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センスのいらないインテリア|「ディスプレイ」の基本を知る。(後編)

ポイントスタイリングのセオリー(第5回/全7回)

pointstylingimage.jpg

  1. 空間の配置バランスを「上・中・下」に分けて整える。
  2. インテリア選びは「レピテーション」を意識する
  3. 「アクセントカラー」の取り入れ方
  4. 「アクセントアイテム」で趣きをプラスする
  5. 「ディスプレイ」の基本を知る(前・後編)(現在のページ)
  6. インテリアを趣味にして、楽しむためのヒント
  7. 「ミックスインテリア」で上級者スタイリングにチャレンジ

「ポイントスタイリングのセオリー」は、全7回の連載
シリーズです。

どこからお読みいただいてもOKですが「ポイントスタ
イリング」という考え方自体をご理解いただくために
はじめに以下をお読みいただくことをおすすめします。

----------

さて「ディスプレイの基本を知る。(後編)」として
実践的なテクニックをご紹介していきます。

こちらの記事は、<前編>よりの続きの内容となります
ので、未読の方はそちらを先にお読みください。

それでは、はじめましょう。

ディスプレイの基本「三角構図」を理解すれば、
誰でもディスプレイ上手に。

補正後‗三角構図(引き)_セオリーマガジン(ディスプレイ後編).jpg

<前編>では、ディスプレイをするのに最適な場所と
おすすめのアイテムについて、ご紹介しました。

<後編>では、いよいよディスプレイの実践的なテク
ニックについて、詳しく解説していきます。

修正★7-3_7-1の別アングル_Holey-ホーリー.jpg

ディスプレイのもっとも基礎的なテクニックでありなが
ら、同時に最大の効果を生み出すテクニックでもあるの
が「三角構図」です。

インテリアスタイリングのプロでも、この「三角構図」
を使用して、ディスプレイをしています。

つまりは、この「三角構図」だけ抑えておけば、誰でも
美しいディスプレイをすることができるのです。

三角構図とは?

display7.jpg

三角構図とは、わかりやすく言うと「大・中・小」の
3つの高さの異なるアイテムを使って、三角形をつくる
ディスプレイ手法のことです。

高さの違うアイテムで、三角形を作ることで、3つの
アイテムの関係性の中にリズムが生まれ、見た目が美
しく感じる「1つのかたまり」が出来上がります。

tiga-oj-blog11.jpg

この画像を見てもらえれば、高さの異なるアイテムを
三角形に配置していることで、美しいディスプレイが
出来ていることがお分かりいただけるでしょう。

構成はとてもシンプル。
難しくありません。

tiga-oj-blog4.jpg 三角構図を繰り返して、複雑なディスプレイに。

プロのスタイリストが作り出すような、一見真似のしよ
うがない様な美しいディスプレイも、実は「三角構図」
をベースとして、複数の三角を組み合わせて作られてい
ます。

三角構図の基本をマスターしておくことで、それを基礎
として、応用的に複雑に入り組んだようなディスプレイ
も、センスではなく、論理的に作れるようになるのです。

まずは、この「三角構図」がディスプレイの基本である
ということを覚えておきましょう。

三角形を構成する「大・中・小」

補正後‗三角構図(寄り)_セオリーマガジン(ディスプレイ後編).jpg

さて「三角構図」が、ディスプレイの基本であるという
事をご紹介しました。

この三角構図をつくるための基本が「大・中・小」の
3つの高さの異なるアイテムを揃えることです。

  • 大(垂直)
  • 中(立体)
  • 小(平面)

3つのアイテムについて、役割とともに解説していきます。

大(垂直)

補正後‗三角構図(寄り)_セオリーマガジン(ディスプレイ後編)‗大.jpg

「大」は、三角形の頂点を担います。

もっとも大きなサイズとなるので、代表的なアイテムは

  • アート
  • ミラー
  • 大きめの花瓶
  • 大きめのオブジェ

などがこの「大」にあたります。

「垂直」という表現は、壁に留めたり、立て掛けたり
するアートなど、平たいアイテムを意味します。

サイドボードの上などは、白くて無機質な壁が大きく
空きがちなので、アートを掛けることがよくあります。

その際には、そのアートを三角形の「大」として捉える
こともできるというわけです。

「大(垂直)」のアイテム例

参考画像

★2-1_ディスプレイの全体像_Holey-ホーリー_2024_07_19_1127.jpg
棚の上には、大きなアートポスター

★1-3_トールキャビの中(A5、BR)_MOEBEアートフレーム_2024_02_05_9999_5.jpg
棚の中には、小さなポストカード

三角構図‗大‗ウォールシェルフ.jpg
ウォールシェルフ

20230622133157.jpg
楕円形のミラー

20240715164004.jpg
花瓶にドライフラワーを挿して

中(立体)

補正後‗三角構図(寄り)_セオリーマガジン(ディスプレイ後編)‗中.jpg

「中」は、三角形のちょうど中間くらいの高さのアイテムです。

「大」が垂直的に高さのあるアイテムなのに対して、
「中」は、立体的な奥行きのあるアイテムを選ぶと
バランスが良くなります。

たとえば

  • 中サイズの花瓶
  • 中サイズのオブジェ
  • オーディオ機器

など、奥行きがありながら、大と比べてすこし小さい
サイズのアイテムを選びましょう。

1つだけでは物足りない場合には、上の画像の様に、い
くつかのアイテムを組み合わせて三角形を作ることで、
より奥行き感のあるディスプレイにすることもできます。

「中(立体)」のアイテム例

参考画像

4-b (1).jpg
花瓶

20230510174445-thumb-800xauto-107326.jpeg
動物のオブジェ(リサラーソン)

tiga-oj-blog11.jpg
抽象的なオブジェ

フラワーポット‗中原さん邸.jpg
ポータブルライト(フラワーポット)

tiga-oj-blog15.jpg
チボリのオーディオ

小(平面)

補正後‗三角構図(寄り)_セオリーマガジン(ディスプレイ後編)‗小.jpg

最後は「小」サイズです。

小サイズには、大・中と比べて小さめのアイテムを
配置します。

高さのリズムを出すためには、平面的なトレイや、本な
どのアイテムを下に敷き、そこに小物をまとめて置くの
も良いアイデアです。

トレイにまとめるのは「グルーピング」というテクニックです。

小(平面)の例

参考画像

3-b (2).jpg
真鍮のプレート

平面‗岩部さん邸.jpg
磁器のお皿

平面‗大場さん邸.jpg
ファブリックやガラスのプレート

Skype_Picture_2024_09_04T13_02_30_808Z.jpeg
木製のケーキスタンド

平面‗フルーツボウル.jpg
木製のフルーツボウル

さて、三角形を構成する「大・中・小」について
見てきました。

事例を見ていただいて分かる通り、大きさを変えながら
3つのアイテム群をひとつのかたまりとして配置するの
がポイントです。

「大=垂直/中=立体/小=平面」という基本ルール
を踏襲すると作る際の指針となりますが、それほど神
経質に考えすぎる必要はありません。

ある程度、目安として捉えながら、あれこれアイテムを
変えながら、大・中・小を意識しながら、三角形を作っ
てみると良いでしょう。

「2点セット+1」で選ぶ

★2-4(追加撮影)_イケてるディスプレイ_フラワーベース-Linea(リネア)1U7A5091.jpg

三角形の「大・中・小」を選ぶ際に

「三角形にするのがディスプレイの基本ということは
 分かったけれど、3つのアイテムを選ぶのが難しい。」

というお声は多くいただきます。

そんな方のために、ディスプレイの「大・中・小」を
選ぶ際のコツをお教えしましょう。

それは

大・中・小のうち、2つに共通点を持たせる。

という選び方です。

★3-1_全体像_オブジェEthnica_247A4235.jpg
共通デザインのオブジェを「大・中」に、真鍮の「小」を加えて。

「大と中」、「中と小」、「大と小」 どの組み合わせ
でも構いません。

三角形の3つのアイテムのうち、2つを同じ素材やデザイ
ンのもので揃えるようにして、1つを異なる素材にします。

そうすることで、統一感を演出しながらも、簡単に
良い雰囲気の三角形を作ることができます。

ethnica-oj-blog18.jpg

3つともに近しい素材を選んでしまったり、3つともに
異なる素材を選んでしまうと、まとまりすぎて面白み
がなかったり、バラバラと見えてしまう原因となります。

ポイントは「大・中・小のうち、2つに共通点を持たせる」ことです。

これは「レピテーション」というテクニックを応用した
もので、統一感を与えるための基本となります。

2点セット+1の例

参考画像

★3-1_全体像アップ、トールキャビの中_Holey-ホーリー_2024_07_19_1154.jpg
同じシリーズのオブジェをサイズ違いに

20240814103926.jpg
アートポスターをサイズ違いに

20240821124032.jpg
同じシリーズのオブジェをサイズ違いに

木製くまオブジェ‗大場さん邸.jpg
木製のオブジェ

★4-2_使い方_本棚_オブジェEthnica_247A4507.jpg
オブジェ、キャンドルなど複数を組み合わせる

「趣き」のあるアイテムを加える

趣‗大場さん邸①.jpg

ディスプレイの美しさをさらに引き出すポイントとして
「趣きのあるもの」を取り入れることも良いアイデアです。

例えば、

  • ヴィンテージのオブジェ
  • ドライフラワー
  • 木製やラタン、レザーなどの自然素材

アイテムとして時代を経た経年変化、スレ、かすれなど
「深み」や「歴史」を感じさせるものがディスプレイに
加わることで、アイテム自体の美しさがディスプレイの
完成度を引き上げてくれます。

趣.jpeg

また、時代を経たものではなくても、ドライフラワーや
自然素材、手仕事のアイテムなど、量産品では感じとれ
ないような1点1点の趣きを感じられアイテムなども、デ
ィスプレイを美しく見せる手助けをしてくれます。

ウォールシェルフ装飾‗江上邸.jpg

大・中・小の3つのリズムによって美しさを引き出す
のがディスプレイの基本ですが、それぞれのアイテム
自体のパワーがあれば、なお一層美しく、深みのある
ディスプレイにすることができるということです。

「アクセントアイテム」と名付けているインテリア
アイテムを探してきて、ディスプレイに加えると良い
でしょう。

趣きのあるアイテムの例

参考画像

三角構図_大場邸.jpg
ヴィンテージのオブジェ、アイスボウル、花瓶

T19_真鍮_4P6A6302 のコピー.jpg
真鍮素材の動物のオブジェ

Skype_Picture_2023_12_26T06_04_25_512Z-thumb-800xauto-122422.jpeg
ラタン素材のオブジェ

20230501164901.jpg
ヴィンテージのキャンドルホルダー、花瓶

Skype_Picture_2024_09_04T14_09_56_405Z のコピー.jpg
ヴィンテージフラワー、石

「レイヤード」を意識する

補正後‗レイヤードしている三角構図_セオリーマガジン(ディスプレイ後編).jpg

三角形を作るときのコツを、もうひとつ。

それは「大・中・小」のアイテムを、前から見たときに
お互いに重なり合うように置く(レイヤードする)こと
です。

display14.jpg

「大・中・小」のアイテムがそれぞれに重なり合わず
に置かれていると、ばらばらとした印象を与えがちです。

アイテム同士を重なり合うように置くことで、立体的な
印象を与えることができ、ディスプレイが美しく見えや
すくなるのです。

レイヤード‗ビフォーアフター‗シャープ追加.jpg

ちなみに、三角構図の作り方については、動画でも解説
していますので、そちらも合わせてご覧ください。

レイヤードの例

参考画像

20240823193400.jpeg
フラワーベース同士を重ねる

レイヤード‗岩部さん邸.jpg
アートにお花をレイヤードさせると動きがでる

★6-2_引き締め効果のあるBK_Holey-ホーリー_2024_07_19_1163.jpg
オープンシェルフでは、各棚ごとにアイテム同士を重ねる

1(1).jpg
省スペースのTVボード横でも重ね技が活躍

20240814135948.jpg
フラワーベースとフレグランスを重ねる

「複雑なディスプレイ」を成功に導く
基本テクニック

補正後‗スタジオイケ画像_セオリーマガジン(ディスプレイ前編).jpg

さて、ディスプレイの基本である「三角構図」について
ご説明してきました。

初めてディスプレイをするという方は、3つのアイテム
を組み合わせて、ごくシンプルな三角を作ることから
はじめましょう。

アイテム選びを基本通りに行えば、シンプルな三角形
でも、十分に美しく見えます。

★2-2_夜の雰囲気(BとC)_キャンドルホルダー247A3652.jpg

一方、ディスプレイの経験を積む中で、自信がついてき
て、より複雑なプロのようなディスプレイにチャレンジ
したいという気持ちが芽生えることもあるでしょう。

そのような方のために、この章では、プロのような複雑
なディスプレイを成功に導くコツを解説します。

「複数」の三角形を重ねる

holey-oj-blog4.jpg

プロが作るディスプレイは、複雑で、奥行きのある
ディスプレイで、シンプルな三角形ではありません。

ただ、これらの複雑なディスプレイは「三角構図」とは
異なるテクニックを使っているかというと、実はまった
くそうではありません。

「複数の三角形を、重ね合わせる」というテクニック
をプロは使っているのです。

display6.jpg

三角構図で作ったディスプレイ同士を重ね合わせて、

  • 大きな三角形
  • 中くらいの三角形
  • 小さな三角形

と、三角形を使って、さらに大きな三角形を構成する
のです。

上の画像の要素をさらにわかりやすく分解すると、

ひとつめの三角形.jpg
1つめの三角形

ふたつめの三角形.jpg
2つめの三角形

みっつめの三角形.jpg
3つめの三角形

と、それぞれの三角形があり、それらが合わさって、
大きな三角形を構成しているのが分かりますね。

このように、三角形をいくつか重ね合わせていくことで
複雑性があり、奥行きを感じるプロのようなディスプレ
イを作ることができるのです。

レピテーション

display16.jpg

さて、プロのディスプレイは、三角形を複雑に組み合
わせているということが分かりましたね。

複雑に組み合わせる時に注意したいのは、組み合わせ
るアイテムのパターンが増えることで、全体的に統一
感を損ないやすいという点です。

この統一感を保持するためのテクニックが
「レピテーション」です。

上の画像では

  • 緑色の◯ = 共通した「ウッド素材のブラウンカラー」
  • 桃色の◯ = 2つセットにした「共通形状と、ホワイトカラー」

という風に、共通点のあるアイテムを繰り返し使うこと
で、ディスプレイ全体としてのまとまりを作っています。

ブラウン‗4分割.jpg ウッド素材のブラウンカラー

ふたつめの三角形.jpg 共通形状と、ホワイトカラー

この「レピテーション」を意識してアイテムを選ぶこと
で、複雑なディスプレイであっても、全体の統一感を
ハンドリングしていくのです。

三角構図の説明で「2点セット+1で選ぶ」という基本
が出てきましたが、複雑な三角形を重ねていく際には
アイテム同士に共通点をもたせるというのは、さらに
重要度を増します。

ステージグルーピング

display15.jpg

ステージグルーピングとは、上の画像でのトレイやオー
ディオなど「ステージ(舞台)」となるアイテムを下に
敷いて、小物たちをまとめるテクニックのことです。

小さなアイテムたちは、そのまま置いてしまうと、ばら
ばらとした印象を与えがち。

下にステージとなるアイテムを敷いてあげることで
「ゾーニング」の効果が生まれて、こまごまと置かれ
た小物たちであっても、まとまった印象を与えること
ができます。


ブラウン‗4分割 (1).jpg

これを「ステージグルーピング」と言います。

tiga-oj-blog2.jpg

ステージとなるのは、トレイなどの専用のものでなく
ても構いません。

例えば、本を敷いて、その上にオブジェを置くことで
印象的なステージにすることもできます。

ステージグルーピングについては、動画もありますの
で、合わせてご覧ください。

ステージング 例

参考画像

240516_hokos_egami_3.jpg
玄関では、カギや印鑑・フレグランスを真鍮プレートにステージング

Skype_Picture_2024_08_21T07_59_46_484Z のコピー.jpg
ドレッサーでは、香水やアクセサリーをお皿にステージング

T22_陶器_4P6A6350 のコピー.jpg
複数の素材のプレートを重ね合わせて、複雑性を高める

T8_寝室・ベッド横の照明フォーカス_4P6A6412 のコピー.jpg
ファブリックでゾーニングし、さらにプレートでステージング

20240827173035.jpg
ステージングは、テーブルの保護効果も◎

均等配置

均等配置_セオリーマガジン(ディスプレイ後編).jpg

均等配置とは、同じ形状や、近しいサイズのアイテム
を等間隔で並べるテクニックのことです。

三角構図‗均等配置ver②.jpg

三角構図の中に、均等配置を入れ込むことで、整然と
した印象をプラスすることができます。

均等配置 例

参考画像

三角構図‗均等配置_えのくんver.jpg
木製のオブジェを棚上で均等配置

均等配置_セオリーマガジン(ディスプレイ後編)_つーじーさん邸.jpg
物量が多い場合は、とくに均等配置が有効的

20221110115606.jpg
ガラス瓶は、手に入りやすいアイテム

三角構図‗均等配置_かごver.jpg
機能的なカゴも、均等配置が実現しやすい

T25_同じ素材感で均等配置_4P6A6359 のコピー.jpg
異なる動物のオブジェでも、「素材」と「色」を揃えることでまとまる

ジグザグ配置

ジグザグ配置‗江上邸.jpg

本棚の中や、飾り棚の中など、ディスプレイする場所が
1つではなく、2段、3段と複数にまたがる場合があります。

その時には、それぞれ単体のディスプレイのリズムだけ
ではなく「1段目×2段目×3段目」という風にそれぞれ
のディスプレイを全体感として捉える必要があります。

そんな時に、プロが意識しているのが「ジグザグ配置」です。

補正後‗ジグザグ配置‗丸いもの.jpg

複数のディスプレイが互いに影響を与え合うときには、
画像のように、ジグザグにディスプレイが存在する様
に、左右に場所を変えながらディスプレイを行います。

そうすることで、全体的にリズムが生まれるのです。

補正後‗ジグザグ配置‗三角構図.jpg

これは、実は三角構図の応用編で、段ごとに左右に
ディスプレイを振り分けることで、大きな三角形を
作っているのです。

HAシェルフ_23_1.jpg

飾り棚での多段ディスプレイでも、例を見てみましょう。

このディスプレイは、動物モチーフを各段に用いた
かわいらしい印象のディスプレイです。

display20.jpg △ 一直線に並べると、リズムに乏しい

このような場合に、悪い例としては、動物モチーフを
縦一直線に並べてしまうと、リズムに乏しく、美しく
ありません。

display19.jpg ◎ ジグザグに配置すると、美しく見える

ですから、良い例としては、動物モチーフを意識して
「ジグザグ」に配置して、全体的にリズムを生み出す
ことによって、モチーフに動きが出て、きれいなディ
スプレイに仕上がります。

複数の棚をディスプレイするような時は、このセオリー
を理解しておくことで、プロのようにきれいなディス
プレイをすることができるのです。

セオリーのまとめ

補正後_ディスプレイのエモカット_セオリーマガジン(ディスプレイ後編).jpg

さて「ディスプレイの基本を知る。」のセオリーの
前・後編はいかがでしたでしょうか。

ディスプレイというと、ついつい「センス」という言葉
と結びつけて敬遠してしまいがちです。

ですが、実はプロも基本ルールに則って、三角構図を
組み合わせることで、複雑で奥深いディスプレイを作
り上げています。

つまりは「三角構図」の基本さえ抑えておけば、誰でも
美しいディスプレイを作ることができるのです。

★8-1_三角構図_フラワーベースRaffy_2024_07_16_1080.jpg

あらためてまとめますと、

スタイリングの課題

  • お部屋を飾りたいけど、やり方がわからない
  • ディスプレイが苦手

解決のためのセオリー

  • ディスプレイに最適な場所を知る
  • ディスプレイに最適なアイテムを知る
  • 三角構図を理解する

スタイリングセオリーの効果

  • センス不要で、ディスプレイができる
  • 飾るのが楽しくなる

です。

★2-3_中空に明かりでバランス良し_キャンドルホルダー247A3667.jpg

ディスプレイと聞くと、初心者の方は「何を」「どう」
飾っていいのか分からず、ためらってしまいがちです。

でも、上記で紹介したような「セオリー」を頭に入れて
飾るモノを選んだり、飾り方を工夫するだけで、誰でも
ディスプレイは簡単に成功させることができます。

部屋中を飾る必要はありません。

フォーカルポイントとなる場所だけで良いので、三角
構図のセオリーを参考に、ディスプレイにチャレンジ
してみてください。

次のセオリーはこちら

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らないインテリア」のセオリーについて研修を受け、
社内試験に合格したスタッフが在籍しています。

記事だけでは分かりづらいところや、具体的なセオリ
ーの使用方法などについては、ぜひ店舗にてスタッフ
にご質問いただければと思います。

※おかげさまで土日祝についてはたくさんのご来店を
いただく関係上、ゆっくりとご案内が難しい場合が
ございます。

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