なコットンを使用した座面に、
折り畳みも可能な天然木を使ったフレームが特徴です。
私はアメカジテイストが好きなので、この柄も好みで、
友人が遊びに来る時などにも活躍し、
折り畳んで屋外に持っていくこともありました。
お値段も手が届きやすい価格で、1人暮らしの時には、
十分すぎる程、活躍してくれました。
しかし、ある程度使っていくと、
経年での変化もあるのですが、
「さらに快適に使いたい」という欲が出てきました。
また、使用していく上で少し気になってきたのは、
- 厚手がゆえに、座る度に「ミシミシ」と音がなるようになった。
- 「チマヨ」的なネイティブ柄に、少し飽きを感じてきた。
- 子どもができた事により、角々しいフレームが気になるように。
という部分です。
決して使いづらいという訳では無かったのですが、
環境や心境の変化が重なったタイミングだったのです。
そこで出会ったのが、今回の「Nychair X」。
店舗時代に、お店で何度も体感し、
ブランド背景も深く知っていくうちに、
その魅力にどんどん引き込まれていきました。
そして、最後の最後までラインナップの中での、
「ラウンジチェア」か「ロッキングチェア」
で悩みましたが、私はロッキングタイプを選びました。
選んだ理由は、後ほど触れさせていただきます。
また、余談程度ですが、70年に生まれたというのも
個人的には大きなポイントでした。
私は音楽も大好きで、集めているレコードたちも
70年代の物が多く、20代の頃に憧れの先輩から
「70年代は、なんでもヤバいからチェックしとけよ!」
※もちろん、良い意味でです。
と、言われた事が今の自分に大きく繋がっているので、
70年という事に、勝手に運命さえ感じています。笑
「Nychair X ロッキングチェア」に買い替えてからの、暮らしの変化
では、実際に「Nychair X ロッキングチェア」に
買い替えた事によって、どう暮らしに変化があったか、
リアルなレビューを3点、お伝えいたします。
座り心地が快適過ぎて、早く座りたくなる。
まず一番の変化は、座り心地がとても良く、
今までよりも「座りたく」なりました。
いくつかポイントがあるのですが、まずは、
この流れるような座面から背面のフォルムです。
頭まで支えてくれる、少し長めの背もたれ部分が、
身体をしっかりと支えてくれます。
頭部は全体重の10%を占めると言われており、
頭部の支えがある事で、とても楽になり、
リラックス度が向上しました。
以前のチェアは、そこまで背面が高くなく、
スッキリ度はありましたが、身をゆだねた際の
安らぎ度とは、大きく異なりました。
そして、続いては、天然のビーチ材を使用した
丸みを帯びたひじ掛け部分です。
グリップのように握りやすく、立ち上がる際にも
手にやさしく、支えとしても嬉しいポイントです。
そして、この座面シート部分は、一級帆布と
呼ばれる、岡山の倉敷帆布が使用されております。
帆布と聞くと、少し硬くゴワっとしたイメージも
ありますが、こちらは「しっとり」とした質感。
というのも、製造の中で意図的に表面をひっかき、
細かな毛羽立ちを起こす、起毛加工が施され、
肌触りがとても気持ちいいです。
画像では伝わりにくいですが、うっすらと起毛加工がされています。
前述の通り、以前使用していたチェアは、
厚手のコットン生地により、少し硬さがあり、着座の
際にロープを縛るようなミシミシ音がなっていました。
そういった音もせず、起毛加工も、製造工程の中では
少々時間のかかる面倒な部分とのことなのですが、
製品に対しての想いやプライドが感じられます。
周辺のコーディネートがしやすくなった。
続いては、視覚的なポイントです。
Nychair Xの座面は、柄なしの単色で、色味は
ラインナップ上から選ぶことができ、リセノでは、
比較的取り入れやすい色味を展開しています。
※別注モデルなどには、柄ありの物もございます。
私が選んだのは、少し深緑味もあるグレーカラーで、
ブラウンテイストなお部屋に相性バッチリです。
以前のチェアは総柄・多色と、見た目のインパクトも
ハッキリとしていました。
それが悪いというわけでは一切ないのですが、
やはり柄物などは、飽きが来やすいというのは、
みなさまもご存じかと思います。
また、年齢的にもおじさんになってきたのもあるのか、
インパクトのある総柄に少し億劫になり、
シンプルさを求めるようになってきました、、苦笑
総柄の場合、周辺のアイテムとして、
ラグマットやクッションなど、比較的買い替える
機会がある物も、柄を考慮して選ぶ必要があります。
柄 x 柄 多色 x 柄 は、
上手くコーディネートするにも少しテクニックを要し、
あまり買い換えないものは、
シンプルな柄 取り入れやすい色
の方が小回りも効き、周辺も合わせやすくなります。
今は、自室で薄手の少し柄入りのラグを使用中で、
その上に合わせても馴染み、今後ラグやクッションを
買い替える際にも、あまり悩まずに選べそうです。
Nychair を持っている・使っているという満足感
こちらは完全に自己満の部分(笑)ですが、
Nychairを使っているという満足感です。
冒頭でもご説明した通り、Nychairは知る人ぞ知る、
日本の名作チェアです。
使い心地などは言うまでもなく最高で、
友人が来た時などには、半ば強制的に座ってもらい、
良さを分かってほしく、普及活動を行っています。
ここは、実店舗にいた頃から変わらず、
その中で、今でも嬉しく覚えている事があります。
お客様より、お引越しを機にソファーが置けなくなり、
それでもリラックスできる場所がほしい!という
ご相談をお受けいたしました。
色々とお伺いしている中で、条件やご希望的に
Nychairが間違いなくハマると思い、ご提案し、
最初は、
「チェアか~、ソファー的なのがいいんだけどなぁ」
と、仰せでしたが、実際にご体感いただき、
メリット・デメリットをお伝えしていく中で、
一度はご検討になりました。
その数日後、「あのチェアにします!」と、
Nychairをお求めにお戻りくださりました。
そうして、ご満足いただけたかなぁと思っていると、
後日、商品レビューに嬉しいコメントを下さり、
「使い心地もよく、早く買っておけばよかった!」
と、暮らしの中で実際に良さをご体感してくださって
いるご様子で、私自身、とても嬉しくなりました。
少し話がそれましたが、自分が満足できるものを
所有・使用しているというのは、人に言いたくなり、
良さを共有し合いたくなるものです。
このお客様も、どなたかに「これ、座ってみて!」と、
どなたかにNychairの良さをお話されていると思います。
「Nychair X ロッキングチェア」を実際に使ってみて感じたこと
それでは、最後の項目として、
実際に使用している中での感じた、
メリット・デメリットをお伝えいたします。
メリット① ロッキングチェアだからこその座り心地
左:ロッキングチェア / 右:ラウンジチェア
冒頭で少し触れました通り、Nychairの中には、
ロッキングチェア と ラウンジチェア
があり、どちらかで悩んでいました。
※サイズのコンパクトなラウンジ80もございます。
比較した参考動画は、下記よりご覧くださいませ。
【動画】「NychairX」の座り心地をじっくりと解説。
ラウンジチェアとロッキングチェアを比較しました。
私自身、何度も座り比べ、私はロッキングチェアを
選んだのですが、決め手になったのは
ロッキングの方が立ち上がりやすかったから
と、ロッキングに憧れがあったからです。
ロッキングタイプは、その名の通り前後に揺れ、
立ち上がる際、その揺れの反動を利用し、
スッと立ち上がることができます。
そして、この快適な座り心地は、
このスチールフレームにポイントがあります。
X状のフレームの脚が、座った時に左右に広がり、
脚が広がることで座面シートがピンと張られ、
その張力がクッションのような役割を果たします。
それにより、硬すぎず柔らかすぎず適度に張りがある、
長時間掛けていても疲れにくい座り心地になるのです。
自室にいる際、ほとんどここに座っているのですが、
気分によって、レコードをじっくり聞きたいとき
趣味の野球観戦や映画を見る時には、あぐらをかいてダラダラと。
※サイドテーブル代わりにしているのは、小学生の時に作ったミニ脚立が適度な高さで使っています。
息子と一緒に遊ぶときには、ロッキングチェアを並べて
という具合に、PC作業をしたりするとき以外は、
基本的にNychairを使っていて、
リラックスタイムには本当に最適です。
上記のように、あぐらをかく事もできるぐらい、
座面幅のゆとりもありますので、
体勢をアレンジすることができるのもポイントです。
また、ロッキングチェアへの憧れという部分では、
4歳の息子もキッズロッキングチェアを使っていて、
親子で使いたかったのが大きいです。
下記にて、愛用品のキッズロッキングチェアと、
ルームツアーの動画もございますので、
お恥ずかしいですが、良ければご覧くださいませ。
【わたしの愛用品】
他にはなかなか無い、ぼくの初めてのキッズチェア
【動画】リセノルームツアー|コンパクトでも快適に。
家族3人暮らしの工夫と、趣味が詰まったこだわりルーム
メリット② 折りたためて、周辺の掃除がしやすい。
Nychairの特徴として、使わない時などは、
折り畳んで、どこかに収納することができます。
私自身、基本的にはそのまま置いていることが
多いのですが、ラグを掃除したりする時などには、
一時的に折り畳んでいます。
妻にもやってみてもらいましたが、
とても簡単にコンパクトにすることができます。
左:オープン状態 / 右:折り畳んだ状態
掃除をする時に、毎度家具を動かすのは大変ですし、
それが面倒で掃除が億劫にもなってしまうので、
簡単に移動できるというのも大きなメリットです。
デメリット① 使用場所によっては、快適さを損なわないような工夫が必要
最後は、デメリットではありませんが、
強いて言うとという部分をお伝えいたします。
大きなデメリットは本当にないのですが、
Nychairを使用する場所によっては、
快適さを損ねてしまう場合がございます。
簡単にではありますが、3つご紹介します。
フローリングの上で直接使う場合、傷防止対策を行う。
Nychairのフレームは、ステンレス製となり、
フローリングの上で直接使用する場合、滑りが良く、
擦れて床に傷が付いてしまう可能性があります。
一度敷いていない場所で使ってみた所、
簡単に「スルッと」動いてしまいました。
解決策としては、個人的にはラグを敷く事を
お勧めいたします。
相性のいいラグとしては、
ラグの中にウレタンなどが入っていないタイプ
を推奨します。
理由としては、チェアに座っているうちに、
ラグ内のウレタンが、線上にヘタってしまいますので、
ここは個人的に気になりますので、、
我が家では、薄手の起毛も少ない下記のラグを
使用しています。
ラグマット ORINT
また、ラグが敷けないという場合は、
脚の床接地面部分にフリーカットのフェルトなどを
張って傷防止を図ることはできます。
※フェルトの場合、動きますが、傷対策にはなります。
傷がご心配な方は、こちらで対策を行いましょう。
冬場は少し冷えるので、ブランケットなどを用意しよう。
生地もサラッとしており、フレームもステンレス
という事で、冬場、お部屋が暖かくない環境だと、
少し冷えを感じる可能性があります。
ですので、冬場などは、ブランケットなどを
一緒に合わせてご使用されることをお勧めします。
クシャッとNychairに置いておくか、
かけておくだけでも、さまになりますので、
「見せる」という点も含め、お試しくださいませ。
勢いよく揺らすと、転倒する恐れがあるので注意が必要。
最後は、ロッキング特有の前後の動きですが、
勢いよく揺らすと、当たり前ですがひっくり返って
しまう恐れがありますので、注意しましょう。
大人の方では、あまり心配ないのですが、
我が家のように、お子さまがいらっしゃるご家庭では、
少し目を光らせておく必要があります。
実際、我が家でも、子どものテンションが
ピークに達したときに、何度かひっくり返りそうに
なったことがあります。。
重要なので、再度お伝えしますが、
お子さまがいらっしゃるご家庭の方は、
目の届く範囲で見ておいてあげましょう。
「くつろぎの、その先へ」
暮らしに欠かせない、自慢のチェアー
わたしの愛用品、今回はNychairのリアルな
レビューをお伝えさせていただきました。
最後に少しまとめておきます。
「Nychair X ロッキングチェア」に買い替えてからの、暮らしの変化
- 座り心地が快適過ぎて、早く座りたくなる。
- 周辺のコーディネートがしやすくなった。
- Nychair を持っている・使っているという満足感
「Nychair X ロッキングチェア」を実際に使ってみて感じたこと
- メリット① ロッキングチェアだからこその座り心地
- メリット② 折りたためて、周辺の掃除がしやすい。
- デメリット① 使用場所によっては、快適さを損なわないような工夫が必要
快適さの工夫では、
- フローリングの上で直接使う場合、傷防止対策を行う。
- 冬場は少し冷えるので、ブランケットなどを用意しよう。
- 勢いよく揺らすと、転倒する恐れがあるので注意しよう。
です。
ぜひ、私のお勧め、日本の名作 Nychairを、
一度ご体感いただければ、その良さを分かって
いただけると思います。
展示しているリアルショップもございますので、
ご体感ご希望の方は、最寄りのショップまで
お問い合わせくださいませ。
また、私以外のスタッフの愛用品紹介も
ございますので、そちらもご参考下さい。
【動画】NychairX(ニーチェア)が
読書椅子におすすめな3つの理由
最後までお読みいただき、ありがとうございました。