&Premium(アンドプレミアム)no.15
こんにちは。ののむらです。
今日のマガジンは、スタッフの
オススメ本紹介第4回目。
前回に引き続き、「&premium」最新号の中から
気になる記事をピックアップして、
ご紹介していきたいと思います。
今月号のテーマは『本屋が好き。』
このテーマを見ただけで、
何だかワクワクしてきました。
というのも、私も本屋が大好きなんです。
私にとって本屋は、
何も用事がなくても、仕事帰りや
買い物途中についついフラッと
立ち寄りたくなってしまう場所。
この本が欲しい!と思って
探しに行くこともありますが、
大抵はふら~っと立ち寄って、
色んなジャンルの雑誌を見たり、
インテリア本や、料理本など、
その時気になった本を手に取って
読むことがほとんどです。
そういう時に、思わぬ良い情報が
得られたり、素敵な本に巡り会ったり
することが多いんですよね。
ちょっとだけ寄って帰るつもりだったのが、
時間を忘れて読み耽ってしまい、
後で時計を見てびっくり・・・
なんてこともしょっちゅうです。
本を軸としたライフスタイルショップ『誠品書店』
今回の&premiumには、
素敵な本屋がたくさん紹介されていました。
その中でも私が気になったのは、
こちらの写真のお店。
何だか上品でモダンな雰囲気が
漂っていますよね。
実はこのお店、日本のお店ではなく、
台湾にある『誠品書店』という
本屋さんなんです。
現在40店舗以上も展開していて、
台湾を代表する、とても有名な
お店なんだそうですよ。
私の中では、台湾のイメージというと、
小籠包などの飲茶や、夜市に出ているB級グルメ、
かき氷やタピオカドリンクなど・・・
台湾と言えば、
『美味しいものがたくさんある、グルメの街』
といった印象が強かったのですが、
グルメ意外にもこんなお洒落な
本屋さんがあったんですね。
今回の記事を読むまで、
全く知りませんでした。
このお店の面白いところは、
本屋でありながら、本以外の
あらゆるジャンルの商品がたくさん
販売されているところ。
アパレル製品やクラフト品、海外で
買い付けた日用品や、台湾名産の「茶」を
提案するカフェが入っていたり・・・
まるでショッピングモールの様な
造りになっていて、お客さんが
自由にフロア内を行き来できるように
なっているそうです。
言わば、
『本を軸としたライフスタイルショップ』
といったイメージ。
料理本コーナーでは、備え付けキッチンで
シェフが実演したり、美術本コーナーには、
実際にアート作品が飾ってあるなど、
各コーナーに色んな仕掛けが施されている所も、
何だか興味をそそられます。
台湾オリジナルの貴重な豆を使った『Alisan Coffee』
誠品書店に入っている、様々なお店の
写真を見ていると、1枚の写真が目に留まりました。
<Alisan Coffee>というコーヒーショップです。
普段から自分でドリップするぐらい
コーヒーが好きだということもあって、
「台湾のコーヒーって一体どんな味がするんだろう?」
と気になったので、色々調べてみることにしました。
このお店で取り扱うコーヒーは、
阿里山山脈で栽培された豆のみを使用していて、
ミルクチョコやキャラメルのような、
強い甘みが特徴なんだそうです。
さらに、農薬や化学肥料などは一切使わず、
栽培から収穫までを、全て手作業で
行っているというこだわりっぷり。
そのため、生産量は少なく、数年前までは、
現地の極一部の人達しか飲まれていなかった
そうですよ。
そんな希少価値の高いコーヒー豆を
焙煎しているのは、なんと日本人の
伊藤篤臣さんという方。
農園の選定や仕入れ、焙煎、
パッケージなどもこだわり抜いて
<Alisan Coffee>を作り上げてきた方です。
てっきり遠く離れた台湾だけの
特別なコーヒーショップかと思っていたら、
日本人の方が深く関わっておられたんですね。
そんな背景を知ると、ますます
阿里山コーヒーが飲みたくなってきました。
でも台湾まで行くのは遠いし・・・
取り寄せるのもちょっと手間だな・・・
なんて思っていたら、日本でも
<Alisan Coffee>のコーヒーを飲める
カフェがあったんです。
ここは、アパレルショップに併設されている
カフェで、驚いたことに、私も何度か
洋服を見に入ったことのあるお店でした。
&premiumに載っていた、
ほんの一部の小さな写真から、
こんな身近なショップに辿り着けるなんて・・・
大阪だったら、すぐに行ける距離なので、
今度時間がある時に、ぜひ飲みに行ってみたいと
思います。
『世界で最も美しい書店20』に選ばれたお店『VVG Something』
それから、もう一つ気になった本屋が
『VVG Something』。
このお店も、台湾にある本屋さんです。
2012年の、米国カルチャーサイト
「Flavor wire.com」で、
"世界で最も美しい書店20"
に選ばれたことのある、話題の
お店でもあります。
そんな世界的に有名な本屋さんって
どんなところなのか気になりますよね。
お店自体は、路地裏の一角にある、
入り口から奥まで見渡せる
こじんまりとした佇まい。
お店の名前でもある"something"という
言葉の通り、雑貨や文具、日用品など、
あらゆる商品を取り揃えているそうです。
書籍は、オーナーさんが世界を
飛び回って見つけてきたもので、
中国やイギリスのものに加え、
日本の書籍も取り扱われているんだとか。
写真のデスクの上に飾られているのは、
「暮しの手帖」の60年代のもの。
こんな古い日本の雑誌を、台湾の書店で
取り扱っているなんてびっくりですよね。
しかも、ディスプレイに使われている
家具なんかも、古書の雰囲気に合った
アンティーク風のコーディネート
になっていて、とっても素敵です。
お店の奥には小さなカフェスペースがあり、
店員さんがレジをしながら、
コーヒーを淹れてくれるんだそう。
やっぱり読書にコーヒーって
かかせないですよね。
本だけでなく、あらゆるジャンルの
商品が販売されているところは、
先ほどご紹介した『誠品書店』と似ていますが、
総合書店チェーンとして、幅広い品揃えで
大きな空間を提供する誠品書店に対し、
こちらのお店は、個人オーナーの鋭い視点と
センスが光る、小さく綿密な空間と言えますね。
この他にも、系列店の「VVG Thinking」
というお店も紹介されていました。
こちらは、戦前に建てられた工場地区の
倉庫を改装し、1階にカフェ/レストラン、
2階は5000冊の書籍を売るスペースに
なっているそうです。
赤レンガをそのまま活かして作られた
お店は、ヴィンテージ家具や古書と
マッチしていて、「VVG」の世界観が
溢れています。
私の住む京都でも、古いレンガ造りの建物
を改装したお店がいくつもありますが、
レトロで落ち着きのある空間がとても好きです。
そういう場所の本屋さんなら、
ゆっくり自分と向き合って、
特別な一冊を見つけられそうですね。
海外の素敵な本屋さんに思いをめぐらせて
今回は、&premiumに掲載されていた、
台湾の素敵な本屋さんを
ご紹介させて頂きました。
今は本屋と言っても、本だけを
販売するのではなく、雑貨を売っていたり
カフェが併設されていたり、
色んな形態のお店があるんですね。
何より、台湾にこんな最先端の
お洒落な本屋さんがあったなんて、
ちょっとした衝撃でした。
今まで、台湾については正直あまり
関心がなかったのですが、行ったことのない国へ
行きたくさせてくれるような、お店のチョイスや
紹介の仕方は、やはり&premiumだからこそ。
いつも新たな発見を与えてくれたり、
好奇心を掻き立たせてくれる、
そんな雑誌です。
今回知った台湾の本屋さんへも、
いつか行って、ほっこりコーヒーでも
飲みながら、過ごしてみたいなぁ・・・
みなさんもぜひ、一度手に取って
読んでみてくださいね。
きっとわくわくするような情報に
出会えるはずです。