センス不要で、インテリアスタイリングを美しく仕上げる「配色」のセオリー前編をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2024-10-11.php【わたしの愛用品】6畳リビングのフローリング床を
グレーの「全面カーペット」にしてみました。
こんにちは。編集部の江上です。
わたしの自宅は2LDKで、リビングの広さは約6畳ほど。
(ダイニングと合わせると12畳)
床は、ナチュラルな色味のフローリングです。
before/お引っ越ししたての頃
この床を、グレーの全面カーペットに変えてみました。
今回の記事では、床のイメージチェンジをしようと思っ
た経緯と、実際にやってみてどうだったのか?レビュー
をお届けします。
「床」は、どのくらいインテリアに影響する?
まず、インテリアを構成する上で「配色」は、お部屋の
印象を大きく左右する重要な部分です。
そして一般的な住宅の内装は、お部屋の95%ほどが「無
彩色」と「アースカラー」によって構成されています。
- 無彩色とは? 白・グレー・黒のこと。「鮮やかさ」を持たない
- アースカラーとは? 木や土・植物など、自然に存在する色のこと
この2つのうち、どちらの色をベースに多く取り入れる
か?で、お部屋の印象は、グッと大きく変わります。
- 無彩色:ほっこり感がなく、上質でクールな印象
- アースカラー:温かみのあるほっこりとした印象
ちなみに、よくあるのは、壁や天井=白(無彩色)、
床=木目調(アースカラー)というパターンです。
このうち床は、家具を置く土台の部分になりますので、
お部屋全体の印象を大きく左右するとても重要なポジシ
ョン。
持っている家具が同じであっても、土台である床の色が
異なるだけで、印象が大きく変わるのです。
配色のルールについて詳しく知りたい...!という方は、
以下のマガジンをご覧ください。
わが家のお悩みと、解決案
わが家は、アースカラーに該当するナチュラルカラーの
フローリング床。
個人的に甘すぎない空間が好みなのですが、自宅の床は
ほっこり感が強く、もう少しクールさがあったらいいな
という悩みがありました。
ただ、床全面を変える...というのは、手間もコストも大
きくかかるのでは?という印象が強く、なかなか一歩を
踏み出せない日々。
そんな中、「自分でカットして使える」「ただ敷くだけ」
のカーペットが、リセノで発売されることに。
思い切って、クールな印象をもつグレーのカーペットを
取り入れてみることにしました。(我が家では6畳用を
セレクトしました。)
ウールカーペット「OPERA」を選んだ理由
選んだのは、お部屋のサイズにあわせて自分でカットが
できる「ウールカーペット OPERA」。
たくさんあるカーペットの中でOPERAがいいな...!と
思った理由は、大きく以下の3つでした。
- 見た目:小さなブロックマットと比べて、境界線が生まれないため美しい
- 素材:ウールのため、冬は暖かく夏は涼しい
- 合わせやすさ:ベージュ味も感じるライトなグレーなので、家具の色を選ばず馴染みやすい
リビングのbefore/after
床色・素材を模様替えしたことによる変化について、同
じ家具を同じ配置にして、比較してみました。
ナチュラルカラーのフローリング
ナチュラルの木目調フローリング
全体的にアースカラーの割合が多いため、柔らかく、
ほっこりとして温かみを感じやすい空間です。
リビングのメインであるソファーは、素材や色味が床と
異なるため、大きく見えます。
グレーカラーのカーペット
膨張色である白に近い明るいグレーのため、お部屋が広
く感じられるようになりました。
また、ファブリック(布)面積が広く大きいサイズ感の
AGRAソファーも、床の色・素材とうまく同化し、重た
さが軽減しています。
個人的に一番うれしかった変化は、床の素材が変わった
ことで、木製家具ひとつひとつの存在感が増したこと。
お気に入りの家具がより引き立つようになり、物量がす
くないお部屋でも、メリハリが生まれました。
まとめ & 次回予告
(余談)季節の移ろいで、植物の葉が落ちてしまい、あれやこれやと復活方法を試し中...
今回は、床を変えてみた効果検証をお届けしました。
それでは最後にまとめです。
- 床(ベース)は、お部屋の印象の7割を決定する
- 膨張色の白に近い無彩色を選ぶと、お部屋が広く見える
- ソファーと同系色のカーペットにすると、ソファーの圧迫感も軽減できる
- ライトグレーの床=木製家具の存在感が増し、空間にメリハリが生まれる
うれしい変化は、見た目の印象が変わっただけではあり
ません。ウール素材のカーペットに変えたことで、足元
が柔らかくなり、心理的な安心感が増しました。
また、底冷えする冬も、フローリングに触れてヒヤっと
することがなくなるのが、とてもうれしいです。
6畳のダイニングにも同じくグレーのカーペットを敷い
てみたので、次回ご紹介できたらと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回お会いしましょう^^
広く敷き詰められ、簡単に模様替えが出来るウールのカーペット。賃貸でも、床の色や印象を思い通りに変えられます。
https://www.receno.com/rag/opera-rug.php