お部屋の大きな面積を占めるラグマット。サイズで迷ったときに失敗しないための「基本のポイント」をご紹介します。
https://www.receno.com/pen/rags/u49/2023-09-06.php公開日 2023年10月06日(金)
更新日 2025年08月26日(火)
ラグの色の選び方とは?
カラーコーディネートの基本に沿ってご紹介
こんにちは。
Re:CENO FUKUOKAの濵田です。
ラグやカーテン等の多くの面積を占めるアイテムは
お部屋に与える印象も大きいため、
選ぶ際は注意が必要です。
今回は「色選び」の観点から、
ラグのおすすめの選び方をご紹介します。
色でお悩みがある方は、
是非最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
また、色選びと同時に、サイズ選びも大切。
サイズ選びに関する記事は、こちらからご覧ください。
ラグ選びの際に知っておきたい、配色の基本とは?
お部屋作りの際に、大きなポイントとなる配色。
基本を知らずに、好きな色ばかりを
なんとなく合わせていると、
ちぐはぐになってしまった...なんて経験が
ある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは2つの配色の基本をお伝えします。
まず、インテリアにおける
配色の黄金比率について。
それは、
ベースカラー 7割
メインカラー 2.5割
アクセントカラー 0.5割
と言われています。
ここでは、
ベースカラー:床、壁、天井など
メインカラー:ソファー、カーテン、ラグなど
アクセントカラー:クッション、雑貨類など
を意味します。
ラグは「メインカラー」となりますので、
お部屋の中の「2.5割」を占める色味との
統一がおすすめです。
例えば、こちらの写真では
ベースカラー:ナチュラル(壁や家具の木部)
メインカラー:ベージュ(ソファーカバーやラグ)
アクセントカラー:グリーン
を配色しています。
シンプルな中にも味わいがある
ナチュラルテイストなお部屋です。
この黄金比率を意識して配色するだけでも、
素敵な空間だと感じるお部屋を作ることができます。
次に、トーンの統一です。
トーンとは、色の明るさを指す「明度」と
鮮やかさを指す「彩度」を組み合わせた度合いのこと。
この「度合い」を統一することで
お部屋全体のまとまりがうまれます。
こちらの画像は、「トーン分類図」とよばれるもの。
例えば、落ち着いた「ダークトーン」の
雰囲気がお好きなのであれば、
インテリアを「ダークトーン」で統一すると
まとまりのあるお部屋が作れるということです。
配色の黄金比率とトーンの統一は
インテリアの配色の基本。
ラグに限らず、色選びの際は
配色の基本をご参考にしてみてください。
落ち着いた雰囲気を作るという
ナチュラルヴィンテージスタイルでコーディネートする際は、「グレイッシュトーン」に近い色味で統一しています。
ラグの色の選び方3選
ここからは
インテリアの配色の基本を押さえたうえで、
ラグの色の選び方を3つお伝えします。
ご紹介するのは、この3つ。
- 床の色と合わせる。
- カーテンの色に合わせる。
- 作りたいお部屋のイメージに合わせる。
一つずつ見ていきましょう。
① 床の色に合わせる。
1つ目は「床の色に合わせる」方法。
ラグを床の色と似ている色で選ぶと
空間に馴染みやすく、
家具やその他のインテリアが引き立ちます。
例えば、こちらの画像では、
床の色に近いベージュのラグを敷いています。
この場合、ラグにはあまり目が行かず、
壁に飾っているアートや植物に注目しますよね。
お気に入りのアイテムを目立たせたい!という方に
おすすめの選び方です。
② カーテンの色に合わせる。
2つ目は「カーテンの色に合わせる」方法です。
冒頭でもお伝えしましたが、
ラグとカーテンはお部屋の中でも
大きな面積を占めるアイテム。
この2つのアイテムの色やトーンが揃っていると、
全体が調和し、インテリアがまとまって見えます。
こちらの写真では、ラグもカーテンも
明るいベージュで揃っています。
こうすることで、家具の色味が際立ち、
お部屋の世界観がぐっと伝わってきませんか?
先程の床の色と合わせる方法と同じように
全体の統一感を持たせつつ、
別のアイテムを引き立たせたい場合におすすめです。
こちらの動画でも詳しく解説しておりますので、
是非ご参考にしてみてください。
リセノが提案する「ナチュラルヴィンテージテイスト」を解説。第3回目は「トーンを抑えた統一感のあるインテリアアイテム」を紐解きます。
https://www.receno.com/pen/howtonv/u4/2022-02-10.php③ 作りたいお部屋のイメージに合わせる。
3つ目は、
「作りたいお部屋のイメージに合わせる」方法。
ナチュラル、モダン、メンズライクやポップなど
人によって、好みのインテリアスタイルは様々です。
ですので、自分の作りたいお部屋の
イメージに合わせてラグを選ぶのも一つです。
こちらはお子様のお部屋で、
ポップな雰囲気にしたい例で、
明るめのイエローを選んでいます。
ラグがイエローだと、
元気で活発な印象になり、明るいお部屋になります。
また、こちらは少し落ち着いた
ヴィンテージ風なコーディネートにしています。
赤みのあるブラウンの家具とも相性が良く、
ラグマットにアンティークのようなデザインのものを
選ぶことにより、深みのある空間に。
このように、明るい色のラグを選ばれる場合にも、
「トーンを統一する」を意識するようにすると
お部屋のイメージを損なうことなく、理想の空間を
作ることができます。
ナチュラルヴィンテージにおける2つの配色パターン
ここからは、カラーのお話に戻るのですが、
リセノが提唱している
ナチュラルヴィンテージスタイルにおける、
おすすめの配色パターンをご紹介します。
ご紹介するのは、この2つのパターン。
- 「類似色」配色
- 「無彩色」を使った配色
文字だけ見ても伝わりづらいため、解説いたします。
① 類似色配色
1つ目は「類似色」配色です。
類似色配色とは、色相環で近い場所にある色相の
色を組み合わせる配色のこと。
例えば、「黄色」を軸にすると
隣合う「オレンジ」と「黄緑」が
類似色となりますので、
この3色を組み合わせるということです。
類似色配色の特徴はこちら。
・色味が調和し、統一感が生まれる。
・まとまった印象の中でも、少し色味の変化をもたせられる。
こちらのコーディネートは
「ダークトーン」で黄色の類似色(オレンジ、黃緑)を
用いた配色になります。
全体的に落ち着きがあり、
温かみを感じるほっこりしたコーディネート。
床やブラインドの色とラグの色が同じなので、
お部屋全体がまとまって見えます。
類似色配色について、動画でも解説しておりますので、
興味のある方はご覧ください。
お部屋になじみやすく、安心感のある印象を持つ「類似色」の配色コーディネートをレクチャーします。
https://www.receno.com/pen/knowhow/u26/2018-01-04.php② 無彩色を取り入れた配色
2つ目は、ホワイトやグレー、ブラックなどの
無彩色と有彩色の色を組み合わせる配色です。
無彩色は漢字の通り、彩りの無い色。
基本的にどの色と合わせても上手く調和します。
無彩色を取り入れた配色の特徴はこちら。
・無彩色は特定の色を持たないため、どの有彩色と組み合わせてもうまくまとまる。
・他の色を引き立てる。
・空間全体を引き締めたり、緩めたりしてくれる。
ライトグレーは、ほんのり空間を引き締める効果があります。
ダークグレーはぐっと落ち着いた印象を作ります。
類似色配色も、無彩色を取り入れた配色も
失敗が少ない配色方法。
「色を取り入れてみたいけど、うまく馴染むか心配」
という方は是非試してみてください。
【番外編】ナチュラルヴィンテージにおける色選び
リセノが提唱する
ナチュラルヴィンテージスタイルでは、
アースカラーと無彩色を
組み合わせることが多いです。
アースカラーは木や土、植物など
自然のものをイメージした色のこと。
これらの色の配色は、統一感をもたせた
リラックスしやすい空間を作るのにぴったりです。
ナチュラルヴィンテージスタイルがお好きな方が、
色味のあるアイテムを入れる場合は、
アースカラーから選ぶことをおすすめします。
「床色」が変われば、お部屋の印象を大きく変えることができます。
https://www.receno.com/pen/vasestyling/u4/2024-10-11.phpラグの色の選び方を知って、
お部屋のコーディネートを楽しみましょう。
いかがでしたか?
今後のラグ選びのご参考になると嬉しいです。
最後に本日の内容をおさらいします。
インテリアの配色の基本は、
- 黄金比率:「ベースカラー 7:メインカラー 2.5:アクセントカラー 0.5 」を意識する
- 「トーンの統一」を守る
ラグの色の3つの選び方は、
- 床の色に合わせる
- カーテンの色に合わせる
- 作りたいお部屋のイメージに合わせる
ナチュラルヴィンテージにおける
2つの配色パターンは、
- 「類似色」配色
- 「無彩色」を取り入れた配色(カラーを取り入れる場合はアースカラーがおすすめ)
でした。
配色を意識してコーディネートをするだけでも
素敵なお部屋になりますので、
ご自身に適したラグの選び方を知って、
インテリアコーディネートを楽しんでくださいね。
ラグやコーディネートのお悩みがございましたら、
お気軽にご相談いただけると嬉しいです。
インテリアの「色選び」については、
こちらのマガジンもあわせてご覧ください◎
夏らしい色を添えて、お部屋で季節感を楽しみましょう。
https://www.receno.com/pen/coordinate/u83/2025-08-18.phpお部屋の主役であるソファー。失敗しない色選びのポイントをご紹介します。
https://www.receno.com/pen/sofas/u62/2024-11-05.php過ごし方に合ったカーテンをお迎えして、より快適なお部屋に。
https://www.receno.com/pen/windows/u81/2024-06-25.php
それではまた。

























お客様係 森田
商品部 大原
リセノ品質管理部
編集部 増田
お客様係 山崎
元京都店 舌