ラグの寿命の平均は?
交換時期の見極めポイントと長持ちさせるコツ
こんにちは。
店舗マネージャーの岩田です。
東京では涼しい時間帯がふえて、
少しずつ秋の気配が近づいてきました。
今回は、そんな季節の変わり目に見直したい
「ラグ」についてのお話です。
素材の心地よさだけでなく、ラグを敷くことには、
たくさんのメリットがあります。
- 生活空間を区別する
- 生活音を軽減する
- 気軽にコーディネートを変えられる
ラグは、居心地を良くする機能性があり、
コーディネートの印象も大きく左右する
インテリアに欠かせないアイテムです。
快適に使い続けるために、
交換のタイミングと長持ちさせるコツを
ご紹介していきます。
ラグの寿命は何年?
ラグは、どの素材も基本的には消耗品です。
いつかは交換するタイミングがやってきます。
しかし、交換のタイミングが見極めにくく、
なんとなく使い続けている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
まずは、基本的な「寿命」からお話したいと思います。
ラグの寿命の目安
ラグの寿命の目安は、短いもので2~3年、
長いもので5~10年といわれています。
しかし、素材の差やお手入れの頻度によって
差があるので、一概にお伝えすることは
とても難しいです。
例えば、店舗で展示しているラグマットは、
たくさんの方が土足で使用するので、
数か月ほどで劣化してしまう場合もあります。
そのため、寿命は「使用年数」よりも「状態」で
見極めることをおすすめします。
「使用感が損なわれてきたな、、」
と感じたら、状態をチェックしてみましょう。
判断基準は、後ほど詳しくご説明します。
ラグが長持ちする素材
できるだけ買い替えずに使い続けたい、、!
という方には、素材にこだわって
お選びいただくことをおすすめします。
一般的に、長持ちする素材は、
ナイロン>ウール>ポリプロピレン>ポリエステル>アクリル
の順になります。
リセノでも取り扱いのあるウール素材は、
天然素材ながら汚れに強く、復元力があるため、
簡単なお手入れで長くご愛用いただけます。
しかし、「洗濯したい」「ふわふわの毛並みが好き」
など、お好みはさまざま。
数年に1回、定期的に新しいラグを取り入れながら、
インテリアを楽しむのもいいですよね。
素材の特性を知って、
自分に合ったラグを見つけましょう。
ポリエステルや、アクリルなど化学繊維の特性を知って、自分にあった素材を選ぼう。
ラグの交換時期を判断する3つの目安
具体的に交換時期を判断するポイントは、
3つあります。
ご自宅のラグが、経年劣化で替え時を迎えていないか、
状態を確認してみましょう。
① 質感の変化を感じたとき/毛足のへたり
ラグは、毛足の長さに関係なく、
経年劣化によって毛並みがへたります。
「毛並みがへたる」とは、
使っているうちに毛並みが寝てしまったり、
汚れが原因で、毛が固まってしまう状態です。
定期的なお掃除とブラッシングで、
毛並みを起こすケアを重ねても復活が難しい場合は、
買い替えを検討しても良いタイミングです。
② 見た目の変化を感じたとき/色あせ、汚れ
ラグを長年使っていると、ほこりや皮脂などで、
黒ずみや黄ばみが出てきます。
汚れないように注意していても、
ラグは肌に直接触れるものなので、
付着することを防ぐのは難しいです。
私自身、ラグの上に置いていた家具を
動かしてみると、こんな色だったのか...!
とハッとした経験があります。。
洗っても落ちない汚れは、経年劣化に
よるものなので、色の変化を感じたら、
買い替えを検討してみましょう。
③ インテリアを見直すとき/引っ越し、模様替え
お引越しの際は、新しいお家の内装やレイアウトに
合わせ、買い替えを検討するタイミングです。
ラグは、適切なサイズを選ばなければ
コーディネート全体がアンバランスに見えるため、
とくに注意したいポイントのひとつです。
不要なラグは、引っ越し業者さんで
処分してくれることもあるので、
捨てやすいタイミングでもあります。
処分方法やサイズ選びにお悩みの方は、
ぜひこちらをご参考ください◎
ラグ・カーペットの処分方法は?手軽で安い捨て方ガイド
ラグサイズを選ぶ3つのポイント。レイアウト例もご紹介します。
また、模様替えの際には、ラグやカーテンなど
大きな面積を占めるファブリックの見直しから
始めると、印象をガラッと変えることができます。
お引越しをせずとも、床色まで打ち消すことが
できるので、気分転換にもおすすめです◎
【動画】センスのいらないインテリア|床の色を打ち消すコーディネートテクニックを学びましょう。
ラグを長持ちさせる3つのポイント
ラグは消耗品といえど、お気に入りのラグは、
出来るだけ長く大切に使いたいですよね。
最後に、ラグを長持ちさせるポイントを
ご紹介します。
① 定期的な掃除・洗濯
ラグが経年劣化する大きな原因は、汚れです。
ホコリや髪の毛・食べこぼしに加えて、
汗や皮脂など、様々な要因で日々汚れが
付着していきます。
これらを放っておくと、においや
ダニの発生にもつながりますので、
定期的な掃除・洗濯が欠かせません。
正しいお洗濯・お掃除方法が気になる方は、
ぜひこちらをご覧ください◎
ラグの正しい洗い方とは?自宅でも簡単にできる2つの方法
ラグの正しいお掃除方法とは? 自宅で簡単にできるお手入れ術をご紹介
② プロテクターによる事前ケア
汚れる前に、先手を打つことも長持ちの秘訣です。
リセノで販売しているイタリア生まれの
「ユニタス テキスタイルプロテクターW 400ml」は、
ファブリック製品に埃や皮脂汚れを付きづらくします。
適切な用量を吹きかけて、しっかりと乾かせば、
汚れが付きにくく、また取りやすい状態になります。
マイクロファイバーなどの吸水性の弱い素材のラグは、
スポンジに吹き付け、トントンと叩くように塗布すると
撥水効果が高まります。
ラグ以外にも、ソファーやダイニングチェアなど、
布製品に幅広く使用できるので、ぜひお試しください。
③ 季節に合わせたラグの模様替え
3つ目は、季節に合わせてラグを模様替えすることです。
夏:毛足が短く、さらっとした
コットンや麻のラグマット
冬:クッション性があり、
見た目にも温かなラグマット
といった使い分けをすると、快適なうえに使用期間が
短くなるので、傷みにくくなります。
使わないときは、くるくるっとまとめてしまえば、
省スペースで保管できるのが、ラグのいいところ。
交換時期は、本格的に季節が移り替わる前の
夏用ラグ:5~6月
冬用ラグ:10~11月
がおすすめです。
ラグを変えてインテリアを楽しむスタッフの様子は、
こちらからどうぞ。
お部屋の印象を変えるラグマットで、秋の模様替えを手軽に楽しもう。
ラグについてお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
今回は、ラグの交換時期と長持ちさせるポイント
について、ご紹介しました。
ラグは、デザイン・カラー・サイズ・素材と、
選択肢がとっても豊富なため、
迷ってしまいがちなアイテムです。
選び方に関しては、特集ページで詳しく
ご案内していますので、
ぜひご覧いただけますと幸いです。
暮らしにあったラグの選び方
また、直接スタッフへご相談をご希望の方は、
京都・東京・福岡の店舗スタッフ、
またはオンラインのプロサポートまで
お気軽にご相談くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。