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ポータブル照明「SIENI TABLE LIGHT」の企画経緯と
コンセプト設計についてお話します。

こんにちは。ヤマモトです。

Re:CENO productから、初となるテーブルライトを
リリースします。

丸みのあるオーク材のベースと、自然素材のジュート
のシェードを組み合わせた、かわいい意匠のテーブル
ライトです。

かわいらしい意匠ですが、生活の「不」を解消する
ための工夫をしっかりと入れています。

本日のマガジンでは、この新作テーブルライトの企画
経緯とコンセプト設計を紐解いていこうと思います。

ダイニングテーブルに、やさしい灯りを。
バッテリー内蔵の「コードレス調光ライト」

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みなさんは、おしゃれなバーなどで、テーブルの上に
キャンドルが灯されていて、暗めの空間で、お酒を
飲んだという経験はありますか?

もしくは、キャンプなどで焚き火をしたり、ランタン
の光だけで夜を過ごしたという経験はありますか?

僕もとっても稀にそういう経験をしますが、どちらも
非日常的で、素敵ですよね。

どちらにも共通するのは「暗い空間に、柔らかな灯り」
があるということです。

この状態は、自然と人の心をリラックスさせる効果が
あるそうです。

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たしかに、キャンプなどで焚き火を囲んだりすると、
普段は話せないようなことを、お互いに言い合えたり
しますよね。

落ち着いた雰囲気のバーでは、1人でもゆっくりと
時間を過ごせます。

以前のマガジンでも、普段暮らしている灯りは、実は
明るすぎるということを書きました。

「BRASS FLOOR LIGHT」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。

忙しい毎日だからこそ、たまにはゆっくり落ち着いた
状態で食事をとることは、とても大事なことです。

ただ、おしゃれなバーや、キャンプに頻繁に行くこと
は難しいですし、自宅でわざわざキャンドルを灯すの
も、頻繁にとなると、ちょっと大げさな気もします。

「素敵なのは分かってるけど、なかなかねぇ。」

というのが、僕の気持ちです。

だからこそ「やさしい灯りで、リラックスした食事」
を気軽に実現するために「自宅のダイニングに置けて、
ゆっくり落ち着いて過ごせる様な照明」が欲しいなぁ
と思ったのが、企画のはじまりでした。

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ただ、普通のテーブルライトは、ダイニングテーブル
には置くには、適しません。

なぜなら、コードがあるので、邪魔になるからです。

ダイニングの様に、壁に接していない場所に置くには
コードがない照明が必要です。

いろいろとお店や雑誌を見ながら、コードのない照明
を探していくと、世の中に「コードのない照明」が
無いかというと、そうでもありません。

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例えば「BALMUDA The Lantern」は、充電式の照明です。

また、北欧の名作照明で有名な「Panthella Portable」
という照明も、充電式のテーブルライトです。

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そのほかにもいろいろと見つかるには、見つかります。

ただ、これらの照明を見て僕が感じるのは、できる事
なら、アウトドアのものをダイニングに置きたくない
のと、見た目的にも、金属的なものではないのが
好みだなということ。

また、他の部屋で使うことも想定すると、他の家具と
も馴染みやすい「木の照明」がいいなという風にも
思ったりします。

ほんの少しのフィーリングの相違ではありますが、
なかなかに、これが世の中にはありません。

つまりありそうでない

  • ダイニングテーブルに置ける
  • 他のいろんな部屋に持ち運べる
  • 木を使った意匠

という点を叶えるものを作ろうということで、試作が
スタートしたのでした。

見た目は「家具」ですが、中身は「家電」と
いう新たなアプローチをしました。

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このテーブルライトのもうひとつの特徴は、無段階に
明るさを調整できることです。

正面についている真鍮のスムースダイヤルを回す事で
無段階に調光することが可能です。

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ぽってりと丸い木製部分の中にバッテリーが仕込んで
あり、そのバッテリーの出力を調整することにより、
調光することが可能です。

20211021125123.jpg

バッテリー部分は、見た目にはまったく見えません
から、見た目は「家具」ですが、中身は「家電」の
仕組みで、生活を良くするために、テクノロジーを
取り入れるという、非常に現代的なアプローチです。

ちなみに、この照明は価格を抑えるために海外工場で
生産していますが、最初に生産工場に打診した際には、
初回のミニマムロットが1,000台からという回答があり
ました。

家具の場合は、通常初回ロットは30~50台ですから、
その約10倍の量を作るということです。

「それはさすがに、、、怖いな。。。」というのが
僕の本音で、一緒にモノづくりをしている担当さんも
「これはムリですよね。他の工場を探してみますね。」
という連絡が来ていました。

ただ、生産工場を一から探し出せば、時間もかかるし、
やってくれるところが見つかるとも限りません。
そもそも企画が実現しない可能性が高くなります。

また、ロットを小さくすると、必ずといっていいほど
価格に跳ね返ってきてしまいます。

「この照明が実現すれば、自宅での夕食がきっと
 素敵なものになるはず。」
「忙しい毎日に、自宅時間をもっと素敵にしたい方に
 きっと受け入れてもらえるはず。」

と思い、意を決して、発注を入れることにしました。

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その後の交渉により、なんとか500台でなら受けます
という打診を生産工場からいただき、いよいよ試作
が開始したのでした。

初回台数を多く発注したおかげか、価格についても、
通常のコンセント型照明と変わりないところまで落と
せましたし、そこに「充電式」「無段階調光」の機能
が付けられたので、とても良い製品に仕上がりました。

あとは、なんとか、みなさんに受け入れていただける
ことを祈るのみです(汗)

「無段階調光」機能で、
いろんなシーンにフィットします。

20211021-02.jpg

さて、話が少し脱線しましたので、戻しましょう。

無段階の調光機能の良いところは、明るくも、暗くも
できるという都合のよさです。

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例えば、ベッドサイドに置けば、寝る前の本を
読むときは明るくして使えますし、

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寝る時には、暗くして、常夜灯のようにも使えます。

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ソファーサイドに置いて、リビングを雰囲気良く照らす
多灯照明の一翼を担ってもらってもいいですね。

20211022-13.jpg

玄関にチェアなどを置いて、ぽっと明るい光で人を
出迎えるのも良いと思います。
コードがないと美しいです。

つまりは、いろんな場所で、いろんな用途に使えます。

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ちなみに、明るさは最大120ルーメンです。

電球と比較したところ、おおよそ20Wくらいの明るさ
の照明と同じくらいの優しい明るさでした。

充電コードとコンセントタップも付属してますので、
移動させて使わない方は、常時接続もできます。

「オーク無垢材×ジュート」で、
ぽてんとしたかわいさに。

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さて、見た目の意匠デザインについても、こだわった
ポイントをご紹介しましょう。

意匠デザインは、ヴィンテージ家具にも合うような
イメージで「丸っこくて、ぽてっと」したフォルムに
デザインしました。

ちなみに、製品名の「SIENI(シエニ)」は、フィン
ランド語で「きのこ」のことです。

いろんな場所になじむかわいいフォルムにできたと
思います。

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また、シェードの素材にもこだわりました。

自然なディテール感を感じられるように、ジュートと
コットンの混合生地を採用しています。

「ジュート」とは、いわゆる麻の一種です。

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洋服などで使用される麻とは種類が異なり、独特の
ざらざらとした触感が特徴の麻です。

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一般的にシェードに使われるものよりもディテール感
が強く、日中の灯りを消しているときにも、お部屋の
インテリアとして素敵なものに仕上げました。

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また、シェードは、いろんな角度に振れるように
4つのツメで支えています。

角度を保つために、ツメの形状を数回試作し、ようやく
適度な強さを得ることができました。
ここは、地味に苦労しました。

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これにより、より手元を照らしたいときには、手前を
あげて照明部分を出すことによって、さらに明るく
照らすことができます。

充電は、マイクロUSBで行います。

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充電は、付属のマイクロUSBコードで行います。
もちろん、市販のものもお使いいただけます。

5時間のフル充電で、6.5~60時間使えますので、
夕食 ~ リビング ~ 寝室といった感じで、持ち運び
んで、いろんな部屋で使うことも可能です。

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充電中は青く点滅し、完了すると青点灯に変わるので
充電状況も一目でわかります。

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また、置く場所を固定するイメージで使われる方は、
通常の照明のように、コンセントにつないだまま
使っていただくことも可能です。

20211022-7.jpg

ちなみに電球部分は一体型LEDで、40,000時間程度は
持つ計算です。

1日10時間点灯させても、10年はもつ計算ですので、
長くご愛用いただければと思います。

こだわりを詰め込んだ「SIENI TABLE LIGHT」
2021年10月27日より予約発売を開始します。

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というわけで、新作照明の企画経緯とコンセプト設計
を紐解きました。

リセノでは、多灯照明でお部屋を照らすということを
推奨しています。

暮らしにあった照明の選び方

落ち着きのある照明計画は、仕事や学校、家事終わり
にほっと一息つきたい夜を、ぐっと快適なものに
変えてくれます。

その中でも、滞在時間の長いダイニングの居心地を、
良くしてくれる世の中にない製品が完成しました。

ぜひとも、自宅を素敵なバーような、週末のキャンプ
のような、ゆったりとリラックスできる空間にする為
のアイテムとして取り入れてもらえればと思います。

10月27日オンラインにて予約販売を開始しまして、
東京店・京都店の展示も含めて、お届けできるのは
12月中旬を予定しています。

ぜひ、楽しみにお待ちいただければと思います。

Re:CENO product|SIENI TABLE LIGHT

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