「洗えないのに、どうすればいいの?」
ソファやラグなどのお手入れ方法についてご紹介いたします。
こんにちは。
Re:CENO KYOTO セキです。
今回は店頭でもよくお問い合わせをいただく、
家具のお手入れについて、お話ししたいと思います。
中でも、ファブリックアイテムのお手入れについて
多く聞かれますので、今回はソファやカーテン、
ラグなど、布地タイプのメンテナンス方法を
ご紹介いたします。
お手入れについて
「家具のお手入れって、結構大変なんでしょ?」
というお声をよくいただくのですが、
コツさえ掴んでしまえば、結構簡単なんです。
確かに、忙しい毎日の中で《そこ》にあまり時間を
使えないものだし、大変・面倒っていうイメージが
先行して、作業がおっくうになるという
ケースが大半だと思います。
でも、家具も服や靴と同じ消耗品なので、適度に
適切なメンテナンスと予防がされていないと、
状態劣化や家具の寿命を縮めてしまう事になります。
そこで、今回は「気に入ってたのに〜。。」
と、お気に入りアイテムがダメになってしまう前に
ぜひ、お試しいただきたいお手軽な
メンテナンス方法をご紹介いたします。
では、早速いってみましょう。
用意するもの
今回メンテナンスに使用するのは、インテリアの
メンテナンスアイテムを開発しているユニタス社の
Textile MASTER / Textile Careを使用します。
UNITERS Textile Care for Natural Fibres ¥4,104-
こちらはコットン・麻・ウール・シルクなどの
天然繊維向けのお手入れキットです。
中には汚れを落とす《テキスタイルクリーナー N》
汚れを予防する《テキスタイルプロテクター W》の
2本のスプレーと、スポンジと布巾が入っています。
ソファなどでは最近カバーリングタイプ仕様の物も
多くなってきましたが、ちょっとした汚れの為に
全部剥がして洗って、というのも中々大変ですよね。
なので今回は、簡単に出来るメンテナンスの方法を
ご紹介いたします。
① 生地に吹きかける
汚れを落とすのには、
テキスタイルクリーナー Nを使います。
使用前に容器をよく振り、30cm程離れた所から、
箇所にめがけて軽く湿るぐらいに吹きかけます。
ここでポイント!
クリーナーをかける前に、ステッチやシワ部分に
入り込んだホコリなどは掃除機などで
吸い取っておきましょう。
コロコロは、手軽でかけやすいのですが、
かけすぎると表面の毛羽立ちの原因などにも
なりますので、注意しましょう。
② 汚れを拭き取る
スプレーをかけ終えたら、
付属の布巾をぬるま湯で湿らして絞ったら、
表面を丁寧に拭き取っていきます。
この時、布巾に汚れが移ったらぬるま湯で布巾を
キレイにしてから拭き直すようにしましょう。
あとは汚れが落ちるまでこの作業を繰り返します。
この黒ずんだ部分が汚れとなります。
案外、表面上はキレイに見えても、ホコリや
人の油分が見えない汚れとなっているんです。
大きな範囲を行う場合は、乾いてしまうので
一度に一気にせず、30cmぐらいの間隔を空けて
行うと良いでしょう。
また、「やってしまった・・・」系の飲み物こぼれ
などのシミ汚れの場合は、スポンジにスプレーを
吹きかけ、シミ部分を叩いたり押さえたりし、
吸水性のあるキッチンペーパーなどで拭き取ります。
下記に画像を添えて、順に見ていきましょう。
「あぁ、やってしまった。。」
さすがに家具に醤油はこぼせなかったので、布きれ
で試してみます。
スポンジにクリーナーを拭きかけて、
汚れの箇所をトントンと押したり離したりして、
吸水性のあるペーパーなどで、汚れを吸い取ります。
「めっちゃキレイになりましたー!」
汚れが付着してすぐの処理であれば、
ここまで汚れを取る事が出来ます。
汚れが付いてしばらくたった箇所や、
頑固汚れなどには、何度か繰り返し
お試しいただく事をオススメします。
そして最後に、先ほどと同じように湿らした布巾を
ゆすぎながら、汚れた部分のクリーナーを丁寧に
拭き取っていきます。
③ 汚れを保護する
今度はキレイになった状態を保つ為に、
保護スプレーを使います。
この作業は先ほどの汚れを拭き取り、箇所が湿った
状態からでも行うことが可能です。
先ほどとは違う方のテキスタイルプロテクター Wを
よく降り、直接全体に均等に吹き付けていきます。
ここでポイント!
吹き付ける時に、繊維の縦と横の両方向から行うと、
よりしっかり汚れをガードしてくれます。
でも、誤って汚れの上からプロテクターを使って
しまうと、その汚れがかなり取れにくくなるので、
使う前には汚れが無いか確認した方が安全です笑
また、マイクロファイバーなどの吸水性の弱い素材
の場合は、スポンジに吹き付け、
トントンと叩くように塗布してください。
あとは乾くまで待ち、乾ききったら仕上げに
掃除機をかけて作業完了です。
クリーナーが無い場合のお手入れ方法
ここで聞こえてきそうなのは、
「汚れたけど、クリーナーなんか持ってない!」
という方へ。
ご安心ください!
工程①から②はご自宅にある物でも代用出来ます。
台所用洗剤か中性洗剤を水で十分に薄め、
キレイな布巾に染み込ませて適度な力でトントン
叩くように拭き取っていきます。
汚れの色が薄くなってきたら、
今度はキレイな布巾で拭きあげていきます。
少々古典的なやり方ですが、このやり方でも
ある程度の汚れを落とす事が出来ます。
保護に関しては、市販されている撥水スプレー等を
ご使用前にお使いいただくのがオススメです。
※生地によって向き不向きがありますので、
ご使用前に使用されるスプレーなどの詳細をご確認ください。
撥水加工
生地の表面にフッ素樹脂などを付着・固着させて
水をはじく加工法。
水圧がかかり過ぎると水は染みてしまいますが、
防水加工に比べて通気性や防予効果が高いのが特徴。
やっておいて絶対損は無い
いかがでしたでしょうか。
全体を通して、作業自体は約15分程で出来ました。
このユニタス社のメンテナンスキットは、
従来の作業時間をはるかに短縮してくれて、
その効果も間違いなしです。
スプレー1本で、1人掛けソファ約6脚分も使え、
大きなサイズのソファやラグにも使えるので、
とてもオススメです。
今回使用したユニタス社のメンテナンスキットは
他にもレザーや合皮用タイプもあるので、
皆さんも一度、今使われているアイテムを
キレイにしてみませんか?
思ってる以上に汚れていたりする物ですよ。
木材家具のメンテナンス方法も、以前にご紹介
していますので、お手入れにお困りの方などは、
こちらも合わせてお読みください。
とっても簡単♪蜜蝋ワックスで、オイルフィニッシュ家具をメンテナンスしよう。
無垢家具の傷を補修してみよう。
各メンテナンスキットは現在京都店・東京店ともに
店頭にて販売中ですので、お手入れにお困りの方や、
気になられた方は、店頭にてスタッフまでお声掛け
くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。