読書におすすめなチェアとソファー3選。
カメラマンが実際の使用感をレビューします。
こんにちは。
カメラマンの辻口です。
みなさまは、読書に最適なチェアや
ソファーをお持ちでしょうか?
僕は読書が好きで、面白い本を見つけると
寝食を忘れて読みふけってしまうタイプなのですが、
読書後の「体の疲れ」にいつも悩まされてきました。
いつからか「楽に読書ができるチェアやソファーは
無いものか」と意識するようになりましたが、
幸運にも「インテリアカメラマン」となった僕は、
毎日色んな家具に見て触れられるようになりました。
今回は、たくさん体感してきたインテリアの中で
「このチェア(ソファー)で本を読みたい!」と
思った名作椅子や、おすすめのソファーを
ご紹介したいと思います。
読書に向いてるチェアや
ソファーって、どんなもの?
快適に読書ができる椅子やソファーには、
- 腕を支える「肘掛け」があるもの
- 頭まで支えてくれる「ハイバック」のもの
- 座面が柔らかすぎず「適度に固い」もの
といったポイントがあります。
今回はそんな「読書向き」な特徴をおさえた
①ダイニングチェア「PP68」
②ラウンジチェア「Nychair X(ニーチェア)」
③カウチソファー「culum unit sofa」
の3種類の家具について、実際の使用感とともに
レビューしていきたいと思います。
「ハーフアーム」が読書に嬉しい。
ダイニングチェア PP68
1つ目は、ダイニングチェアである「PP68」です。
北欧家具の巨匠と呼ばれる「ハンス・J・ウェグナー」
と、優れた木工技術を持つ工房「PP Mobler」の
出会いによって生み出されたPP68は、
知る人ぞ知る、文句なしの名作チェア。
もともとは「フェリーの客室」で使うことを
想定してデザインされたチェアなので、
長時間座っていても大丈夫な「快適性」と
「耐久性」を兼ね備えています。
カフェで読書をする感覚で、おうちのダイニングで
コーヒーを飲みながら読書する、という方も
多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、この「一生もの」
のチェアであるPP68なんです。
「ハーフアーム」が快適な読書をサポート
なめらかに削り出された、あたりの優しい肘掛け。
一番の特徴は、背もたれから
伸びているハーフアームです。
読書姿勢で気をつけることの一つは「首を前に
倒さない」ことですが、本に夢中になっていると
ついつい視線が下がってしまうんですよね。
対策の一つは、本の位置を上げること。
このハーフアームが、肘置きとして高く
腕を支えてくれるので、読みやすい良い位置を
キープできるんです。
他にも、ちょっと姿勢を崩して
座りたい時には「横に長い背もたれ」としても
活躍してくれるので、重宝します。
体にフィットするペーパーコード
読書椅子で特に気になるのは「座り心地」
ですが、PP68の座面は「ペーパーコード」という
素材で編まれています。
最初は張りのある感触なのですが、だんだんと
体の形にフィットし、柔らかな座り心地へと
変化していくのが特徴です。
お尻の形にフィットしてくれます。
ペーパーコードは10〜15年くらい緩んでくると
言われていますが、張り替えることが
できるので、PP68の耐久性も相まって、
とても長く愛用できるチェアなんです。
個人的には、ペーパーコードの座り心地だけでなく、
天然素材の味わいある佇まいが、いかにも
「名作椅子」という感じがして、魅力的に思います。
PP68はこんな方におすすめです。
さて、そんな特徴を踏まえて
PP68をおすすめしたいのは、
- カフェで読書をする習慣がある方。
- インテリアに強いこだわりがある方。
- 長く使える一生もののチェアを探している方。
です。
PP68は、Instagramや雑誌の中で置いてあるのを
見かけると、思わず「おっ!」と反応してしまう、
憧れのチェア。
いつかは自宅に迎えてみたい椅子の一つです。
これぞ、読書椅子。
ラウンジチェア Nychair X(ニーチェア エックス)
2つ目は、ラウンジチェアである「Nychair X」です。
ニューヨーク近代美術館に永久保存され、開発から
50年以上たった今でも世界中で愛されている
名作椅子で、見たことがある方も多いかもしれません。
いかにも「読書がしたくなる形」のチェアで、
思わず撮影用のものを自宅に借りて帰ったほど。
実際に使ってみて感じたことは、
「Nychair Xは、やはり読書をするための椅子である」
ということでした。
読書に最適な座り心地
Nychair Xは、アルミのフレームと
帆布で作られています。
この帆布の座り心地が独特で、腰を下ろすと
体が包み込まれるようにフィットするのですが、
柔らかすぎず、しっかりと体を支えてくれます。
沈み込みすぎる座面のものは体が疲れてしまうので、
この程よい「張り感」が、読書をするうえで
ちょうど良いんですよね。
そして、座面から背もたれまで一体になった
「ハイバック」のシートが、頭をしっかりと
支えてくれます。
僕は長時間読書をしていると「首」や「肩」が
辛くなってくるタイプなので、頭を支えてくれるのが
すごく嬉しいんですよね。
その上に、腕を支える肘置きもしっかり完備。勝手に
「Nychair Xは読書椅子」と認定してしまう理由も、
おわかりいただけたかと思います。
「たたみ一畳分のくつろぎ」のコンパクトさ
もう一つ、Nychair Xで読書がしたくなる理由は、
どこにでも運べて置きやすいコンパクトさです。
よく「たたみ一畳分のくつろぎ」と表現される
ニーチェアは、ソファーと比べても場所を取らず、
狭い場所でも折り畳んで気軽に運べます。
ハイバックのラウンジチェアで、ここまで
取り回しの良いものはあまり見かけません。
その日の気分や読んでいる本に合わせて、
好きな場所で本が読めるのがとても贅沢で、
個人的におすすめしたいポイントです。
Nychair Xはこんな人におすすめです。
さて、そんな特徴を踏まえて
Nychair Xをおすすめしたいのは、
- 「読書専用の椅子」を探している方。
- お部屋のスペースが限られている方。
- 自宅の好きな場所で読書に没頭したい方。
です。
読書に最適なチェアを探し始めてから、一つの
答えにたどり着いたな、と思えたNychair X。
今はどのカラーを自宅に迎えようか、
悩んでいる最中です。
Nychair Xについては動画でもレビューしていますので、
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
「硬い座り心地」が特徴の
カウチソファー culum unit sofa
最後にお送りするのは、Re:CENO productの
「culum unit sofa」です。
ゆっくりくつろぐ際には嬉しい「ソファー」ですが、
長時間の読書となると体が痛くなりがちで、
個人的にはソファーでの読書は敬遠してきました。
しかし、culumに初めて座ったときに「これなら
快適に読書ができそう!」とすぐに感じたんです。
その大きな秘密は、一般的なソファーよりも
「硬く」作られた座面にあるのでした。
「畳のような過ごし心地」のソファー
culumには「モールドウレタン」という
特殊な中材が使われていて、コシのある畳のような
座り心地が特徴的です。
ソファーで体が痛くなる原因は、体の沈み込み。
バフっと柔らかいソファーでリラックスするのは
至福ですが、長時間の読書はちょっと危険です。
culumは体をしっかり受け止めてくれる
「程よい硬さ」があって、読書に集中していても
体が疲れにくいんです。
専門機関「BOKEN」での耐久試験
ちなみに、モールドウレタンは耐久性にも優れていて、
専門機関の検証の結果、なんと7年使っても座面が
ほとんどヘタらないほど、丈夫なことが分かりました。
果てのない読書の時間をともにする相棒として、
頼もしい頑丈さです。
色んな姿勢で読書を楽しめる懐の広さ
culumで特におすすめしたいのが、
肘掛けがあって縦に長い「カウチタイプ」です。
本を読むときの体勢は人それぞれですが、
カウチソファーにはいろんな姿勢で読書を
楽しむことができる懐の広さがあります。
「骨盤を立てて膝を90度に曲げて...」と
正しい読書姿勢については理解しているのですが、
僕なんかは、ついコロコロと姿勢を変えたくなります。
カウチは縦に長いので、脚を伸ばせるのが
嬉しいところです。
座るのに飽きたら、ついつい寝転びたくなります。
座面が硬いCulumだからこそ、
安心してできる読書姿勢です。
付属のクッションはボリュームたっぷりなので、
腰に挟めば「チェア」のような
読書姿勢を作ることもできます。
ソファーが壁付けの配置なら、頭の後ろにおいて
ハイバックのように座ってみるのも良い感じです。
そして、カウチタイプがおすすめな
もうひとつの理由は、肘掛けの存在です。
肘掛けのありがたみは説明してきたとおりですが、
Culumはオプションのサイドテーブルを
のせることができます。
僕は読書し始めたら一歩も動きたくない
タイプなので、お菓子やら飲み物を手元に
置いておけるところもおすすめなポイントです。
culum unit sofaはこんな人におすすめです。
さて、そんな特徴を踏まえて
culum unit sofaをおすすめしたいのは、
- ソファーでも快適に読書を楽しみたい方。
- 色んな姿勢でくつろげるソファーをお探しの方。
- 長く使える家具をお探しの方。
です。
「ソファーは柔らかい方が良い!」という先入観を
持っていた僕ですが、culumのおかげで「硬い
ソファーも良いじゃん!」と考えるになりました。
ちなみに、culum unit sofaはカウチを含め
色んなタイプを組み合わせられるソファーなので、
気になった方はチェックしてみてくださいね。
読書がしやすいのは、
良い家具である証拠
読書がしたくなる3つのインテリア、
いかがでしたでしょうか?
読書がしたくなる、というのは単に読書に
向いているということだけでなく
「体に優しい良い家具」という証拠です。
今回ご紹介したチェアとソファーは、読書のためで
なくとも素敵なインテリアたちですので、機会が
あればぜひ一度腰掛けみてほしいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。