お気に入りの一冊を持って、カフェでゆっくり休日を。
こんにちは。
Re:CENO京都店のスズキです。
雨続きだった毎日。
このところ、私の休日はいつも雨で、お花見なんて
春らしい事もできず、なんだか気持ちもソワソワ
とした日が続いていました。
ですが、やっとこの間のお休みの日に、
晴れてくれたので、
『今日は外に出て、のんびり自分だけの好きな
時間を過ごすんだ~!』
と決めました。
今日は、のんびりとした私の休日の過ごし方に、
ほんの少しお付き合いください。
京都の桜は、しだれ桜が満開です。
今日は、外に繰り出すぞ~!と、意気込んでいた
私ですが、まだやっぱり外に出ると、少し肌寒い。
なので、お気に入りの本を持って、お散歩がてら
カフェでのんびりと過ごす事に決めました。
ちゃんと季節を肌で感じたいから、できるだけ
歩いて目的地に行くようにしています。
目的地のカフェまでの途中にある京都の高野川。
鴨川ほど、立派で有名な川じゃないけど、
春には桜がたくさんで、夏には蛍もいたり、
私は大好きな川です。
今は、雨でだいぶ散ってしまったけど、
桜もまだ少し残っていました。
後ろに見える大きな山は、滋賀と京都の間に
そびえる比叡山です。
川沿いの桜は、だいぶ散ってきていたけれど、
まだ満開の桜もありました。
しだれ桜は、4月の中旬がちょうど見頃とのこと。
まだ、しばらくの間は楽しませてくれそうです。
今日のカフェでの過ごし方は、お気に入りの本を持っていくこと。
そして、歩くこと30分ほど。
私のお気に入りのカフェに到着。
外の景色が見える席に座ります。
たまたま、前の席にお客さんが居なかったので、
なんだか自分だけの特等席になったようで、
嬉しい気分。
あったかいカフェオレを頼んで、しばらくボーっ
と店内を見たり、外の景色を眺めたり。
それだけでも、心が充電されていくような感じ。
香ばしい匂いを放ちながら、カフェオレがやってきました。
小ぶりな深めの青磁色に、白の模様の入ったカップ。
どこのものかは、お店の人に聞きそびれてしまった
けれど、とってもステキ。
ソーサーは、アンティーク品のようです。
ホッと一口飲むと、またまた心の充電が
満たされていきます。
今日のカフェでの過ごし方は、お気に入りの本を
持って、のんびり過ごす事。
家からもってきた本はこちら。
『ミナを着て旅に出よう』-皆川明-
知っている方もいらっしゃるかと思いますが、
皆川明さんは、アパレルブランドの
『mina perhpnen』のデザイナーです。
なぜ、私がこの本をお気に入りかというと、
もともとミナのデザインが好きだったという事も
ありますが、その皆川明さんのデザインする
テキスタイルって、どこか北欧を感じるんですよね。
そのルーツが知りたくて、手に取ったのがこの本。
内容は、皆川明さんが、ファッション業界に入る
きっかけとなった留学時のお話。
そして、魚市場で働きながら、ブランドを立ち上げ
どのようなポリシーを持ってクリエイトしているのか。
など、簡単な伝記のような本なのですが、
それがとっても皆川さんの作るデザインや人柄に
しっくり。なぜ北欧と通じるデザインのテキスタイル
が生み出されるのか、何となくわかってきました。
デザインだけでなく、皆川明さんの人の魅力も
たっぷり伝わってきます。
日本のデザインと、北欧インテリアのコラボレーション
だけど、この本インテリアと関係無いんじゃない?
と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
実はそうでもないのです。
皆川明さんは、近年、北欧のインテリアブランド
のartekや、ハンス・ウェグナー、ヤコブセンの
デザインとコラボした家具も発表されています。
実は、その中でも私も1つだけ持っている家具が
あります。
それが、artekのチェア69のヴィンテージに、
ミナの張地を使用したもの。
自分のご褒美に、思い切って買ったものです。
一生のお気に入りだと思っています。
北欧家具のデザインに、ぴったりのテキスタイル
ですよね。
artekでは、一度役目を終えた家具たちを
『使いこなす程、良くなっていく』と考え、
セカンドサイクルとして生まれ変わらせる活動
も行っています。
世代を超えて、受け継がれていく家具たち。
傷も含め、良い味になって、家具の価値を
高めてくれます。
このチェアが来てからというもの、私の中での
北欧インテリア熱は、ますます高まって、ミナも
より好きになりました。
すっかりお気に入りとなったこのチェア。
この本の名前と同じように、新しい旅立ちの時には、
このチェアを連れて、そして、ミナの服を着ていこう
と考えています。
今日は、私のちょっと息抜きの一日をご紹介しました。
みなさんも週末には、お気に入りのカフェで、
お気に入りの一冊を持って、時間をゆっくり過ごされ
てはいかがでしょうか。